【フォースターの提案】
チャンピオンズディビジョン第6節
85分、レオン・クラークのシュートはDFに当たりながらもゴールに向かう。
レオン・クラーク「よし、もらった!」
が、しかし・・・。GKにゴールギリギリで抑えられてしまう。
レオン・クラーク「そ、そんな・・・」
グレートブリテン 0-0 シェフィールド
勝ち点3を確実に取りたかったシェフィールドにスコアレスドロー。順位も一つ落としてしまい13位に。調子を落としたまま、次は首位のポーツマスと1年ぶりの対戦。
ポーツマスとの対戦前、グレートブリテンはミーティングを行っていた。
フォースター「監督、この試合の先発にジェームス・ヴォーンを出してみてはいかがでしょう」
バートン「フォースター、どういうことだ」
フォースター「ジェームスはプレミアで最年少ゴールを決めた男です。もしかしたら、ポーツマスとの大一番で決めてくれるかもしれません」
ジェームス「フォースターさん・・・」
フォースター「自信を持ってやってこい、期待してるぞ」
ジェームス「しかし、俺はケガの後遺症で90分フル出場は、まだ厳しい状況です」
フォースター「勿論、後半からは俺が出る。つまり、こういうことだ。まだ若いお前は最初から飛ばして伸び伸びやればいい。勝負どころの後半で俺が交替で出る。実を言うとな、ジェームス。俺も若くないだけでなく、もう90分戦える力は無い。そこでだ、半分の45分なら戦えると思ってな。そんな時にタイミング良くジェームスが来たということだ。しかし、半信半疑でな。だから、最初は去年と同じような戦いをしてみようということになったわけだ。まぁ、結果はこの通りグダグダだ。去年3位となれば相手も研究してくるからな。今が丁度良いタイミングだろう。ジェームス、お前のプレイをしてこい」
ジェームス「フォースターさん・・・分かりました、頑張ります」
チャンピオンズディビジョン第7節
ジェームス・ヴォーンを左サイドMF、デヴィッド・ヴォーンを右サイドMFで先発とWヴォーンが揃って先発。
4分、レオン・クラークのゴールでグレートブリテンが早くも先制。しかし、30分に同点に追い付かれる。
前半終了。1-1で引き分けたところで、ジェームス・ヴォーンは特に見せ場は無くベンチに下がり、フォースターが交替で入る。フォースターの作戦はポーツマスに通用するのか?!