予報通りに今日11月9日(金)の空は雨雲で覆われていて、今朝早くあら雨が降っている。 雨はそれほど強くはないものの傘が無ければ数分で着ている服はびしょ濡れになるのは間違いない。今日の予定は先月の終わりに購入した新車のバイクの引き取り(納車)に午前中に行く事にしてたけど、天気予報は一週間前からこの日の雨を予想していて、恐らくその予想が覆ることは無いだろうと思っていて、実際に今日は予報通りの雨となったのである。
今日は金曜日の大安であり、結婚式はもちろん、引っ越しや入社日、その他おめでたい事柄には向いているとされる日和(吉日)であるのだ。 最も、納車などと言う事柄が大安が良いのか?と言うのはちょっと解らないけど、少なくとも悪くはないらしい。 納車で悪い日は「赤口」だとのこと。 仏滅が6曜の中で最も凶日であるのは誰でも知っていることだろうと思うけど、この「赤口」は仏滅の次に凶日であるそうだ。 とくに「赤口」は6曜の中でも限りなく凶日の日とされているぐらいに不吉な日である。 この赤と言う字から連想されるように火、血、怪我、傷、などに注意する日であり、車の事故を引き起こしやすい日であるからだ。
その納車であるけど、先にも書いたけど、今日(大安)の天気予報は雨あることは承知の上である。従って、今日のバイクの納車が叶わない事も想定内であった。 昨日は昼夜勤明けで朝9時20分頃に帰宅してシャワーを浴び、食事を済ませると早々に着替えてグロムに乗り、バイクショップへ向かった。 もちろん、新車の納車のためである。 昨日が仏滅なのは承知である。 しかし、昨日の天気予報では日中は洗濯物も乾くほどに雨の心配がなく、気温も平年より高い日になるとのこと。実際にも朝から何とか陽ざしも射していて、暖かく感じる日であった。 夕方までは少なくとも雨の心配もなくバイクを引き取りに行くには丁度良い日なのであった。
6曜に関してはそれほど気にする私でもなく、少なくとも仏滅に結婚式を挙げるカップルだって居るのである。 これは仏滅に式を挙げるカップルが少ないこともあり、式場はいろんなサービスや料金も安い設定をしている場合が多いので、経費削減を考えて居るカップルやどうしても式の日取りを先延ばしに出来ない事情と列席する親族や友人、会社関連の人々などの都合などを考慮する必要がある場合がほとんどなのだけど。 それはともかくとして、私としてはこれ以上先に納車を延ばすこともしたくないし、バイクショップもそんなに長く売約済みのバイクを保管しておくのにも限界あるだろう。 さらに言えば、任意保険に加入したのだけど、9日(金)大安の日に納車する予定で今月9日からの保険適用日にしたこともあり、正直ちょっと嫌な思いもあったのだけど、あえて、そうした事柄は無視して天気と私の休日とが合った日を優先せざる得なかったわけだ。
昨日は正午前にはバイクショップへ到着して、グロムからシートバッグを外してグロムをショップへ引き渡した。 それから追い金を支払い、必要な新車の書類などの確認を終えてからGSX250Rの取り扱い説明をショップのエンジニアから聞くことになった。 初めて実際に乗り換えるバイクのエンジン音を聞くことになったのだけど、ノーマルマフラーでもあり、排気音は居たって静かで穏やかである。 ただし、流石に125ccのエンジンが2個分あるだけグロムとはその低音の響きは太く感じたし、流石に250ccらしい音だなと思った。 グロムから取り外したシートバッグを取り付けてガタ付が無いか確かめ、シートバッグへの収まりが良いことが解ったので安心した。 実際にグロムよりリアシートが小さいのでしっかりとシートへ取付けることが出来るだろうか?と心配していたけど、予想以上にしっかりと固定することも出来たので満足である。 スマホホルダーもその場で取付け(ショップのエンジニアの方が取付けてくれた)て特に他への干渉なども無く、見やすい位置に取付けることも出来たので満足ではあるが、しかし、中央より右側の位置であるためにキーを向き差しする場合にはスマホがちょっと邪魔になる。
これはスマホの電源がエクステンションバー(ハンドルに取付けられているスマホホルダーなどを取り付けるためのステーである)の左側にオプションで依頼していた電源が取付けられていたので、仕方なく右側へスマホホルダーを取り付けることになったのだけど、この位置は後で修正する必要があると思った。 中央にするか、電源とホルダーの位置を逆にしようと思っている。 やはりキーの抜き差しがし辛い事もあるけど、これまで左側にスマホホルダーを付けて使用していたので、その癖があり、目線的にも左側に合った方が私としては自然な感じだからだ。 それはさて置き、その辺の納車時に必要な事を済ませてからいよいよショップを出発して最初にすることはガソリンを入れることである。 ヒューエルメーターはすでに点滅してガソリンが入って居ないことを示していて、残り1Lもあるかどうか怪しい。 これはどんな時でも新車の納車では当たり前のことで、余分なガソリンを入れてくれるようなショップはまずないだろう。 これも想定内の事であり、帰路の途中にあるガソリンスタンドの位置も解っているし、以前会社へ通勤している時にもこのスタンドで何度もガソリンを給油していた経験もある。 エンジンを駆けて、いよいよショップを出発して帰路に着くのだ。 さすがに新車であり、これまで乗ったことが無いバイクの型(セパレートハンドルでフルカウルモデルのスポーツバイク)で有ることもあり、ちょっと緊張して肩が竦む思いをして跨り路上へ乗り出した。 乗り出してすぐに信号待ちで停止してその信号を左折するのだけど、左折することがちょっと怖いくらいな感覚である。 ただ、すぐにその緊張は少し解れることになる。思っているほどに乗り心地は悪くないし、快適なエンジン回転とスムーズな発進が出来る事、さらにはニーグリップ(膝でタンクを挟んで姿勢を安定させる姿勢)もグロムよりもしっとりと馴染むことを感じたからだ。
グロムはその重量からしても扱いやすいし、足つきも両足がべったりと地に着いている。 重量も104Kgしかなく、この新車に比較すると70Kg以上も軽い。したがって、扱い易さを比較するまでもなく、グロムの方が安心感は上である。 しかし、そのサイズからも解るけど、リアシートバッグを取り付けるとどうしても背中にバッグが当たり、窮屈な態勢になるのだ。 姿勢は立ち気味なので無理な姿勢をする必要がなく自然な姿勢を保つことが出来るが、そのちょっと窮屈な姿勢を取らないと行けないのも気になっていたのだ。 その点はこの新車はシートバッグに触れることもなく、さらに前傾姿勢をする場合でも座位置を後方へ下げることも出来る余裕すらあるのだ。 その点では自分の好みの姿勢を保つことが出来て、窮屈な感じからは解放されることになった。 さらに自分の位置乗り位置をキープすることが出来るので、しっかりと両膝をタンクに添わせてニーグリップが出来るし、タンク形状(実際にはカウルとタンク形状)が膝に馴染むデザインであるので、少し前傾姿勢の立ち位置でも特に不自然な姿勢をすることもない。 ただし、まだ少し前傾の姿勢で乗ることに慣れていないので、まだちょっとした違和感は否めないけど。
ガソリンを満タンにしていよいよそこから家までの10Km足らずの道のりを初乗りすることになった。 スタンドから出てすぐに右折して橋を渡るのだけど、スタンドから出る時に車が列をなしていて2車線ある右側の車線へ出ないといけない。 赤信号が変わるまで車が動き出すまで停止していて、車が動き出したタイミングで前へそろりと動き出した。 右側から進んでくる車が停止してくれたのを確認して路上へ侵入して右側の車線へ入るとすぐにウインカーを出して停止。 すぐに前で停止している車が右折して進んで行ったのでその後をゆっくりと右折した。 兎も角、慣れないバイクで右左折するのが一番緊張する動作なのだ。 兎も角、バイクは転倒したらアウトだ。 250ccの200Kgを超えないようなバイクならすぐに起こせるとしても、交差点内で転倒したらかなり焦るし、何よりも傷だらけになるのは必須である。 単なる立ちごけなら傷することもないけど、走行中に転倒したら傷ぐらいはするだろう。 自分の身体なら時間が経てば傷ぐらいなら治るだろうけど、バイクが受ける傷や破損は治らない。 新しく交換する必要もあり、ましてやフルカウルのカウルを交換となるとかなり高額だ。 転倒イコール高額出費なのであり、ただでさえ、今回の乗り換えに必要な追い金を無理やり出して貰った事もあり、当分の間はこれ以上のお金を妻から引き出すのは絶対に無理な話である。
兎も角、慣らし運転期間は1000Kmであり、その間はエンジン回転数も5000回転以上を回さないようにする必要がある。(これは撒くまでも目安であり、多少のオーバーは問題はない。)だからエンジン回転数を気にしながらすぐにシフトアップをして回転数が上がり過ぎないように心がけるような運転を強いられるのである。その点ではこのバイクはトルクが確かに太く、ギアーを上げて回転数が下がっても特に違和感を感じることもなくスムーズに走ってくれる。
さて、いよいよ家には何事もなく無事に到着して、車庫に入れる手立てである。 愛車(デミオ)を一旦外へ出して置き、バイクに跨りバックで入れようとしたけど、車庫の段差の前から奥に進むことが出来ない。 グロムなら難なく熟せたことが出来ないことに気付くことになるのだ。 そこで改めてこのバイクの重量を痛感した。グロムの2台分から僅かに30Kg引いたほどの重量がある。 ほとんどグロム2台分の重さを実感することになるのだった。 何度か挑戦いてみるもののやっぱりバックで入れるのは諦めるしかなく、仕方なくエンジンを掛けて向きを変えて前進で入れることになった。 そこからがちょっと大変で、車庫の奥へ横向きにして置かないといけないのだ。 何度か切り替えしてやっと車庫の奥へ入れることが出来た時には汗をかなり掻いていた。 この日は気温も23度を超える陽気になっていて、トレーナーの下に冬用のインナーを着ていたこともあり、必死に向きを変えて移動させる動作を繰り返すのはやはりちょっとした運動に匹敵する。
さ、ちょっと長くなってしまったので、この続きは次回にすることにしよう。 これからちょっと買い物、午後にはジム、さらに帰宅してから歯科医へ行く事になっているので、時間がない。 出来ればバイクのメーター類を触ってみたいと思っているので、これ以上は書いている時間がないで次回と言うことにしよう。