今までステレオ対応基板の音声ケーブルは、RCA端子付きのケーブルをメーカーや基板毎に用意して作ってましたが、配線違いなだけで同じコネクタばかりだったり、種類が多くなって煩わしいのもあり、今一度配線と種類のまとめも兼ねて、ある程度整理することにしてみました。
○コナミ基板用
とりあえず、コナミ基板用のステレオケーブル(JST製NHコネクタ4極)だけを残して、これを基本接続に。
- SPEAKER L(+)
- SPEAKER L(-)
- SPEAKER R(-)
- SPEAKER R(+)
○タイトー基板用
タイトー基板では、F3用のNHコネクタ4極タイプと、FX-1&サイキックフォース2012用の京セラエルコ社製8263コネクタタイプの2種類あるので、基板取付用のNHコネクタL型オスに2つまとめて繋げてみました。
・タイトーF3用(Sコネクタ)。[]内は説明書での表記。
※2013/03/03 F3用ステレオ配線が説明書と実際のLR出力が逆なのを訂正。
- SPEAKER R(+) [SPEAKER(+)]
- SPEAKER L(-) [SPEAKER(-)]
- SPEAKER R(-) [GND]
- SPEAKER L(+) [GND]
もし、この出力からモノラルで繋ぐ場合はこの様に。普通JAMMAから出すのであまり意味無いですけど…
- SPEAKER (+)
- SPEAKER (-)
- 未接続
- 未接続
・FX-1&PF2012用。
- SPEAKER L(+)
- SPEAKER L(-)
- SPEAKER R(-)
- SPEAKER R(+)
○ナムコ基板用
ナムコ基板(システムII、NB-1、NB-2、システム11)では、拡張48Pエッジコネクタソケット(2.54mmピッチ・立石電気製のXA2D-4801など)からステレオ出力の右が出ているので、ステレオ設定時のハーネスの音声出力(ステレオ出力の左)をNHコネクタ2Pで繋ぎ換えて、それぞれを4Pコネクタに繋げられるようにしてみました。
拡張48ピン側 部品面・B1:SPEAKER R(+)
拡張48ピン側 半田面・A1:SPEAKER R(-)
JAMMA側 部品面・10番:SPEAKER L(+)
JAMMA側 部品面・L番:SPEAKER L(-)
システムIIとNA-1にはヘッドフォン出力があるので、ヘッドフォン端子も増設。ただし、他のシステム基板では出力が出てませんし、システムII基板上のボリュームや音質調整は使えません。
部品面・B2:HEADPHONE (L)
部品面・B3:HEADPHONE (GND)
半田面・A2:HEADPHONE (R)
2013/07/4 ヘッドフォン出力にNA-1も追記しました。
○セイブ開発SPIシステム用
説明書にはどういう規格のコネクタか一切書いてありませんでしたが、yassyさんから『PC用CD/DVDドライブの音声ケーブルを一部加工すると刺さる』、との情報を頂ましたので、L/RとGND×2つ含めて4本の配線があるケーブルを使用しました。
が、ケーブルを切断したあとに、手持ちの部品から別によさげな感じのコネクタ(ジャンクの初代X68k電源についてたコネクタ)が出てきたので、迷った挙句こちらを少し加工して使いました。(汗) どちらにせよ一部削らないといけないし、ピンのピッチが合えばどっちでもいいのですが…

○ジャレコ基板用
メガシステム1&32用になりますが、ナムコ基板同様にJAMMAハーネス側の音声出力(左)と、基板上にある2ピンのスピーカー2用コネクタ(右)組み合わせるタイプ。
スピーカー2用コネクタ・ピン1:SPEAKER R(+)
スピーカー2用コネクタ・ピン2:SPEAKER R(-)
JAMMA側 部品面・10番:SPEAKER L(+)
JAMMA側 部品面・L番:SPEAKER L(-)
ですが、こちらもコネクタの種類が2.5ピッチのタイプとしか判らず、手持ちのコネクタをいろいろ挿して確認したところ、どうやら先のタイトー基板で使われてた『8263コネクタ』の2極タイプのようです。ピンピッチやストッパーもピッタリ合いますし…
しかし疑問に思うのが、メガシステム1だとモノラル-ステレオの切り替えSWがあるのに、メガシステム32ではそういうSWの類が一切無く、テストモード上にも設定がないので、これではJAMMA接続だけだと常時ステレオ出力のまま、左音声しか出てないという事に??
とりあえず仮配線で音を出してみましたが、ボリュームを回しても音量は変わるものの、左右とも同じ音のようでステレオ感は全くなしでした。曲そのものはちゃんとステレオなのですが… 謎です。(汗)
○追記
今までステレオ出力時のケーブルは、そのまんまステレオ出力の+と-をコンポに繋げる形で使ってました。元々基板のボリュームは絞って使う方で、基板内部の構造上もあったのか、特に支障が出なかったので気にしてなかったのですが、結構前にこの辺の事情(基板の音声がBTL出力の件)を聞いて、いろいろ調べると万が一の時はちょっとやばいかな…と思うように。(一応C・BOX内部では簡易的にコンデンサと抵抗で処理してたけど、すっかり忘れてた。)
そう言う訳で、車関連メーカーに勤めてる車好きな友達にお願いして、お盆で帰省する時にHI-LOWコンバーターを買って来てもらいました。自前で作ろうかと思いましたが、部品そろえるだけでも同じぐらい掛かりそうだったので。(汗)
友達いわく、この機器を使うユーザーはあまり居ないようで、店でも需要が少ないのか2種類しか置いてなかったそうです。