ハイキングで山中を歩いていると、朽ちたのか風水害なのか、倒れている木を見かけることが少なくない。また、こんな伐り方して大丈夫かと心配になる、一つの斜面そっくりを伐採しているケースも見た。本書では、こういう現状に至った理由をが説明されている。ではどうすれば良いのか?も書かれている…少し。
林業衰退が言われて久しいと思う。価格面で輸入材に押されているとか、伐採から加工までが小規模経営で外材に比べ効率が悪いとか(農作物と同じ論理だ)…しかし本書では「最大の責任は、時流の移り変わりと世の中のニーズの変化に対応できなかった林業界と国産木材業界にあると言って過言ではない。」とばっさり。他人のせいにするなってことだ。
ではどうすれば良いのか?実は集約化による大規模経営はかえって良くないなど、言われればごもっとも的な反説がされる。地主にも、さらには境界確定を怠ってきた行政にも責任の一端はある。要するに、山に関る人間で「無罪」はいないってことか。なので、それぞれの立場での思惑が絡まりあって単純な改革などできないと言う現実論。少しずつ、少しずつ理解を深めあって納得しあって、高く売れる木材を、災害を引き起こさない健全な伐採を、進めてゆくしかないというのが著者の見解らしい。一朝一夕で改善はできないということだが、次世代でもむりじゃね?三世代くらい先に漸く事態は改善されるんじゃね?と感じてしまうスローテンポ、これは仕方ないことなのだろうか。荒れるのは一瞬でも、戻すのは一世紀か。
2021年3月2日 自宅にて読了
林業衰退が言われて久しいと思う。価格面で輸入材に押されているとか、伐採から加工までが小規模経営で外材に比べ効率が悪いとか(農作物と同じ論理だ)…しかし本書では「最大の責任は、時流の移り変わりと世の中のニーズの変化に対応できなかった林業界と国産木材業界にあると言って過言ではない。」とばっさり。他人のせいにするなってことだ。
ではどうすれば良いのか?実は集約化による大規模経営はかえって良くないなど、言われればごもっとも的な反説がされる。地主にも、さらには境界確定を怠ってきた行政にも責任の一端はある。要するに、山に関る人間で「無罪」はいないってことか。なので、それぞれの立場での思惑が絡まりあって単純な改革などできないと言う現実論。少しずつ、少しずつ理解を深めあって納得しあって、高く売れる木材を、災害を引き起こさない健全な伐採を、進めてゆくしかないというのが著者の見解らしい。一朝一夕で改善はできないということだが、次世代でもむりじゃね?三世代くらい先に漸く事態は改善されるんじゃね?と感じてしまうスローテンポ、これは仕方ないことなのだろうか。荒れるのは一瞬でも、戻すのは一世紀か。
2021年3月2日 自宅にて読了