研究に使うダンゴムシが足りないよぅ
と甥っ子がいうので
近所を探索した
ワラジムシばかりでダンゴムシが見つからない
もともと岩手にはオカダンゴムシは少ない訳で
見つからないのも不思議ではないが
困った
明日は学校まで足を延ばすか
探索中に素敵な出会いがあった
この子である
一見、植物の種のように見えるのだが
よく見ると
虫である
これはベッコウハゴロモの幼虫
同じ半翅(カメムシ)目の仲間だ
お尻についた綿毛が特徴で
カイガラムシ同様にロウ物質でできている
それほど珍しい虫ではない筈なのだが
今まで会えなかった
ようやく会えたよ
羽衣の名も鼈甲の名も
この幼虫の姿からきているようだ
大人になると目立たない蛾のような姿になってしまう
二十歳過ぎれば只のヒトといった所か・・・
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