日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
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2024年5月29日 大人の社会科見学・富士市周辺

2024-06-06 20:00:00 | ノンジャンル

 先日のつくば市周辺に続き、富士市までクルマを走らせついでに幾つもの施設を訪ねた。前夜の激しい雨もあがり路面も乾き始めた6時に出発、東名高速の駒門PAで朝食&時間調整。最後にミスコースしたが、それでも最初の施設には開館10分後に入館。

(1-1)富士山かぐや姫ミュージアム
 内容より「何でかぐや姫なの?」が気になる。本当は富士市立博物館と言うらしい。以下2ヶ所を含め、広大な広見公園内にある。当館の展示は大きく分け富士山関連と、かぐや姫関連となるが、かぐや姫に関しては、他所では天に還っていったかぐや姫が当地域では富士山に上って洞穴に消えていったと言うご当地アレンジの伝説なのだそうで、なかなか綺麗な展示スタイルだった。

(1-2)広見公園内の建造物
 3つ目の施設まで移動の公園内、日本式家屋だけでなく明治・大正期の洋風建築などもあり興味が尽きない。江戸東京たてもの園よりも分散して配置されているぶん個々の建物が際立って見えた。

(1-3)富士市歴史民俗資料館
 こちらの展示の方が一般的と言うか、当地の農業漁業林業などの様子を展示。名産のシラス、特徴ある湿地での稲作と、地域密着型の展示は興味深かった。異色のコーナーは戦争関連、特に太平洋戦争中に富士市周辺で起きた言論弾圧などに正面から向き合っていたのは立派。

(2)ふじ・紙のアートミュージアム
 3つを見た広見公園を後に海に向かう途中、ロゼシアター(富士市文化会館)内に開設。オープンコーナーは過去の企画展の紹介や各種パンフで、一室のみのガラス張ギャラリーでは半谷学展が開催されていた。うーん、作品を観てもよくワカラナイ。

(3)田子の浦港 漁協食堂
 ここまででお昼、ちょっと考えてネット検索し、当所を発見。由比と言えば桜海老だが、田子の浦と言えばシラスである。生シラスは苦手なので釜揚げの丼を、そして別売りのハンペンフライをサイドディッシュに。しめて1,000円、観光客だけでなく港の事務所の方々も食事に来ていた。

(4)富士と港の見える公園
 ここも見どころを探していて発見、昼食場所の目の前だが港をぐるりと回ってゆかねばならない。展望台は近年手入れがされたのか、綺麗でしっかりしてた。すっかり雲に隠れている富士山と港の写真を撮ろうとしていたら、ちょうどアメリカ東海岸から56日の船旅をしてきた180mの貨物船が入港、港内に停泊していた海上保安庁の巡視艇も動き出し、良いシーンが撮れた(写真)。

(5-1)(富士川楽座内)戸塚洋二 ニュートリノ館
 最後は道の駅「富士川楽座」へ。ここに、たぶん存命であればノーベル物理学賞を受賞したであろう故戸塚洋二博士を紹介するコーナーがある。先日訪れたKEKやスーパーカミオカンデとも縁深く、施設長まで勤められた方。師である小柴先生、弟子である梶田先生が受賞されていることからも、この分野の日本人研究者の素晴らしさを改めて感じた。

(5-2)(富士川楽座内)プラネタリウム
 同じ建物にプラネタリウムもあり、こちらも良い時間だったので観てゆく。貸切状態だった。春の星座、今日は寝なかった気がするがどうだったろうか。

 道の駅の隣にスマートICがあり、東名富士川SA経由で本線に入れる。今日の見学はここまでとし、15時前に帰途についた。幸い渋滞はなく多少の減速があった程度。鈑金工場に寄ってかねて打合せの修理を依頼。電車かバスで帰ろうと検索しかけたところにやって来た珍しいいすゞ車、偶然にも知り合いだった。これ幸いと駅まで送って貰い、スマートに1日を締めくくれた。

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【映画】碁盤斬り

2024-06-06 06:00:00 | 本・映画・展覧会

 今日の時代劇2本目は、元SMAP(と言うのもさすがに賞味期限切れか?)の草彅剛が主演。もともとSMAPも殆ど知らないし、解散後ソロでどういう活動しているのかも知らず「へぇ時代劇も演るんだ」くらいの印象。

 訳あって国元を離れ、年頃の娘と江戸で浪人暮らしをする、囲碁の達人でもある主人公(草彅)。その囲碁でやり手の両替商(國村隼)と知り合ったことから少しずつ生活が変わってゆくが、やがて大きな事件に巻き込まれ自身もあらぬ疑いを掛けられてしまう。さらには国元を離れる原因となった元同僚(斎藤工)を追うこととなり、物語は激しく動く。彼の身の潔白は証明できるのか、そして仇敵と再会した結末は。

 別に知らなくても作品は観られるのだが、本作で重要な位置を占める囲碁を理解していれば、盤面を追う楽しみもあったと思う(なお本作のエンドロールにはには井山"魔王"裕太氏、藤沢里菜氏など数名の棋士の名前があった)。きっとハッピーエンドだろうとは思いつつも中々スリリングな展開は面白かったが、やはり草彅クンは時代劇には似合ってないかな?でも細面なので恰好良いと言うか一種の凄味はあった。

 2024年5月28日 川崎・チネチッタにて

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