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12月15日「年賀郵便特別扱い開始日」 誕生花:モラエア

2015-12-15 00:35:19 | 雑記

 記念日・年中行事

◇年賀郵便特別扱い開始日
この日から12月25日までの間に年賀状を投函すると、翌年1月1日に届く。 
 明治20年前後になると、「年賀状を出す」ということが国民の間に年中行事のひとつとして定着するその結果、毎年末から年始にかけて、郵便局には多くの人々が出した年賀状が集中し、郵便取扱量が何十倍にも跳ね上がった。
とはいえ、郵便事業に携わる人の数は限られている。膨大な年賀状のために、郵便物全体の処理が遅れ、それが年賀状以外の郵便物にも影響し、この時期、通常より到着が遅れることがしばしばあったこれは、見過すことのできない問題である。ことに年末は、商売上の締めの時期にも当たり、郵便の遅延が、経済的障害ともなりかねない。
 そこで、この時期の郵便実務を簡略化するため、1890(明治23)年には年始の集配度数を減らすなど、さまざまな対策が講じられたが、さらに増え続ける年賀状に、そのような対応だけではとても追いつかなかった。
そこで、年賀状を、通常郵便とは「別枠」として処理しようという考えが起こってる。つまり、年賀郵便は、制度が先にあって増えていったのではなく、増え続ける年賀状を後追いするかたちで、制度ができていったというわけである。年賀状で新年の挨拶をしたいという日本人独特の感性が、国を動かしたと言ってもいいであろう。
 当時、郵便物は、受付局と配達局で、2つの消印が押されていた。もちろん、年賀状にもその原則が適用されていた。
正月に受け取る年賀状、消印は「1月1日」がいいにきまっている。しかし、早めに出して、年末のうちに配達されてしまったのでは興ざめである。そこで、受付局か配達局の「1月1日」の消印を押してもらうため多くの人が、それをねらって年賀状を出すようになった。その結果、年末の26日~28日あたりと、元旦当日の郵便物がふくれあがった。
 その対策として開始されたのが、1899(明治32)年の、指定局での「年賀郵便」の特別取扱である。年末の一定時期、具体的には12月20日~30日の間に、指定された郵便局に持ち込めば、「1月1日」の消印で新年に(必ずしも元旦配達ということではない)配達しようという仕組みである。
の年賀郵便特別取扱の指定局は、徐々に増えていき、1905(明治38)年には、全国すべての郵便局で取り扱いが可能となった。1906(明治39)年には、年賀特別郵便規則が公布され、法的にもそれが確立される。ここでも、年賀状への人々の思いが先にあり、法整備がそれを後追いしたわけである。
 ただし、この当時の「年賀郵便」は、ある程度の通数をまとめ、束ねて札をつけ、郵便局に持ち込むことが原則であった。年賀特別郵便規則の公布を受け、翌1907(明治40)年からは、はがきの表に「年賀」であることを表記すれば、郵便ポストへの投函も可能となった。
 ここで、現在につながる年賀郵便の制度がようやく完成したのである。
 

○観光バス記念日
1925(大正14)年のこの日、 東京乗合自動車により日本初の定期観光バスである「ユーランバス」の運行が開始された。
皇居前~銀座~上野のコースを走った。
ただし、青バスと呼ばれた東京市街自動車会社が大正の半ばにすでに貸し切り自動車を使って東京遊覧を開始しており、1日コースをはじめ、2日、3日コースなどがあった。 

○ザメンホフの日(Zamenhofa Tago)
国際語・エスペラントを考案したザメンホフの1859年の誕生日。
世界各地でエスペラント使用者がザメンホフ祭(Zamenhofa Festo)などの催しを開く。

○年末年始無災害運動(12月15日~1月15日)
『年末年始無災害運動は、働く人たちが年末年始を無事故で過ごし、明るい新年を迎えることができるようにという趣旨で、昭和46年から厚生労働省の後援のもと中央労働災害防止協会が主唱する運動で、本年で45回目を迎えます。
一年の締めくくりを笑顔で送り、災害のない明るい新年を迎えるために、「安全最優先」の考え方を基本に、あわただしい時期にこそ、作業前点検の実施、安全な作業方法の確認などを着実に実施しましょう。』(中央労働災害防止協会) 

○年末年始の食品等一斉取締り(12月15日~1月14日)
年末年始は、食品が大量に製造・店頭販売されるために取扱いが粗雑・非衛生的になりやすいことから、不良食品の一掃を期して取締まりが実施される。各都市の市場や商店等に係員が出向き、調査や指導を行う。

○年末年始の海上犯罪の一斉取締り(12月15日~1月10日)
海上保安庁が実施。
経済活動の活発な年末年始の時期に、海上犯罪の予防と取締りを強化する。

○札幌スタイル・パサージュ2015(北海道札幌市中央区・大丸藤井セントラル・7F スカイホール、12/15(火)~20(日) 10:00~19:00 最終日は~16:00
道内の資源を活用して企画販売を行っている、札幌の地域ブランド「札幌スタイル」のクリスマスイベントが大丸藤井セントラルで開催される。
札幌市認証製品の木工家具や革製品の他、クリスマスプレゼントにぴったりなファッション雑貨などが並び、参加企業や作家との交流も楽しめる。日替わりで様々なジャンルのものづくり体験ができるワークショップも行われる(詳しくは公式サイト参照)。
 

○企画展「ヒマラヤへの憧れ-東北人の登山記録から防災アウトドアへ-(宮城県多賀城市・東北歴史博物館 特別展示室、12/15(火)~2016/3/21(月) 9:30~17:00※休館は月曜(祝休日の場合は翌平日)、12月29日~1月4日 ※発券は16:30まで)
東北地方の人たちが関わった100を越えるヒマラヤ登山の記録から、ヒマラヤにあこがれ、山頂を目指した活動を振り返るとともに、収集された資料によりヒマラヤの自然と文化を紹介。また、宮城県内の小学生と取り組んだワークショップ「防災アウトドア術」の成果も併せて紹介する。常設展観覧料で観覧可能。 

□冬渡祭[おたりあさい](栃木県宇都宮市・二荒山[ふたらさん]神社、午前9時~午後8時 お焚き上げ 午後4時30分 出御祭(社殿内) 午後5時 御旅所祭(西参道・田楽舞奉納) 午後5時30分 市内渡御 午後7時 還御祭(社殿内)) 
夕刻より神輿が渡御する。その昔、二荒山(ふたあらやま)神社の祭神を現在地に遷す儀式が夜間に行われ、「渡り夜」といわれたのがなまり、「オタリヤ」になったとも伝えられる。無病息災、家内安全などを願って古いお札などを焼く行事。春は1月15日に開催される。 

池田菊雄作品展(埼玉県入間市・d-lab gallery、12/15(火)~26(土) 21日休廊 【開場時間】 11:00~18:00  (最終日16:00まで)) 
スケッチした風景、記憶の風景、心に想い描いた風景とそこにあらわれる物を再構成した心象風景や、やはり再構成した静物などを美しい色彩で描いた作品である。 

○第3・第4展示室 特集展示「夷酋列像-蝦夷地イメージをめぐる人・物・世界-」(千葉県佐倉市・国立歴史民俗博物館 第3展示室副室・第4展示室副室、12/15(火)~2016/2/7(日) 9:30~16:30※月曜日休館(祝日の場合は開館、翌平日が休み)年末年始(12月27日~1月4日))
今展では、ブザンソン美術考古博物館所蔵の蠣崎波響(かきざきはきょう)筆「夷酋列像」を中心に、この絵画が描かれた18世紀の蝦夷地とその国際性を広く紹介。
自筆本や模写・粉本などとともに、「夷酋列像」をめぐる人間関係、描かれた社会背景を考えるとともに、描かれたモノなどをとおして、蝦夷地を中心とした北東アジアの交流を紹介する。

○覚えていますか、アフガニスタン アフガニスタン・パキスタン支援、確かに届けた5年間の歩み(東京都港区・富士フイルムフォトサロン スペース2 13:00~16:00)
JPFによるアフガニスタン・パキスタン人道支援プログラムは、来年1月に5年間の活動を終える。
JPFはNGO10団体と共に、社会基盤の整備、教育・保健の強化、平和構築の3つの分野でこれまで55件のプロジェクトを実施してきた。
今回はCWS、SVA、JPFのスタッフが、これまでの支援の成果や活動内容、5年間の思いを話す。
また、支援を現地に届けてきた5年間の確かな歩みを、写真で振り返る。
 

世田谷のボロ市(12月)「東京都世田谷区・ボロ市通りほか、12/15(火)~16(水) 午前9時~午後8時※荒天中止  
世田谷の冬の風物詩の430年以上にわたる歴史ある伝統の市。1日に約20万もの人出で賑わう。
代官屋敷を中心に、世田谷1丁目の通称「ボロ市通り」に骨董をはじめ、玩具、植木、衣類などの露店が約700店並ぶ。
2016年1月15日(金)・16日(土)にも開催される。
 

○繊維技術研究会講演会(東京都小金井市・東京農工大科学博物館 3F講堂 13:00~15:00※来聴自由
研究会が動態展示をしている機械のほとんどは遺産的価値のある古い機械が多く、相当ガタがきているが、それを何とか動かして入館者に興味を持ってもらえるように努力している。それと同じように、彼ら自身もまた相当ガタが来ており、ボヤキが多くなってきたという。
そこで今回は、このボヤキを川柳を通して笑い飛ばそうという企画が立ち上がった。「詩歌に見る日本の水文化」も合わせて語られる。
 

□可睡齋 火防大祭・秋葉の火まつり(静岡県袋井市・可睡齋境内 15:00~21:00※松明道中は19:20から、奉納手筒花火は20:00から、火渡りは20:00から)
火防の神として知られている秋葉三尺坊大権現様に、本年のお礼と来年の安全を祈願するために行われる「火防大祭・秋葉の火まつり」。
大祭大祈祷・御興渡御や松明道中登山、奉納手筒花火、火渡りの神事など、古式ゆかしい諸行事を実施。
火渡りは、当日参加も可能なので、挑戦してみては。
 

○機具岩ライトアップ(石川県志賀町・機具岩[はたごいわ]、12/15(火)~2016/2/15(月)※ライトアップは日没~22:00)
機具岩は、伊勢の二見岩によく似ていることから能登二見とも呼ばれている岩。この期間、能登金剛の代表的な奇岩の一つである機具岩のライトアップが行われる。夕日を眺めたあとは、暗闇に浮かび上がる幻想的な風景を楽しんでみては?

○旧福浦灯台ライトアップ 石川県志賀町・旧福浦灯台、12/15(火)~2016/2/15(月) 19:00~22:00)
旧福浦灯台は、日和山と呼ばれる断崖の上にある、日本で最も古いとされる木造灯台。1608(慶長13)年、福浦の日野資信がこの地で篝火をたき、夜の暗い海を航行する舟を導いたことが「灯台」の始まりといわれている。付近の坂道には石畳が敷かれ、昔ながらの漁港風情が残り、見渡す海は絶景。ライトアップされた、暗闇に浮かび上がる幻想的な風景を楽しんでみよう。 

○徳嵩よし江キルトアート展(京都市左京区・法然院、12/15(火)~20(日) 午前10時30分~午後5時※最終日(20日)は正午まで)
1946年、長野県中野市生まれの徳嵩よし江さんの作品展。
1975年ごろより古い木綿を縫いのこすために、作品と言葉のコラボレーションの独自の作風による創作活動を続け、TOKUTAKE・QUILTARTの道を拓いた。
TOKUTAKE・QUILTARTの独自の世界は、日本各地ほか海外でも注目され、ニュージランド、アメリカコロラド州でも招聘されている。また「雑誌マダム」「主婦と生活パッチワーク大賞」「朝日現代クラフト」ほか、受賞作品も数多い。
また、古い絹の品格を重んじたリメイクのために「粋にもおしゃれにも繰り回し」とうたって、袋物・仕覆、衣類など日常の小物を発表し続けている。
衣・食・住の生活文化を探求し、「家庭科は生きる力の綜合人間力の育成」、「知識と知恵の両輪で生き抜く力を蓄えよう」と、家庭科応援を活動の一環として、活動をされている。
今回は主に藍木綿を素材としたキルトアート展とリメイク作品の販売。

○新春特集陳列「さるづくし―干支を愛でる―」(京都市東山区・京都国立博物館 平成知新館、12/15(火)~2016/1/24(日) 9:30~17:00※月曜休館(月曜日が祝日・休日の場合は開館し、翌火曜日休館)※12月26日(土)~2016年1月1日(金・祝)は休館)
2016年の干支は申(さる)。
これにちなんで、年末から新春にかけての京都国立博物館では、猿を描いた絵画や、猿をモチーフにした工芸品を紹介。
中世水墨画の名品や、物語に猿が登場する絵巻物、斬新なデザインの根付などが一堂に会する。
日本や中国において親しまれてきた猿の多彩なイメージを楽しめる。

○特集陳列「刀剣を楽しむ―名物刀を中心に―」(京都市東山区・京都国立博物館 平成知新館、12/15(火)~2016/2/21(日) 9:30~17:00※月曜休館(月曜日が祝日・休日の場合は開館し、翌火曜日休館)※12月26日(土)~2016年1月1日(金・祝)は休館)
この特集陳列では、京都の古社寺に伝来した名物刀剣の全てを一挙公開。
後鳥羽上皇が御自ら手がけたとされる太刀「菊御作」、斬りつけた真似をするだけで相手の骨が砕けるという伝説を持つ「薙刀直シ刀(名物骨喰藤四郎)」(豊国神社蔵)、桶狭間の戦いで織田信長が得た「刀(名物義元左文字)」(建勲神社蔵)、坂本龍馬の愛刀「刀 銘吉行」など、ドラマティックな歴史を持つ名刀の数々を紹介する。
 

○特集陳列「獅子と狛犬」(京都市東山区・京都国立博物館 平成知新館、12/15(火)~2016/3/13(日) 9:30~17:00※月曜休館(月曜日が祝日・休日の場合は開館し、翌火曜日休館)※12月26日(土)~2016年1月1日(金・祝)は休館)
獅子、狛犬ともに百獣の王ライオンの姿を写したもので、頭上に一本の角のある方を狛犬、無い方を獅子と呼ぶ。
エジプト、中東地域では写実的なライオンの像が造られたが、生息地から遠く離れた中国では姿が変わって唐獅子となり、それが日本に伝わった。平安時代以降神社や寺院の入り口、あるいはお堂に置かれ、境内や神仏の像を守護する役を担ったのだ。
10余対の獅子・狛犬を並べた空間をたのしむことができる。
 

春日若宮おん祭(奈良県奈良市・春日大社(境内:若宮神社、お旅所)、12/15(火)~18(金)【12/15】 午後1時 大宿所詣 午後2時半/午後4時半/午後6時 御湯立[みゆたて] 午後5時 大宿所祭 【12/16】 午後2時半頃 大和士[やまとざむらい]   午後3時頃 田楽座宵宮詣 午後4時 宵宮祭 【12/17】 午前0時 遷幸の儀 午前1時 暁祭 午前10時 本殿祭 正午 お渡り式 午後12時50分頃より 南大門交名[こうみょう]の儀 午後1時頃より 松の下式 午後1時頃より 競馬 午後2時半 お旅所祭 午後2時半頃より 稚児流鏑馬 午後3時半より10時半頃まで 神楽・東遊・田楽・細男[せいのお]・猿楽・舞楽・和[やまと]舞 午後11時 還幸の儀 【12/18】 午後1時 奉納相撲 午後2時 後宴能[ごえんののう])
春日若宮おん祭の始まりは、保延2年(1136)に関白の藤原忠通が五穀豊穣と国民安寧を祈願し、大和一国をあげて執行したのが始まりとされている。
祭では神事芸能の数々が奉納され、神楽や舞楽などは国の重要無形民俗文化財に指定されている。

 モラエア(モレア) iris moraea

【花言葉】「感受性」

【概要】
モラエア(Moraea)はクジャクの羽模様に似た花を咲かせる、花色や模様の変異に富んだアヤメ科の多年草・球根植物である。原産地はアフリカ。外側に広がる3枚の花弁のつけ根には、受粉昆虫を導き入れるための独特な模様(ネクタリー・ガイド:蜜標) がある。主に出回っているのは、冬咲きのモラエア・ポリスタキア(Moraea polystachya)や、春咲きのモラエア・ヴィローサ(Moraea villosa)などである。 
属名の Moraea は、イギリスの植物学者 ロバート・ムーア(Robert Moore)氏に因んで付けられた名称。 

【特徴】

モラエア・ポリスタキアMoraea polystachya
アフリカの南部。日当たりと乾燥気味の気候を好む 
草丈40~60cm。節ごとに線形の葉を互生し、先端は鋭頭で、基部は茎を抱く。
11~3月頃、茎頂に淡青紫色の花をつける。花被片は6個で、淡青紫(藤)色地に濃青紫色の網目模様。外花被片の基部には黄色からオレンジの筋(蜜標)が目立つ。 遠目には「アヤメ」そっくりである。
 種小名の polystachya は「穂をたくさんつける」という意味である。 英名は blue moraea(ブルーモラエア)。
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/b/b7/Moraea_Polystachya_Oudshoorn.jpg
・葉と花
http://www.anniesannuals.com/signs/m/images/moraea_polystachya_2014.jpg
http://www.plantzafrica.com/plantklm/plimagesklm/morapolystach.jpg

モラエア・ヴィローサMoraea villosa
南アフリカの西部、西ケープ地方原産。冬降雨地帯の平地や斜面に生え、20~40cmほどになる。早春に花茎を伸ばし、クジャクの羽の模様を連想させる花を咲かせる。花は径約7cmで、花被片の地の色は紫、ピンク、橙、クリーム色などで、外花被片の基部は黄色やオレンジ色のネクターガイド(蜜標)で毛があり、その上部には大きな緑、青、黒などのブロッチがある。
種小名 villosa は「柔らかい毛に覆われた」という意味である。英名はpeacock moraea(ピーコックモラエア)。
http://botany.cz/foto2/moravillherb3.jpg
http://www.pacificbulbsociety.org/pbswiki/files/Moraea/Moraea_villosa_lp.jpg
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【詳しい育て方】

モラエア・ポリスタキアの場合

■主な作業
植えつけ後は十分に水やりし、鉢植えは、芽が出てきたら日当たりと風通しのよいところに移す。
冬の管理
関東以西の暖地では、ポリスタキアは霜除けなしで花が咲く。ただし、それ以外の地域では霜除けをしたほうが安全。
鉢やプランターは、霜の当たらない軒下などに置く。
休眠期の管理鉢植えの場合は、花が咲いて後、6月になって葉が黄くなったら水やりを止め、鉢に植えたまま秋まで置く。
庭植えの場合で、植え替えを予定している場合は、掘り上げて、日陰で秋まで保管する。 

■栽培環境
花壇に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植えつける。鉢やプランターで育てる場合も日当たりのよいところに置く。

■水やり
葉が厚く多肉植物に分類されることもあるので、水やりは普通の草花の7割程度にする。

■肥料
植えつけ時に緩効性の肥料を施す。鉢やプランターに植えた場合は、3~5月ごろまで液肥を月2回ほど与える。

■用土
市販の球根用培養土もしくは赤玉土とバーク堆肥(腐葉土)を2対1程度に混ぜたものなどを使う。 

■植えつけ
ポリスタキアは晩秋から初冬に秋に花が咲くので9月下旬頃に植えつける。
花壇に植えるときは、深さ20~30cmほどの植え穴を掘り、掘り上げた土の3割程度の堆肥を入れ、庭土とよく混ぜ合わせて植えつける。
 
植えつけの深さは、庭植えで5cm、鉢植えで3cmほどにする。株間は鉢植えの場合は7号鉢に5球、庭植えの場合は10~15cmとする。
■植え替え
庭植えにしたときは毎年掘り上げる必要はない。花付きが悪くなってきたら掘り上げて植え替える。
鉢やプランターに植えた場合は、毎年、若しくは2年に1回植え替える。

■ふやし方
普通球根の分球でふやす。6月頃になると葉が枯れるので、日陰で乾かして網袋などに入れて保管する。
また、花が咲き終わったからといって葉を切ってはいけない。花後の光合成で球根が大きくなるので、葉は大事にする。
また、タネでふやすことも比較的簡単。生育がよければ、1年半で花を見ることができる。

■病気と害虫
特にない。 

モラエア・ヴィローサの場合
鉢植えで栽培する。雨のかからない日当たりの良い軒下や無加温のビニールハウスなどで管理する。
球根を10月にに植えつける。

培養土は赤玉土、鹿沼土、軽石、バーミキュライト、腐葉土などを混合した排水と保水性に優れたもの用いると良い。肥料は粒状のマグアンプKの中粒を少量与える。
植え付けの深さは球根の2~3倍。植え付け後はたっぷりと水を与え、以後は鉢土の表面が乾けば同様に水を与える。
冬期は零度以下にならないようにする(短時間なら零度以下になっても支障はない)。 夏前に葉が枯れた後は球根を掘り上げて保存するか、秋まで水を与えずに鉢植えのままで乾燥状態にしておく。 

■まとめ
暖かい気候である
水をやり過ぎず乾燥気味の環境である
霜にはなるべく当てない様にする