すとう信彦 & his band

社会起業家(チェンジメーカー)首藤信彦の日常活動とその仲間たち

セキュリティ対策の名の下で

2008-03-19 22:57:53 | Weblog
スタッフがキャッシュカードの暗証番号を二度間違えたら、急に口座がフリーズしてしまった。やむなく組織の代表者である小生が銀行まで出向いて解決を図ったが、ともかく待ち時間が長いのに辟易。ようやく窓口でわかったのは、暗証番号の間違いは単に2回間違えただけでなく、累積間違え件数や独自のパターン(たとえばキャッシュカードを拾った人が、だめもとで暗証番号を押すなど)を分析して口座をフリーズすることが判明。聞けばなるほどと納得だが、まるで庶民を犯罪者として把握するなんて、いやはや恐ろしい時代になったものだ。
夕刻に新横浜で労組の街宣統一行動に参加。ところが構内や広場でも街宣だめとのこと。それがかってのように、駅員さんや駅長さんが注意や説得に来るのでなく、例のセキュリティ会社のスタッフに執拗に言わせるところがいやらしい。いやな時代になった。

なんじゃらほいの日銀総裁選び(2)

2008-03-18 22:43:56 | Weblog
武藤副総裁昇格が拒否されたあと、福井総裁任期延長、武藤副総裁とダミー財界人など誰が考えてもご都合主義で無茶な総裁案が否定されたあと、今度は田波元大蔵事務次官が候補として示された。主計畑出身で、自民党と組んであやしげな政治工作をしていた田波氏を候補として突きつけられても、民主党としては受け入れられるわけがなかろう。福田総理は一体なにを考えているのかわからない。福田さんは我々にケンカを売っているのか?というつぶやきが民主党幹部から出るほど、民主党が拒否せざるを得ないような候補者をつぎから次へと出してくる真意がわからない。まさか、低支持率に悩む福田さんが、こうした対決姿勢から国会解散に踏み込むわけでもあるまいから...
まあ、けっかてきに日銀総裁は副総裁の代行で当分しのぐのだが、この緊急時にその程度の対応で済んでしまうところが、通貨管理の独立性をを主張する日銀そのものが所詮は大蔵省(財務省)の出先機関にすぎない実態を露呈させている。

チベット周辺よりチベットを観る

2008-03-17 23:41:21 | Weblog
チベット情勢がついに火を噴いた。地政学上の問題、グローバリズムの浸透、中国の膨張、エネルギー・資源争奪戦、地球環境問題、胡国家主席への積年の恨み..ありとあらゆる矛盾の水位上昇がついに容器の縁を越えた。犠牲者は中国政府発表の10人と亡命政府発表の80人とで大きく違うが、中国人犠牲者の数も半端ではないだろう。それが公表されれば、こんどは中国側に油をそそぐことになる。実は、この問題はチベット自治区の周辺国から少しずつ情報をとることをはじめていた。ここ数日は理由があってネパール側の情報収集。チベットもそうだが、実はこの地域はインド勢力と中国勢力の接点に当たる。アジア大乱の起点にならねばいいがと念じつつ、少しずつ研究を進めている。

不愉快なモール前街宣

2008-03-16 21:35:43 | Weblog
昼に某モールまえの歩道で街宣を行った。するとモールのセキュリティ担当なる者が出てきて、ここで街宣するのは禁止だと一足前に現場についたスタッフがいう。冗談じゃない。モール内でやるのではなく、あくまで公道の歩道で街宣するのは憲法上の権利のはずだ。名刺を出して、相手にも求めたが、「今は持っていない」と言って出さない。さらに道路使用許可をとったかとか、ポスターのボードが敷地の縁石にかかっていたなんて、まるで言いがかりみたいな台詞。こっちはわざわざモールの逆方向にスピーカーを向けているのに、失礼なはなしだ。演説途中でようやくモール側の責任者がでてきて今度は「問題ありません」なんていう。
このモールには毎日買い物に行くくらいすきな場所だったが、すっかり興ざめした。日教組の大会と参加者の宿泊を一方的にキャンセルしたプリンスホテルと同じように、小泉政治時代におごり高ぶった保守勢力の慣性がまだ残っているように思える。公道での街宣など、別に民主党だけじゃなくて、本当に少人数の市民のビラくばりや演説だってあるだろうに...実に不愉快な気分だった。

技能提携校の皆さん

2008-03-15 00:02:37 | Weblog
港北にある技能提携校の皆さんがフィールド調査ということで、事務所訪問。政治家とはそもそもなんぞや、誰が支持している...という素朴かつ深遠なテーマについて質問を受けた。一般高校生よりもそれぞれが個性を持っていて、若い女性に囲まれたからというわけではないが、楽しい一刻でした。学校のアサインメントを超えて政治に社会のシステムに関心を持ってもらえただろうか?学生が来ると、昔とった杵柄というか、ついつい力がこもって長時間話してしまった。今の社会や自分たちが置かれている条件に不満だったら、自分たちで変えられるんだよ、それが政治だよ...と、フランスの高校生組合が政府の方針に反対して50万人の高校生を動員してデモをしたりすることも話した。岩波ジュニアブックレットの拙著「政治参加で未来をまもろう」なんか高校生のみなさんにもっと読んでほしいな。

どうしちゃったの福田さん?

2008-03-13 23:37:45 | Weblog
福田内閣はついに「他人事内閣」と評せられるようになり、何が起こっても、官邸の記者会見で「どうなっちゃんでしょうね?」なんて他人事のコメントをだしていたが、最近は額に汗をにじませたり、泣いたり怒ったりで情緒不安定内閣に変貌したのではないか?安倍政権の末期と似てきた感じがする。おそらく次から次へと襲ってくる重大事件や不祥事のヒアリングだけで手一杯になり、自分の論理や論理展開をまとめる時間がなくなってきているのではと思う。実際、総理大臣はもとより、普通の大臣でも、学者時代にちょっと話しに行っても、本人がどんなに懐かしそうにまた専門的なコメントを聞こうとする意思があっても、3分もたつとすぐ秘書官がドアを勝手にあけてきて、大臣、終わりの時間ですと邪魔してきたのを思い出す。こっちは、せっかく説明にきたのに馬鹿にしていると思うが、部屋からでると次のそのまた次の説明官僚が列を作っていて、「あ、これじゃだめだな」となっとくした。
まあ福田政権もそういう物理的な壁にぶつかっているのかもしれない。
一ドル99円、大変な時代に当事者能力を欠いた政権は国民に害をなすものだ。

なんじゃらほいの日銀総裁選び

2008-03-11 22:45:24 | Weblog
日銀総裁選びで議会公聴会となったが、何を公聴するつもりなのだろうか?「日銀の独立性を守りたい」とか「誠心誠意職務に邁進」という職場の歓迎会の自己紹介みたいな話にはあきれる。そもそも政治のごり押しで出てきた男が独立性もくそもへったくりもないだろうに。日本の金融をどういう方向にもっていくのか、サブプライムローン、原油原料高、アメリカの景気後退、BRICs諸国の勃興、かってのオイルマネーを彷彿とさせる政府系ファンドの跋扈という、このまさに世界的な金融危機の状況でどう日本を守っていくのか、その手腕もビジョンも見えない。政府の言いなりになってゼロ金利を続けた福井総裁の実務担当者、武藤氏を総裁にとする総裁案、これを最適の人事と福田総理は言うが、これをそうだという人物の見識と人物眼は最低だ。
野党も、アメリカの政治任命公務員の公聴会みたいに、もっと突っ込んだ思想や理論などの専門的な質問や、福井総裁が危うく解任されそうになった、ファンドへの投資、さらには外貨預金という通貨の番人としてはありえない行為などを参考に、個人的な資金運用にも質問を浴びせるべきだと思う。質問側にも国民を代表して総裁の資格を検証するという意識が足りないのではないかと思う。

衰退する旧モール?

2008-03-10 22:20:18 | Weblog
ひさしぶりにセンター北のショッピングセンターのラーメン甲子園に行った。新横浜のラーメン博物館に対抗してずいぶん宣伝された全国のラーメン街だったが、今日行ったら、複数のラーメン店が閉鎖されていた。うーんとうなってしまった。センター北はリニューアルされて高級指向の阪急デパート、新設のノースポートの一方で旧モールは沈滞化している感じがする。栄枯盛衰といおうか、競争は厳しいといおうか、マーケットはそれほど拡大していないのに、急激なモールの建設ラッシュが旧商店街だけでなく、旧モールにも深刻な影響を与えつつあると思う。グリーンラインの開業がどれだけ顧客の増大につながるか、しっかり観察していこう。

自然園のカイボリ

2008-03-09 18:40:11 | Weblog
自然生態園のサポーターなのだが、ここしばらく日程が合わず、まったく参加できなかった。今日は久しぶりに野外作業に顔をだした。池のカイボリだが、環境・自然関係の大学生が結構来ていていい雰囲気。小生はさすがにウェーダーははけずに、泥の運搬バケツリレー。ともすれば長靴の最上部までどろに沈む足元に悪戦苦闘した。泥は十分に水を吸い込んでスライム状態。バケツが小さいので腰を痛めるほど重くはないが、作業を終わってみるとけっこう腰にきていたな。日没前に家の木々の剪定をして、けっこう日曜っぽい一日でした。

混乱する地方議会

2008-03-07 22:37:10 | Weblog
今夕に総支部の幹事会の予定だったが、横浜市議会の一部委員会が混乱して予定通りに終わらず、複数の市議が会議の時間に間に合わなかった。委員会が紛糾し、中断して時間延長になるのは今回が初めてではない。最近、市長のスキャンダル、市議・県議の政務調査費問題などで地方議会が混乱する事例が多い。これまでは当たり前だった会派のあり方や事実上給与補助のような調査費などが論議されるようになったのは、ある意味でよい変化なのだろう。さらに、3月31日の期末までにガソリン税のような道路特定財源が廃止されればさらに混乱が起こるであろう。しかし、そんな事態は当然予想されたわけで、本来なら、別なシナリオ(ガソリン暫定税率廃止)とオルタナティブな予算案を腹案として用意し、国政での議論や政局を勘案しながら、市議会や県議会が対応していなければならないはずだ。地方議会も国の政治に振り回されるだけでなく、独自の行政計画や国に依存せずに独立自尊の地方行政を求める時期にきているのだろうと思う。