【オランダで初キャンプ】
GKスコット・カーソンは即スタメンというだけでなく、この試合から主将を務めることになった。ニッキー・フォースターがリバプールの経験を買って、クラブのためにも、その方が良いと提案したのである。更にカーソンはPKも蹴ることになった。
キャンプではメンタルを重視して選手たちは練習に励んでいた。
バートン監督「うん、充実してきている。この調子ならアイントホーフェン戦、勝てるだろう」
プレシーズンマッチ
グレートブリテンは立ち上がりから攻める。ギャレス・ヴィンセントのクロスをフォースターがシュート。これはGKに当たり、ゴールならず。
レオン・クラークがエリア右から押し込んで、GK取れず先制かと思ったが、これはポストに阻まれる。
なかなかボールが飛んでこないせいか、余裕を見せるカーソン。
カーソン「やれやれ、これだけ攻めても点が取れないもんかねぇ。リバプールなら3点は取ってるな」
前半はシュート0に抑えて後半へ。
57分、レオン・クラークのゴールでグレートブリテンがようやく先制。
カーソン「まぁ、ゴールが無人だったし、当然だな」
更にCKで追加点のチャンスにポール・ホッジスがゴール至近で決定的な場面。
ホッジス「あっ・・・」
しかし、押し込む前にDFにクリアされる。
カーソン「あ~あ、あいつは何やってんだか」
最後にはピンチを迎え、左からクロスを入れられるが、ギャビン・ローガンがクリア。
アイントホーフェン 0-1 グレートブリテン
(得点) 57分 レオン・クラーク(グレートブリテン)
(警告) 31分 ポール・ホッジス(グレートブリテン)
90分通じてシュートを0に抑えるが、集中攻撃で追加点が取れなかったのは相変わらずの課題だ。
カーソン(まぁ、ここはもっとやれて良かったな。今度参加するゴールデンクラブカップの初戦の相手フランクフルトは、こんなものではない)
プレシーズンマッチ
前年オランダ2部優勝のデンボッシュとの対戦。序盤は相手のペースで試合が進み、右からシュートを打たれる。これをGKカーソン反応して弾く。CKのピンチでもカーソンはループヘッドをこぼさずに飛んでキャッチ。
後半からニッキー・フォースターが下がり、ジェームズ・ヴォーンが入る。そのジェームズ・ヴォーンがミドルシュート。GKはキャッチできずに弾く。
カーソン「さすが、イングランドU-17に選ばれただけのことはあるな」
デンボッシュ 0-2 グレートブリテン
(得点) 15分 ニッキー・フォースター(グレートブリテン)
45分 レオン・クラーク(グレートブリテン)
デンボッシュも完封し、キャンプでの試合を2戦2勝で終え、オランダを後にした。