昼寝から覚めてコーヒーを飲んで、夜の待ち合わせ前にと思い立って白金台へ出かけた。今日も緑に親しもう。庭園でも植物園でもない自然教育園と言う名称の頭には「国立科学博物館附属」が付く。ここも科博か!先日行ったつくばのとどう違うのだろう。「ぐるっとパス」で入れるかと思ったら、100円引きに留まったのは残念。
庭園ではないため、ここも緑が濃い。1950年代はマツが生えていたがその後遷移が進み、近年は常緑広葉樹が優勢になったとのこと。それにしても背の高い木が多い。樹高30mくらいのものもある。盛夏でも涼しそうだ。園内はぐるっと一周はできず、通路はラケット状に整備されている。何ヵ所か池もあり、水生植物の湿地もあったが花は少ない。うるさいのはカラスと、上空を頻繁に飛び去る鉄の鳥。いわゆる都心ルート、羽田空港16Rへの着陸機はほぼ直上を通る。高度はほぼ2,000ft、翼に書かれた機番が読めるほどだ。
展示コーナーで紹介されていたトンボも鳥も見られず、ひたすら緑を眺めるだけだったがそれでも一周するのに一時間かかった。これだけの濃い緑は貴重な存在、ぜひ多くの人に訪ねて貰いたい。
17時の閉園ギリギリまで滞在の後、中目黒まで目黒川沿いを歩いて向かった。