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12月4日「血清療法の日」 誕生花:サザンカ

2015-12-04 00:35:00 | 雑記

 記念日・年中行事

○血清療法の日
1890(明治23)年のこの日、北里柴三郎とエミール・ベーリングが破傷風とジフテリアの血清療法の発見を発表した。 
動物(馬など)に、毒素を無毒化・弱毒化した上で注射し、毒素に対する抗体を作らせる。血清療法は、この抗体を含む血清を、病気の治療や予防に用いる方法である。例えば、ニホンマムシやハブの毒素に対する抗体を、馬に作らせる。マムシ等による咬傷の際、この血清を患者に投与して治療する。ただし、馬血清はヒトにとって異物であるので、投与の際にはアナフィラキシー・ショックと遅延性アレルギーに対する十分な注意が必要である。

○E.T.の日
1982(昭和57)年のこの日、映画『E.T.』が日本で公開された。
観客は1000万人を突破し、1997年に『もののけ姫』に抜かれるまで最高の配給収入を記録していた。
E.T.はExtra-Terrestrialの略で「地球外生物」のことである。
 

○かぶちゃんケフィールの日
長野県飯田市に本社を置き、市田柿を主とした農産物の生産、加工、販売を行うかぶちゃん農園株式会社が制定。
この日をきっかけに自社で販売しているケフィールについて、その知識を多くの人々に広げていくのが目的。
ケフィール(ケフィア)は数種類の乳酸菌と酵母の複合発酵により生成される乳飲料で、人体の様々な消化器系に働きかける。
日付は人体に良い乳酸菌群との意味を込めて、12と4で「ひと(12)によい(4)」の語呂合わせから。

□聖バルバラの日
3世紀ごろ、キリスト教が禁止されていたローマ帝国でキリスト教への信仰に目覚めた少女バルバラが処刑された日。
バルバラが獄中で壺にいけておいた桜桃のつぼみが、処刑の日に花を咲かせたとされることから、この日、桜桃の枝を壺にさす習慣がある。
また、この日に皿に入れた水に小麦を浸しておき、クリスマスごろの芽の出方で翌年の豊凶を占う風習もあり、これを「バルバラの麦」と言う。
この日の雪を「白い衣装のバルバラ」といい、雪の量が多いと翌年は豊作になるとされている。
広く民間に崇敬を集めた聖人であるが、カトリック教会では歴史的に実在した証明ができないことを理由として、1969年に聖バルバラを聖人暦から外している。 

○人権週間(12月4日~12月10日)
法務省人権擁護局人権啓発課が制定。 
「世界人権デー」までの一週間。 

○札幌市天文台夜間公開(12月)(北海道札幌市中央区・札幌市天文台、12/4(金)~20(日) 18:00~20:00※開催日:12月4日~6、18~20 ※天候により中止になる場合もあり、問合せは当日17:00以降に札幌市天文台へ)
 札幌市中心部にある天文台から、口径20cmの望遠鏡を使って星を観察する。主な観望対象は月、秋から冬の星座の星。 
※悪天候の場合、観望は中止になるが、天文台は公開し天文に関する質問対応や解説等が行われる

○HTB Winter Expo(北海道札幌市豊平区・ケーズデンキ月寒[つきさむ]ドーム、12/4(金)~6(日)※12月 4日(金) 15:00~19:00 12月 5日(土) 10:00~19:00 12月 6日(日) 10:00~18:00)  
スノーボードや車のコレクションとダンスバトルを組み合わせた冬の一大イベント。
ふわふわ遊具や記念撮影が楽しめる「onちゃんパーク」の他、今秋に開催された「イチオシ!まつり」で好評だった道内市町村(北斗市・森町・新篠津村)の絶品グルメの出店や、車の展示などが行われる。
5日(土)と6日(日)には、HTBアナウンサーや番組パーソナリティー、プロスノーボーダーが出演するトークショーに加え、札幌を拠点に活躍するアイドルのミルクスによるライブや、キッズダンサーによるダンスコンテストも開催される。
この冬お勧めのスノーボードやウエアなどが特別価格でゲットできる即売会にも注目したい。
 

○アーツ・トワダ ウィンターイルミネーション(青森県十和田市・十和田市現代美術館前 アート広場、12/4(金)~25(金) 16:30~21:00)
約30万球の青色LEDの光が幻想的な世界を演出し、様々なアート作品が昼とは違った表情を見せてくれる「アーツ・トワダ ウィンターイルミネーション」。光とアートの競演する極上のひと時を堪能できる。

□保呂羽堂の年越し祭(山形県米沢市・千眼寺保呂羽堂[ほろはどう]※12月4日)
氏子の若者たちが千本杵を持ち、ねり唄・つき唄・あげ唄を唄いながら餅をついた後、餅が振る舞われる。あげ唄とともにつき上がった餅を天井高く突き上げるのが特徴で、天井のススがついた餅ほど御利益があるといわれている。 

○2015NIIGATA光のページェント新潟県新潟市中央区・新潟駅南口けやき通り、12/4(金)~2016/2/14(日) 16:30~25:00 12月22日(火)20:00~22:00はライトダウン)
「未来を担う子供たちに大きな夢を与えよう」をテーマに、今年で28回目を迎えた新潟の冬の風物詩。
JR新潟駅南口のケヤキ通りにある、200本ほどのケヤキが約26万球の色とりどりの光で彩られ、鮮やかな光の世界が出現する。
 

鹿嶋市市制施行20周年記念 KASHIMA光のアート・ギャラリー2015(茨城県鹿嶋市・鹿島神宮駅周辺、12/4(金)~2016/1/11(月) 17:00~23:00※12月4日(金)17:00~点灯式・ミニコンサート、12月19日(土)17:00~クリスマスコンサート、12月31日(木)年越しライトアップ(翌日朝6:00まで点灯))
鹿嶋の冬の風物詩。期間中、鹿島神宮駅周辺は、約10万球の電球を用いた、色鮮やかなイルミネーションが施される。
特別イベントとして、駅前広場において、12月4日(金)17時から点灯式・ミニコンサート、12月19日(土)17時からクリスマスコンサートを開催。12月31日(木)には年越しライトアップとして翌日1月1日の朝6時までライトアップを行う。初詣と一緒にイルミネーションも楽しもう!
 

○KANNA WINTER ILLUMINATION 2015(群馬県神流[かんな]町・神流町コイコイアイランド会館・こいこい橋周辺、12/4(金)~2016/1/11(月) 17:00~21:00)
山里を彩るイルミネーションで、神流川に架かるこいこい橋が光のトンネルと化し、恋愛成就を願う愛の鐘が設置される他、鯉のぼり祭り発祥の地・神流町ならではの、鯉のぼりのイルミネーションを楽しむことができる。
また、12月19日(土)と20日(日)17:00~20:00にはクリスマスフェスタを開催。野外ライブコンサートに、ビーフシチュー、シュトーレン、ホットワインなどの出店バザーが開かれる他、12月19日(土)には花火大会、20日(日)には鯉みこしパフォーマンスも行われる。

茅野吉孝水彩画展(埼玉県さいたま市大宮区・Gallery エル・ポエタ、12/4(金)~13(日)  11:00~18:00※12月7日休廊
絵画作品の展示。

第22回 丸沼芸術の森展(埼玉県朝霞市・丸沼芸術の森 展示室、12/4(金)~13(日) 10:00~17:00※会期中無休) 
丸沼芸術の森のアトリエで制作活動を行う、絵画・版画・彫刻・陶芸・ガラスなど、多彩なジャンルの作家による、年に一度の展覧会。

サクラクレパスメモラビリアートクリスマスパーティ(東京都台東区・サクラクレパスメモラビリアート、12/4(金)~5(土) 10:00~16:00)
アメリカ直輸入のクラフト用グッズのバーゲンやプロカメラマンのクリスマス親子撮影会、お子様からクラフト好きな方まで楽しめる色々なワークショップ。
スクラップブッキングの作品コンテストは投票者の中から抽選で豪華クラフト用品プレゼントもある。
毎年大好評のクラフトグッズ福袋も。楽しいクラフト満載のパーティへどうぞ
 

○第二回「ご当地鍋フェスティバル@日比谷公園」(東京都千代田区・日比谷公園(噴水広場周辺)、12/4(金)~6(日)※12月4日 10:00~20:00、12月5日・12月6日 10:00~17:00)
昨年の第一回開催では10万人の来場者が美味しく暖まった「ご当地鍋フェス」!
全国の秋冬の風物詩「鍋」料理を集めたグルメイベントが更にパワーアップして今年も都心の真ん中、東京日比谷公園で開催される。
旬の肉・魚・野菜・きのこを使い、各地域の特色を活かした「鍋」が一度に味わえる、楽しく、美味しく、豪華なイベント。
特設ステージではお笑い・アイドル・大道芸など、思わず心も暖かくなる楽しいイベントも同時開催!

○二子玉川 プレミアム ママ フェスタ Xmas party 2015(東京都世田谷区・玉川高島屋S・C西館1階 アレーナホール・サロン 10:00~17:00)
綺麗なママを目指したい! 子育てをオシャレに楽しみたい! テレビや雑誌、メディアにも登場するカリスマ・ママとタッグを組んで子育てに頑張るママたちに「特別な」美と癒しを提供するプレミアムイベントを開催。二子玉川を中心としたセレブエリアの子育てママが集合。

○おぶせミュージアムコレクション展(長野県小布施町・おぶせミュージアム・中島千波館、2/4(金)~2016/2/29(月) 9:00~17:00※12月31日のみ休館 元日は10時~15時までの短縮開館)
 おぶせミュージアム・中島千波館が収蔵している作品の中から、選りすぐりの作品を展示する。
今回は会期中に「美術に親しむ」をテーマに様々なワークショップを開催。また平日来館者には喫茶利用割引券をプレゼント。

○安曇野神竹灯(長野県安曇野市・穂高神社境内とその周辺、12/4(金)~6(日) 16:00~※雨天・降雪の場合は中止) 
穂高神社とその周辺に並べられた神竹灯(かみあかり)と名付けられた8000本の竹灯篭が点灯し、会場を幻想的な雰囲気に包みこむ。
点灯に参加することも可能。
連日、17時30分から19時30分ころまで、神竹灯を奏でるということで結成されたユニット「神竹灯 KAMIAKARI」の演奏もあり。
 

○ゆうがたまち空間 クリスマスオーナメントづくり(愛知県豊橋市・こども未来館ここにこ、12/4(金)~18(金)※開催日:12月4日、18日※15:00~)
体験・発見プラザ まち空間では、平日の夕方にさまざまなプログラムを展開する「ゆうがた まち空間」を開催している。
12月4日・18日には、画用紙や毛糸、シールなど、さまざまな材料を使って、自由にクリスマスオーナメントを作ることができる。
12月11日は、わたしたちの身の回りにある材料を使って、「のぼるおもちゃ」作りに挑戦。無料で体験できるので、是非挑戦してみては。

○冬の講談~話芸で学ぶ歴史・忠臣蔵~(愛知県一宮市・アイプラザ一宮 18:30~20:00) 
日本の伝統芸能である講談は、釈台と呼ばれる小さな机の前に座り、張り扇や拍子木でそれを叩いて調子を取りつつ、歴史にちなんだ読み物を観衆に対して読み上げるもの。冬の講談の中心的なレパートリーとなっている忠臣蔵を題材とした公演。

○イガデハク2015 ~伊賀でデザイン博~(三重県伊賀市・三重県立ゆめドームうえの、12/4(金)~6(日)※12/4:12時~19時、12/5:10時~18時、12/6:10時~16時) 
今年で13回目となるイガデハク。
「質感空間」をテーマとした、アート&クラフト・手づくり作家や匠による「展示」「販売」「体験工房」が行われる。
陶器・布・木工・紙・ガラス・絵画・園芸・食…、あらゆる素材を活かした見ごたえのある作品が集まる。
他にも体験コーナーなどもあり、一日中楽しめる。心地よい空間「イガデハク」に出かけてみては?
 

□第二十二回展清水寺 古と優艶の書画展(京都市東山区・清水寺 圓通殿[えんつうでん]、12/4(金)~9(水) 11:00~16:00(最終日は14:00まで)  
全国各地より現代精鋭書家・画家の数々の作品を紹介し、また特別展示では「琳派400年の歴史とその書」として本阿弥光悦の書作品を展示。 

○ガラスと暮らす cacoのガラス作品展(京都市西京区・雑貨店おやつ、12/4(金)~25(金) 11:00~18:00※木曜日と日曜日は定休 ※金曜日のみ20:00まで営業)
アクセサリー、おうちのオブジェ、ランプ、モビールなど、身につけるものからインテリアまで幅広く、ガラスを素材に冬のこころあたたまるモノを展示販売。ガラス作家cacoの新作が期間限定でそろう。

神戸ルミナリエ(兵庫県神戸市中央区・旧外国人居留地および東遊園地、12/4(金)~13(日)※月~木曜日 18:00頃~21:30/金 18:00頃~22:00/土 17:00頃~22:00/日 17:00頃~21:30※混雑状況により点灯時間を繰り上げることがある。特に、土・日においては薄暮時に点灯する可能性がある。※なお、荒天の場合は、点灯を見合わせることがある。)  
阪神・淡路大震災の起こった平成7年(1995)に、都市の復興・再生への夢と願いを込めて始まったイルミネーション。
以来、震災の記憶を後世に語り継ぎ、神戸の夢と希望を象徴する行事として定着している。
元町駅の南口から会場までは一方通行。混雑状況により、作品鑑賞(会場)まで時間がかかる場合がある。
仲町通を彩る約190mの荘厳な光の回廊を抜けて、東遊園地の光の壁掛けを鑑賞しよう。
 

明石海峡大橋ライトアップ(ルミナリエパターン)(兵庫県神戸市垂水区・明石海峡大橋、12/4(金)~25(金) 日没~24:00)
明石海峡大橋では、世界で初めて色を自在に演出できるケーブル照明を設置。照明によるケーブル曲線美を表現できるようにしたイルミネーションを毎日行っている。
神戸ルミナリエの開始に合わせて、赤や緑を主としたクリスマスカラーのパターンでライトアップを行い、クリスマスムードを盛り上げる。
車では淡路SAから眺めるのがおすすめ。
12月29日(火)からは赤一色の年末パターンを点灯する。12月31日(木)は23時30分より新年へのカウントダウンパターンを点灯し、日の出まで点灯。
 

2015イルミネーションロードくれ(広重県呉市・蔵本通り芸術の広場、集いの広場(中央図書館向かい付近)ほか、12/4(金)~2016/1/3(日) 17:00~23:00)
JR呉駅から徒歩10分の緑と水が美しい「蔵本通り」一帯に、個性的なイルミネーションが点灯する冬のイベント。
海をイメージした木々のライトアップの中に20分の1サイズ、約13mの戦艦「大和」や、実物サイズの戦闘機「紫電改」、錨のモニュメントなどがきらめく。家庭で眠っているイルミネーションを活用する市民参加型のコーナーもある。
 

○徳島文理大学香川キャンパス イルミネーション2015(香川県さぬき市・徳島文理大学香川キャンパス、12/4(金)~2016/2/14(日)※点灯時間は日没~21:00 12月4日(金)16:45~17:50点灯式 ※1月16日(土)・17(日)はセンター試験日のため校内への入場不可)
正門ケヤキ2本、管理棟前ケヤキ3本、正門から学内までのサツキ約100mに、イルミネーション7万5千球を装飾。
冬のキャンパスが彩られる。
12月4日の点灯式では、電気自動車の登場、志度中学生の吹奏楽コンサート、ハンドベルコンサート、ゴスペルコンサート、ダンスなども開催されるので、合わせて楽しんでみては。

○つじこうじ写真展 「ダレカ ノ ジカン 2時間目」in福岡サービスステーション(福岡県福岡市博多区・富士フイルム福岡サービスステーション コミュニティギャラリー、12/4(金)~16(水) 10:00~18:30※10日(木)休館)
2012年から福岡市内でグループ展を数回開催。2014年8月、フィルムカメラで声掛け撮影をした写真で個展「ダレカ ノ ジカン」を開催。
今回の展示はその続編「ダレカ ノ ジカン 2時間目」と題し、マニュアルのフィルム1眼レフカメラで撮影した写真を展示。
街や公園で思い思いの時間を過ごす人たちに声をかけ、撮影した作品。
 

○第13回シニアデジカメサロン写真展(福岡県福岡市博多区・富士フイルムフォトサロン福岡、12/4(金)~16(水) 10:00~18:30※木曜日休館(12月10日木曜 休館))
シニアデジカメサロンの作品展は、第13回目を迎える。年々デジタルカメラの進歩はとどまることなく続いており、会員の中には新機材での撮影する人、今までのデジカメを使用する人、さまざまだ。進化するデジタルカメラではテクニック活用も変化する。
今回の写真展では、会員個々の撮影テーマで撮影された写真を展示する。

○ゼロソー「父と暮せば」熊本県熊本市東区・花習舎(カシューシャ)、12/4(金)~13(日)※会期中の開催日時は、12月4日(金)19:00、12月5日(土)14:00/19:00、12月6日(日)14:00/18:00、12月11日(金)19:00、12月12日(土)14:00/19:00、12月13日(日)14:00/18:00 ※上演時間1時間20分※開場は開演の20分前)
井上ひさしの名作「父と暮せば」を上演する。
「うちはしあわせになってはいけんのじゃ」愛する者たちを原爆で失った美津江は、一人だけ生き残った負い目から、恋のときめきからも身を引こうとする。
そんな娘を思いやるあまり「恋の応援団長」をかってでて励ます父・竹造は、実はもはやこの世の人ではない-。
「わしの分まで生きてちょんだいよォー」父の願いが、ついに底なしの絶望から娘をよみがえらせる、魂の再生の物語。
 

都農神社冬祭(宮崎県都農[つの]町・都農神社、12/4(金)~5(土))
毎年12月4日には前夜祭、5日には例大祭が行われる。前夜祭ではぜんざい、豚汁などが振る舞われる。
4日の神楽は18~22時、5日は13~17時まで奉納される。
 

 サザンカ(山茶花) sasanqua

【花言葉】「困難に打ち勝つ」「ひたむき」「謙虚」

【概要】
サザンカ(山茶花、学名Camellia sasanqua)は、ツバキカ科ツバキ属の常緑広葉樹 
日本では山口県、四国南部から九州中南部、南西諸島(屋久島から西表島)等に、日本国外では台湾、中国、インドネシアなどに分布する。
山地の林の中や林の縁に生育する。

漢字表記の山茶花は中国語でツバキ類一般を指す山茶に由来し、サザンカの名は山茶花の本来の読みである「サンサカ」が訛ったものといわれる。もとは「さんざか」と言ったが、音位転換した現在の読みが定着した。
別名は、ツバキより葉が小さいことから、「ヒメツバキ(姫椿)」・「コツバキ(小椿)」。材が堅く、ツバキより葉が小さいことから「ヒメガタシ・「コガタシ」と九州では呼ばれる。茶梅(チャメイ:中国名)。
属名の Camellia はイエズス会の宣教師「カメル(G. J. Kamell)さん」の名からきている。マニラに住み、東アジアの植物を採集した。
種小名の sasanqua は「山茶花」のことである。 

【特徴】
暖地の山地に生える。通常高さは4~5mになる。
葉は互生し、楕円形でやや厚く光沢がある。縁には細かい鋸歯がある。日本特産種.ツバキやヒサカキとの違いは、若枝、葉柄、葉の主脈上に短毛がある点。 
開花期は10~12月。枝先や葉の脇に花径5~7cmくらいの白い5弁花をつける。花は横に平らに開き、雄しべはツバキのように筒状にはならない。園芸品種には、花の色が赤や桃色のもの、八重咲きをするものなどがある。花弁はばらばらに散る。 
果実はさく果で、卵球形で細毛がある。熟すと割れて黒褐色の種子を出す。
・樹皮
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/b/b3/Camellia_sasanqua5.jpg
・葉
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/7/7a/Gardenology.org-IMG_2291_rbgs11jan.jpg
・花
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/1/12/Camellia_sasanqua1.jpg
・実
http://merry.whitesnow.jp/BACKNUMBER/20111004/sazanka_mi.jpg
通常サザンカというと晩秋から冬に花を咲かせるイメージが強いが、サザンカとヤブツバキが自然に交雑してできたハルサザンカは冬から春に花を咲かます。また、真冬に花を咲かせるカンツバキも園芸上はサザンカに含まれまれることも多い。以上のようにサザンカは花の咲く時期によって「サザンカ系」「カンツバキ系」「ハルサザンカ系」の3つのグループに分けられる。
・サザンカ系 
 サザンカ Camellia sasanqua 
・カンツバキ系 カンツバキ(寒椿) Camellia sasanqua 'Shishigashira' (シノニムC. x hiemalis 、C. sasanqua var. fujikoana )
サザンカとツバキ C. japonica との種間交雑園芸品種系である。 
・ハルサザンカ系 ハルサザンカ  Camellia x vernalis  

【主な原種・園芸品種】

‘桜月夜’[さくらづくよ] (Camellia sasanqua 'Sakura-zukuyo')
サザンカ系園芸品種群の1品種。ピンク色の半八重の花が咲く。
http://www.portaldojardim.com/pdj/wp-content/uploads/Sakura-zukuyo-1.jpg

‘七福神’[しちふくじん] (Camellia sasanqua 'Shichifukujin') 
サザンカ系園芸品種群で、古くから関東地方で栽培されてきた。濃桃色の半八重大輪。木は立ち性で非常に花つきがよい。花期は10月~11月。
http://pcweb.hobby-web.net/7110/10300110b.jpg

‘丁字車’[ちょうじぐるま] (Camellia sasanqua 'Choji-guruma')
サザンカ系園芸品種群。紅ぼかしの一重唐子咲き小輪。関西で古くから栽培されてきた。別名「金采」。花期は10月~12月。
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/21/170987fe182d4a7dd515d116e8d90698.jpg 

‘獅子頭’[ししがしら] (Camellia sasanqua 'Shishigashira')
カンツバキ系園芸品種群の多くの交配親となった品種。濃いピンク色の八重咲き。
http://bell3.blog.eonet.jp/default/images/2014/01/30/020601kantubaki.jpg

‘富士の峰’[ふじのみね] (Camellia sasanqua 'Fuji-no-mine')
カンツバキ系園芸品種群。千重咲き中輪。木は立ち性。白花品種で古くから最も多く利用されてきた。花期は11月~1月。 
http://art7.photozou.jp/pub/457/157457/photo/6883256.jpg

‘朝倉’[あさくら] (Camellia x hiemalis 'Asakura')
カンツバキ系園芸品種群の八重咲き~獅子咲き中輪。白色で外弁にほんのりと淡紅色が入る。花期は10月~11月。 
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/4d/68a04be5f5e66102e7646da713064394.jpg

‘鎌倉絞’[かまくらしぼり] (Camellia x vernalis 'Kamakura-shibori')
ハルサザンカ系園芸品種群の1品種。赤地に白斑が入った一重小輪の花が咲く。
http://aquiya.skr.jp/zukan/Camellia_vernalis_Kamakurashibori02.jpg

‘笑顔’[えがお] (Camellia x vernalis 'Egao')
ハルサザンカ系園芸品種群。福岡県久留米地方から普及した濃桃色の八重咲き大輪で、白斑の入る系統もある。花期は11月~3月。
http://lh5.ggpht.com/_5f0d0Ad9CAk/S3OKyKepFbI/AAAAAAAAjUk/KBE4jxxEGPY/s800/100211-8.jpg

【詳しい育て方】

■主な作業
基本の剪定
ほぼ放任状態でもある程度樹形がまとまり花も咲く。むしろヘタに枝を切るよりも花付きがよいこともある。ただ、新しく伸びた枝の先端に花芽を付ける性質があるので放っておくと花の咲く位置が年毎に少しずつ高くなる(比較的生長の遅い木なので、あまり関係ないかも知れない)。特に問題なければ突出して伸び出た枝を樹形に合わせて切り詰める程度で充分である。
刈りこむ場合(生垣など)
庭のスペースの関係などでコンパクトにまとめたい場合は、新芽が動き出す3~4月に枝の切り戻しをおこなう。まず、花が咲いた枝は葉を3~4枚残して切り詰める。次に木の内側に向かって伸びる枝(ふところ枝)を付け根から切り落とす。それでもまだ枝が重なり合って混み合っている場合は適宜枝を切り落とす。枝が混み合っていると風通し悪くなって病気や害虫が発生しやすくなり、木の内側まで日が入らない。生け垣に仕立てる場合は全体を刈り込む。芽吹く力が強いので、色々な樹形に仕立てることができる。
剪定の注意点
春に芽吹いて伸びた枝の先端に7~8月に花芽が形成される(この時点ではまだつぼみは見えない)ので、基本的に夏以降は枝を切らない。ただし秋につぼみが確認できるようになって以降、つぼみの付いていない徒長枝(樹形から飛び出た枝)は切ってもかまわない。

■栽培環境
日当たりのよい暖かい場所でよく育つ。やせ地や乾燥する場所ではつぼみが落ちてしまうのであまり適さない。また、半日陰でも育つが花付きは悪くなる。庭植えにする場合は東北地方より南の地方が適地である。また、冬に寒風の当たる場所は避ける。 

■水やり
地植えは、一度根づくとよほど乾燥する日が続かない限り水を与える必要はない。自然の降雨だけで育つ。 
鉢植えは土の表面が乾いたらたっぷりと水をあげる。特に春の新芽がぐんぐん生長する時期は水もたくさん必要とするので、水切れさせないように気を付ける。また、夏も乾きやすいので水やりを忘れないようにする。

■肥料
肥料が足りないと下の方の葉っぱが枯れやすく、枝も充分に育たず花付きに影響することがある。春の芽が出てくる前くらいに油かすと骨粉(もしくは化成肥料)を混ぜたものや市販の固形油かすを株の大きさに応じて与える。垣根にしている場合は、株元から40cmほど離れた場所に垣根と平行して浅く溝を掘りそこに肥料を入れる。木がまだ小さいうちは毎年肥料を与えるが、充分に大きく育った成木の場合は2年に1回程度でかまわない。
鉢植えは生長を見て花芽が枝の中でつくられる6月頃と、9月頃にも同様の肥料を少量与える。

■用土
水はけの良い用土であれば特に土質を選ばずに育てられる。水はけの悪い粘土質の土や水もちの悪い砂質の土壌に植え付けるときは、あらかじめ腐葉土を混ぜ込んでおく。

■植えつけ・植え替え
植えつけ(庭植え)
3月~5月、9月~10月が植えつけの適期。
植え替え(鉢植え)
根づまりを起こすと花付きが悪くなるので、2~3年に1度植え替える。

■ふやし方
タネまきタネは10月中旬以降に採取しそのまますぐにまくか、保存しておき3月中旬頃にまく。花が咲くまで地植えの場合で5~7年、鉢植えの場合は3~4年かかる。 
さし木: さし木はその年に伸びた新しい枝を切り取って湿らせた赤玉土や鹿沼土に挿す。花が咲くまで2~4年かかる。

■病気と害虫
病気:もち病 
もち病は5月頃に発生しやすい病気で(まれに秋にもみられる)葉が焼いた餅のようにふくれる症状からこの名前がある。ツバキ類によく発生する病気でふくれた葉っぱはやがて白っぽいかびが生えてきて枯れてしまう。一度に大量発生する病気ではないので、被害が少なければ病気にかかった葉を取り除く程度で充分である。葉っぱはかなり特徴的な形と色に変化するので、判断しやすい。ひどい場合は薬剤を散布する。 
害虫:チャドクガ アブラムシ カイガラムシ
春にチャドクガの幼虫(毛虫)が発生する。葉を食い荒らして丸坊主にしてしまうので、見つけしだい薬剤を散布して駆除するが、触れると毒毛によって皮膚がかぶれてピリピリとした痛みがなかなか取れないので気を付ける。適宜剪定を行い風通しをよくしておくと発生しにくい。
カイガラムシは風通しの悪い環境で発生しやすい害虫である。植物の栄養を吸うだけでなく、排泄物によって光合成を阻害するスス病を併発させる恐れもあるので、見つけしだいこすり落とす。

■まとめ
やせ地でなければ肥料はほとんど要らない
剪定の適期は秋から春、ただし厳寒期は避ける
寒さの厳しい地域では落葉することがある  
https://www.youtube.com/watch?v=BogkeOvEdIk