オンマは辛いよ

~グチはゴミ箱へ、思い出は宝箱へ~

長女はツライよ

2007年10月28日 22時37分25秒 | オンマの話
 先週の火曜日のこと。
 実家のアボジ(父)からが来た。
 オンオン泣きながら、「とにかく来てくれ、助けてくれ。」と。
 とりあえず、土曜日に行くと伝え、電話を切ったが、正直この1週間ユウウツだった

 行ってみると、ケロリとしており、「来たか。」と一言。

 ほんと、大げさ。

 オモニ(母)と離婚して、もう1年3ヶ月もたつのに、まだ立ち直れず、今まで無関心だった子ども達にやたら干渉してくる。
 私たちも、最初は同情し、相手をしていたが、とりあえず、よく泣き、グチる。

 「何でや、ワシ、何も悪くないのに…」

 でも、離婚するまでは、母は本当に苦労していたのを、私は知っている。
 
 父は、離婚直後、とかく「かわいそうな俺」をアピールする事によって、子ども達を味方に付けようとした。
 心臓や、過呼吸など、いろんな病気を訴え、今思うと、うつ病の一歩手前だったのだと思う。

 でも、皆いい年をした大人で、自分の生活があり、いつまでもアボジを慰めてばかりはいられない。
 前にも言ったが、父は、今の生活ー妻のいない生活に慣れないといけないのだ。

 妹も、弟も、最近は父と接するのを嫌がり、私も、気は進まなかったが、離れていると心配でもあり、車で40分ほどの距離にある実家へ行った。

 家は、手入れがおろそかになった分、空気がよどんでいるように見え、暗~い父が1人ポツンと座って、何とも辛気臭かった

 父が散歩に出て行き、掃除機をしようと、父の部屋の万年床を上げると、布団の下から

 「30代人妻の…

 という見出しのヤラシイ本が…

 オッサン、元気やないかゴルァ

 まぁ、還暦を迎えたばかりの父は、離婚して少しやつれはしたものの、まだ外見は「おっちゃん」なので、仕方ないと言えばそうなのだが。
 しかし、男って、切ない生き物よのぅ…

 と、同じく30代人妻の長女は思ったのであった…