日々の戯れ

鈴柩の頼りない脳細胞に代わる記憶

六角形の水の結晶

2008-03-08 | 分子模型図鑑

昨日の氷の結晶が六角形になった理由を考える

分子から考えてみよう

水の分子はこんな形をしている

Photo

酸素を挟んで2つの水素原子が

104.5度の角度で結びついている

分子内の電子密度は均一ではなく

酸素にひっぱられて酸素側がマイナス

水素側がプラスにチャージしている

これはちっちゃな磁石のようなもので

磁石をいっぱい一緒にすれば

ぐちゃっと極を揃えてくっつくように

水分子も凍るときに規則正しく並んでいく

Ice

その規則正しい結晶構造は十数種類見つかっているが

オーソドックスなものは上の図のように

六角形を基本としているのだ

立体としてみれば六角柱である

この時結合の角度はおよそ109度まで広がる

Photo_2

六角柱を基本としてどんどん水分子が繋がっていき

六角柱の氷の結晶ができあがっているのだ

では雪印のような

樹枝はどうして現れるのだろうか

明日に続く

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