カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

【インド映画】 ~無職の大卒 ゼネコン対決(日本語字幕版)~

2021年12月28日 21時48分59秒 | 映画 / MOVIE

2017年のタミル語の作品、タイトルはタミル語なので
解らないが「Velaiilla Pattadhari」が無職の大卒と言う意味らしい。
略称はVIPと言うみたい。

2014年の作品の続編であるが、前編を観てないので繋がりが
理解できなかった。前編の展開やバックグラウンドが解らないと、
この作品(それほどのストーリー性はないが)が理解できないと
思ったので、前編のストーリーを抜粋しておく。

土木建築科を卒業したラグヴァラン(ダヌーシュ)は、
他の仕事を希望せず4年間無職であったが、隣人の歯科医
シャリーニ(アマラ・ポール)と恋に落ち結婚する。

ラグヴァランがシャリーニとデートに出かけた時に、
心臓病の母親(サランヤ・ポンバンナム)は発作で死亡。
その心臓は移植を待つアニタ(スルビー)に移植される。
アニタの父親は建設会社を営んでおり、ラグヴァランは
その会社に就職が決まり、スラム開発で手腕を振るった。

  <ストーリー> 

前作から2年後と言う設定。舞台は南ンドの都市チェンナイ。
土木建築大賞の表彰式で南インドのゼネコン最大手である
ヴァスンドラ社が圧倒的に強く社長ヴァスンドラ(カージョル)が、
表彰を受けている。しかし最優秀賞をラグヴァラン(ダヌーシュ)
と言う無名の若者が受賞した事に驚き、引き抜こうとする。

ヴァスンドラ社から招待を受けたラグヴァランにアニタ社の社長は、
引き抜きに気づき、大企業に行った方が良いとラグヴァランを諭す。

ラグヴァランはアニタ社に恩義を感じており、断ってしまったために、
ヴァスンドラの逆鱗に触れ、アニタ社は仕事を受注できなくなってしまう。
しかたなくラグヴァランはアニタ社を辞め、スラム開発で仕事をした、
無職の大卒者と意志に賛同する仲間達とでVIP社を起業する。

全く仕事が来ないVIP社に1本の電話が入り初めて受注する。
しかしその仕事は、買収により不正に証書を取得した不適合地に
遊園地を建設すると言う計画だった。独自に検査を行い、
土壌が建設に適合しない事を知ったラグヴァランは、
仕事を中止し仕事はヴァスンドラ社に・・・・。

ラグヴァランはヴァスンドラに不正を告げようとするが、
傲慢なヴァスンドラはラグヴァランを見下し面会を拒絶する。

資金繰りに困ったラグヴァランは自分の出資分の株を売るが、
手をまわしたヴァスンドラが買い取ってしまいVIP社は、
ヴァスンドラのグループ会社になってしまう。そこまでして
ラグヴァランを自分の傘下に入れようとするが、
ラグヴァランが辞職すると社員たち全員も辞職してしまう。

大雨がチェンナイを襲い、遊園地の地盤が軟弱である事が
バレてしまう。社員を返して社長室にこもるヴァスンドラの元に
ラグヴァランがやって来て、いろんな事を話していくうちに
打ち解けていく。

雨が上がった朝・・・ラグヴァランはヴァスンドラを自宅に招待し
妻シャリーニが作る朝食をふるまう。

 思い悩むラグヴァランは時折、母親の幽霊に助言をもらい、
 正しい道を突き進む。


 口うるさい妻シャリーニの尻に敷かれるラグヴァランだが、 
 無職期間が長いうえに、歯科医を辞めさせ専業主婦にした
 そう言う事で仕方ないのか・・・。父親もそうだったみたい。

 大学を卒業したとしても、スキルがあったとしても、
 コネのない者は就職できないと言う現実。
 金儲けのためには賄賂は当たり前、金の為に規則も曲げる、
 安全第一ではなく、儲け第一、私利私欲第一。 

 とことん傲慢なカージョルに、立ち向かっていくダヌーシュ、
 それについて行く無職の大卒達も一抹の乱れなく、
 心意気に打たれる作品。まぁストーリー的にはイマイチだが、
 爽快な気持ちにはなれる。機会があれば前編もみたいな。

コメント
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