日々のつれづれ(5代目)

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シリーズ・川崎市の銭湯を巡る(16/35) 川崎区・吉の湯

2021-05-19 06:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク
 川崎市の銭湯訪問、16湯目。今週の探訪先は川崎区の吉の湯。建物が道路から奥まった場所にあり、一瞬とまどった。

 浴室に入る。ここの湯は熱いと言う事前情報だったので、掛け湯してから恐る恐る手を突っ込み、足をソロリ…すると一人だけいた先客から「熱かったら埋めちゃって大丈夫ですよ」と声が掛かり、番台のオネエサンからも同様の気遣いを受ける。が、構えたほどの熱さではなく、と言うか慣れれば全くどうと言うことない温度であり、埋める必要はなかった。もっとも先客氏に言わせれば「今日はぬるい」んだそうで。

 湯温ばかり気にしたが、ここは見事な壁絵である。が、不思議なことに富士山の前景は能登の軍艦島(見附島)、なんで!?だれかのゆかりの地なんだろうか。いずれにしても壁サイズ一杯に描かれ豪快、そして女湯との境の壁には広重の東海道五十三次、神奈川宿だったかな?この二面、湯船に浸かっていて見飽きない。熱すぎない湯温でもあり、浸かっては眺め、眺めては浸かりを繰り返す。その湯船は仕切られているように見えるのものの下部は繋がっており(故に熱い湯は循環せず、微妙に湯温が異なる)シンプル。

 声を掛けてくれた先客氏はかなりの銭湯好きらしく、この界隈にお住まいのようだが川崎区や隣接の大田区、鶴見区あたりの銭湯はあらかた行ってみたと。当方が銭湯巡りをしていると話すと、xxの湯はxxが特徴だ△△は△△がいいと、ポジティブな情報ばかり教えて下さり話が弾む。

 身体を洗うことも忘れ話に夢中になるほど、楽しいひとときだった。1950年開業(開湯?)だそうで設備はシンプルだが、番台のオネエサンの接遇もよく極めて好印象を抱いて暖簾を出た。

 2021年4月27日訪問
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