むさしの墨友会

現代書道の父、比田井天来先生の門流である桑原翆邦先生の門人の吉野大巨先生を師として、書を愛好する仲間の会です。

硯箱と矢立

2013-02-18 | 書道

硯箱と言うと、書斎に置いてある小さなモノをイメージするかも知れません。

以前も、↓ この硯箱をご紹介いたしましたが、先代が使用していたものです。

 

 

先代は慶応二年の記録から呉服商を営んでいたようです。

祖父母がこれを使用していたのを子ども心に覚えています。

この色合いといい、形といい何故か愛着を感じます。

 

 

昔のモノは丈夫で、使いやすく良い仕事をしていますねぇ~。

今となっては、飾り物になっています。

いつか日常的に、この硯箱を使いたいものです。

しかし・・・。

この箱は、正座した状態で右側に置き使う高さ(大きさ)です。

正座の苦手な私には無理なのかも?

 

 

芸術的にも見える、矢立です。

何故、矢立と言うか分かりません。

そうそう、これは携帯用の筆入れです。

先代が使っていたかどうかは、覚えていません。

 

 

こんな風に小筆が筒の部分に収納されています。

書道をするDNAは整っていますが、あとは本人(私)がやる気になるかどうかです。

 

ちょっと間が空きましたので、こんなモノをご紹介いたしました。

 

萬 鶴