オンマは辛いよ

~グチはゴミ箱へ、思い出は宝箱へ~

犬も食わない…

2007年10月29日 22時24分26秒 | 我が家の話
 私とアッパ君は、ケンカらしいケンカをしたことがない。
 年が離れているせいか、私はケンカのつもりでも、「はいはい、俺が悪かった。」と、子どもをあやすような態度で、まるで相手にされていないのだ
 出会ってから8ヶ月でスピード結婚した私達は、 まぁ、そんなこんなで、9年間、平和に過ごしてきた。

 今日は、アッパ君の帰宅が早く、私が夕食の準備ができず、急きょ外食することになった。

 お腹いっぱい食べて、酒を飲んだアッパ君は、助手席に乗り、パチンコ屋で降りると言った。
 私は、代金をオゴってもらった以上、文句は言えず、しぶしぶ運転席へ。

 この店は、駐車場の出口から道路へ出るのが難しい。
 大きな交差点で、信号の真ん前。なかなか列に入れてもらえない。
 イラチのアッパ君は、しばらく無口だったが、突然怒鳴った。
 「こんな中途半端に出とったらかえって危ないやろが!突っ込まなあっかいや!!」

 カッチーン。

 アッパ君は、仕事柄、口は悪いが、私に対しては、めったに言葉を荒げることはない。
 私も負けじと声を荒げた。

 「今のん突っ込める訳ないやろ!文句あんねんやったら自分で運転しぃ!」

 おまけに、パチ屋の前でも、赤信号なのをいいことに、路肩へ寄せず、停止し、

 「青なるわ!早よ降りなあっかいや!」と怒鳴った。

 「…お前はホンマネチっこいな」

 アッパ君はこう捨てゼリフを吐き、後ろを振り返らずドアを閉めた。

 ちょびっと、ビビった。

 (もしかして、帰って来ないかも…)

 まぁ、いらぬ心配で、それから2時間後、何事もなかったかのようにニコニコ笑顔で帰ってきましたが。

 まぁ、この後腐れのなさも、ケンカにならない理由の一つ

 こんなしょーもないことなら別にいいんだけど、このケロっとしてるのがムショ~にムカつく時もあるんだけどね。