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銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

武蔵小山 清水湯(東京・武蔵小山)

2017-08-13 08:02:59 | 銭湯 温泉
東急武蔵小山駅を降りると、目の前にあるのが武蔵小山商店街。東京では屈指の商店街で、人で溢れかえっていた。
その商店街を途中で抜けて住宅街の中に入ると、清水湯がある。
すごく人気のある銭湯とは知っていたが、そこまで人気がある理由はどこにあるのだろうか?
興味本位で訪ねてみた。



▲武蔵小山駅到着


▲商店街に入る


▲と、途中でかつて仕事仲間と食べたことのある喫茶店(王様とストロベリー)。ここの名物は、キングパフェだ


▲一人では絶対に完食不可能な大きさ。その時はたしか6人ぐらいで食べた記憶がある


▲商店街を左折して進んだところ


▲すると裏側に来てしまったが




▲武蔵小山清水湯に到着


▲駐車場や駐輪場も完備


入り口に立つと、スーパー銭湯のような感じの作りと雰囲気だ。
実際に中に入ると、ほぼミニスーパー銭湯といっても間違いないだろう。


中に入って下足箱に靴を入れて自動扉を開けると、広々としたスペース。L字カウンターの受付があって、その前が休憩室になっている。
入り口横にはお土産が陳列されており、チケットは自販機であるなど、古典的な銭湯の要素は見当たらない。
休憩室の奥には階段があって、上階ではマッサージなどのサービスが受けられるようになっている。


訪れたのは日曜日の夕方ちょっと前だったが、休憩所は取り立てて混雑してる様子はなかった。
ブームが一巡して今は落ち着いているのかな?と思ったのだが、それは甘い見通しだった。


脱衣場に入ると、建物の大きさとは裏腹に、やや狭いスペース。これなら普通の銭湯と変わらない。それと特に趣向を凝らした感じもなく、シンプルな作りだ。
あと着替えてる途中で、若い女性従業員が、清掃に来たりマットの交換をしていた。
自分は平気だったが、中には嫌がる人もいるらしく(若い女性従業員が入ってくるとクレームがあると、温泉で働いたことのある人から聞いたことがあった)。このへんの配慮はどうなんだろうか?と思った。


浴室に入ると、やや薄暗い照明。
それと、桶や椅子、私物が散乱している。このへんのマナーは、非常に悪い。


左手前に立ちシャワーがあって、右にはサウナ。目の前に島カランが伸びて左側もカランが続く。
サウナの横(入り口からみて奥側)に冷鉱泉の水風呂。
その隣が黒湯。
めちゃくちゃ混んでるという事前情報の割には、浴槽が空いていた。
その黒湯の奥側に、電気風呂、その反対側(入り口手前)にジェットバスがある。
温度は42℃ぐらいだろうか。スーパー銭湯と比べれば、熱めのお湯である。このへんは、銭湯であることを意識したものかもしれない。
黒湯自体は濃厚で、肌がしっとりする感じだった。


そして外に露天風呂があるのだが、この露天風呂から、清水湯の本当の実態を知ることになる。
この露天風呂は上下に分かれてて、上が1000メートル以上から掘り出された黄土色の天然温泉。療養泉にも認定されているらしい。
下は、浴室内と同じ黒湯だ。


この上の黄土色の温泉がものすごい人気で、お湯以上に人で溢れかえっていた。人混みがすごいとはこのことだったのかと、納得する光景。みてるだけでストレスを感じるほどだ。
とりあえず下から入ろうと思い、黒湯から入ったのだが、ここはそんなに人がおらず、むしろ椅子に座る外気浴をしてる人がメインみたいな感じだった。そのため、その人たち(おじさんたち)の裸体が目の前に並ぶのだが、正直、見苦しい。
浴室と大差ないので、とりあえずすぐにでると、今度はここの一番の目玉である黄土色の天然温泉へ。
しかし、先ほど見た通り、完全に人で溢れかえっている。ほかの銭湯なら有り得ないほどギュウギュウ詰めの状態だ。
こんな状態で入って楽しい気分になれるだろうか?と正直、疑問に思った。


人で埋まってるから、どうしたら入れるか考えを巡らせていると、気を使ってくれたのか、あるいはたまたま出るタイミングだったのか分からないが、一人の入浴客があがってくれた。
とりあえず一回でも入ればいいやという気持ちで入るのだが、温度はほかと変わらず、肌感覚も黒湯と一緒かなといった感じ。


しかし、二つの源泉を同時に体感できるというの、たしかにすごい贅沢だと思った。しかも、それが銭湯の料金なのだから、混まない方がおかしいだろう。
後で調べると、浴槽の石もかなり高級なものを使ってるらしく、とにかく贅を尽くした銭湯だった。


ただ、残念なのは人の多さ。
これでは、リラックスとか開放感とかを求める人にとっては、最悪な場所だろう。
実際に、自分も窮屈感がイヤで、ほとんど駆け足で済ませると、すぐに出てきてしまった。


この場合、誰が悪いとかではなくて、構造的に仕方のないことなのだろうが、色々と考えさせられる銭湯だった。
また来たいかと問われると、「たぶんもういい」、というのが率直な気持ちだった。

 
【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 武蔵小山駅
経路 商店街を抜け、住宅地の中へ
周辺の環境 住宅地
●空間演出
建物外観 スーパー銭湯的建物
壁画・眺望 特になし
統一感 あり
置物 特になし
照明 浴室内は薄暗い
★設備
休憩所 フロント前
脱衣所 意外と狭いかも
シャワーの出 立ちシャワーはまばらで、カランもあまり使い勝手が良くなかった
浴槽の種類 黒湯、黄土色の療養泉、電気風呂、ハイパワージェット
サウナ あり
温度 43℃
棚 あり
男女入れ替え 
■サービス
接客 ふつう
清潔さ きれい
貸しタオル あり(50円)
備え付け なし
◆人
受付 中年の女性と若い女性ふたり
客層 中高年がメインながら若い人も多かった


【案内】

住所
〒142-0062
品川区小山3−9−1

電話番号
03-3781-0575

アクセス
東急目黒線「武蔵小山」駅下車、徒歩4分

休日
月曜
祝日のときは営業営業時間12:00−24:00
日曜は8時から24時

※東京銭湯ホームページ転載


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2 コメント

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Unknown (通りすがり☆)
2019-06-29 19:04:00
女性従業員が清掃を担当していらっしゃるので安心感がわきますよね。細かいところへも配慮が行き届くのは、女性ならではです。
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Unknown (southandnorthface)
2019-06-29 19:22:41
コメントありがとうございます!
ホントそうですね。基本的に女性は仕事が丁寧だと思います。それに比べ男は大ざっぱですね。まさに自分がそうですから(笑)
あと部屋のレイアウトなんかもやはり女性の方が優れてるかなと感じます。女性が活躍される銭湯はやはり居心地の良い銭湯ですね。
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