記念日・年中行事
○福の日
お正月の食卓には欠かせないおせち料理。その中に使われるさまざまな水産練り製品などを製造・販売をする株式会社紀文食品が制定。
正月行事本来の意味、謂われを知ることで福を招いてもらうのが目的。
日付は、お正月前ということで12月、29で「ふく」と読む語呂合わから。この日には買い物や大掃除をして正月に備えようと提案している。
「おせち」は「御節供(おせちく)」の略。
元々は季節の変わり目の節日(せちび)である人日・桃の節句・端午の節句・七夕・重陽の節句の五節句に神様に食べ物を供える習慣があった。その供え物を「節供(せちく)」という。
年に何回かある節日の中でも、特に正月が重要な「節」ということから正月料理に限定していうようになった。
現在、おせち料理は正月の三が日に食べるが、松の内まで人を招いて饗応することを「おせち」「おせち振舞」「椀飯(おうばん)」と呼んだ。
椀飯は鎌倉時代以降、武家の間で行われた饗応のスタイルで、年頭に目上の人を招いてもてなすことを「椀飯振舞(おうばんぶるまい)」といった。現在のようなおせち料理が民間に広まったのは江戸時代だということである。
おせち料理は年神様に供える供物料理であると共に、家族の反映を願う縁起物の家庭料理でもある。
日持ちのする材料で作ってあるので、家族が食べる他に、お客様にも出せるように重箱に詰めるのが一般的である。
また、重箱に詰めるのは、めでたさを重ねるという意味も込められている。正式には四段重。 ※五段重という説もある。
一の重、二の重、三の重と呼ぶが、4番目は「与の重」といい、忌み数字である「四」は使わない。
※おせち料理を作るのはお正月の間主婦が休むためともいわれていますが、元々お正月は年神様を迎えて豊作を祈る儀式のひとつなので、その間は音を立てたり火を使うのを慎むといういうことからそのようにいわれていると思われる。
【一の重】 祝い肴・口取り かまぼこ・きんとん・伊達巻など
【二の重】 焼き物 ブリの照り焼き・イカの松風焼きなど
【三の重】 煮物 レンコン・里芋・高野豆腐など
【与の重】 酢の物 紅白なます・酢レンコンなど
【五の重】 控えの重
1つの重箱にいれる料理の品数は、奇数がいいとされている。
※地域や家風によって様々なので、特にこだわる必要はないようである。
※家族やお客様が少ない場合は三段重でも構わない
○清水トンネル貫通記念日
1929(昭和4)年のこの日、上越線の土樽[つちたる]~土合[どあい]の清水トンネルが貫通した。
全長9704mの当時日本最長のトンネルで、7年の歳月とのべ240万人の工事動員を費して完成した。
○シャンソンの日
1990(平成2)年のこの日、銀座のシャンソン喫茶の老舗「銀巴里」が閉店した。
閉店日には、銀巴里の名が記されたコーヒーカップや食器類が、すべて常連客によって持ち帰られた。
現在、跡地の銀座7丁目9番11号付近に石碑が立つ。
本来、シャンソン (chanson) は、フランス語で歌の意味である。
日本においては、1960年代までに流行したフランスの歌謡曲全般をシャンソンと呼ぶ場合が多く、これらを日本語訳でカバーしたものもシャンソンに分類される。アメリカン・ポップスやロックの影響を受けたミッシェル・ボルナレフなどはシャンソンより新しいイメージのフレンチ・ポップスとして紹介されることが多かった。フランス語で歌われていても、例えばヒップホップなどのアメリカン・スタイルも通常シャンソンとは見なされない。また、「ラストダンスは私に」のように、元々英語詞だったものが、フランス語の訳詞で大ヒットしたためシャンソンに分類されるようになった曲もある。
*(旧)国際生物多様性の日(International Day for Biological Diversity)
1994年の生物多様性条約締約国会議で制定。国際デーの一つ。
1993年のこの日の条約発効を記念したものだったが、2000年から、条約が採択された5月22日に変更された。
※山田耕筰忌
作曲家・山田耕筰[やまだこうさく]の1965(昭和40)年の忌日。
代表曲:『赤とんぼ』、『からたちの花』、『ペチカ』など。
○志津川湾おすばでまつり福興市(宮城県南三陸町・ベイサイドアリーナ周辺の特設会場(予定)、12月29日(火) 8時30分~13時30分)
地域の新鮮な海産物、農産物が安く手に入るとあって大賑わいの市。マダコ、アワビ、サケ、イクラ、ホタテ、鮮魚の他、かまぼこ、海苔、ワカメ、餅、農産品、味噌、ロールケーキなど南三陸の特産品が勢ぞろい。「おすばで」とは地元の言葉で「酒の肴」「つまみ」を意味する。
○岩井由美子水彩画展(愛媛県松山市・国重要文化財 萬翠荘、12/29(火)~2016/1/3(日) 9:00~18:00※初日は午後から、最終日は16時半まで)
年末年始の萬翠荘は、岩井由美子先生の水彩画で迎える。
色と色、滲みが作り出す鮮やかな色から絵が浮かんでくるような心が温まる作品ばかりだ。朝の陽ざしの中で描かれる、太陽のエネルギーを画用紙の中にいっぱい浴びて、きれいで深みのある色…水彩画から新たな発見ができるイベントになるだろう。
○誕生60周年記念 ミッフィー展(福岡県福岡市中央区・福岡三越・9F 三越ギャラリー、12月29日(火)~2016年1月11日(月) 10:00~20:00 12月31日(木)は18:00閉館、最終日は17:00閉館(入館は閉館の30分前まで) ※期間中の開催日:12月29日(火)~31日(木)、2016年1月2日(土)~11日(月))
全世界で愛され続ける絵本の主人公・ミッフィーが2015年で誕生60周年迎え、それを記念した展覧会が開催される。
“ミッフィーの大切なもの”をコンセプトに選ばれた人気絵本7作品の他、作者ディック・ブルーナの初期作品の原画など約300点が展示される。
また1955年に初めて描かれた「ちいさなうさこちゃん」(第1版)の原画は世界初公開となる。
会場では展覧会限定グッズや、バッグブランドのBAGGUとコラボしたナイロンバッグ、福岡会場限定のポーチ等が数量限定で販売される。
○グランメッセ歳末わくわくフェスタ2015(熊本県益城町・グランメッセ熊本・展示ホールA・B、12月29日(火)~30日(水) 9:00~16:00)
熊本の歳末をにぎやかに盛り上げる物産展。定期開催されているましきメッセもやい市や牛深の朝市がグランメッセ熊本で出張開催。
朝どれ野菜や熊本の美味をはじめ、お正月用品を販売する。益城産もち米100%の出来立てもちが販売される他、各日9:00から先着100名に紅白まんじゅうをプレゼント。ステージでは12月29日(火)に大人うで相撲や子供尻相撲、30日(水)には県内の小学生、中高生の40のチームがダンスバトルを繰り広げ、会場を盛り上げる。
○市営温泉無料開放(大分県別府市・別府市内7市営温泉、12/29(火)~2016/1/3(日)※開館時間は各施設により異なる)
別府の市営温泉7か所が、年末年始に無料開放。無料開放されるのは、不老泉、竹瓦(普通浴のみ)、田の湯、海門寺、永石、浜田、浜脇の計7市営温泉。温泉につかってゆったりのんびり、師走で忙しかった体を癒やしてはいかが。
プリムラ・ジュリアン(セイヨウサクラソウ[西洋桜草]) Julian hybrid primrosa
【花言葉】「青春の喜びと悲しみ」「可憐」「美の秘密」「永続する愛情」
【概要】
プリムラ・ポリアンサはヨーロッパ原産のP・エラチオール(Primula elatior)、P・ブルガリス(P. vulgaris)、P・ベリス(P. veris)などが交雑されて育成された品種群で、1950年代にアメリカで育成された大輪品種‘パシフィック・ジャイアント’(‘Pacific Giant’)の登場により、人気を博しました。
プリムラ・ジュリアン(Primula × juliana)は、このポリアンサに、コーカサス地方原産の赤紫色の小型種P・ジュリエ(P. juliae)を交雑して昭和40年代に日本(「サカタのタネ」)で作られた。その両方の名の一部をとって「プリムラ・ジュリアン」と名づけられた。ポリアンサより小型であるがポリアンサとの交雑が進み、違いは不明確。
ジュリアンは甘い香りをもつが、株によって雄しべの長いものと短いものがあり、雌しべの長い方がより強く香るようである。プリムラの中でもっとも早く咲き始め、寒さにも強く厳寒期でも戸外で咲き続けるため、冬の鉢花や寄せ植えの材料として利用されている。
属名の「プリムラ(Primula)」はラテン語の「primus(最初)」というの意で、この花がほかの花に先駆けて咲くことからとされる。別名は「セイヨウサクラソウ(西洋桜草)」。英名は「Primrose(プリムローズ)」、「Julian hybrid primrose(ジュリアン ハイブリット プリムローズ)」。
またプリムラの名の由来は、愛らしい花を「プリマドンナ(Prima donna)」にたとえたといわれる。
【特徴】
プリムラ・ポリアンサとコーカサス原産のプリムラ・ジュリエとの交雑種から作られた小型種で、ポリアンサを一回り小さくしたような姿で、性質も似ているが、ポリアンサより丈夫で、寒さに強い。ただ、寒地以外では夏越しが難しいため、夏~秋播きの一年草として扱うのが普通である。
草丈は5~10㎝。葉は小さく心臓形で長さ3~8cm。
開花期は11月~4月。花茎の先に直径3~4cmほどの花を1個ずつつけるのが特色。花は紅紫色、桃色、赤、黄、白など多彩で、花冠裂片に切込みが入る。
ジュリアンとポリアンサは、葉の中心に花が集まって咲く「アコーリス咲き」が一般的だが、気温が上がるにつれ、次第に花茎が伸び上がり、オブコニカと同じような形になる。
雌しべが長く雄しべが短い花(長花柱花、またはピン花)の咲く株と、雄しべが長く雌しべが短い花(短花柱花、またはブラシ花)の咲く株とがある。交配するときは、花型をよく見て、異なる型同士をかけあわせると、よく結実するとのこと。
また、ジュリアンは甘い香りをもつが、長花柱花の方がより強く香るようである。
http://pcweb.hobby-web.net/0010/2708b.jpg
・葉
http://pds.exblog.jp/pds/1/201003/16/85/d0081485_16482971.jpg
・花と葉
http://kazesanpo.com/goods_image/A1717_Z2.jpg
・花
http://kirk-monologue.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/2009/02/13/cimg1440_50.jpg
【主な原種・園芸品種】
プリムラ・ジュリアン「ローザ・シリーズ」
バラ咲き。カラーバリエーションはピンク・イエロー・スカーレット・パープル・ホワイトのいずれも「シェード」となり、それぞれ色幅がある。ふわっとグラデーションが入るもの、かわいく縁取りされたもの、印象的なくっきりカラーのものなど様々。
http://www.e-taneya.com/site_data/cabinet/00013606_photo1.gif
プリムラ・ジュリアン「F1レインボー混合」
フリルの入った花弁が美しい優雅なシリーズ。花色には濃淡があり、シェードカラーと呼ばれる。花径4~5cmの中輪。
http://www.shuminoengei.jp/m-pc/a-page_p_detail/target_plant_code-205/images/hinshu/00000000205_003.jpg
【詳しい育て方】
■主な作業
花がら摘み: 次々とつぼみが出てくるのでそれらのつぼみに充分日光を当てることが大切。花がらや枯れた葉は付けたままにしておかずにこまめに取り除く。そのままにしておくと灰色かび病が発生することがある。
鉢増し: 11月から5月に2回り大きな鉢に鉢増しを行う。生長が促されて株が大きくなり、たくさんの花を咲かせるようになる。厳寒期に鉢増しした場合は、霜で株が持ち上げられることがあるので、見つけしだい、手で押さえて植え直しておく。
■栽培環境
日当たりを好む。特に開花期間中、充分日光に当てないと花茎がひょろひょろになったり、花色が悪くなる。寒さには強いので、冬でも屋外で大丈夫であるが、寒風の当たる場所は空気が極端に乾くので避ける。室内の暖かい場所においていると花が早く散ることがある。やや寒い場所で、株をしっかり締めて育てたほうがよい。
低温に強い反面、夏の暑さには非常に弱く梅雨頃にはほとんどの株を枯らしてしまう。夏越しをして来年も楽しむためには、夏場は半日陰の風通しの良い場所で、できるだけ涼しい環境の下で育てる。夏は水やりを控えめにして乾燥気味にするのがコツである。
■水やり
水やりはメリハリが大切である。開花中は水切れをおこしやすく、すぐに葉がしおれてしまうが、水を与えると元に戻る。土の表面が乾いたらたっぷりと与える。まだ十分湿っている状態のときに水を与えると過湿になり根ぐされをおこしてしまうので注意する。開花中の株に水を与えるときは花や葉に水がかからないように葉をそっと持ち上げて静かに株元に与える。水がかかるとその部分が傷んで、灰色かび病にかかることがある。
がんばって夏越しに挑戦する場合は、5月以降の水やりは回数を控えめに、土の表面が乾いてからたっぷりと与えるようにする。夏場は植物が弱ってそれほど生長しないから。
■肥料
肥料は植え付ける際にゆっくりと効くタイプのものを土に混ぜ込んでおく。追肥は開花中に液体肥料を10日に1回与える。夏越しに成功した株は秋に涼しくなってきたら同様に液体肥料を与える。夏場は生育が弱るので与えない。
■用土
水もちの良い土が適する。赤玉土(小粒)5:ピートモス3:バーミキュライト2の割合で混ぜた土を使用する。
■植えつけ・植え替え
毎年花を咲かせる多年草であるが、夏の暑さで枯れてしまうことが多い。もし、夏を無事越せたなら、暑さが落ち着いた秋頃に植え替えを行う。鉢から抜いた株はそのまま一回り大きな鉢に植え替える。
タネから育てたり、秋に苗を購入した場合は寒さが来るまでに植えつけて充分に根を張らしておけば、耐寒性の強い株になる。植えつける場合もまわりの土(根鉢)をくずさずに植えつける。
■ふやし方
タネまき:タネまきは5月~6月に行う。発芽した苗は一度ビニールポットに植えて夏場はできるだけ涼しい場所で管理する。9月下旬頃に大きくなった苗を鉢やプランター、庭に植えつける。
株分け:夏越しに成功した株は、株分けでふやすことができる。鉢から抜いてまわりの土を落として株元をしっかりと持って手で引き分ける。さらに半分に分けることもできるが、あまり細かく分けすぎるとその後の生育が良くないので株の大きさを見て芽がちゃんと付いているか確認して行う。適期は9月~10月。
■病気と害虫
病気:灰色かび病
灰色かび病は傷んだ葉っぱや花をそのままにしておくと出やすい。
害虫:アブラムシ、ハダニ
春先からアブラムシがよく出るので、見つけ次第早めに駆除する。
■まとめ
水を与えすぎて過湿にすると根ぐされしやすい
寒さに強いが暑さに弱い
開花中は日光に充分当てる
https://www.youtube.com/watch?v=pPfdWcScXvo