2月28日が「バカヤローの日」であることを数年前に知った。
昭和期の国会解散時のエピソードから出たものだが、この日を記すそうというセンスというのは結構好きだなあ。
そもそも「馬鹿」とはどんな意味なのか、とつい調べたくなってしまう。
世の中、そんな馬鹿者が無駄なことを繰り広げているから、面白くなる。
まずは『日本 語源辞典』(日本文芸社)より
【語源】⑴痴の意を持つ梵語moha慕何(ばくか)から。
⑵同じく無知の意のmahallaka摩訶羅(まから)が訛ったもの。
ここを知ると、「馬鹿だなあ」という冗談を「マカラだなあ」と言って煙に巻いても洒落ている気がする。
電子辞書で調べると、内蔵している三辞書ともやや違いがあって面白い。
一番シンプルにかつ多方面に書いてある『明鏡国語辞典』を引用してみよう。
➊頭のはたらきがにぶいこと。また、その人
➋つまらないこと。何の益もないこと。
➌損をすること
➍機能を果たさないこと
➎一つのことだけにかかわっていて、広い視野の判断ができないこと
➏程度が並外れていること。
こう並べてみると、「あなた、馬鹿ではありませんか」と問われて、即否定できる人などなかなかお目にかかれない気がする。
「本当に、そうだなあ。➊そのものだ」
「ぼくは➋の馬鹿です」
「俺なんかまったく➌の人生を送っている」
「この頃、まったく➍の馬鹿ですね」
といった、妄想返答は十分考えられる。
ネットの「語源由来辞典」に俗説が載っていた。
『史記』の故事「鹿をさして、馬となす」からというものである。
秦の時代、趙高という権力者が二世皇帝に、鹿を「馬です」といって献じた。
周りの家臣たちは、趙高の権勢を恐れ「馬です」と答えたが、それを「鹿」といった者は暗殺された。
このことから、自分の権勢をよいことに矛盾したことを押し通す意味として「馬鹿」と言うようになったというものである。
なんだか、現在も世界のどこかで、あるいはこの国でも見られそうなことだなあと、思ってしまう。
こんな馬鹿話を書き連ねるうちに、二月は過ぎる。
本当に良いお天気の末日でした。
そして、とうとう新聞に花粉情報が載りました。
今年も、いよいよ戦いが始まりそうです。
昭和期の国会解散時のエピソードから出たものだが、この日を記すそうというセンスというのは結構好きだなあ。
そもそも「馬鹿」とはどんな意味なのか、とつい調べたくなってしまう。
世の中、そんな馬鹿者が無駄なことを繰り広げているから、面白くなる。
まずは『日本 語源辞典』(日本文芸社)より
【語源】⑴痴の意を持つ梵語moha慕何(ばくか)から。
⑵同じく無知の意のmahallaka摩訶羅(まから)が訛ったもの。
ここを知ると、「馬鹿だなあ」という冗談を「マカラだなあ」と言って煙に巻いても洒落ている気がする。
電子辞書で調べると、内蔵している三辞書ともやや違いがあって面白い。
一番シンプルにかつ多方面に書いてある『明鏡国語辞典』を引用してみよう。
➊頭のはたらきがにぶいこと。また、その人
➋つまらないこと。何の益もないこと。
➌損をすること
➍機能を果たさないこと
➎一つのことだけにかかわっていて、広い視野の判断ができないこと
➏程度が並外れていること。
こう並べてみると、「あなた、馬鹿ではありませんか」と問われて、即否定できる人などなかなかお目にかかれない気がする。
「本当に、そうだなあ。➊そのものだ」
「ぼくは➋の馬鹿です」
「俺なんかまったく➌の人生を送っている」
「この頃、まったく➍の馬鹿ですね」
といった、妄想返答は十分考えられる。
ネットの「語源由来辞典」に俗説が載っていた。
『史記』の故事「鹿をさして、馬となす」からというものである。
秦の時代、趙高という権力者が二世皇帝に、鹿を「馬です」といって献じた。
周りの家臣たちは、趙高の権勢を恐れ「馬です」と答えたが、それを「鹿」といった者は暗殺された。
このことから、自分の権勢をよいことに矛盾したことを押し通す意味として「馬鹿」と言うようになったというものである。
なんだか、現在も世界のどこかで、あるいはこの国でも見られそうなことだなあと、思ってしまう。
こんな馬鹿話を書き連ねるうちに、二月は過ぎる。
本当に良いお天気の末日でした。
そして、とうとう新聞に花粉情報が載りました。
今年も、いよいよ戦いが始まりそうです。