STEP WORLD LL日進駅前教室

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大学入試で活用される英検

2018-08-16 00:00:39 | 英語教室

 2020年度の高3年生(2018年度の高校1年生)から、「大学入試共通テスト」を受験することになります。そこで、公益財団法人 日本英語検定協会の情報と共に、LL日進駅前教室の考え方をまとめてみます。

 大学入試で活用出来る英検は4方式

 現在実施されているセンター試験は、2021年度大学入試から、「大学入学共通テスト」へと移行します。英語試験については、「大学入学共通テスト」の枠組みの中で外部資格・検定試験をすることになりました。

 そして、大学入学者選抜における資格・検定試験の活用を支援する仕組みとして、独立行政法人大学入試センターによって「大学入試英語成績提供システム」が設けられます。今後は各大学で、このシステムを介する入試と、介さない入試が実施されることになります。そこで、英検は従来実施してきた方式に加え、新たな3つの方式を実施することになりました。

 従来型英検と新方式英検の違い

 従来の英検と新方式の問題形式・内容は、全く変わりません。実施方式が異なるだけです。それでは、新方式の英検は従来の英検と、どのような違いがあるのでしょうか?

 英検(従来型)

受験対象=制限なし
受験級=1級~3級
一次試験(Reading / Listening / Writing)の合格者のみが、二次試験(Speaking)を受験します。

 英検2020 2 days S-Interview
 2019年度~

受験対象=高校3年生
受験級=1級~3級
実施方式は英検(従来型)と変わらず、Reading / Listening / Writingは紙の試験を受験し、Speakingは対面式の面接を別日程で受験します。Reading / Listening / Writingの合否を問わず、全員がSpeakingを受験します。

 英検2020 1 day S-CBT
 2019年度~

受験対象=高校3年生
受験級=準1級~3級
Reading / Listening / Writingは紙の試験を受験し、Speakingはコンピュータを使った録音式の試験を受験します。4技能全ての試験を1日で受験することができます。

 英検CBT
 2018年8月~
 
受験対象=制限なし
受験級=2級~3級
Reading / Listening / Writing / Speakingの4技能全ての試験を、コンピュータを使って1日で受験します。Speakingはコンピュータを使った録音式の試験となります。

 受験準備は何をすべきでしょうか?

 英検(従来型)

 以前から教室で皆さんに伝えている通りです。

 英検2020 2 days S-Interview

 従来の英検と全く同じ内容と形式ですので、以前から教室で伝えている通りです。

 英検2020 1 day S-CBT

 従来型でいう筆記試験(Reading / Listening / Writing)は、教室で以前から伝えている通りです。Speakingテスト(従来型では面接)は、録音式のため、 コンピュータやタブレット端末への録音に慣れる必要があります。

 英検CBT

 Windowsパソコンの基本的な操作(マウスクリックやWriting試験のためにキーボード入力)をできることが必要です。

 結局どうすれば良いのでしょうか?

 2018年度大学入試(2018年度大学1年生が受験した入試)での英語外部資格・検定試験を活用している大学のうち、従来の英検は、9割が従来の英検を活用しています。

 まず、推薦・AO入試においては、全762大学中335大学(約44%)が活用し、そのうち、約95%の大学で、従来の英検が採用されています。一般入試においても、全762大学中152大学(約20%)が活用し、そのうち、約90%の大学で、従来の英検が採用されているのです。(旺文社教育情報センター調べ)

 つまり・・・、

 2018年度 高校1年以下の皆さんは、

 高2までは、今まで通りor今までよりも積極的に、従来型の英検を受験しましょう新方式ならば、英検CBTをチャレンジしてみましょう

 高3になったら、「大学入試英語成績提供システムを介する入試」を受験するか否か目標を定め、従来型英検に加えて、3つの新方式の中から自分に合った方式で受験しましょう

 2018年度 高校2年&3年生の皆さんは、

 今まで通りor今までよりも積極的に、従来型の英検を受験しましょう新方式ならば、英検CBTをチャレンジしてみましょう

 未来のために

 英検を入試のためだけに受けるというのは、悲しいことです。

 英検は、コミュニケーションのための手段として英語力を身に付けるための手段、そして、英語学習の動機付けの1つです。

 目の前の現実を見つめつつ、理想を追い続けて欲しいと思います。そして、将来、英語を使って社会で活躍することが出来るようにするために、楽しみながら学習を続けて行きましょう

(水野克哉)

<追伸>
英検についての関連事項は以下のクリック

「英検は単に合格すれば良いのではない」
https://blog.goo.ne.jp/stepworld-llnisshin/e/3aba7b7abc4058c3da6c5b92f972413d

「英検の勉強!?」
https://blog.goo.ne.jp/mizuno-katsuya/e/2bf13f3ece54cab63a5ee3fa18fcbbe7

「英検の勉強って何をやればいいの?」
http://blog.goo.ne.jp/mizuno-katsuya/e/7ec8794393cea09d7aa0653379294db3

「英検スピーキング&面接とライティング試験に大切なこと」
http://blog.goo.ne.jp/mizuno-katsuya/e/6f5d756eab7509144bf5148c6faa312d

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