米国株、ダウ続伸 金利低下で心理改善 ハイテク株が高い
米国・欧州株概況
2021年5月15日 5:04
【NQNニューヨーク=川内資子】14日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続伸し、前日比360ドル62セント高の3万4382ドル07セント(速報値)で終えた。米長期金利が低下し、投資家心理が改善。前日に引き続き高PER(株価収益率)銘柄が多いハイテク株に値ごろ感からの買いが優勢となった。経済活動の正常化期待の高まりから、景気敏感株の上昇も目立った。
米商務省が朝方に発表した4月の小売売上高は過去最高だった3月をわずかに上回った。伸び率では前月比横ばいと急増した3月(10.7%増)の反動で落ち込み、市場予想(0.8%増程度)も下回った。米債券市場で長期金利が前日に続いて低下し、ハイテク株が買い直された。スマートフォンのアップルやソフトウエアのマイクロソフト、顧客情報管理のセールスフォース・ドットコムなどの上昇が目立った。
米疾病対策センター(CDC)は13日、新型コロナウイルスワクチンの接種を完了した人は原則、屋内・屋外ともにマスクをつけなくても良いとする指針を発表した。夏にかけ経済活動が活発化するとの期待が高まり、化学のダウや航空機のボーイング、クレジットカードのアメリカン・エキスプレスなど幅広く景気敏感株が買われた。
米国・欧州株概況
2021年5月15日 5:04
【NQNニューヨーク=川内資子】14日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続伸し、前日比360ドル62セント高の3万4382ドル07セント(速報値)で終えた。米長期金利が低下し、投資家心理が改善。前日に引き続き高PER(株価収益率)銘柄が多いハイテク株に値ごろ感からの買いが優勢となった。経済活動の正常化期待の高まりから、景気敏感株の上昇も目立った。
米商務省が朝方に発表した4月の小売売上高は過去最高だった3月をわずかに上回った。伸び率では前月比横ばいと急増した3月(10.7%増)の反動で落ち込み、市場予想(0.8%増程度)も下回った。米債券市場で長期金利が前日に続いて低下し、ハイテク株が買い直された。スマートフォンのアップルやソフトウエアのマイクロソフト、顧客情報管理のセールスフォース・ドットコムなどの上昇が目立った。
米疾病対策センター(CDC)は13日、新型コロナウイルスワクチンの接種を完了した人は原則、屋内・屋外ともにマスクをつけなくても良いとする指針を発表した。夏にかけ経済活動が活発化するとの期待が高まり、化学のダウや航空機のボーイング、クレジットカードのアメリカン・エキスプレスなど幅広く景気敏感株が買われた。