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ギター弦の話

2021年09月14日 | Weblog
 ギター(クラシック、アコギ、エレキなど)の弦の交換は人によってかなりの違いがあるようだ。 2,3週間で交換する人もいるが、何か月も交換しない人(弦の劣化がかなり進んでいる状態か、弦が切れるまで使用する)もいる。
プロでも何か月も交換することなく使用する人もいるので、交換時期やその人が弦に求めている要素の違いだろうか。
実際、弦を交換した時には明らかに音の違いを実感する。 音量や音質は明らかに良い?? この良いと言う感覚も人の感性なので、逆に数週間後にチューニングが安定してからの音の方が好きと言う人もいる。
私も弦は3カ月間は使用する事が通常で、何かの加減で切れたり、劣化が何時もより進んだ時には特に何か月という決まりはない。
ただ、交換後は当然だけど、ギターの音量や音の煌びやかは一番良いだろうと言う印象はある。 がしかし、チューニングは2週間程度は安定することが無く、音が安定するのは2週間移行である。
その時期からようやく本来の弦の特長が現れてくるような気もするのである。
交換直後の弦の音量や音質などは同じテンション、同じレベルの弦の場合にはその違いはほとんど無いと言っても良いかも知れない。
しかし、2週間、3週間、1か月と経過すると、その弦の特長が出てきて、メーカーや種類の特長の違いがはっきりと分かる。
なので、私は弦は3カ月間程度は使用している。 チューニングが安定してからの音の方が音色は奥行が出て、艶が増す。 音量や煌びやかさ、音の伸びの衰えは確かにある。 しかし、それ以上に音の質は増す気もする。
何を音に求めているのか、どんなギターの音色を求めているのかなど、各個人のギターの音に対する要求の違いで、弦の交換時期の差があるのだろうと思う。 
私はどちらかと言うと、クラシックギターでも柔らかい音よりも、少し硬質な乾いた音が好みである。 フラメンコギターも同時に弾いているので、特にフラメンコの場合には音の粒立ちがはっきりしている音の方がよりフラメンコらしい。 クラシックギターのようなナイロン弦独特の柔らかい響きよりもどちらかと言うとアコギに近い音が好みだ。
フルアコの場合には所謂、ソリッドのようないかにも電気音のような響きよりも、アコギのメローな音質がジャズの響きらしいので、逆に弦の交換は弦が切れない限り、少し長く使用した方が派手な音ではない感じの方が好きだ。
クラシックギターのプロの人達の中には、演奏する時に毎回弦を交換する人も少なくない。 その他、アコギのプロ達でも、ステージ毎に新しい弦に交換する人も少なくない。 
ただ、私のように趣味で弾いている程度の人は当然だけど、弦にそれほどお金を掛ける事も出来ない人が多数だろう。
少なくとも、1か月、2か月以上は使用しないと、毎月弦にお金を使うような事はあまり出来ないような気もする。 
通常、クラシック弦、その他のアコギの弦でも、1セット1500円から1900円前後である。 エレキの弦なら1セット1000円しないで買える物もある。 特にクラシック弦に関しては、ダダリオ、サバレス、ハナバッハ、オースティン、など著名なメーカーの弦は凡そ1セット平均で1600円から2000円程度だ。
これを毎月交換するとなると、ちょっと勿体ない。
私はフレットに当たる場所の擦り減り加減を見て、交換している。
週15時間程度の弾く時間を考えると、月60時間、3か月で90時間程度だろうか。 それと、同じ曲を何度も何度も練習していると、当然だけど、同じ場所を押えることになるので、その場所の劣化は進む。
ある程度耐久性が向上している弦もあるけど、実感としてはあまり耐久性が増した気もしない。
サバレスの弦も同じ種類の弦でも、プレミアムなどの少し高級な弦もあるけど、実際に使用した感想としては、特別長く使用する事が出来る気もしない。
音に関してもほとんどわからい程度のレベルなので、通常の弦で十分だろうと思う。 まっ、通常の弦とプレミアムとの価格差は300円程度なので、3か月間使用すると月に100円程度の差額なので、この程度の差を差と思うのか、それとも、100円程度で少し高級な弦を選択するのかは個人の価値観もあるだろう。 

で、今回、CórdobaGKstudioLimitedの弦の交換をする時期なので、今回はどの弦を使用しようかな?? と、サバレスからフラメンコ専用(専用と言いながらもちろん、クラシックでも良いだろう)の弦。
トマティート T50Rと言う弦を購入することにした。
この弦の特長に記されている内容としては以下である。
 Normal tension
 著名なフラメンコギター・プレイヤー「トマティート」と共同開発したフラメンコギター弦。
 より早いレスポンスと、正確なピッチを求め作られたこの弦は、フラメンコ独特の奏法(アルサプーア、ラスゲアード、ピカード)をより早く演奏する事を助けてくれます。
 新しい素材と処理により作られるこの弦は、高品質で高い耐久性を持っています。                               
レビューを見ると、確かに音の明瞭な内容や、少し乾いた硬質な音であろうと言う感じは分かる。
レビューに関してはあまり参考にならないのは確かだけど、まっ、サバレス弦なら私は信頼するつもりだ。 
これまでもサバレス弦を使用してきて、いろんな種類を使用した経験から、全体的にサバレス弦は音が明瞭で少し硬い音質だと言うことは理解できる。 
一昨日に交換したクラシック弦はダダリオのblackナイロン弦であるが、サバレスに比較すると音自体の明瞭な感覚は甘い感じで、全体的にも1音1音が混ざり合うような感じだ。 その分、響きは大きく、少し落ち着きが無い音だろうと思える。 ただ、これは交換後直後の感想なので、これからチューニングが安定する2週間後からの音がどの程度落ち着くだろうか、と言う思いがある。
ダダリオ弦は以前は数回使用している経験があるけど、耐久性はサバレスよりも良い印象もあり、一旦チューニング安定すると、煌びやかと言うよりも、かなり落ち着きのある音質になる気もする。
まっ、どんな弦でもこうした事はある程度同じ感じなので、印象としては同じだろうけど、サバレス弦に比較するとダダリオは柔らかい音質だろうと思う。 
これは各個人のギターの特性や音の好みの問題なので、どちらが良いとは言えない。 ギターの弦に関するレビューやWeb、動画などで紹介している物を見ても、特にこの弦が良いと言うことはないだろう。
これはギター自体の特性が相当にあるし、そのギターの特性を生かす弦が本当は一番良いだろうし、そもそも、音色に関しては各ギタリストの感性によるので、弦の良し悪しはその人にしか分からない。

と言うことで、今回はクラシックギター、フラメンコギター、フルアコも全て弦交換をする事になった。
そして、今回はこれまでのギターで初めて使用する弦になる。 
今後もいろいろと試してみたいと思う。 その中で新しい弦が発売されるかも知れないし、使用する弦が固定することもあるだろう。
まっ、おそらく、今後はあまり弦を替えるような事も無いだろうけど、それまでは最も自分のギターに相性が良い弦を見つけるまでは少し冒険もしてみたい。 さて、今日も休みだし、今日予定していた用事は生憎の雨天で中止することにした。 
次回の休日に延期することにしたので、今日はギターをしっかりと練習する事が出来る。  少しづつだけど、確実にギターは上達している実感もある。 
クラシックは勿論だけど、ジャズもソロの曲を少しづつだけど、進めていて、もちろん、その他にもコードワークを練習して、コンピングが出来る事も当然だし、徐々にジャスのテクニックも身に着けて行きたい。 
さてと、少し休憩して、ギターの練習を始める事にしよう。




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