【平行線】
チャンピオンズディビジョン第10節前日、GKトニー・パーラーが退団希望でクラブを去ることになった。ロビンソンは、彼を止めることはしなかった。
「もう、俺のような選手をこのクラブから出さないでくれ」
パーラーは、そう言い残してクラブを後にした。
GK トニー・パーラー(28) 在籍1年強
出場は3部プレイオフ1回戦の1試合のみ。
チャンピオンズディビジョン第10節
今度はレディングが相手だが、今はそういう問題ではない。グレートブリテンにとっては、もはや自分との戦いであった。
レオン・クラークのゴールで先制するが、右からのCKでループヘッドを決められる。
30分、ギャレス・ヴィンセントのクロスをジェームス・ヴォーンがスライディングボレーを直線で決め、2-1と再び1点リードのまま、後半アディショナルタイムへ。
グレートブリテン 2-2 レディング
(得点) 6分 レオン・クラーク(グレートブリテン)
11分 デーブ・キットソン(レディング)
30分 ジェームス・ヴォーン(グレートブリテン)
90分 ケヴィン・ドイル(レディング)
ミドルシュートで意表を突かれたGKカーソン。
カーソン「しまった、くそっ!」
何とか手に当てるが、ボールはゴールへ。2度のリードを守れなかったグレートブリテンは更に順位を1つ落として16位。不調からの脱出が難しかった。
トニー・パーラー退団により、ユースより1人トップに上げた。
FW クレイグ・キルケニー(17) トップ昇格。
2年契約で年棒1100万円で契約した。背番号は21である。左ウイングが得意な選手でFWの位置を幅広くこなせる選手だ。
チャンピオンズディビジョン第11節
キルケニー、早速左サイドMFで先発。この試合もピンチを招いて先制のピンチを迎えた。プレストンの選手の右グラウンダーは逸れてピンチを免れるものの、グレートブリテンは前半をシュート0で終えるなど、今回は良い所が無い。
後半に2人の選手交替。
IN ニッキー・フォースター OUT ジェームス・ヴォーン
IN デヴィッド・ヴォーン OUT クレイグ・キルケニー
プレストン 0-0 グレートブリテン
(警告) 63分 ニッキー・フォースター(グレートブリテン)
互いに決め手無く、スコアレスドロー。シュートも僅か1と好調の兆しは見られなかった。順位も16位のまま動かず。
この試合の翌日、MFボビー・ムーニーが試合出場の不満を訴えるが、ロビンソンは今回も約束はしなかった。ムーニーもクラブを去る時が来るのだろうか。