goo blog サービス終了のお知らせ 

むさしの墨友会

現代書道の父、比田井天来先生の門流である桑原翆邦先生の門人の吉野大巨先生を師として、書を愛好する仲間の会です。

海と陸

2013-02-06 | 書道

今日は「海と陸」をタイトルにいたしました。

私は萬な趣味を持っています。

 

 

「海」・・・

スキューバダイビングもダイブマスター資格(インスラクターのちょっと前)

水中写真を撮るのも趣味です。

ヨットも全日本で2位になったこともあります。

そうそう、小型船舶の免許も持っています。

遠泳は初島~熱海間のレースにも出ていました。12kmを3時間半で泳ぎました。

 

 

「陸」・・・

今は競技ダンスを家内と趣味にしています。

ランクは10段階で上から3番目(C級)です。

かってはジョギングも、自転車も趣味でした。

バイクも、マグザムとジョーカ―に乗っています。

50歳過ぎてからは、「陸」を主な趣味な場所にしています。

忘れていました。もちろん書道も。

 

さて、書道にも「海と陸」があるなんて知りませんでした。

 

 

書道における「海」とは・・・

硯の墨を溜めるところです。

 

 

「陸」は墨をする部分を言います。

・・・と先生がおっしゃっていました。

ここからが本題です。

↑ の画像は父が使っていた硯です。

これを愛用していますが、この陸の部分を砥ぐ必要があるようです。

 

 

 

先日、ブログも硯を砥ぐ(知らなかった?)をアップしましたが、吉野先生がこれを読んで具体的な内容をお教えていただきました。

“萬鶴さん。普段の硯の扱いは、水に濡らして水性洗剤でスポンジの柔らかい方で軽く擦りながら手入れするんですよ。”

 

 

そして、硯用の泥砥石で「陸」の部分だけを水を流しながら軽く摺ります。

これは“目立て”とも言います。

こうすると硯と墨の相性が良くなります。

硯は大事に使ってくださいね。

桑原翠邦先生は愛用の硯が抜けるまで使いこんだと聞きます。

河野栖鶴さんはこれに挑戦しているようですが、まだ抜けるまでには至っていないようですよ。

硯が抜けるまで墨を摺ったら、かなり上手になっていることでしょう。

 

 

帰り際に、“萬鶴さん、この泥砥石をあげますので、お父さんから受け継いだ硯を砥いで見てください”と渡されました。

書道って、道具の扱いも奥深いですね。

なんとなく、書道(むさしの墨友会)のブログらしくなってきました。

 

萬鶴