銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

銀座湯(東京・京橋)

2020-02-29 07:01:00 | 銭湯






#銀座湯


















✔二階建ての作り
✔狭いが綺麗
✔地元客がメイン














#京橋駅




目指す銀座湯は、有名な大通りからもすぐそばであるが、今回は狭い路地から向かうことに





▲東京メトロ銀座線の京橋駅の改札口


▲改札口をでて左


▲出口2にでる


▲階段をのぼる


▲かなりグルグルのぼり


▲ようやく地上に到着


▲出たところ


▲その右に進む




▲ここで止まり


▲右折する




▲突き当たると


▲左折する


▲すぐ右側にアパホテルがみえるのだが


▲そのアパホテル前を通り抜ける




▲突き当たり


▲また左


▲想像以上に狭い路上が続く


▲次は右


▲高速道路がみえたらもう近い




▲抜けたすぐ右手に銀座湯がある








▲到着


ちなみに別の日にたまたま銀座に寄ったので、土日祝日は歩行者天国になるところからも歩いてみることに。
この日は平日の朝だったので、歩行者天国にはなっていない。



▲三越前から出発


▲左にアップルストア


▲とりあえず真っ直ぐ進む


▲ここにも出口があった


▲この大通りが土日祝日には歩行者天国になり、よくテレビのインタビューが行われる場所だ


















▲目の前にみえるのがコナミの新ビルと


▲この高速道路


▲銀座京橋が目安


▲横断歩道を渡り


▲渡って右に向いたところ


▲真っ直ぐ行くと






▲左に高速道路入り口


▲その先のビルがなんと公園。さすが銀座だ






▲ここを左折して






▲到着


中に入るとかなり狭い下足箱スペース。
靴を預けて扉をあければ受付は番台。
座るのは、三十代後半から四十代はじめぐらいの女性である。
テレビをずっと見ており、「いらっしゃいませ」とは言うもののこちらには一切目を向けず。
「貸しタオルありますか?」と聞くとそれに返事することなく「570円です」と言ってタオルを出したが貸しタオルではなく販売するものだった。
貸しタオルの有無を言われず金額を提示されたのは初めて。
タオルと一緒に鍵も出されたのでどうやらロッカーは指定されるものらしい。
こうしたやり取りだと、銭湯が不慣れな人は戸惑ってしまうだろう。


受付を済ませると、目の前に階段があって、時計回りにぐるっとあがる。
あがった先が脱衣場で、少し折れ曲がった形をしている。指定された場所は島ロッカーで、壁際にもロッカーが並ぶ。
浴室は左側にあって扉を開けると浴室は狭いものの、かなり綺麗である。
リニューアルして間もないと思うのだが、設計自体は昔ながらの作り。なので昨今のようなデザイナーズ銭湯とは違ってそんなに新しさは感じない。


真ん中に島カランがあり、左右の壁にもカランがある。左は短く、真ん中の島カランはシャワーなし。なので必然的に左右に客が分かれている。
奥に浴槽があって、2つ。
左側が浅浴槽でジェット付きで温度は43℃ほど。右の深浴槽は終始誰も入っておらず、たぶんあつ湯だろうと覚悟して入ってみたらやはり45℃ぐらいだった。基本的に熱めである。


壁絵はタイルチップ絵で、銀座の夜景を描いたもの。遠目だと写真のようにもみえる精巧な作りだ。


写真がみつけられなかったので、今回は試しにYouTubeの動画を貼り付けてみた。どういう目的で作成されたものなのか分からないが、銀座湯を舞台に銭湯でありがちな出来事を揶揄しつつ率直に表現している。






出典:東京銭湯ホームページ引用
▲こちらは女湯


客層は高齢者メインながら若い人もけっこうおり、帰りの時は若いサラリーマン風のグループもきていた。小学生と父親の親子もいて、客層は多彩。
浴室内の会話も活発で、高齢者たちは仲良しグループという感じだった。おそらく地元の人なのだろうが、こういう銀座であっても銭湯は地域の憩いの場なのだと改めて感じた。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 京橋
経路 狭い路地を抜ける
周辺の環境 高速道路

●空間演出
建物外観 古いビル
壁画・眺望 銀座の夜景
統一感 あり
置物 なし
照明 ふつう

★設備
休憩所 脱衣場兼
脱衣所 ふつう
シャワーの出 勢いがある
浴槽の種類 ジェットバス、深浴槽
サウナ なし
温度 43~45℃
棚 なし(脱衣場にはある)
男女入れ替え なし

■サービス
接客 無愛想
清潔さ きれい
貸しタオル なし(円)
備え付け あり

◆人
受付 40代前半の女性
客層 高齢者や若者


【案内】

住所
〒104-0061
中央区銀座1−12−2

電話番号
03-3561-2550

アクセス
都営浅草線「宝町」駅下車、徒歩2分
東京メトロ銀座線「京橋」駅下車、徒歩3分
東京メトロ有楽町線「銀座一丁目」駅下車、徒歩5分

休日
日曜、祝日

営業時間
15:00−23:00

※東京銭湯ホームページ転載

親松の湯(横浜・白楽)

2020-02-25 06:47:00 | 銭湯





#親松の湯










✔松の木が目印
✔坪庭には池
✔若者が目立つ











#白楽駅


▲東急東横線の白楽駅


▲改札口をでると




▲左に曲がる


▲坂道を下っていく




▲ここは六角橋商店街


▲そのまま進んでもいいのだが


▲今回は裏道を進むことに。すぐ右手に仲見世通入口がある


▲入ったところ


▲すぐ左






















▲上野のアメ横みたく、狭い路地に色んな専門店があって面白い














▲出たところ


▲右に進む


▲六角橋由来の案内板があった


▲この横断歩道をわたる




▲渡ったところを右






▲かながわ信用金庫のところで左折














▲到着


下足箱に靴を預けて扉を開ければ、目の前にフロント。
座るのは、70代後半ぐらいの女性だ。いかにも絵に書いたお母さんといった感じの女性である。
右に目を転じると、休憩所。テレビや古いベッドマッサージ機があった。


男湯は左側にあって、中に入るとけっこう広めの脱衣場である。
左奥には、なにやらフットプレス、ぶら下がり棒、トレーニングベンチ、握力計まである。銭湯にある設備とは思えない、なかなかの充実ぶり。
そこに小さな子と親子が挑戦していた。子どもはさすがにトレーニングベンチは厳しかったようだが。
お父さんはというと、見た目は明らかに日本人なのに、なぜかやたらと「That's right」とか「let's go」などと英語を挟んでいた。
ぶら下がり棒は、初老の男性がうなり声をあげながら頑張ったりと、けっこう使われてるみたいである。


周囲をロッカーが取り囲み、島ロッカーもある。魚の剥製?みたいなものもあって一層レトロ感を醸し出していた
お客さんはそこそこいるものの、広いのでスムーズに着替えることができた。
右奥には有料のドライヤーや洗面台もあって基本的に作りは古く、いかにも昭和の銭湯といった趣である。



出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同組合ホームページ引用



浴室の扉を開ければ、浴室も広いなという感じで、島カランが2つ並ぶ。右に立ちシャワー。
左の手前にはサウナがあって、そのサウナの横に一人用の水風呂。手を突っ込んでみたところ、けっこう冷たかった。
温度計は20℃を示してたが、たぶん14℃ぐらいだったのではないかと思う。


カランは島カランの他にも左右壁に沿ってカランがあるが、左のみシャワーがない。その左側はというと窓ガラスになっていて庭と池を見ることができる(ただし結露がひどい)。
大きな鯉が何匹も入っていたが、ほとんどが微動だにせずたたずんでいた。


浴槽は奥にあって、3つに分かれている。
左は岩のモニュメントが設置された白湯で深浴槽。右壁にジェットが噴出していた。
その右隣は寝湯。水枕もあるが残念ながら冷たくなかった。
さらに右にはガラスで完全に覆われた浴槽があって、中に入ると薬湯だった。ずいぶん大げさな設備だが、こうする必然性があったのだろうか?
温度は白湯が43~44℃ほどと結構熱い。薬湯は、おそらく41℃前後と思われる。


出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同組合ホームページ引用


客層は若い人が多く、おそらく近くにある神奈川大学の学生たちだろう。高齢者もいるが親子連れも目立ち、かなり幅広い年齢層に支持された銭湯だった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 白楽
経路 商店街を下った右
周辺の環境 住宅街

●空間演出
建物外観 昔ながらの作り
壁画・眺望 坪庭や池
統一感 あり
置物 魚の剥製
照明 ふつう

★設備
休憩所 フロント横
脱衣所 広くて綺麗
シャワーの出 勢いがある
浴槽の種類 
サウナ あり
温度 40~43℃
棚 なし
男女入れ替え なし

■サービス
接客 ふつう
清潔さ ふつう
貸しタオル あり(0円)
備え付け なし

◆人
受付 70代の女性
客層 若い人が多い


【案内】

住所
〒221-0802 
横浜市神奈川区六角橋2-15-5

電話
045-491-8196

営業時間
14:30〜24:00

定休日
毎週水曜日

※神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ転載

鶴の湯(東京・浅草橋)

2020-02-23 06:55:00 | 銭湯



#鶴の湯








✔鮮やかな色彩
✔昭和の香りを今に残す
✔壁絵が斬新









#浅草橋駅

▲JR総武線の浅草橋駅




▲駅前の地図


▲北に進むと鶴の湯がある


▲なので改札口を出たら左


▲ここの道に入る。ダンス用品店が目印


▲突き当たりまでまっすぐ進む








▲道幅が広くなる




▲突き当たり


▲そこを左


▲すぐに右







▲目の前の横断歩道を渡り


▲左の横断歩道も渡る


▲渡ったところ


▲再び北進する。すると、すぐ左に道があって


▲曲がれば鶴の湯がみえてくる


▲到着


▲壁が鮮やか。ほかの銭湯ではみられない色彩である


下足箱はてっきり男女に分かれているのかと思いきや、ここはフロントだった。
下足箱に靴を預けて自動扉を開けると、すぐ左側に受付がある。


出典:東京銭湯ホームページ引用



出典:東京銭湯ホームページ引用


座るのは80代ぐらいの女性。
とても感じがよく、いかにも昭和の時代を生きた女性らしい話し方だ。
フロントの奥側には木のテーブルと椅子。その壁際にはアメニティグッズや飲み物、アイスケースなどがあった。


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲椅子と机は写真と違っていた


男湯は手前の右側にあって、のれんをくぐると、すぐ右手に坪庭が見える。小さいものの下町の風情が感じられた。


出典:東京銭湯ホームページ引用


ロッカーは浴室に向かって右側に並び、左の間仕切りに鏡、奥に椅子、洗面台と続く。やや小振りで、昔の空気感を色濃く残している。まるで昭和のドラマに紛れ込んだような気分である。



出典:東京銭湯ホームページ引用
▲写真だとここの雰囲気が伝わらないかもしれない


扉を開けて中に入ると浴室もまた狭いのだが、目を引くのがモザイクタイルの壁絵。
一見するとなんの絵かよく分からなかったが、どうやら南国の海をあらわしたものらしい。色使いが大胆でビビッドである。


カランは島カランと左右の壁に並ぶが、シャワーヘッドはかなり年季が入っており、勢いはあるもののバラバラな方向に飛び出してくる。
とくに一番手前にあるシャワーは、ヘッドだけでなくハンドルからもお湯が吹き出してくるので困惑した。


出典:東京銭湯ホームページ引用


浴槽は奥にあって、2つに分かれている。右側が浅浴槽でジェットバスが2つ。真ん中に緑色の明かり(赤外線ならぬ緑外線?)
左は深浴槽で、バイブラ仕様。ともに白湯。そして2つとも45℃ほどだ。


出典:東京銭湯ホームページ引用


最近は熱いのが苦手で45℃以上は厳しいかなと思ったのだが、頑張ればなんとか入れた。
ただ、やはりあがってみると浸かってた肌の部分が赤くなっていた。


浴槽の右側には、立ちシャワー。
立ちシャワーといえば、通常は出入り付近にあるのだが、ここは浴室の奥側にある。
タテに3つ並び、一番奥が水のみで、あと手前2つがお湯。


客層は高齢者ばかりだろうなと思ってたら、暫くすると若い人たちが押し寄せてきた。
それぞれ別のグループらしく20代から中学生ぐらい。古い銭湯で若者に溢れる光景は珍しい。


東京だと古い銭湯はたくさんあるのだが、鶴の湯に限って言えばなんともいえない空気感を残しており、個人的には特別な心証を与える銭湯だった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 浅草橋駅
経路 北にほぼまっすぐ
周辺の環境 住宅

●空間演出
建物外観 宮造り
壁画・眺望 芸術的な日没のモザイクタイル絵
統一感 あり
置物 なし
照明 脱衣場が少し暗い

★設備
休憩所 フロント横
脱衣所 まさに昭和な雰囲気
シャワーの出 勢いはあるがまとまりがない
浴槽の種類 ジェットバス、バイブラ
サウナ なし
温度 45℃
棚 なし
男女入れ替え なし

■サービス
接客 かくしゃくとした対応
清潔さ きれい
貸しタオル あり(無料)
備え付け なし

◆人
受付 80代ぐらいの女性
客層 中高年と若者

【案内】

住所
〒111-0053
台東区浅草橋5−27−2

電話番号
03-3851-4569

アクセス 総武線「浅草橋」駅下車、徒歩6分

休日
土曜

営業時間
15:30−24:00

※東京銭湯ホームページ転載

準天然光明石温泉(人工)天空の湯(東京・浜松町)(リニューアル)

2020-02-22 06:44:00 | ホテル

#準天然光明石温泉
天空の湯(陸側)
アジュール竹芝









✔2019年7月リニューアル
✔基本的な部分は変わらず
✔色々ツッコミどころも









#浜松町駅


▲JR山手線の浜松町駅


▲北口は階段をのぼらずそのまま進む


▲左に貿易センタービル。再開発の関係で2021年には取り壊されるらしい。一時は日本一の高さを誇ったビルであるが…


▲北口への階段




▲改札口




▲浜松町駅の北口


▲海側にむけて出発




▲歩いてすぐのところに浜離宮


▲一年前から相変わらず工事ばかりしている。いつ終わるのか…






▲首都高下の横断歩道を渡り




▲ひたすらまっすぐ












▲左を向くと白い建物がアジュール竹芝


▲横断歩道を渡り


▲左に進む













▲奥には、スカイツリーがみえる




▲見上げる


▲進むと


▲天空の湯のポスター






▲入り口


▲中に入って


▲右に進むと


▲エレベーターがみえる


▲エレベーターに乗って18階を押す


▲上昇中


▲18階に到着


▲右に行ったところにフロントがある


スロープをあがれば目の前にはフロント。タオルが山積みになっており、左には靴箱が並ぶ。
鍵がないので一瞬戸惑うと、受付の女性から「鍵がないんですよ~」と申し訳なさそうに言われた。
脱衣場のロッカーも鍵がなく、ここはとにかく鍵が嫌いなホテルのようだ。
空いてるところをみつけて靴を入れると、どこに入れたか忘れないように一応覚えておく。絵のシールなんかも貼ってあると覚えやすいと思った。
フロントに座るのは50代前半ぐらいの女性。
とても愛想がよく、どんな時も笑顔を見せてくれる。素晴らしい対応だ。


1050円を支払うとフェイスタオルとバスタオルを手渡され、今回はすぐ目の前が男湯の入り口だった。
ここは月曜から週ごとに男女(海側と陸側)を入れ替えしているらしく、今回は男湯が陸側。
のれんをくぐって中に入ると、左手に使用済みタオルを回収するボックスがあり、奥がリクライニングルーム。右奥に脱衣場がある。



▲リクライニングルームはこんな感じ。照明を落として落ち着いた雰囲気だ

▲日除けが降りていたのでゲーム機の映像みたくなってしまったが


▲眼下にモノレール


▲東京タワーが目の前に見える


▲高層ビルに挟まれ東京タワーが小さくみえてしまう



出典:アジュール竹芝ホームページ引用
▲ホームページは海側だった


ついでに海側に降りた時の写真。


▲左側は月島方面




▲スカイツリーもみえる


▲右に向くとレインボーブリッジ




▲その奥にフジテレビの社屋


▲船が出発するところだった


▲赤い可愛らしい船も


▲意外と混雑していた


天空の湯に戻ると、脱衣場は若干小ぶりなスペース。
ロッカーが左右に分かれていて、こちらはダイヤル式である。
ロッカーの番号+暗証番号も覚えないといけないので正直言うと面倒くさい。少なくとも暗証番号は絶対に忘れないようにしよう。
ロッカー自体もそんなに広くないので、荷物が多い人はどうしてるのだろうか?


鏡台はスーパー銭湯のように各種アメニティが取り揃えられており、他と比べても充実している。鏡の周りにも照明が取り付けられていて、女性を意識した作りだろう。
全体的に綺麗で無駄がなく、地味であるが洗練された感じである。


出典:アジュール竹芝ホームページ引用


ところで、入った直後だったが初老の男性が浴室から出てくると内線の受話器を手にとって、「サウナが暖まってないのですが」みたいなことを口にしていた。強い口調ではなく紳士的な話しぶりだったが、明らかにクレームのようだった。
サウナの調子が悪いのだろうか?
この時点でいきなり不安をおぼえた。


扉は重厚な感じの金属製で、開けるとリニューアルしたとあって、以前と比べてシックな印象。
すぐ手前右にここの看板となっている準天然温泉の浴槽。


出典:アジュール竹芝ホームページ引用


手前左にサウナ。サウナは小さいながら7~8人ぐらいは入れそうなスペースである。


出典:アジュール竹芝ホームページ引用
▲サウナはそこそこの広さだが…


そのサウナの真横には水風呂があるが、めちゃくちゃ小さい。
自分が知る限り世界最小サイズである。これ以上小さくしたら大人は入れないだろう。
まず体育座りが前提となるという時点でどうなの?と思ってしまう。
なぜこれほど小さくしたのか理解に苦しむ。


さらに水風呂の奥側には打たせ湯があるが、故障中だった。リニューアルして半年で故障は早すぎるだろ!と思うのだが、よくよく見るとだいぶ古いものだった。こちらはリニューアルの時に手を加えなかったのだろう。
水風呂の右はす向かい(入り口から見たら左奥)にジャグジー。そこそこ大きさがあって、大人でも2~3人は入れそうなサイズだ。手すりに掴まって階段をのぼると、大きな間口になっている。温度は40℃ほどと控え目。


出典:アジュール竹芝ホームページ引用


出典:アジュール竹芝ホームページ引用


カランは入り口から見て右奥にあって、6つしかない。自分のときは待つことはなかったが、やはり混雑時になると使えない時もあるのではないか。
カランそのものはスーパー銭湯と一緒でハンドシャワーの温度調節ができて勢いがかなりある。
備え付けは、シャンプー、コンディショナー、ボディシャンプーと見た感じは高級そうなボトルに入ってる(中身が高級かどうかは分からない)
立ちシャワーも当然あって、最新式のヘッドでこちらも勢いのあるものだった。


準天然温泉の浴槽は詰めれば10人近くが入れそうな広さがあり、各すみっこにステンレスの箱が置かれてある。箱の中には光明石というのが入っていて、説明文には効果が色々と書かれてあるが(割愛)、どこまで本当かは未知数。
温度は41.3℃を示していて、子どもでも入れる温度だろう。
水風呂は割と冷たく温度計をみると10℃。さすがにそこまで冷たくなかったが、14℃前後ぐらいかなと思う。なのでサウナ好きはとりあえず納得する温度か。
しかし、である。
先ほども書いたようにサウナのクレームがあった後で入ってみたが、ありえないほどヌルい!
もはやエアコンレベルだった。たぶん暖めなおした直後だったからだろうけど、よくこんな低い状態でみんな入っていられるなと感心した。さすがにこれだと文句も言いたくなる。
おそらくイレギュラーな時に入ってしまったのだろうけど、たまたまだったのか? それともしょっちゅうある話なのか。
リニューアルしたといっても抜本的に改築したわけではないので、本質的には古い設備のままなのだろう。


ついでになるが、ここは私物やタオルを置く棚がないのも問題だった。
タオルを持って中に入ると棚がなくて、仕方ないなと思い、窓際の縁に置いたら濡れてしまった。ハンドタオルだから特に問題はないが、それでも置く場所がないのはどうなんだろうと思う。


自分が入ったあとに親子連れが何組か入ってきたが、お父さん達全員がタオルの置き場所に困っていた。
さすがに一人のお父さんはなぜ、バスタオルまで持ち込んだ?とは思ったけど、中にはそういう人もいるし、私物を持ってくる人も困るはずだ。
左奥のスペースはなにもないのだから、スペースの使い方が勿体ない。出来れば入り口前と浴室に一つずつあったらベストである。


もう一つ、ここの売りであるスカイビューであるが、18階から東京タワーが眺められるということで期待して入ってみたものの、陸側ということで曇りガラスの部分がかなりを占め、しかも上部はブラインドが降りていたのでまったく外がみえず!
これだと窓のない部屋と同じである。
仕方なくブラインドに頭を突っ込んで結露を手でぬぐってみたが、基本的にリクライニングルームの景色と変わらない。
浴室の眺めはまったく期待しない方がいいだろう。


こんな感じで、かなり突っ込みどころ満載であったが、リニューアルしたせいかお客さんは前回と比べて増えているような印象を覚えた。
また客層も高齢者ばかりでなく親子連れが何組かいたことにも驚いた。
前からそうだったのか、たまたまだったのか分からないけど、偶然にしてはずいぶんと多いので、元々親子連れが来やすいエリアなのだろう。
それだけにランナー向けに力を入れるだけでなく親子連れを意識した企画も考えた方がいいのではないか。
駅からもそんなに遠くないし、工夫次第ではもっとお客さんを呼び込める可能性をもった施設だろう。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 浜松町
経路 海に向かう
周辺の環境 海やビル

●空間演出
建物外観 ホテル
壁画・眺望 スカイビュー
統一感 あり
置物 なし
照明 ふつう

★設備
休憩所 リクライニングルーム
脱衣所 きれい
シャワーの出 勢いがある
浴槽の種類 準天然温泉、ジャグジー、水風呂
サウナ あり
温度 40~41℃
棚 あり
男女入れ替え あり(月曜週毎)

■サービス
接客 素晴らしい
清潔さ きれい
貸しタオル あり(料金に含まれる)
備え付け あり

◆人
受付 50代女性
客層 中高年メインながら親子連れが多い


【案内】

バスタオル・フェイスタオル貸し出し無料。
〈利用料金〉
一般1,050円(宿泊者は550円)
子供(小学生)550円
子供(小学生未満)無料


★浴場は陸側と海側を週替わり(月曜日)で入れ替えをしております。


準天然光明石温泉(人工)天空の湯に関するお問い合わせは
TEL 03-3437-2011


□営業時間15:00~23:00(受付終了 22:30)
□年中無休(6月28日は法定点検日のためお休みいたします。)
□シャンプー・リンス・ボディーソープ備え付け
※大きさに関わらず、タトゥー(シール・ペイント含む)、刺青の入っている方、暴力関係者、泥酔の方のご入館はお断りさせていただきます。


※アジュール竹芝ホームページ転載

仲乃湯(横浜・伊勢佐木長者町)

2020-02-18 07:12:00 | 銭湯




#仲乃湯









✔立派な宮造りの建物
✔男湯のみ露天風呂がある
✔古いが清潔感がある












#伊勢佐木長者町駅


▲横浜市営地下鉄の伊勢佐木長者町駅


▲近くにワシントンホテルがある


本来なら阪東橋駅が最寄り駅なのだが、そこからだと道がつまらないので、今回は伊勢佐木長者町駅から歩くことに



▲むかうは西側(関内駅と反対方向)


▲一度、ワシントンホテルを背にして南側の横断歩道を渡り


▲渡ってる途中


▲次に右(西方向)の横断歩道も渡る


▲ここにも出入り口があった


▲しばらく阪東橋駅方面へと歩く






▲警察署を横切り






▲左にむくとホテルが軒を連ねるが、真ん中にあるのは、かつて遊郭と住宅地を分け隔てた名残だ



▲まだ真っ直ぐすすみ










▲横浜橋通商店街がみえてくる。さらに奥に進むと阪東橋駅がある


▲ここから左にある商店街に入る


















▲商店街を抜けたところ。まだ真っ直ぐ






















▲右のローソンがある方にすすみ




▲ローソン前の道を右折する




▲すると左手に仲の湯がみえてくる






▲男湯の入り口


▲奥は女湯の入り口


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲威風堂々たる宮造りだ


▲裏側にある煙突


▲到着。
入り口は男女左右に分かれていて、下足箱のところで一度一緒になる。なので、最初の入り口は別に分ける必要もなかったのではないかという気もするが…。


ただ、下足箱のところからはきちんと分かれる必要がある。
男湯は左側で、扉を掛けてのれんをくぐると、右に番台。座るのは40代ぐらいの女性。
ここは何度か来てるのだが、この年代の女性は初めてだった。いつもは70代ぐらいの女性が座っている。


出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ引用
▲女湯側からみた番台


40代ぐらいの女性も自然体ながらとても好感のもてる対応をしてくれた。
年齢的にはお嫁さんか娘さんだろうか?
そんなことを思いながら貸しタオルをお願いすると、綺麗なタオルを渡してくれた。正月明けということでおみくじ飴も頂いた。


脱衣場は外観から想像する通り、昔ながらの作り。手の込んだ折り上げ格(ごう)天井である。



出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ引用


出典:東京銭湯ホームページ引用


ロッカーは壁づたいに並び、余裕ある空間。古い銭湯ならではの床のきしむ音も心地よかった。
壁には2018年に放送された桂歌丸のドラマ告知ポスターが張ってあった。おそらく撮影にこの仲の湯が使われたのだろう。
歌丸はこの地域から終生離れることがなく、それだけ横浜に愛着があったようだ。


浴室への扉を開けると、島カランが2つ並ぶ。右壁(間仕切り)にもカランがあって、左壁はなんと立ちシャワーが5つもあった。
島カランはシャワーが無いので、その代わりに作ったものかもしれない。


浴槽は、浴室奥にあって目を引くのが九谷焼のタイルチップで描かれた秋川渓谷。色使いが大胆で華やかである。
浴槽は3つに分かれている。
左が深浴槽で薬湯。
真ん中が白湯と電気風呂。
右端が深浴槽の座湯(ジェットバス)である。


薬湯は常連っぽい高齢者が背中をかきながら「あつっ。あつ」と言ってたので、さぞかし熱いのだろうなと思ったら40℃だった。
真ん中は43~44℃ほどで温度計は45℃を示していたが、そこまで熱くなかった気がする。
右のジェットバスもおなじ温度である。


さらに男湯のみに岩造りの露天風呂があって、入ってすぐ左側に扉がある。



出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ引用
 

出典:東京銭湯ホームページ引用
▲こちらは女湯


温度はたぶん41℃ほど。なので、熱いお湯が苦手な人でも堪能できるだろう。
ちなみに屋根がついているが、遮蔽する壁は道路側のみで、隣の家から丸見えである。家の窓はおそらく自主規制で閉じていたが、見ようと思えば見える状況だ。
外気浴は残念ながら専用の椅子はなく、入り口付近にちょうどいい石積みがあって、一人なら腰掛けられる。


この日はお正月明け初日ということでたくさんの人でにぎわっていたが、この地域の特徴なのか、さほど長湯しない客が多かった。
自分が来たときは開店10分後ぐらいに、なんとすでに帰りはじめてる人がいた。いくらなんでも早すぎるだろう。
客層はほとんど高齢者で、若い客といえば小学生がいたぐらいか。


すべてにおいて古さが際立つ銭湯であるが、景観、使用感ともに素晴らしく、また受付の対応もとても良かった。
ここは、時代が変わろうとも古き良き時代が今も息づく特別な場所である。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 阪東橋
経路 横浜橋通商店街を抜けた先
周辺の環境 住宅街

●空間演出
建物外観 破風・宮造り
壁画・眺望 タイルチップの紅葉風景
統一感 あり
置物 なし
照明 明るい

★設備
休憩所 脱衣場
脱衣所 きれいで開放的
シャワーの出 勢いがある
浴槽の種類 座湯、露天風呂
サウナ なし
温度 42~45℃
棚 なし
男女入れ替え なし

■サービス
接客 素晴らしい
清潔さ きれい
貸しタオル あり(0円)
備え付け なし

◆人
受付 40代ぐらいの女性
客層 高齢者が中心


【案内】

住所
〒232-0033 
横浜市南区中村町3-207-8

営業時間
15:30〜23:00

定休日
毎週土曜日

※神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ転載