すぷりんぐぶろぐ

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カマを食し、大きさの訳を…

2017年08月17日 | 教育ノート
 お盆セールなのか、家人が「鮪のカマ」の大きいものが出ていたので買ってきたという。
 あまりに大きくキッチンでは処理できずに、炭火でじっくりと洒落込んだ。

 

 言うまでもなく、大好物である。
 身をほぐしながら食べつつ、そういえばとふと懐かしいことを思い出した。

 学校の夏休み前、一つのネタとして話したことだ。
 マグロの絵を見せながら話したら、いつもは落ち着かずに全然集中しない、個別支援を必要とするある男児が食い入るように聴き入っていたと、担任から嬉しそうに語ってくれたことを覚えている。


2009年夏・集会原稿より・・・・・

 先生はお寿司が好きですが、その中でも、マグロが特に大好きです。みなさんの中にも、そういう人はいませんか。

 マグロのお刺身をみると、他のさかなに比べて、身が赤いんですが、どうして身が赤いのでしょう。

 このマグロ、といってもこれよりずっと大きいですね。小さくても1メートルぐらい、大きいのだと3メートルもあると言いますよ。…このマグロの身が赤いわけは…

 それは、赤い小さな魚を食べるから…ではありません。

 マグロはとても速く泳ぐさかなです。時速60kmぐらいといわれています。はやい時は100kmもでるそうです。
 マグロは、他の多くの魚がもっている、体を浮かせるための「ウキブクロ」のようなものがないのだそうです。
 だから、速く泳いでいないと沈んでしまうのでスピードを出して泳がなければならないんだそうです。

 速く泳ぐために、体のなかにたくさんの酸素というものを取り入れる必要があります。
 だから、マグロのエラは大きいのだそうです。
 そしてその酸素を、体の筋肉のすみずみまでいきわたらせるために、体の中の血管が多くあるのだそうです。だから、身が赤く見えるのです。


 体を鍛えるためには、運動することが一番大切ですね。新体力テストをして記録をとって自分の力の強いところ、弱いところもわかったでしょう。
 それをいろいろな運動をすることに生かしてほしいなあと思います。

 夏はなんといっても水泳です。水泳は、頭からつま先まで全部を使うとてもいいスポーツです。
 心臓や肺や筋肉、全部を鍛えて、マグロのように泳ぐのが上手になるといいですね。

(以下略)・・・・・・


 子どもたちの夏休みももう後半。マグロのように泳ぐ健康的な期間であってほしい。