スバラ式生活


まゆみ(酒匠・料理家・日本酒ライター)

レシピブログ → 居酒屋歳時記に変更 呑んだくれブログです。

霞町 すえとみ

2006-07-20 | 外食
前記事のつづき。



オクラのすり流し。
これ、スッキリして口直しにピッタリ。我が家でも作ろうと話をしました。でもこの裏ごししたトマト。これは京都のモノらしいので「トマト買いに京都にまずは行かなくっちゃ。」と言ったら「その辺のトマトでも十分ですよ。」と末富氏。その辺のトマトって....、ははは。



アワビの唐揚げ。肝のソースを付けて食べます。
アワビを出す辺りは分とく山の名残???



穴子の炊き込みご飯。
分とく山では、いつも食べきれなくておにぎりにして持ち帰りしていましたが、ここは量が少ないおかげで全部食べ切れました。おかわり1回ずつして終了。



ナメコと豆腐のみそ汁。これにお新香。

デザートは2種類出ました。



日向夏のシャーベット。あー、九州で食べたのを思い出しました。



レンコン餅。これも野崎さんのレシピじゃないかしら?!それを甘くしてデザートに持ってくるのが良いですね。モッチリした食感が最後まで楽しませてくれました。スプーンじゃ食べづらいので、お箸か何かで食べたかったです。
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ということで、以下全体の感想。

この場所、野崎さんの弟子、変わらない店内、ということで、申し訳ないけどどうしても前分とく山と比べてしまいます。
「あまり期待をしないでください...。」と弱々しく始まったお料理でしたが、どれも美味しかったと思います。
でも、10年修行していたのに「野崎の料理より自分で食べ歩いた結果ですので...。」とか言って欲しくなかったな。それならもっと独創的な料理が出てきてもいいんじゃないの???
何だかんだ言っても、献立の仕方とか味付けは野崎さんを受け継いでいると思うけど。

そして、以前には居なかった女性の存在。奥様らしいですが、なんというか立場がこちらの方が上に見えてしまいます。例えそうでも、客の前では一歩引いた態度を見せて欲しかったです。

野崎さんの料理は引き算の味付け、というか。最低限で最大限素材の旨味を引き出す調理法でした。
末富さんのはちょっと違うかな。
でも、全体的なまとまりは良かったし、今後も応援したくなるお店。季節ごとに行ってみたいと思わせる場所でした。

そして、分とく山時代と同じく、例のお見送りも健在。
3000円でランチもやっているそうなので、今度はそれも体験してみたいな。
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さて、帰りにグランドハイアットで1杯だけ飲んで帰りました。

あたしはモヒート。



キューバで飲んで以来大好きなの。同じ味で出してくれるところは皆無だけどね。

主人はポートエレン。



うひょー。初めて飲んだんですけど、美味しいですねぇ~。

しかし、おつまみに何故かでんろく豆。ついついこれをつまんでしまって、すえとみの余韻は消し去られてしまったのでした...あぁ、失敗したーーー。



せっかくの誕生日ディナー、でんろく豆で締めくくるとは...我ながら情けない。


霞町 すえとみ

2006-07-20 | 外食
先日の17日、誕生日でした。31歳。ぎぇぇぇぇええええ~~~。
関係ないけど、石原裕次郎の命日と同じ日でございます。

当日は、すっかり主人に忘れられる始末。結婚生活4年近くなると、そんなもんかしらねぇー、ハハハハハ。

それを補うわけではありませんが、好きなお店に連れて行ってあげると言ってくれたのでこちらを選択。



前日予約ですが、キャンセルが出たところに上手く滑り込んで入れました。
あの、分とく山跡地です。

分とく山は本当に大好きなお店で、10回くらいは行きました。移転してからは一度も訪問していないのですが、あのお店があった場所にもう一度行けるのかと思うと、それだけでワクワク。
野崎さんのお弟子さん、末富氏がやっております。分とく山時代から何度も顔は見ているのですが、キャラクターは変わっていませんでした。

店内も分とく山そのまま。うぅ、なんか嬉しい。

まずはエビスビールで喉を潤しつつ、4合瓶の冷酒を注文しました。
分とく山では、ビールと言えばエビス、お酒は1種類で熱燗か冷や。という具合でしたが、すえとみになってからは、いろいろ選択が出来るように。



氷に乗せられた鱧。出汁で味付けされています。



上に乗ったピリ辛味噌が良いアクセント。



ウニとじゅんさいの蒸しもの。冷製です。ジュンサイの食感が素晴らしいのと、ウニが本当に美味しい。ウニってさほど好きじゃないのですが、これは大好き。感激。



スズキのお椀もの。
これは主人が好きであろう味。「ねぇ、これ好みでしょう?」と主人に言ったら、「うん、この椀の中で泳ぎたいくらい。」と言って末富さんに大笑いされてました。



お造り。乗っている海ぶどうが美味しい。これなら海ぶどう丼にしても良いわ。



賀茂ナスの煮物。
出汁の香りが良いのと、クッタリしてるのに歯ごたえは残っているという、絶妙な煮方。



分とく山では無かった、炭焼き炉が入っています。これでその日の焼き物を作ります。



鮎かのどぐろを選択出来るということだったので、のどぐろをお願いしました。
うぅ、旨ぇぇええええ!!!!
月に1回は仕事で金沢に行き、のどぐろを食べている友人に、これを食べさせてやりたいくらいだと主人が言っておりました。

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記録の意味もあって、全部のお料理載せたいため、記事が長くなってしまいます。すいません。
ということでつづく