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米国株、ダウ3日続伸 520ドル高で年初来高値、ナスダックは続落 米国・欧州株概況 2023年12月1日 6:25

2023-12-01 06:27:44 | 日記
米国株、ダウ3日続伸 520ドル高で年初来高値、ナスダックは続落
米国・欧州株概況
2023年12月1日 6:25

【NQNニューヨーク=横内理恵】11月30日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3日続伸した。前日比520ドル47セント(1.46%)高の3万5950ドル89セントと8月上旬以来、約4カ月ぶりに年初来高値を更新した。2022年1月以来の高値。米連邦準備理事会(FRB)の利上げ局面が終了したとの見方が相場の支えだった。29日夕に四半期決算を発表した顧客情報管理のセールスフォースが大幅高となり、ダウ平均を押し上げた。引けにかけて買いの勢いが強まり、この日の高値圏で終えた。

足元で米景気やインフレの鈍化を示す経済・物価指標が目立ち、FRB高官からも現在の政策金利が適切との見解を示す発言が増えている。30日発表の10月の米個人消費支出(PCE)物価指数ではエネルギー・食品を除くコア指数が前年同月比3.5%上昇と9月(3.7%上昇)から減速し、ダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想と一致した。

ダウ平均の構成銘柄ではセールスフォースが9%強上げ、指数を140ドルあまり押し上げた。29日夕に発表した23年8~10月期決算が市場予想を上回り、通期の業績見通しを上方修正した。人工知能(AI)関連のIT(情報技術)投資が強まり、業績の追い風となるとの期待が広がった。

ダウ平均では医療保険のユナイテッドヘルス・グループや航空機のボーイングの上げも目立った。

一方、大型ハイテク株の一角が下げ、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数の重荷となった。11月のシカゴ購買部協会景気指数(PMI)が55.8と10月(44.0)から大幅に上昇し、市場予想(46.0)を上回った。「利下げ期待が後退した」(シーミス・トレーディングのジョゼフ・サルッジ氏)との声があった。

米長期金利が4.3%台と前日終値(4.25%)を上回って推移したのも、PER(株価収益率)が高く金利敏感とされるハイテク株の売りを誘った。今月に入って大きく上げていた銘柄が多く、利益確定の売りも出やすかった。

ダウ平均の11月の上げ幅は2898ドルだった。月間の上昇率は8.77%と昨年10月以来の大きさだった。

ナスダック指数は続落し、前日比32.272ポイント(0.22%)安の1万4226.218で終えた。エヌビディアやアドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)など半導体関連が売られた。ネット検索のアルファベットや電気自動車のテスラも下げた。

ナスダック指数の11月の月間の上昇率は10.70%と、昨年7月以来の大きさだった。


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