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米国株、ダウ続伸 景気敏感株に買い ナスダックは下落 米国・欧州株概況 2021年5月22日 5:03

2021-05-22 05:10:19 | 日記
米国株、ダウ続伸 景気敏感株に買い ナスダックは下落
米国・欧州株概況
2021年5月22日 5:03


【NQNニューヨーク=戸部実華】21日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続伸し、前日比124ドル42セント高の3万4208ドル57セント(速報値)で終えた。欧米の景況感が改善し、景気敏感株を中心に買いが優勢だった。上げ幅は一時300ドルを超えた。ただ、暗号資産(仮想通貨)のビットコインの価格が下落するとハイテク株は売り優勢となり、ダウ平均も伸び悩んだ。


IHSマークイットが21日発表した5月の購買担当者景気指数(PMI)速報値は欧州と米国ともに前月から上昇し、米国と英国は過去最高を記録した。欧米経済の回復観測が強まり、景気敏感株が買われた。航空機のボーイングや金融のゴールドマン・サックス、化学のダウが高い。米原油先物相場が上昇し、石油のシェブロンも上げた。


ただ、ダウ平均は昼前から午後に掛けて伸び悩んだ。中国政府がビットコインのマイニング(採掘)への取り締まりを強化すると発表し、4万1000ドル台で推移していた価格が一時3万6000ドル台に落ち込んだ。今週は仮想通貨の動向が市場心理に影響しやすくなっており、投資家が運用リスクを取る動きがやや後退した。


株価指標面で割高感があるグロース(成長)株が売られ、スマートフォンのアップルとソフトウエアのマイクロソフトが下げに転じた。ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は小反落し、前日比64.746ポイント安の1万3470.993で終えた。