銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

おふろの王様 多摩百草店(東京・多摩センター)

2022-11-26 06:11:00 | スーパー銭湯
#おふろの王様
多摩百草店






小田急多摩線
#多摩センター駅

▲小田急の多摩センター駅。多摩センター駅は同じ敷地内に京王線もあるので、京王線からも来ることができる


▲キティちゃんのシルエットがみえるが、それもそのはずで、ここはサンリオピューロランドの最寄り駅だ






▲階段のところも絵が描かれている


▲曲がると


▲改札口


▲改札口を出たら左




▲地図があって


▲現在地から左に進めばサンリオがあるが、


▲今回はおふろの王様に行くので右のバスターミナルのところにむかう




▲帝京大学構内行きのバスに乗る



バスに揺られること10分少々


▲百草団地南というところに降りる


▲来た方向にそのまま進むと




▲左側におふろの王様がみえてくる


▲突き当たりを左折


▲曲がったところ


▲左におふろの王様の入り口がみえる


▲駐車場を歩いて


▲到着






▲中に入ったところ


▲左は駐車場に行き来する階段だ


下足箱に靴を預けてさらに奥の扉をあけると、右側に券売機が2つ並ぶ。
おふろの王様系列店は必ず会員か一般に分かれてる。会員カードは100円なので、リピーターになるつもりなら入った方がお得だ。
受付は男性と女性が並び、女性は40代ぐらい。ものすごく丁寧で、このあたりの接客で裏切らないのがおふろの王様の強みだろう。


▲奥に進むとマッサージサービスの受付やマンガ本の棚が並ぶ


▲こんな感じでマッタリとみんな過ごしていた


▲こちらは食事処と券売機。
右に岩盤浴の浴衣を着た人のみ入れるスペースがある


▲浴室は階段をあがった先。途中ではこうしたミニゲームコーナーがあった


階段をあがると、右が男湯で、左が女湯になる。
のれんをくぐると、まず最初に感じたのはめちゃくちゃ暑い!
暖房をきかせすぎなので、じっとしてるだけで汗が吹きでてくるほどだ。真冬にこれはちょっと考えものではないか(訪れたのは2022年1月上旬頃)。
脱衣場はよくある作りで、通常はスパ銭になるとロッカーの仕様がコインリターン式になるが、ここは単なる普通の鍵。こういう点は面倒でなくてとてもいい。
スペースは縦長で、左側には鏡台が並ぶ。アメニティは綿棒とティッシュがあるぐらいだった。
一番奥には日焼けのブースがあった。浴室の入り口付近には、トイレと給水機。給水機があると、長湯する場合にとても助かる。


浴室の自動扉をあけると、浴室は全体的に薄暗く、天井の高さがとても低い。なのでちょっと圧迫感がある。
最初の右手前にあるのが立ちシャワーで、なんと一つだけ。スパ銭湯にしてはずいぶんと割り切っている。
複数の浴槽が目の前にあり、右側にはカランが並ぶ。カランの仕様は標準的なもので、パーティションがないタイプだ。これは狭いゆえの仕方ない措置だろう。
室内に限れば基本的に銭湯のスタンダードなものしか取り揃えていない。
左側手前にあるのが腰掛け湯で、ここの浴室は窓が開いているので、冬の時期はちょうどいい感じだった。腰掛けの前にあるのが寝湯で、三つ並ぶ。その右側(浴室全体では真ん中にある)が白湯で、温度は41℃ほど。5~6人は入れるスペースだった。
そこから露天風呂にむかう通路を隔てて右側にあるのがバイブラの湯で、37℃ぐらいと不感の湯だった。ここが一番人気だった。
最後の一番右は水風呂。14℃ぐらいとかなり攻めた水温に感じた。ここも普通の銭湯と比べたら広めで、4~5人は入れそうなスペースだ。
水風呂の前には、サウナからあがった人向けのかけ湯(ぬるめ)が前に設置してあり、こうしたきめ細かいサービスはスパ銭ならでは。普通の銭湯だとここまで用意できないだろう。


出典:おふろの王様多摩百草ホームページ引用


出典:おふろの王様多摩百草ホームページ引用


出典:おふろの王様多摩百草ホームページ引用


浴室の右端にあるのがサウナ。こちらも普通のサウナであるが、やはり広くて20人は詰めれば入れるかなといった規模を誇る。奥にテレビがあった。
こんな感じで、室内は全部スタンダードなものだけを取り揃えている。


▲全体の図。こうしてみると、露天風呂の方が広い


浴室内の真ん中に露天風呂にむかう通路があって外にでると、右手前にあるのがシルク風呂(微細泡)で、この日は赤ワインの湯でもあった。イチゴミルクみたいな色合いで甘い香りが周囲に漂っていた。温度は41℃ほどとぬるめ。足元は段差があり、お湯は白濁だから入るときは気をつける必要がある。


シルク風呂の対面にあるのが白湯の露天風呂。こちらは8の字の形をしていて、特徴的なのはくぼみが全体を覆ってることだ。そのくぼみに一人ひとりがスッポリと入り、パーソナルスペースを確保できるようになっている。温度は42℃ぐらいと少し高めだった。


出典:おふろの王様多摩百草ホームページ引用
▲こちらは女湯


右に目を転じると、塩釜のミストサウナがある。扉をあけて中に入れば、最初は緩衝スペースになっていて左にシャワーがあり、右の扉を開ければミストサウナの部屋だった。暗いうえにものすごい蒸気で視界がまったく通らない。温度はそれほど高くなくて、定期的に真ん中から蒸気が噴出していた。閉所恐怖症の人はちょっと無理かもしれない。


露天風呂にもどると、真ん中奥にあるのが炭酸泉。こちらはやはり炭酸が濃厚で、入ってすぐに泡がビッシリつく。
温度も40℃ぐらいとちょうどいい案配。
冷気にさらされながら入っていると気持ち良くてついウトウトしてしまった。
最後は左にある寝転びコーナー。奥と手前は寝ころび湯か7つほど並び、合計で14ほど。真ん中は乾いた寝床で、6つあるが、誰も使ってなかった。冬は寒いし、夏は日差しがきついし、あまり需要はないのではないだろうか。


出典:おふろの王様多摩百草ホームページ引用
▲炭酸泉


出典:おふろの王様多摩百草ホームページ引用
▲寝転び湯


客層はバランスがとてもよくて高齢者、中年、若者と均等に割れている。
ロビーでは若い女性が目立ち(帝京の学生か?)、とても華やか。


ここはラグビーファンの間ではちょっとした有名なところで、帝京ラグビー部の部員たちがよく利用してるところだ。
ラグビー日本代表の多くがこのクラブチーム出身者なので、ラグビーに興味がある方は是非ともオススメしたいスーパー銭湯である。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 多摩センター
経路 バス
周辺の環境 団地、帝京大学

●空間演出
建物外観 和風
壁画・眺望 なし
統一感 あり
置物 なし
照明 ロビーは明るく、浴室は薄暗い

★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 きれい
シャワーの出 勢いがある
浴槽の種類 腰掛け湯、寝湯、バイブラ、水風呂、露天風呂、シルク風呂、寝転び湯、炭酸泉
サウナ あり
温度 38~42℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 とても丁寧
清潔さ きれい
貸しタオル 購入120円
備え付け あり

◆人
受付 40代の女性
客層 高齢者や若者


【案内】

住所
東京都多摩市和田1352-1
無料送迎バス 京王線、聖蹟桜ヶ丘駅付近(川崎街道下り線)
無料送迎バス 高幡不動駅~高幡台団地~百草団地(百草センター前)
野猿街道 中和田交差点より400m

<入館料>
◆平 日◆
大人(中学生以上) 800円(会員 720円)
小学生 300円(会員 300円)
小学生未満無料
◆土・日・祝祭日 ◆
大人(中学生以上) 900円(会員 830円)
小学生 300円(会員 300円)
小学生未満無料

<岩盤浴>
大人(中学生以上) 750円(会員 700円)
※貸専用着付
※小学生以下の方はご利用頂けません。

営業時間・営業期間

 10:00~23:00(最終受付22:00)

※ニフティ温泉ホームページ転載

つるの湯(福島・福島)

2022-11-19 06:29:00 | 銭湯
#つるの湯





東北新幹線
#福島駅
▲JR福島駅。東京駅から1時間半ほどで来ることができる。東京にもっとも近い東北といえるだろう






▲階段をおりて


▲降りたところ

▲出口にむかって

▲目的地は東口なので左に進む

▲そのまま真っ直ぐ



▲右に東口の出口がある

▲エレベーターで降りて


▲なぜか在来線の改札口に出る

▲そこを抜けたところ


▲外に出たらイベントをやっており、直販でリンゴがなんと4個300円(1個だけなら100円)で売っていた! 有名ブランド(陽光、弘前富士、ジョナゴールド、シナノスイーツ)ばかりだったのでつい買ってしまった。あとでもっと買っとけば良かったと激しく後悔した


▲そのまま真っ直ぐ歩き


▲横断歩道をわたり


▲この時は蚤市をやっていたので、歩行者天国だった










▲そのまま真っ直ぐ横断歩道をわたって


▲まちなか広場が左にみえてくるので


▲まちなか広場を左斜めに進む


▲広場の端っこまで来たら


▲右に進む


▲並木通りを歩く


▲あとはひたすら直進するだけ


▲大通りもわたり


▲ここからテルサ通りと呼ばれる



▲テルサ通りが終わり


▲目の前の通りが115号線。右には福島の代表的な川である阿武隈川が見える。日本で6番目に長い川だ


▲115号線を渡ってちょっと歩くと


▲左につるの湯がみえてくる

▲日曜日は朝風呂もやってる意欲的なところであるが


▲11月27日に終了のようだ


▲到着


中に入ると左右に下足箱があるが、鍵がひとつもついていない。なので、ただ入れるだけ。
下足箱の扉を開くと、仕切り板が真ん中に入っていて(空間が上下に分かれてる)、靴を入れると高さがギリギリだった。
奥に進めば目の前に小さなロビーがあって、左側に家庭にありそうなテーブルと椅子が並ぶ。この時は照明が落とされていて暗かった。
右に受付のフロントがあり、座るのは70代ぐらいの男性。見た目は渋めな人だった。
「こんにちは」と挨拶して、「貸しタオルありますか?」と訊ねると、指でバッテン印をして、「コロナでダメなんですよ。保健所から禁止されていて」と言われた。買うのならありますよということで、200円のタオルをいただくことに。
1000円札を出してお釣りが350円だったので、入浴料は450円だった。
どう見ても一見さんだからか、「男湯は左奥になります」と案内してくれた。
のれんをくぐると、今度は扉。押して開けると脱衣場になるが、そんなに広くはなくて、こざっぱりとしている。壁の側面は木材を使うなど見た目は優しい空間になっていた。
真ん中に島ロッカーがあり、右側は全面が鏡台になっている。いくつかドライヤーがあって、左側はちょっとした休憩所になっており壁沿いに長椅子が並ぶ。
休憩所のところには掲示物が張ってあって、福島駅周辺の銭湯を網羅した銭湯マップがあったのだが、今や福島市で銭湯を営んでいるのはつるの湯ただ一つだけである。福島は温泉が有名であるが、日常的に使う銭湯の文化は廃れつつあるようだ。


▲赤い印がかつての銭湯の跡。これだけあったのに今はつるの湯だけとは信じがたい




浴室の扉を開けると、浴室もまたこじんまりとしており、だいぶ小さな銭湯という印象を受けた。
真ん中に島カランがあるが、カランは2つだけ。
左右の壁にあるカランも4つか5つほどで、7~8人ほどの入浴客でほとんど埋まってる状況だった。
立ちシャワーはなかったが、壁にハンドシャワーが一つだけあった。
シャワーの出は基本的に普通だが、なぜか途中で強まることがあって圧力が不安定だった。


浴槽は奥にあって、通路を隔てて左右2つに分かれている。
左にある浴槽は主浴槽で、その中で右側がバイブラ仕様。水まくらがあったが冷たくなかった。
左側は電気風呂で思ったよりも強めだ。
お湯の温度はおそらく43℃ほどで、小さな解説板にも43℃と表記されていた。このように温度を明示してくれてるところは珍しい。


通路を挟んで右にあるのがミネラル温浴泉と呼ばれるもので、浴槽の左右すみっこになにやら薬剤らしきものが沈んでいた。成分の解説はなく、「遠くにある銭湯よりも近くのミネラル温浴」といった文言が書かれてあった。
温泉のような色がついているわけでもなく匂いもなく、一体なんの湯船に入っていたのかまったく謎だった。
こちらの温度は41℃ほどとぬるめで、すぐにのぼせることもなく快適だった。時間が許す限りずっと入っていたい気分だった。


壁絵などはなくて、装飾にほとんどこだわりは感じられなかった。
客層はほぼ高齢者か中高年。自分が普段見かけない客だったせいか、直視されることはなかったけど、なんとなく意識がこちらに向けられてるような気配を感じた(気のせいかもしれないけど)。


ここの銭湯はずいぶん前から知っていたので、いつか福島に行く機会があれば訪ねてみたいと思って念願が叶った形だった。
決してバリエーションは豊富でなかったが全体的に手作り感に満ちており、終始なごむことができる銭湯だった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 福島
経路 東にむかう
周辺の環境 阿武隈川

●空間演出
建物外観 自宅兼用
壁画・眺望 なし
統一感 あり
置物 なし
照明 ふつう

★設備
休憩所 ロビーと脱衣場
脱衣所 小さいが落ち着いた佇まい
シャワーの出 勢いがある
浴槽の種類 バイブラ、電気風呂、ミネラル温浴泉
サウナ なし
温度 41~43℃
棚 なし
男女入れ替え なし

■サービス
接客 丁寧
清潔さ きれい
貸しタオル なし(購入200円)
備え付け なし

◆人
受付 70代ぐらいの男性
客層 高齢者や中高年


【案内】

住所
福島県福島市北町4-18 

電話番号
024-523-2645

料金
400円

営業時間
15:00~23:00 日曜日は朝湯も実施

休館日
月曜

付近の駅
福島駅(福島交通飯坂線)

※おふログホームページ転載

箱根駅伝のスタートラインとゴールライン

2022-11-15 06:59:00 | 日記


お正月の風物詩といえば、箱根駅伝。
青春を掛けて仲間たちのためにタスキをつなぐ学生たちの姿は、いつの時代も感動を与えてくれます。
そんな箱根駅伝ですが、実際にはどこで見るの?とご存知ない方もいらっしゃると思います。今回は、観戦の基本となるスタートラインとゴールラインを紹介したいと思います。

じつはスタートラインとゴールラインはおなじ場所ではなく、各々違う場所に設定されてあります。ただし、読売新聞本社前であることは変わりません。建物の左か右かの違いだけです。

▲この地図で見ると下が皇居で上に東京メトロ丸ノ内線の大手町駅がみえます


▲さらに近付いて見ると、大手町駅の出口C3にむかえば読売新聞本社の目の前に出ることができます


▲読売新聞本社の正面に来ました


▲こちらがC3出口になります


▲左をみると赤色の建物がKDDIビルになります


▲その読売新聞本社とKDDIビルの間にスタートラインがあります


▲道に入って近づいてみましょう


駅伝は旧東海道を沿って走っているので、右側に見える読売新聞敷地内には旧東海道の宿場町を巡るプレートが並べられてあります




▲旅の最初が日本橋ですね。その下になにやらゴールドのプレートがみえますが…




▲線を辿れば、ここがスタート地点になります


▲箱根駅伝当日のスタートの様子です。こちらは読売新聞社正面の反対側から撮影しました


▲これは正面側からの写真です


では、ゴールラインは?



▲こんどは先ほどの読売新聞本社の正面を向いて、右側になります


▲右側の道を進むと


▲ひだりの読売新聞敷地内になにやら像がみえてきます


▲絆と書いてタスキと読むのでしょうか?


▲その横には歴代優勝校のプレートがズラリと飾られてあります


▲駅伝が終わった翌日のプレート前ではメディア関係者が声を掛けていました


▲この時は、98回目優勝の青山学院の名前がはめ込まれていませんでした


▲ゴールラインは、その絆の像と優勝校プレートの間にあります。足下をみると、黄金に輝くプレートがはめ込まれています


▲ゴールラインです


▲辿ると…


▲赤いスプレーで印がつけられてありました


▲ここが感動の瞬間を迎えるフィニッシュラインです


ところでこの近くには、駅伝ファンの間で有名な“寺田交差点”と呼ばれる場所があります。2011年の箱根駅伝で國學院大学の代表として出場した寺田夏生選手がコースを間違えてしまったことから、そう呼ばれるようになったのです


▲地図でみるとここです。ゴールラインはすぐ目の前なのになぜ間違えたのでしょうか?


▲こちらが寺田交差点です


実はその左(走ってる選手からしたら右側。寺田さんが間違った道)に進むと…







▲角を左に曲がればスタート地点にたどり着くことができます。中継車はゴールラインに行かずこちらに曲がっていくので、つられて行ってしまったそうです



▲2022年の駅伝の様子です


▲熱気あふれる沢山のギャラリーが集まりました


▲スタートを撮影するカメラマンたち




▲スタート前になると警備員たちがしゃがみこんでくれます


▲パンっと乾いた音とともにしばらくすると選手たちが走ってきます






▲あとを追いかけるバイク


▲中継車


▲監督を乗せた車。手前のは駒大の車です。当時は絶対的な優勝候補でしたが叶いませんでした


▲どんどん発進します


▲あっという間の出来事でした


次回の駅伝(2023年1月2日、3日開催)は、99回目。そして2024年は、節目となる100回目をむかえます。
ご存知の通り箱根駅伝は、関東の大学チームしか参加できない大会ですが、100回目を記念に全国へと門戸がひらかれます。
実際には有名選手のほとんどが関東の大学に集っているので地方の大学は出場すら厳しいだろうというのが大方の見方です。ただ、少なくとも名実ともに全国へと羽ばたこうとしています。
それが記念大会として一過性で終わるのか、それとも今後とも継承されるのか。
とにかく変わろうとする姿勢は歓迎すべきだと思います。そして箱根駅伝がより多くの人たちから愛されるお正月の風物詩となってほしいなと願っています。


巣鴨湯(東京・大塚)(リニューアル)

2022-11-12 06:22:00 | 銭湯
#巣鴨湯
2022年10月8日
リニューアル





JR山手線
#大塚駅
JR大塚駅。いちばんの最寄り駅は都電荒川線の庚申塚であるが、大塚駅からも近いので今回はこちらから行くことに


▲相変わらずにぎわっている



▲階段をおりて

▲奥に改札口

▲改札口を抜けた先に地図がある。ひだりの北口方面へと進む

▲北口

▲出口を抜けたところ


▲そのまま真っ直ぐ進む


▲直進

▲荒川線の線路を渡り


▲ここでストップ

▲ひだりに曲がる

▲あとは真っ直ぐ歩くだけ




▲しばらく歩くと



▲右に巣鴨湯がみえてくる

▲入り口からだいぶ様変わりしている


▲到着

 
▲ひだりにあるコインランドリーもおしゃれだ

▲下足箱には花がたくさん飾られてある


▲名物だった鉄道模型はなくなってしまったけれども、名残はあった


右手には券売機があり、扱うのは現金のみ。ただし、電子マネーは受付で対応してくれるようだ。
入浴料が500円で貸しタオルが50円だった。入り口付近ではお客さんを出迎える女性が立っていて、駐輪の世話なんかもしていた。リニューアルと比べると天と地の差である。
チケットを手にして奥に進むと小さいスペースながら手前に飲食が楽しめる小さなテーブルと椅子が並ぶ。
その奥に受付のフロントがあって、対応してくれたのは30代ぐらいの男性。
チケットを出すとすぐに貸しタオルを出してくれた。
フロントまわりには多彩なグッズが置かれ、Tシャツなんかも売っている。
男湯は左側で、女湯は右側。


のれんをくぐって左側に進むと、リニューアル以前の時はどんな感じだったかすっかり忘れてしまったが、少なくともかつての面影は完全に取り払われ、すごく綺麗な空間になっていた。
ロッカーは壁面をぐるっと覆い、設置場所によっては縦長だったりした。大きい荷物をもってる人でも収容できるだろう。コインリターン式なので、あらかじめ100円が必要である。
入り口の手前左にドレッサーがあり、綿棒やティッシュなどが置いてある。ドライヤーは有料。ドライヤーのメーカーはよく知らないところだった。
脱衣場には大きなテレビがつり下がっていて、75インチぐらいはありそうな大きなものだった。


浴室の扉をあけて中に入るとまず驚かされたのは、足下が浴室の中まで畳だったことだ(玄関の入り口からずっと畳だった)。おそらく浴室に関しては本物の畳というより畳を模したものだと思うのだけれども、とても斬新である。
それと足下が畳であるメリットはすぐに感じられた。足の裏がまったく滑らない。これは子連れだとより一層恩恵が感じられるにちがいない。
というのも子どもが足を滑らせて頭を打ってる場面は過去に何度も見ているので、安全面に関して特筆すべき点だ。


入ってすぐ目の前に島カランがあり、左側に浴槽が並ぶ。右手前はサウナ。サウナの入り口は円を描いた形状で、中を覗くと足下のところが間接照明だったので大人びた雰囲気でカッコいい。
二段ぐらいなのでそんなに人は入れそうに見えなかったが、そこそこ収容できるスペースにはなっていた。
開店したばかりということで規制が敷かれていたにも関わらず、入り口で待機している人たちが何人か見受けられた。


右の間仕切り壁にもカランが並び、島カランのところは固定シャワー。間仕切り側はハンドシャワーだった。
どちらもハンドルを押して時間の経過とともに止まるものであるが、流れている時間は長いのでストレスを感じず。
備え付けは、シャンプーとコンディショナー、それとボディーシャンプー。
シャンプーはノンシリコンですべて炭が入ったものだったので色は黒かった。
シャワーでシャンプーを流していたら全然落ちる感覚がない。ということでおそらく軟水だろう。
開店したばかりということで設備の機能は軒並み精度が高く、終始快適だった。
立ちシャワーは左側の手前にあり、こちらは頭上に設置された円形ヘッドと、もうひとつはハンドシャワーである。


浴室の左側にある浴槽を見ていくと、手前にあるのは水風呂で、壁の下にはLEDの照明を使って青色にてらしている。とても神秘的だった。
詰めれば5人ぐらいは入れそうな広さで、手を入れてみたところかなり冷たい。たぶん16℃前後あたりだろうか。
さらに隣奥の浴槽はというと、これまたお湯ではなく、35℃前後の不感の湯だった。つまり水風呂である。
これならキンキンに冷えた水風呂が苦手な自分も堪能できるし、夏は最高だ。このように二種類の水風呂を用意していることに驚かされた。それだけサウナに特化したということなのだろう。しっかりと時代のトレンドをとらえている。


その不感の湯の奥はシルキー風呂で、微細泡によって白濁になったものだ。温度は41℃ぐらいでちょうどいい案配。
こちらも詰めれば5人ほど。
一番奥は白湯のジェットが2つ並ぶ。さらにちょっとしたちいさなスペースに電気風呂が用意されていた。ビリビリと書いてあって実際に入ってみたところ、ビリビリというよりもドクドクという感じのリズム。強さはさほどでもないので、誰でも使えると思う。


ここまでが室内で、外の空間もある。
扉をあけて外にでると、左側に4人前後が入れる横長の湯船があり、最初はてっきり水風呂なのかなと思ったら内露天風呂だった。
ちょっと熱めで42、3℃ぐらい。ここが湯船の中では一番熱かった。内露天とあるが、実際には壁が取っ払われているので事実上の露天風呂である。
その露天風呂の目の前に外気浴の椅子がきれいに並んでいる。
通常の椅子が4~5並ぶのと、奥の左右にはキャンプ用のベッドチェアがある。興味本意で使ってみたがかなり快適で、自宅に欲しくなったほどだ。
ただし、背もたれの倒し方がまったく分からなかったので、自分みたいなバカでも分かるように解説がほしかった。
通常の銭湯だと、座る前や座ったあとに水を流すための桶があるが、ここはそうした桶に加えて、ホースにつながった散水ジェットまで置いてあった。なので手軽にジャーと椅子を水で流すことができる。しかも左右に二箇所用意した充実ぶり。神は細部に宿るというが、まさにそれを体現した神サービスだ。


客層は、やはりリニューアルしたことで一気に若い人が増えた気がする。以前のときは完全に地元の高齢者専用だったため、まさに生まれ変わった雰囲気。それと活気がふえて巣鴨商店街の新たな目玉にもなったのではないかと思う。
事実、巣鴨商店街を意識した形で、“すがもん”という巣鴨商店街のキャラクターが随所に顔を出していた(たとえば内露天の排水溝に描かれていたりとか)。
地元のブランドに乗る形ながら、独自にブランド化を押し進めるのが現在の新しい銭湯の潮流であるが、巣鴨湯もその例外ではなかった。


以前の巣鴨湯は本当の個人商店という感じで店主の趣味や感性がそのまま反映されていたが、新しく生まれ変わった巣鴨湯はよくも悪くも時代の流れに乗っかっていて、きわめて合理的で、その進化の姿がより一層浮き彫りとなるリニューアルだった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 庚申塚、巣鴨、大塚
経路 北に進む
周辺の環境 巣鴨商店街

●空間演出
建物外観 マンション
壁画・眺望 なし
統一感 あり
置物 鉄道模型の名残
照明 明るい

★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 きれい
シャワーの出 勢いがある
浴槽の種類 水風呂、不感湯、シルク風呂、ジェットバス、内露天風呂
サウナ あり
温度 41~42℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 丁寧
清潔さ きれい
貸しタオル あり(50円)
備え付け あり

◆人
受付 30代ぐらいの男性
客層 幅広い年齢層


【案内】

住所
〒170-0002
豊島区巣鴨4−13−9

電話番号
03-3917-5773

アクセス
都電荒川線「庚申塚」駅下車、徒歩1分

休日
火曜

営業時間
15:00−24:00、土・日曜12:00−24:00

※東京銭湯ホームページ転載

亀の湯(長野・長野)

2022-11-05 07:48:00 | 銭湯
#亀の湯





JR北陸新幹線
#長野駅
▲JR長野駅。東京駅から1時間半ほどで来ることができる。通勤時間とほとんど変わらないので、はるばる来たぜ!という感覚はない



▲階段をのぼって


▲ひだりに改札口

▲改札口を抜けると、南口と善光寺口に分かれている。ふつうなら南口の反対は北口だが、長野では善光寺。それだけ存在が大きいということだろう


▲目指すは善光寺方面なので、右の善光寺口側へと進む

▲広いコンコースを歩き


▲長野オリンピックがおこなわれたときの大きなポスターが飾られてあった

▲そのまま真っ直ぐ進んで

▲善光寺は右斜めの方向にあるので

▲右に進む

▲エスカレーターでおりて


▲外にでたところ。さらに右に進み

▲こんどは左をみると、奥のほうにアールエフCone(シーワン)の看板がみえてくるので、そこまで行く

▲横断歩道をわたる。周りでは宗教勧誘や政治団体のシュプレヒコール、ボランティアの募金活動などでめちゃくちゃ騒々しかった

▲横断歩道をわたったら右に進み

▲アールエフConeが目の前にあるので、ここを左折して手前の道に入ってく


▲左の道(二線路通り)に入ったところ。右にアールエフConeの広告がみえる

▲真っ直ぐ歩き


▲大通り(旧北国街道)にでるので、そうしたら右折する


▲右に曲がったところ


▲ひたすら直進だ

▲とにかく長野は寒かった。なにせ山に囲まれた盆地である。もともと標高も高く、この地域は海抜350メートルなので、スカイツリーの第一展望台とおなじ高さである





▲参道らしくなって、どんどん坂道になっていく


▲みぎの公園を横切る。この公園は、オリンピックメモリアルパークだ




▲オリンピックはこうして記憶と遺産を残していく




▲ここでストップ。左に見える長野信用金庫が目印。止まらず直進すれば善光寺にぶつかる

▲ここを左折する


▲ちなみにバスで来るなら、花の小路というバス停が最寄りになる


▲左に曲がったところをまっすぐ






▲しばらくすると右手に洋風の家がみえてくるが

▲こちらが亀の湯だ


▲亀の湯という名前から古風な建物を想像していたが全く違っていた


▲自宅を兼ねたところだろうか



▲入浴料は400円と安い。看板には午後1時開店とあったが、今は2時から開店する


ドアを開けて中に入ると、いきなり脱衣場でビックリした。目と鼻の先に島ロッカーがある。
手前の左側が下足箱で、右手に番台の受付があった。
座るのは90代ぐらいの女性。あるいはもっとかも? かなりご高齢という印象を受けた。
「こんにちは」と挨拶して、「貸しタオル、ありますか?」とたずねると、「はい」と返事をくれたのだが、動く気配なし。大抵の人はその瞬間にタオルを用意してくれるので、ちゃんと通じたのだろうかと一抹の不安があった。
千円札を差し出すと、600円のお釣りがもらえて、そばにあったフェイスタオルを差し出してくれた。タオルは小さめのものだったがとても綺麗だった。


脱衣場は特に大きくもなく小さくもなかったが、まず入ってすぐに気になったのが、中央の奥側から手前にせり出したガラス張りのボックスがあったことだ。なにコレ?だった。
はじめて見る形状だったので、なんなのか想像もつかなかった。
ロッカーは先述したとおり手前の真ん中に島ロッカーがあり、出入り口のすぐ目の前だから服を脱いでいると外から見られないか心配になる(外の出入り口はハの字で死角になるように真ん中に垣根があるから大丈夫とは思うけど)。
番台も背が低いので、女湯側の入り口が少し見通せて、女性客と同じタイミングで受付に立ったら目が合ったときに気まずそうだ。
左側にもロッカーが並び、その上のところに常連客用の私物が置かれていた。
左手前には、ちょっとした小さな空間だったけど休憩スペースが用意されていた。左側奥には古いマッサージチェア。その右手には小さな給水機があった。


立て付けの悪い扉をあけて浴室に入ると、先ほどの脱衣場にあったガラス張りの正体がすぐに分かった。
ガラスの下が階段になっていて、地下に進むための入り口だったのだ。それをなぜガラス張りにしたのか分からないけど、ちょっとした遊び心のようなものだったかもしれない。
ここは浴槽が真ん中に鎮座し、一番手前は短い島カラン(基礎部分がなくパイプがむき出しのもの)がある。あとは壁沿いカランがグルッと取り囲んでいた。
すべて固定シャワーで、特に変わった様子は見受けられなかったけど、浴室に入ったときに隣の女湯から、おばちゃんの声で、「ぬるい~」という声を耳して、ぬるいってなにが?と思ったのだが、シャワーを出してみたところシャワーがぬるかった。当然ながら蛇口からでるお湯もぬるい。体が冷えきっていたので、これはキツかった。どうやって体を洗えばいいのか困惑したが(湯船のお湯を使うかと脳裏をよぎったが)、ギリギリ我慢できることを確認して、体と髪をザッと洗い流した。しばらくしたら温水がでてきたので、どうやら開店直後はお湯になるまで時間が掛かるようだ。
右手前に立ちシャワーが一つだけあって、工業用のようなハンドルをしていた。右がお湯で、左が水だった。シャワーのヘッドだけ新しく綺麗だった。 


真ん中にある浴槽は2つに分かれていて、左は2人ぐらいが入れるバイブラの浅浴槽。右が広めで、それでも詰めたらせいぜい4人ほどが入れるぐらいだがジェットバス付きの深浴槽だ。
浅浴槽はけっこうぬるめで、41℃ぐらいか。深浴槽は熱めで、44℃ほど。45℃ぐらいまではいかないと思うけど、けっこう熱いと感じた。
こちらは不思議なお湯で、間仕切りの下付近から白濁のお湯が部分的に噴出している(全体には広まってなかった)。薬湯か洗剤のような匂いもした。
あとで脱衣場で涼んでいたときに周囲を見渡していたらお風呂の解説書を発見したのだが、読んでみるとマイクロバブル重曹泉と呼ぶものらしく、それで白濁の泡を噴出しているようだった。


そして先ほどのガラス張りに覆われた階段(けっこう勾配がある)を降りると、降りた右側に休憩用の木製テーブルが取り付けられていた。
周りの壁には、今は使えなくなっているカランの痕跡があった。かつてはカランがここにもあったようだ。
左に目を転じると、古い扉があり、扉の手前には、立ちシャワーがある。こちらは天井部分から水のみが出てくる。
扉を開けれると、中はスチームサウナだった。
コの字に座席が取り囲み、天井はかなり低く、熱い蒸気が充満していた。
長居するつもりはなかったが、気持ち良くてしばらく居続けた(スチームサウナの仕組みも脱衣場で解説してあった)。


壁絵は正面の後ろに大きく富士山の写真が飾られてあった。まるで絵に描いたように真っ赤に染まっている赤富士。
浴室の奥にある天井の切り返し部分には、なぞのモザイクタイル絵が描かれている。間仕切り部分に壺というか鍋のようなものから蔓(つる)が出ていて、そこから途中で分断され、今度はレンガのような縁を描いた真ん中部分に緑色の線が丸を描きながら横に伸びている。なにを表現しているのかチンプンカンプンだった。


このように随所で珍しい作りをしている特殊な銭湯だったので、入った瞬間から度肝を抜かされまくった。
設備のラインナップは決して多くなかったけれども個性が十分に発揮され、忘れがたい銭湯のひとつになった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 長野駅、花の小路
経路 善光寺への表参道のわき道
周辺の環境 長野図書館、表参道、善光寺、住宅

●空間演出
建物外観 洋風の建物
壁画・眺望 富士山の写真
統一感 あり
置物 なし
照明 ちょっと薄暗い

★設備
休憩所 脱衣場
脱衣所 入って目の前にある
シャワーの出 勢いがある
浴槽の種類 バイブラ、ジェットバス、マイクロバブル
サウナ あり
温度 41~44℃
棚 なし
男女入れ替え なし

■サービス
接客 丁寧
清潔さ きれい
貸しタオル あり(0円)
備え付け なし

◆人
受付 90代の女性
客層 高齢者ばかり


【案内】

施設名
亀の湯

施設タイプ
銭湯(公衆浴場)

住所
長野県 長野市 諏訪町497

アクセス
長野駅から善光寺方面に向かって徒歩18分。長野市立図書館の隣にあります。

駐車場

TEL
026-232-7670

定休日
月曜日

営業時間
月曜日: 定休日
火〜日曜日: 14時00分~22時00分

料金
入浴料金 大人400円、子供150円、小学生未満70円

※サウナイキタイホームページ転載