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売りの幅広さで前例のない相場-大恐慌までさかのぼるデータが示す 2022年6月18日 9:36 JST ブルームバーグ

2022-06-18 16:12:40 | 日記
売りの幅広さで前例のない相場-大恐慌までさかのぼるデータが示す
Lu Wang、Elaine Chen   2022年6月18日 9:36 JST ブルームバーグ   
  • S&P500種構成銘柄のこれほどまで広範囲の下げ継続は史上初 
  •   各資産クラスの連続的な下げは13年の「テーパー・タントラム」以来
ウォール街に今まん延している徒労感は他に例がない。
  市場のメルトダウンに関する話は数多いが、大恐慌までさかのぼるデータを見ても、今回ほど広範囲な損失に並ぶものはない。サンダイアル・キャピタル・リサーチによると、先週16日までの7営業日中5営業日で、S&P500種株価指数を構成する銘柄の90%以上が下落。これほど幅広い下げが続いたのは史上初だった。

 
  それほどまで悲惨ではないが同様の姿は各資産クラスにも見られた。米国債から社債、商品に至る全てが2週連続で下落。このような幅広い連続的な下げは2013年の「テーパー・タントラム」以来となった。
                        
  ここ1週間ほどの動きは、お手上げ状態の市場関係者が投げ売りする状況に近づきつつあることを示しているようだが、弱気相場は必ずしも大きな音を立てて終わるものではないことを歴史は示している。無気力状態がその後長く続くことも少なくない。
            
  キャップトラストのマイケル・ボーゲルザン最高投資責任者(CIO)は、「隠れる場所がない。こうした状況になれていない人がほとんどであり、不快な環境だ」と指摘。「バリュエーションが切り下げられている。金利はお金の値段であるため、全ての金融資産そしていずれは実物資産も下がり始めるだろう」と述べた。

  
  世界の多くの中央銀行が1980年代以降で最も積極的な金融引き締めに乗り出していることに伴う現実に投資家は直面している。米消費者物価指数(CPI)の上昇率が予想を上回ったことで、インフレがピークに近いとの期待は崩れ、リセッション(景気後退)懸念が高まりつつある。
  ヘッジファンドやクオンツトレーダーが株式の売却を急ぎ、S&P500種は過去11週のうち10週で下落。2020年の新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)開始以降で2度目の弱気相場に入った。同指数は先週5.8%下落し、週間ベースで20年3月以来の大幅な下げとなった。
猛ダッシュで株式から逃げるビッグマネー、FOMCまでプロは待てず
原題:
In Prevalence of Selling, This Is a Market Rout Without Equal(抜粋)


米国株、ダウ小幅続落し38ドル安 金融引き締めへの警戒続く ナスダックは反発 米国・欧州株概況2022年6月18日 6:07

2022-06-18 07:44:01 | 日記
米国株、ダウ小幅続落し38ドル安 金融引き締めへの警戒続く ナスダックは反発
米国・欧州株概況2022年6月18日 6:07

【NQNニューヨーク=横内理恵】17日の米株式市場でダウ工業株30種平均は小幅に続落し、前日比38ドル29セント(0.1%)安の2万9888ドル78セントと2020年12月以来の安値で終えた。原油相場が大幅下落してインフレ懸念がやや和らぎ、買いが優勢になる場面もあった。ただ、米連邦準備理事会(FRB)の急激な金融引き締めが景気悪化を招くとの懸念は強く、上値が重い展開だった。3連休を控えたリスク回避の売りも出て、引けにかけて下げに転じた。
今週のダウ平均は4.8%安となり、週間の下落率では今年最大となった。
17日の米原油先物相場が7%安と急落し、一時1カ月ぶりの安値を付けた。ガソリン高に歯止めがかかれば消費者心理が上向くと期待され、ダウ平均はプラス圏で推移する時間帯が多かった。今月に入って前日まで3000ドルあまり下げており、短期的な反発狙いの買いも入った。
消費関連や景気敏感株の一角が買われ、クレジットカードのアメリカン・エキスプレスが5%高、航空機のボーイングの上げも目立った。このところ下げがきつかったハイテク株にも押し目買いが入り、顧客情報管理のセールスフォースとスマートフォンのアップルが反発した。
ただ、買い直しの勢いは限られ、ダウ平均は終始上値が重い展開だった。FRBのパウエル議長が17日朝の講演で「私とFRBの同僚はインフレ率を目標の2%に戻すことに強く集中している」と述べた。FRBが景気よりインフレ抑制を重視する姿勢が改めて意識された。
今週はFRBが0.75%の大幅利上げを実施したのに加え、スイスと英国の中央銀行も利上げを決めた。来月には欧州中央銀行(ECB)の利上げも見込まれ、主要中銀の金融引き締めが世界景気を冷やすとの懸念が強い。ダウ平均は引けにかけて上げ幅を縮め、下げに転じて終えた。
原油相場の急落を受けて石油のシェブロンが大幅安となり、原油安になると売られやすい化学のダウや建機のキャタピラーも下げた。銀行株も総じて売られた。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は反発し、前日比152.251ポイント(1.4%)高の1万0798.350で終えた。ネット通販のアマゾン・ドット・コムや交流サイトのメタプラットフォームズなど主力株が上げた。

NY外為市場=円急落、日銀の緩和維持で ボラティリティー急上昇 2022/06/18 06:38 (ロイター)

2022-06-18 07:41:49 | 日記
NY外為市場=円急落、日銀の緩和維持で ボラティリティー急上昇
2022/06/18 06:38  
(ロイター)

6月17日、ニューヨーク外為市場では円が対ドルで急落した。日銀が現状の金融緩和政策を維持し、引き締めを急ぐ他の主要国中銀と一線を画したことが背景。今週は各国中銀が相次いで利上げを発表し、為替市場のボラティリティーは大きく上昇した。


[ニューヨーク 17日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、円が対ドルで急落した。日銀が現状の金融緩和政策を維持し、引き締めを急ぐ他の主要国中銀と一線を画したことが背景。今週は各国中銀が相次いで利上げを発表し、為替市場のボラティリティーは大きく上昇した。

日銀は16─17日に開いた金融政策決定会合で、現行の長短金利操作(イールドカーブ・コントロール)付き量的・質的金融緩和政策の継続を賛成多数で決めた。また、10年物国債金利0.25%での指し値オペを原則毎営業日実施すると改めて表明した。

BKアセットマネジメントのFX戦略担当マネジングディレクター、ボリス・シュロスバーグ氏は「誰もが、日銀が何かをすると思っていたが、何もしなかった」と語った。

円はこの日、対ドルで2.09%下落し134.885円。対ユーロでは1.62%下落した。15日には1ドル=135.6円と24年ぶりの安値を付けていた。

シュロスバーグ氏によると、135円台は円のテクニカルな抵抗線であり、これを突破した場合、ショートカバーが入って137─140円まで円安が進む可能性がある。

ドル指数は0.732%上昇の104.64。米国の祝日を前に、週ベースでは約0.4%の上昇となる見込み。

ユーロは対ドルで0.53%下落し、1.0496ドルとなった。

スイス中銀が想定外の利上げを行ったことはこの日も尾を引き、スイスフランは対ユーロで1.0098フランと、4月13日以来の高値を付けた。

英ポンドは0.99%下落し1.2229ドル。イングランド銀行(英中銀)の利上げを受けた上昇分をほとんど吐き出した。

リスクセンチメントに敏感な豪ドルは1.53%下落し1豪ドル=0.6938米ドル付近。

ドル/円 NY終値 134.96/134.99

始値 134.66

高値 135.42

安値 134.28

ユーロ/ドル NY終値 1.0498/1.0502

始値 1.0518

高値 1.0523

安値 1.0446