【クリスタルパレスの本気】
チャンピオンズディビジョン第7節。フォースターの提案で前半は新加入のジェームス・ヴォーンが先発し、後半からフォースターが入るという、2人を通して全力で戦う作戦でポーツマスに挑む。
レオン・クラークのゴールで先制したものの、すぐに同点に追い付かれて前半は1-1で後半へ。ここで、フォースターがピッチに登場する。
だが、前半から終始押していたポーツマスに逆転ゴールを決められてしまう。
グレートブリテン 1-2 ポーツマス
(得点) 4分 レオン・クラーク(グレートブリテン)
30分 アンディ・オブライエン(ポーツマス)
72分 アンディ・オブライエン(ポーツマス)
(警告) 12分 ギャビン・ローガン(グレートブリテン)
シュート数3-11、ボールポゼッション45-55では作戦以前の問題であった。この敗戦で順位を2つ下げ15位。優勝どころかプレイオフ進出すら遠くなる。
「何と言うことだ。調子が悪い時に今度の相手はクリスタルパレスとは・・・」
選手の一人が悲壮な表情を見せる。
フォースター「そう悲観することもないさ。今回はポーツマスが完全に上だった」
次は前年4位でプレイオフ決勝で惜しくも敗れたクリスタルパレスは今季ミドルスブラからMFスチュワート・ダウニングを獲得し、本気度は高い。それは結果にも反映されて、現在リーグ5勝2分けである。
フォースター「作戦が失敗したとは俺は思っていない、まだ始めたばかりだから仕方の無いところもあったが、2度目の今回は前回よりも良くなるはずだ」
チャンピオンズディビジョン第8節
この日も雨の中で行われた。序盤から押していたのはクリスタルパレスでシュートを打たれるが、ふかしてしまう。至近距離からのシュートもGKカーソンが防ぎ、ピンチを免れる。
この試合も不調のグレートブリテンだったが、何とかチャンスを作る。
実況「ジェームス・ヴォーン選手、低空ダイビングヘッド! しかし、DFがこれをクリア」
先制のチャンスを逃したグレートブリテンだが、40分に左から突破してクロスを上げる。混戦からスチュアート・グリーンが押し込み、先制することに成功。
それでも、クリスタルパレス優位は変わらなかった。
42分、クリスタルパレスは右からクロス。至近距離からシュートするが、これもカーソンが防ぐ。しかし、まだピンチは続き、またも右からクロスを上げられ、ジャンピングボレー。これは右にそれていく。
前半は1-0と1点リードで後半へ。今度こそグレートブリテンは勝つことができるのか?!