名古屋市中区錦三の市道「錦通」で、同市天白区の男性弁護士(87)の乗用車が道路沿いの地下駐車場から急発進し、走行中のワゴン車に衝突するなど三台が絡む事故 。
福岡市早良区の交差点付近で車が暴走し九人が死傷した多重事故で、福岡県警は六日、司法解剖の結果、運転していた小島吉正さん(81)の死因が、全身を強く打ったことによる外傷性ショックだったと明らかにした。要するに特に持病などが原因ではないし、急な疾患の可能性でもないのである。
この数日間の事故のニュースを見ていると高齢ドライバーの交通事故が頻発している。 毎日のように起こっているのである。 特に痛ましいのは幼い子供が犠牲になることだ。 高齢者が子供を巻き添えにするのはあまりにも虚しいし、あってはならない事。 車を適切に運転出来ないのはそれ自体が凶器となることを自覚する必要がある。 少しでも身体や判断力に問題があると自覚するなら運転はしてはいけないのである。 これは免許と同じで、最低限の安全な運転能力が必要であるからこそ免許なのである。 高齢者の免許更新では適正検査などの実施が義務付けされているけど、ほとんどは自動車学校で卓上の講義や学校内での技能チェックに終わっている。 路上走行で厳しくチェックされる通常の運転免許試験とは異なっているのである。 ある意味では、学校の利益優先の更新と言う感が強い。 実際に適正な運転が路上で出来るのか? ある程度の路上運転時間を満たしたことを条件とする必要があるだろう。 その更新にはある程度の費用が必要だとしても義務付ける必要があると考える。 お金がないなら更新出来ないのでも構わないと思う。 本当に必要な免許なら費用を惜しまないだろうし、仮に本当に更新費用が無いなら、それを援助するような仕組みを自治体や国が制度を作ることも検討することが必要だろう。
兎も角、これ以上高齢者ドライバーの事故が起きないような対策を早急に作る必要がある時期に来ていると思う。 もちろん、事故を起こしているのは高齢者だけではない。 年齢を問わず事故を起こしているドライバーもいる。しかし、踏み間違いとか、逆走とか、そうした運転技術による事故は高齢者ドライバー以外にはあまり見当たらない。 速度違反や一旦停止無視や飲酒運転などと言ったような、してはいけない違反から事故を起こすケースが多い。 アクセルとブレーキの踏み間違いや走行方向を間違って侵入してしまったりするような事故を起こすケースは圧倒的に高齢ドライバーが多い。 特に問題なのは、何か事故を起こすとパニックになり、さらに大きな事故に繋がってしまうケースは高齢ドライバーの特徴である。 冷静な判断力が失われているのである。 さらに、瞬時に判断をする能力が無いのである。 さらに、判断と身体の連動が無いか、遅すぎるか。 さらに思い込みが強く、過剰な自信があるかなどなど・・・。 毎日のようにニュースで流れてくる高齢ドライバーの事故を聞くたびに、私も同様にそれほど遠くない高齢ドライバーになることをしっかりと認識する必要があるだろうと思う。 いつまでも健全な身体や精神でいることが出来るようにジムに通ってトレーニングを続けているけど、だからと言って、そうした判断力や運転技術が維持できるとも限らない。 もちろん、トレーニングを続けていることは確かに身体能力や脳の活性化に繋がっているし、実際にまだまだ運動神経の衰えを感じることはも無い。 瞬発力もまだそれほど衰えは感じない。 これからも健康で健全な体力や脳を維持するためにもジムに通い続けることにしたい。