カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

【インド映画】 ~心のままに(日本語字幕版)~

2021年12月23日 21時56分59秒 | 映画 / MOVIE

インディアン・ムービー・ウィーク2021の第3弾、
最近は日本でもインド映画が日本語字幕で観られるようになり、
なんとも嬉しい今日この頃である。

2018年公開の作品、原作タイトル「マンマルジヤーン」は、
ヒンディー語で「わがまま、身勝手」と言う意味。舞台は北インド・
パンジャーブ州の州都のアムリトサルに住むシク教徒の家庭。

インドで観てはいるのだがパンジャビー語混じりで、
言葉が理解できないところが多かったのでありがたい。

3年前インドでヒンディー語版を観た感想であるが、
ストーリーが2002年公開の「ミモラ」っぽいと思った。
ミモラの邦画タイトルは同じ「心のままに」である。
まさか翻訳者は私と同じく「ミモラ」っぽいと思ったのか??

「ミモラ」のサルマン・カーンがヴィッキー・コーシャル、
アイシュワリヤ・ラーイがタープシー・パンヌー、
アジェイ・デーブガンがアビシェーク・バッチャンである。

サルマンに惚れてるアイシュワリヤに求婚し結婚したアジェイ、
ヴィッキーに惚れてるタープシーに求婚し結婚したアビシェーク、
と言う図式。アジェイはアイシュワリヤの愛が成就するように
協力するのが自分の愛であると言い、アジェイの愛の深さに気づく
アイシュワリヤ。アビシェークはタープシーの愛が自分に向くまで
待つと言い、タープシーはアビシェークへの愛に気づく・・・。

ミモラの16年後なので、ミモラほど純愛と言うわけではないが、
愛するがゆえに妻の幸せを望む夫、最終的にはその愛に気づき
夫を愛するようになる妻・・・・。

ちなみにヴィッキー・コーシャルは先日、
女優のカトリーナ・カイフと結婚している。おめでとう。

 <ストーリー> 

パンジャーブ州に住むカップル、ルミ(タープシー・パンヌー)と
ビッキー(ビッキー・コーシャル)。ルミは元ホッケー選手で
今は小さいながらスポーツ用品店を経営している。
BFのビッキーはクラブのDJで見るからにそれ風の若者である。

ヴィッキーはルミの従妹の協力でルミの部屋に忍び込んだり、
自分の仕事場で密会していた。

ある日、ルミの叔母家族にバレてしまい、ヴィッキーは結婚を迫られる。
二人は愛し合ってはいたがヴィッキーの収入は安定しないし、
すぐに結婚はできないと思っていた。



そこへロンドンから結婚相手を探しにロビー(アビシェーク・バッチャン)が帰国する。
結婚紹介所で写真を見てルミを気に入ったロビーはフェースブックでチェックする。
ヴィッキーと一緒に映っている写真を見てBFがいる事は知ったが、
ルミに結婚を申し込み、お互いの家族も承諾する。



結婚式の前夜ヴィッキーがルミの前に現れ駆け落ちしようと提案する。
ルミはロビーに結婚はできないと告げ荷物を持ってヴィッキーの到着を待つが、
ヴィッキーは現れなかった。
ヴィッキーは両親からルミを幸せにできないと諭されたため、
ルミを諦める事にしたのだった。

結婚式は予定通りに行われルミとロビーは新婚旅行でカシミールに向かう。
ヴィッキーを失ったロミはロビーを受け入れる事はできなかったが、
ロビーは急がす時間をかけるようにと言う。

ルミはヴィッキーにワッツアップ(インドで利用されているLINEのような物)で、
連絡をするとヴィッキーは新しいGFと一緒にいると嘘をつき映像電話をかけてくる。
いたたまれなくなったルミは家に帰ろうと言いだす。

帰宅したルミとロビーは少しづつ打ち解けてくる。
ヴィッキーとの事を正直に話すルミにロビーは、
一緒にいたいと告げ、そのために時間をかけて欲しいと言う。

しかしルミはヴィッキーとの密会を続けていた。
ある日、後をつけたロビーは二人の密会現場を目撃してしまう。
さすがのロビーも自分を制する事ができなくなり、
アルコールに溺れ、ルミに目撃した事実を告げ離婚しようと切り出す。

ビッキーはルミの為にタクシー会社を始めるので結婚したいと、
ルミの家を訪ねて家族に話す。
ロビーは自分の荷物をまとめて出て行ってしまった。
その時・・・ルミはロビーを愛している事に気付くのだった。
ルミはヴィッキーに結婚できない事を告げオーストラリアに行く事を勧める。

離婚届にサインをするために二人は裁判所で再会した。
ルミは自分の気持ちをロビーに告げようとするが、
その前にロビーは離婚届にサインをしてしまった。

二人はルミの自宅までの道のりを共に歩きながら話をした。
別れ際にルミはロビーにフェイスブックで自分をブロックしているのかどうか聞いた。
ロビーは友達リクエストを送るように伝え踵を返した、
ロミはリクエストを送信した。そのプロフィール写真は結婚式の物だった。
それを見てロビーはルミを振り返る。

 シク教の戒律で喫煙は禁じられているがビッキーとルミは吸っていた。
 ロビーがターバンを脱いでから煙草を吸っていたのには感心したが。

 設定としてはルミとヴィッキーは20代、ロビーは30代だと思うが、
 恋愛や結婚に対する考え方は親の世代と異なっている事が見て取れた。

 この作品は2回観た(1回目はヒンディー語版)のだが、
 2回目はヒンディー語を聴きながら日本語字幕を確認できたし、
 ストーリーも細かい台詞もなるほどと思うところも多かった。
 日本語字幕って本当にありがたい。

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