SUPER FLAT 2

非ファルス的にもっこりするものを肯定せよ!(神の性的不器用あるいはその性的悪戯に由来するもの達について)

最悪な夢

2006年10月20日 | Weblog
 子供の頃から、ズボンがずり落ちて人前で困ってしまうという最悪な夢をよく見る。その都度、学校の廊下で、駅ビルの中で、商店街の道端で、両手に荷物を抱えたままの状態で、何故かズボンがずるずるとずり落ちていくのだ。必死に堪えようとするがどうにもならず、しかたなく荷物をいったん足元に置いてズボンをたくし上げようとする。するとどうしてかベルトがちぎれており、ホックもとれて無くなっている。まるで当然のようにチャックも上がらず、完全に下半身が「開いた」状態になっているのだ。しかも不思議なことに、ズボンのサイズがブカブカに大きく成長しているようだ。それでもなんとか急場をしのごうと、両手に抱えた荷物でズボンを押し付けながら、かなり無理な姿勢での前進を試みる。だが今度はどういうわけだか荷物の重さが増している。その重さに耐えかねて手を滑らせてしまえば、荷物とズボンをいっぺんに落下させてしまうだろう。あせりから手に汗がにじみ始め、わずかな振動でも全てが落ちていこうとしている。こうなるともう身動きできない。しかし急がねばならない。早くしないと授業が始まってしまう、電車が出てしまう、店が閉まってしまう。だが動けないのだ。すでにケツとチンポコがはみ出たままの奇妙な姿勢でその場に固まり、目だけをギョロギョロと動かしている。そんな最悪の状況が終わるのは、うわあ、と目が覚めたときである。だが、本当に悪夢はそれで終わったのだろうかと思う。目覚めた後も、あのズボンがずり落ちていく感触がやけに生々しく体に残っているのだ。ちなみにこの87年に撮影されたスワンズのライブ映像では、詩人のマイケル・ギラが、やはりずり落ちていくズボンをたくし上げながらヴォーカルをとるという素晴らしいパフォーマンスを見せている。