銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

藤の湯(東京・三河島)

2023-10-28 06:13:00 | 銭湯
#藤の湯




JR常磐線
#三河島駅
▲JR三河島駅

▲目の前にある横断歩道をわたり


▲左折する

▲ここでストップし、右折

▲右折したところ

▲あとは真っ直ぐ進むだけだ

▲ここはやたらと韓国料理屋が多く、ミニ新大久保みたいなところだった



▲キリスト教の教会を通りすぎて


▲右手に藤の湯がみえてくる





▲到着


下足箱にサンダルを預けて奥へと進むと、正面にフロントがあり、座るのは70代ぐらいの女性。
特別愛想がいいわけではないが、感じの良い人だった。
左奥はロビーで、かなり広い空間だった。しかも綺麗にととのえられているので、それだけで間違いない銭湯だと直感した。


のれんをくぐると脱衣場も綺麗に整理整頓されていて、真ん中には長椅子が二つ並び、その椅子にテーブルがくっついて挟まれていた。ドレッサーと洗面台がちゃんと分かれているのもポイントが高い。


浴室の扉をあけると、浴室もまたかなり綺麗だ。とにかく清潔さに関しては心を砕いていることが伺えた。
島カランは二つあるが、右壁のところはなくて実質島カランは一つ。ただ右の島カランは左右にカランを配置してあるので、全体の数としてかなりある。混雑してても全部が埋まることはないだろう。
左の手前には立ちシャワーが二つ。どちらも固定シャワーで勢いは良かった。通常のカランも問題なく、古い銭湯ながら設備の管理はしっかりしている。


浴槽は奥にあって、二つに分かれる。
左が薬湯で、この日は白濁の湯だった。
2~3人程度が入れるスペースでそこそこ熱い。とはいえ、43℃程度か。
右の白湯は主浴槽で、こちらは最大で6~7人は入れるかも。
左から座湯が2つとバイブラ、電気風呂と並んでいる。
温度は白湯も薬湯と同じ43℃ぐらいで、気持ち熱めなのがちょうどいい。
座湯は勢いがあるが、水まくらは残念ながら機能していなかった。
バイブラはきめ細かい泡タイプで、個人的に好きなやつ。
電気風呂は想像以上に弱くて、最初は壊れているのかとすら思った。


壁絵はチップタイル絵で、熱帯魚や亀が優雅に泳いでいる。壁全体を覆っているので迫力があった。
天井の湯気抜きは高くて古典的な作りであるが、通常は青のところをこのお店は茶色に塗っていた。これはちょっと珍しいかもしれない。


出典:東京銭湯ホームページ引用


三河島駅の周辺には銭湯が密集しており、駅の構内には、銭湯を紹介したポスターが張ってあった。



どの銭湯もみんな素晴らしく甲乙つけがたいが、個人的にはこの地域で日常使いなら藤の湯がいちばんではないかという印象をもった。
ここにしかない機能や個性はないかもしれないけれども、なによりも安心感を与える居心地の良さがあった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 三河島
経路 線路沿いに歩く
周辺の環境 住宅、韓国料理、教会

●空間演出
建物外観 昭和の建物
壁画・眺望 熱帯魚のチップタイル絵
統一感 あり
置物 なし
照明 明るい

★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 きれい
シャワーの出 勢いがある
浴槽の種類 薬湯、座湯、バイブラ、電気風呂
サウナ なし
温度 43℃
棚 なし
男女入れ替え なし

■サービス
接客 感じがよい
清潔さ とてもきれい
貸しタオル あり(0円)
備え付け あり

◆人
受付 70代ぐらいの女性
客層 高齢者


【案内】

住所
〒116-0002
荒川区荒川3−16−4

電話番号
03-3807-1569

アクセス常磐線「三河島」駅下車、徒歩7分

休日
木曜

営業時間
15:50−23:45

※東京銭湯ホームページ転載

狛江湯(東京・狛江)

2023-10-21 08:27:00 | 銭湯
#狛江湯




小田急線
#狛江駅
▲狛江駅。狛江といえば特殊詐欺グループの強盗殺人事件で有名になってしまったが、事件現場は狛江駅からかなり離れており、どちらかというと登戸が最寄り駅である。駅周辺は平和そのもので、安穏とした雰囲気が漂う


▲出口に向かい


▲改札口を抜けたら右の南口に進む

▲南口を出たところを真っ直ぐ


▲ファミリーマートまで行き、突き当たりを左に曲がる


▲左に曲がり

▲すぐに右折

▲直進して

▲また突き当たりがあるので、ここも左折する

▲左に向いたところ


▲あとは一直線に進むだけだ


▲すると左に狛江湯が見えてくる






出典:東京銭湯ホームページ引用
▲到着


ここは2023年4月にリニューアルしたところらしく、入り口からすでにカフェのようなカウンターがみてとれる。最近の新しい銭湯は飲食サービスに力を入れているが、ここもご多分に漏れずそうしたサービスに力を入れているようだ。外観のコンクリート打ちっぱなしがいかにも今風。

出典:東京銭湯ホームページ引用


入り口に入るとカウンターからは恰幅のよい若い男性が「いらっしゃいませ」と声を掛けてくれる。こちらも「こんにちは」と挨拶。
券売機はシンプルかつ小さなものが2つ並んでおり、わかりやすい作りになっている。入浴料は520円と一律であるが、サウナ料金が+700円とあって驚いた。といってもよくよく見ると、どうやらタオルセットを含めての値段らしい。タオルを持参してる人はその分だけ安くなる。
自分はサウナに入らなかったので、入浴料520円+貸しタオル50円で合計570円だった。


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲カウンターの右には白い下地で富士山が描かれている


上がり框(かまち)をあがると左の壁沿いに古い下足箱がある。こちらは創業当時近くから使っていたものだろう。建物と調和し、狛江湯の歴史を伝える語り部になっている。ただ古い下足箱なのでやはりサイズはすこし小さく、靴のサイズが大きめの人は傾けないと収まらないかもしれない。
その靴箱の札を受付の人に渡すと、ロッカーの鍵と交換する。
カウンターの中はかなりの人がいて、こんなに従業員が必要なのだろう?と疑問に思ったが、仕事は色々とあるのだろう。みんな若くて、和気あいあいとしていた。


挟狭い通路を抜けると、最初に目に飛び込んでくるのは最新式のコインランドリー。
その左側のところに浴室への入り口がある。手前が女湯で、奥側が男湯。


入り口を抜けると脱衣場になるが、L字型のやや狭い空間で、人とすれ違うのがやっとの広さである。
入ってすぐ左側にドレッサー。
ドレッサーはドライヤーが2つと綿棒にティッシュがあるのみ。ただ個人的にはこれぐらいがちょうどいい。ドライヤーは無料だ。
その奥右側にロッカーが並ぶ。
数字はデジタルフォントで表現され、いかにも今風な感じだ。


出典:東京銭湯ホームページ引用


浴室の扉を抜けると、最初の印象はそんなに広くないなと感じた。通路が少し狭いのと、やはりリニューアルしたばかりで入浴客が多いからだろう。


配置をみると、すぐ右手に立ちシャワーがある。この立ちシャワーは頭上に固定シャワーとハンドシャワーがついているのだが、ハンドシャワーのヘッドがやたらと大きい。最初は固定としても使えることを想定したのかなと思ったが、固定シャワーのヘッドもついている。なぜハンドシャワーのヘッドをこんなに大きくする必要があるのだろうかと思うほど大きかった。


その右奥には休憩用の椅子が並ぶ。椅子の前は目隠しのように間仕切り壁があり、その真ん中にノズルのシャワーがついていた。
これは座る前と座ったあとに水を流すためのものなのだが、端っこに座ってて立ち上がるときにシャワーを掛けようと思ったら、なんと届かない。あれ?と思ってみると、コードがねじれていた。すぐにねじれてしまうものらしく、椅子待ちの行列ができていたので、これには少し焦った。
 

出典:東京銭湯ホームページ引用


入り口から左に目を転じると、こちらはカランが3つほど並ぶが、その裏側が水風呂。水温はかなり冷たくて、14℃前後ぐらいだろうか。


▲浴室の表記も目地を使っている。緑のタイルに白地だからちょっと見えづらい


浴室の真ん中にはカランが横列に並んでいた。やはりリニューアルしたばかりということでとても綺麗だし、シャワーの勢いは軒並み良かった。


サウナは水風呂の横にある。
オートロウリュらしく、やはり最新の設備をそなえており、すごく綺麗だ。沢山の人が入っていて、帰りの時は人数制限でチケットの販売が止められていた。

出典:東京銭湯ホームページ引用
▲タオル交換のときは中の人が大量にでてくるので、浴室内がすごい混雑する


浴槽は浴室の左奥にあり、二つに分かれている。
手前(向かって左)側は高濃度炭酸泉で、こちらは三人が入れるもの。やはり炭酸泉は人気があって常に満員だった。
空いた瞬間を見計らって入ったのだが、炭酸の濃度はさほど高くないものの、しばらくすると炭酸泉特有のポカポカした感覚になってきた。


奥(向かって右)側は主浴槽で、こちらは熱湯とジェットと書いてある。
熱湯と書いてあるのを最初見逃してしまい、小さい子が普通に入っていたのでそんなに熱くないのだろうと足を入れたら予想より熱く驚いた。とはいえ、43~44℃ぐらいだろうか。一般の銭湯とそんなに変わらない。
ジェットは四基ついたものが二つ並び、さらに一番奥がバイブラになっていた。
浴槽はシンプルな作りだ。


天井は低く、人の多さもあってかやや窮屈感があった。
全体に緑のタイルを使い、どことなく古い雰囲気を漂わせる。天井付近はコンクリートの打ちっ放しで、全体的に錦糸町にある黄金湯を彷彿させる。影響を受けたのは間違いないだろう。
客層は高齢者から若者、そして小さな子どもまで幅広い。


最近のリニューアルする銭湯のトレンドをしっかりと反映させており、逆に言うと近年のリニューアルする銭湯の中ではさほど目新しさは感じなかった。
ただ何十年か経ったあとこのまま残っていたとしたら、今の時代の感性を見事に残した貴重な銭湯とみなされるだろう。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 狛江
経路 東に進む
周辺の環境 住宅、材木屋

●空間演出
建物外観 マンション
壁画・眺望 カウンターの横に富士山のタイルえます絵
統一感 あり
置物 なし
照明 ふつう

★設備
休憩所 カウンター横
脱衣所 狭いが綺麗でおしゃれ
シャワーの出 勢いがある
浴槽の種類 高濃度炭酸泉、ジェット、バイブラ
サウナ あり
温度 43~39℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 ふつう
清潔さ きれい
貸しタオル あり(50円)
備え付け あり

◆人
受付 20代の男女数人
客層 幅広い年齢層


【案内】

住所
〒201-0014
狛江市東和泉1−12−6

電話番号
03-3489-3881

アクセス
小田急線「狛江」駅下車、徒歩3分

休日
火曜

営業時間
13:00−23:00


※東京銭湯ホームページ転載

良の湯(東京・曳舟)

2023-10-14 06:28:00 | 銭湯
#良の湯




東武スカイツリーライン
#曳舟駅
▲曳舟駅

▲駅からスカイツリーツリーを眺めることができる

▲改札口にむかい


▲右に向くと西口


▲西口に出たところ。奥に宝くじ売場とちよだ鮨がみえるが


▲その間にある路地へと進む



▲良の湯がみえてくる。歩いて30秒も掛からなかった


▲閉まってるシャッターには富士山の絵が描かれている。開店前を訪ねないと気が付かないところだ

▲裏に進むと

▲煙突とスカイツリーが並んでいる。もちろん浴室内からもスカイツリーを眺めることができた


ここはなぜか15:15分開店という中途半端に開く銭湯で、なんだかんだいいながら少し早めに開くのではないかと期待していたが、5分前でも開いていなかった。地元の人たちであろうと高齢者たちが今かと今かと待ちかまえている。
最後尾に並んでいると、聞こえてくるのは認知症の話。最近出始めた薬の効果を熱く語っていた。
開店時間になるとシャッターの音が聞こえてきて、客たちがなだれ込む。




玄関先から男女にわかれており、男は右側で、女は左側。
自動扉を抜けると、左側に受付がある。番台のような高さはなく、番台なのかフロントなのかはっきりしないタイプだ。時代がフロントへと移行する過渡期に作られたものかもしれない。
座るのは、70代ぐらいの女性。
特に愛想があるわけではないが、過不足なくきちんと対応をしてくれる。 
貸しタオルがあるか尋ねると20円ですと言われたので、入浴料520円とあわせて540円を支払う。


脱衣場はシンプルな構造をしており、真ん中に島ロッカーがあり、右側にもロッカーが並ぶ。
間仕切り壁には、お洒落な感じの鏡台が置いてあった。足下の足ふきマットは花柄だったり、随所に女性らしい感性が垣間見える。
手前のくぼみには椅子とテーブル、それにマッサージチェアが並んでいた。ちょっとしたミニ休憩所である。


浴室に入ると、浴室もまた古典的な配置の浴室と言えるだろう。
真ん中に島カランがあり、左右の壁にもカランが並ぶ。
手前の左側には立ちシャワーが一つ。
それぞれシャワーの出はよくて、しっかりと管理されていると感じた。
各タイルは色がどこかちぐはぐな感じで、統一性に欠ける。なぜこれらの組み合わせなのだろうという感じの配色だった。


最初に入るときに目に飛び込んでくるのは、奥の壁にあるチップタイル絵で、モデルは分からないが、宵闇の中に浮かぶ大きな橋が掛かっている。さながらレインボーブリッジにみえなくもないが、この銭湯がつくられた時期を考えると創業者の出身地にあるものか、それか架空のものかしれない。
横の壁側面までしっかり作りこまれていて、3D効果のような迫力がある。


出典:東京銭湯ホームページ引用



▲こちらは女湯


浴槽は浴室の奥に設置され、大きく二つに分かれている。
左が薬湯で、右が主浴槽。
ちなみに、この日の薬湯は白湯と書かれてあった。白湯はもちろん単なるお湯にすぎないので、この開き直った設定には驚きを禁じ得なかった。薬湯の浴槽は座湯にもなっている。


▲イベントの時だけ薬湯を投入してるのだろうか


右の主浴槽は、バイブラに電気風呂、寝湯と並んでいる。
温度は先ほどの薬湯が43℃ぐらいで、主浴槽がもしかすると42℃ぐらいだったかもしれない。常連客らしき人が「今日はちょうどいいな」と満面の笑みで言っていたので、日によって変動するのだろう。


客層は先述したとおり高齢者ばかりで、若い人はまったくいなかった。
こんなに駅から近くて設備もしっかりしているのに年齢層が偏ってるのは非常にもったいない気がした。浴室からはスカイツリーを眺められ、個人的にはかなりの穴場スポットではないかと感じた。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 曳舟
経路 路地裏
周辺の環境 住宅や飲食店、駅

●空間演出
建物外観 昔ながらの建物
壁画・眺望 橋のチップタイル絵
統一感 あり
置物 なし
照明 ふつう

★設備
休憩所 脱衣場の一画
脱衣所 シンプル
シャワーの出 勢いがある
浴槽の種類 薬湯? 座湯、バイブラ、電気風呂、寝湯
サウナ なし
温度 42~43℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 ふつう
清潔さ きれい
貸しタオル あり(20円)
備え付け あり

◆人
受付 70代女性
客層 高齢者ばかり


【案内】

住所
〒131-0032
墨田区東向島2−15−6

電話番号
03-3611-0811

アクセス
東武伊勢崎線「曳舟」駅下車、徒歩1分

休日
水曜

営業時間
15:15−23:30

※東京銭湯ホームページ転載

黄金湯(東京・鶯谷)

2023-10-07 06:40:00 | 銭湯
#黄金湯




JR山手線
#鶯谷駅
▲JR山手線の鶯谷駅

▲鶯谷駅といえば、駅前に密集するラブホテルが有名だ。東京におけるデリヘルの聖地である


▲そのラブホテルが林立する北口方面へと向かうと



▲改札口。奥にローソンがみえるが

▲ローソンのところを右折する

▲あとはひたすら真っ直ぐ






▲奥に三菱東京UFJ銀行がみえてくるので


▲横断歩道をわたって銀行のところで右折する

▲右に曲がったところ


▲コインランドリー前でストップし

▲左折する

▲すると右手に黄金湯がみえてくる




▲裏には立派な煙突がある

▲到着


この銭湯は最寄り駅がいくつかあって、日暮里駅や三河島駅からも来ることができる。歩くだけならそちらの方が近いのだが、渋谷方面だと鶯谷からのアクセスが一番近いルートだった。
開店時間は15:00で、地元客がメインの銭湯だと10分前に開くことが多いので試しに来てみたらビンゴ。着いた瞬間にシャッターが開いた。並んでいたのは高齢者一人だけ。


下足箱にサンダルをあずけて自動扉を抜けると、目の前には手作り感満載のロビーがひろがる。
小さなテーブルに古い椅子が取り囲み、奥にはテレビがある。
受付のフロントは右側で、座るのは60代ぐらいの女性。おとなしそうな風貌だったが、話し方はしっかりした感じの人だった。
コロナの影響か、今でも対面にはシートが厳重に張られ、下まで降りているのでやりとりをするたびにめくっていて大変そうだった。
貸しタオルをかりて、返すときはフロントの足下にある青いバケツに入れる。
男湯は左側で、女湯は右側。


のれんをくぐって脱衣場に抜けると、やや広めの空間になっており、真ん中には島ロッカーと左側にもロッカーが並ぶ。
手前のくぼみには椅子とテーブルが置いてあり、小さな休憩所になっていた。
脱衣場の真ん中には長椅子。
それ以外はとくになにもなくて、シンプルに徹している。薄暗いせいもあってかやや寂しい雰囲気を漂わせていたが、個人的にはこれぐらいが心地良かった。


服を脱いで浴室に入ると、この日は久しぶりの一番乗りであった。誰もいなくて最初に入るのは勝者の気分だ。
真ん中には島カランがあり、右壁にもカランが並ぶ。
右手前には立ちシャワーが二つ。固定とハンドシャワーに分かれ、固定の出は悪くなかったが、ハンドシャワーは使わなかったので不明。
左壁のところには小さなサウナがあり、「サウナ200円」の文字がみえる。お金を支払った際に、サウナ専用のタオルが渡されるそうだ。
5時~10時までと表記されていたが、ここは朝風呂がないので17:00~22:00ということだろう。訪ねたのは15:00だったので、サウナの中は真っ暗だった。


浴槽は奥に据えられ、3つに分かれている。色もそれぞれ違っていて、右が青で、真ん中が白、左が赤とわかれている。ただ色分けはされているけど、みんな同じお湯を共有してるので実態はひとつの湯船である。
とりあえず真ん中に入ると、めちゃくちゃ熱い。が、ここは一番風呂の特権を得たので我慢して入った。
右が座湯で、真ん中はバイブラ、左は泡がでていたけど、勢いはない。温度はおそらく47℃前後かという感じだった。なのでちょっと浸かってあがると体が真っ赤になっていた。


ここはサウナがあるということで小さな水風呂もあり、2人がギリギリ入れるスペースになっている。深さはそんなになくて実質一人用。水温は常温だった。


浴室全体は白やクリーム色に占められ、ここまで白一色は珍しい。
一部壁の上部に緑色のタイルが巡っているので、それが差し色になっていた。
奥の壁はほとんど装飾がなく、左の壁には富士山の絵をプリントされたものが張られてあった。


東京で最寄り駅を複数持つ銭湯というのは不便なところが多く、黄金湯もまた少し歩かされる銭湯だった。
こうした銭湯は基本的に客層が地元の人に偏ると思うのだが、逆に言うとその地域の特色が出やすく、黄金湯もまた不思議な印象を残す銭湯だった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 鶯谷
経路 北に真っ直ぐ
周辺の環境 住宅街

●空間演出
建物外観 古い平屋建て
壁画・眺望 富士山の絵
統一感 あり
置物 なし
照明 ふつう

★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 ふつう
シャワーの出 ふつう
浴槽の種類 バイブラ、座湯
サウナ あり
温度 47℃
棚 なし
男女入れ替え なし

■サービス
接客 しっかりしてる
清潔さ きれい
貸しタオル あり(0円)
備え付け あり

◆人
受付 60代の女性
客層 高齢者


【案内】

住所
〒116-0014
荒川区東日暮里3−27−10

電話番号
03-3891-4073

アクセス
山手線「日暮里」駅下車、徒歩7分

休日
火曜

営業時間
15:00−23:00

※東京銭湯ホームページ転載