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むさしの墨友会

現代書道の父、比田井天来先生の門流である桑原翆邦先生の門人の吉野大巨先生を師として、書を愛好する仲間の会です。

釣り鐘墨

2013-02-13 | 書道

釣り鐘墨?

聞き慣れない言葉です。

 

 

自分で言うのは何ですが、写真がきれいでしょ!

キャノンEOS7Dでマクロレンズ60mmで撮りました。

今日の画像はこれ一枚です。

釣り鐘墨とは拓本取りに使用する墨で、底の部分を使います。

と先生が言っていました。

拓本取りには湿拓と乾拓がありますが、ほとんどはこの釣り鐘墨を使った乾拓のようです。

乾拓は石碑に紙を当てて、紙の上から摺る方法です。

湿拓は石碑に墨を塗りますので、所有者にお願いしたり準備から始まって2時間くらいかかるようです。

どちらも、画箋紙が必要ですが、特にビニールひもを持って行くと良いようです。

石碑に画箋紙を当てるのですが、上下部分をビニールひもなどで固定すると、風に飛ばされることなく摺ることができるとのことです。

墨友会の研修会で、松本美術館で開催された上条信山展に伺いましたが、この時に乾拓の試しコーナーがあり体験しました。

紙がずれたりで、乾拓も結構難しかったですね。

今回は釣り鐘墨をご紹介いたしました。

写真だけを褒めていただければ幸いです。

 

萬 鶴