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銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

舞浜ユーラシア(千葉・舞浜)

2025-06-28 07:13:00 | ホテル
#舞浜
ユーラシア
2025年6月30日休業





JR京葉線
#舞浜駅

▲舞浜駅


▲いわずとしれた東京ディズニーランドの最寄り駅である


▲ディズニーランド側は南口







▲でも今回の出発点は北口。この落差はあまりに寂しい。南口がJR渋谷駅なら、北口は小田急の南新宿駅である


▲めざす舞浜ユーラシアは、右下にみえる運動公園のすぐ横だ。歩いて20分。シャトルバスなら5分の距離

▲光が強いほど陰は濃くなるというゲーテの格言通り、北口はディズニーランドの最寄り駅とは思えない閑散ぶり


▲とりあえず北口を出て右側にあるすぐ近くの道に進む


▲右に舞浜駅がみえる。そのまま進むとディズニーランドに沿って歩く


▲こういう田舎の風景が好きだ


▲浦安市道幹線6号と合流




▲真上にみえるのが京葉線で、右にみえるのがディズニーリゾートライン


▲ひたすら直進するのみ

▲横断歩道があり


▲浦安市運動公園がみえてくる


▲これがすごく広い敷地と巨大な建物で驚いた。ディズニーランドの税収で建てたものだろうか




▲そのまま進んで野球場を横切ると


▲奥に巨大な舞浜ユーラシアホテルがみえてくる


▲ここまで大きな建物のスパははじめてかもしれない(スパはその一部にすぎないけれども)


▲直進した先に入り口がある


▲めちゃくちゃ風の強い日だったので、椰子の木がモヒカンになってた




▲風にあおられてブレずに撮るのに苦労した

▲中に入ってホッと一息ついたところ

▲とりあえずなにも考えずに上にのぼってみた

▲左が入り口になってる

▲右にお土産屋さん

▲左にロビー


入り口に入ると、案内板には大浴場が4階と表記されてある。
さっそくエスカレーターに乗るといきなり3階に到着。2階は階段かエレベーターを使うしかない。3階にもエレベーターがあるが、下りボタンしかなく、強制的に3階の受付を経由しなければこれ以上の上階には行けない構造のようだ。
左側に道が続き、その手前に案内が表示されている。
奥へと進むと、右にお土産コーナーと左にロビーがあって、奥の右側にフロントの受付がある。
受付は、宿泊向けとスパとに並ぶ場所が分かれているが、どれがスパの列なのか一見ではわかりくい。
とりあえずよく分からないから、適当にフロントの受付が空いたところを見計らって前に立った。対応してくれたのは30代前半ぐらいの男性。笑顔でこたえてくれて、ネームプレートをみるとなんと自分とおなじ名字。スタッフは相手をしてる客が自分と同じ名前とは想像もしてなかっただろう。
とはいえ、意外と普段は気が付いていないだけで、こういう遭遇は身近にあったかもしれない。たとえば、電車の横に座った人の飼い猫と自分の飼い猫の名前が同じだったりとか。日常の大半は可視化されていないだけで、奇跡とか遭遇とかは知らずにいつも起きていたものなのかもしれない。
それはともかく、最初に値引きの特典やカードがないか聞かれるが、なにもないですと答える。
入浴料は先払いになりますと言われ、この時は日曜日だったので、2700円を支払う(平日は2200円)。一般のスーパー銭湯にしては高めだけど、近年のラグジュアリータイプと比べると比較的安いという、中途半端な値段だ。


受付を済ませると、フロント横の通路の奥には青い絨毯が敷かれ、ここから土足禁止とある。そこで靴をぬぐと、右側に下駄箱が並ぶ。ほとんどが空いておらず、かなり混雑してることが伺えた。
正面の左壁沿いには自販機が並らび、フロントで渡されたキーをかざすと購入することができる。その使った料金は最後に精算する。だったら、はじめからすべて合算で支払う仕組みにすればいいだろうと思ってしまった。


ちなみに舞浜ユーラシアという名前を冠しているように、室内の作りはホテルとエキゾチックさを組み合わせた雰囲気だ。色使いは淡い色の乳白色が主体なので、落ち着いた印象を受ける。


エレベーターか螺旋階段で上階にのぼり、4階の入り口へと進む。途中では休憩の椅子や自販機、ガチャポンなどが並ぶが、奥の左側にタオルの受け渡し窓口があった。立っていたのは丸いメガネをかけた小柄で素朴な顔立ちのほんの少しにきびが残った若い女性。
ここで、受付で渡されたカードを渡して館内着とタオルを受け取る。この時は長居するつもりはなかったので、館内着は断った。
女湯は左側で、男湯は右側。




▲エレベーターか螺旋階段で上る


のれんをくぐると、最初に入ったときは、想像よりも広いなという印象。だいだい色のロッカーが横に並び、その一群が左右の縦列に並べられてある。
渡されたタグの番号を探して自分のロッカーをみつけるが、ここのロッカーは縦長ながら変わった作りで、隣接するロッカーの下側が袈裟懸けのように食い込んでいる。なのでスペースが狭い。
夏服で手ぶらだったから自分は問題なかったけど、荷物が多い人はけっこう困るに違いない。冬服だけでも溢れそうだ。改修の際は善処されることを願う。


ドレッサーは脱衣場が広いゆえに前後に用意され、トイレは左側に設置されている。珍しく浴室にもトイレがあった。
その浴室の入り口はというと脱衣場の右奥にあって、比較的広めの干渉スペースを抜ければ横長の空間になっていた。


カランは2つに分かれ、左側が仕切り板のあるカランで、左隅の一画を占めている。もう一つは右の半円の円柱に沿ってカランが並ぶ。
カランは通常のスーパー銭湯と変わらないが、シャンプー類が少し安っぽい。特にシャンプーとボディシャンプー、リンスを兼ねたオールインワンだったのが衝撃的。たしかに手間は省けるけど、この手のなんでも洗える洗剤がまさかこうしたホテルのスパに並ぶとは…。
あとは暑くなってきたので冷やしシャンプーなんかも置いてあった。カランの一部は剥離が目立ち、全体的に色もくすんでいる。20年近く営業していると、老朽化はたしかに進んでると感じた。
      

浴槽は室内だと入り口からはいって奥の目の前にある。
主浴槽である温泉は塩化物泉で茶黄色をしており、太陽の光があたると黄金色にもみえる。浴室の入り口のところには、源泉は2万年前に降った雨水だったという調査結果の解説があった。太古の地球からの贈り物である。
温度は42℃ぐらいで意外と熱く、8~9人が入れるぐらいの広さだ。
そこに隣接してるのが不感の湯で、こちらは若干狭くなり5~6人が入れるぐらいのスペース。
温度は34℃だったので、最初に入ったときはぬるい水風呂かと勘違いした。


出典:舞浜ユーラシアホームページ引用


右手前のところにアトラクション風呂と命名されたジェット関連の湯船がある。
趣向を凝らした白い湯船で、階段をのぼり中に入ると、奥には寝湯が4つ並ぶ。その周りを座湯やジェットが取り囲む。かなり数があるが、それもほとんど埋まっていた。温度は37~38℃ほどでぬるく、人気の設備である。


出典:舞浜ユーラシアホームページ引用


そして右端のところには、サウナ室がまとまって集約されている。
そのサウナが密集してる入り口の手前に深い水風呂がある。
6人が入れればいっぱいになる微妙な広さで、水温はかなりぬるく20℃半ば近くぐらいではないかというほどだ。


出典:舞浜ユーラシアホームページ引用


その対面の奥には、真ん中にかけ湯が置かれ、その周りをぐるっといくつもの扉があった。
あまりに扉が多くて全部サウナなのかと驚いたが、よくよくみるとスタッフ専用の扉とアカスリの場所もあって、結局サウナは3つ。なので標準的な数といえる。(スーパー銭湯だと2~3が標準。大規模になると4以上ある)
右端から見ていくと、最初のサウナは100℃サウナ。中に入ると思った以上に人がびっしり入っていて、ここが一番人気だったかもしれない。
当然ながら熱いので、肌が焦げるような熱気で汗が吹き出てくるが、座っているとけっこう気持ちいい。たださすがに長居はできなかった。


出典:舞浜ユーラシアホームページ引用
▲感染予防のために人数制限が設けられているが、ほとんど無視されて満員御礼だった


その隣にあるのが、ちょうど真ん中に位置するスチームサウナ。入ってみると全然暑くなく、むしろ涼しいぐらい。サウナで涼しいなんてありえるのかと思い、扉の解説を見ると、やはり壊れてる最中とあった。当然、スチームも出てない。
石作りのイスが円に沿って配置され、真ん中に塩が置かれている
もう休業間近なので営業最終日まで直る見込みはないだろう。単なる休憩室になっていた。


出典:舞浜ユーラシアホームページ引用


そして左隅にあるのが通常のサウナ。こちらは一番広くて、なおかつベーシックだった。温度もそれなりに高く90℃近くはあったかも。隣でずっと唸っているおじさんがいた。


出典:舞浜ユーラシアホームページ引用


それと特筆すべきなのが、サウナに隣接するシャワーである。
サウナの入り口横に設置されているが、4つあり、全部タイプが違う。
ハンドシャワーと、板!?(頭上の板から水が溢れ落ちるやつ)、固定ヘッド、そしてホースである。単に短いホースが蛇口についているだけで、なにこれ?と思ったがかえって新鮮だったし、意外と使いやすい。


露天風呂もなかなか充実している。ただし、ホテルのバルコニーにあるためスペースは当然ながら狭い。
露天スペースの右側にあるのが、ふちが木製の湯船で、深浴槽と浅浴槽が一体化したもの。形は複雑である。
泉質は室内とおなじく塩化物泉で茶黄色をしている。温度は42℃ぐらいか。少し熱めなので、縁に座って足だけ入れて談笑している若い人たちで一杯だった。


出典:舞浜ユーラシアホームページ引用


そのまわりを外気浴のイスや寝イスなども並び、その右端のところにはドーム場の物体がある。これは水曜日のみに入れる温泉施設らしく、訪れたのは日曜日だったので、外観をみるだけだった。


出典:舞浜ユーラシアホームページ引用
▲中はこんな感じらしい


左側はまた違った温泉の浴槽が並び、ここは白濁した茶色をしていてなんの温泉なのかは確認できなかった。黄金の湯と命名されているが見た目は泥のお湯だ。
小さな横長の湯船で、温度は38℃ぐらいとかなりぬるめ。左端には寝湯が4つ並ぶが、厚みがまったくなくて温度もぬるく、これが真冬だったら凍えるなと思った。さすがに冬は加温してると思うけれども。


出典:舞浜ユーラシアホームページ引用
▲ここでも若い人たちのグループが女の子の話題で談笑していた


出典:舞浜ユーラシアホームページ引用


こんな感じで、一通りのラインナップは充実しているスーパー銭湯だった。
ただ、一つひとつの設備はやはり大手のスーパー銭湯と比べると小粒感は否めず。それとせっかく唯一ディズニーランドを眺めながら入れるスパなのに、まったく眺めは良くなく、このへんの立地の利点が生かされてない気がした。


今回訪れたときは休業前近くということなのか、かなり混雑しており、ほとんどの湯船は満員状態。
それもあってか落ち着かないところもあった。客層はかなり若い人に占められていて、話し声がずっと聞こえていた。外国人もちらほらいて、意外にも国際的な場所であった。


舞浜ユーラシアは、2006年に開業。2025年まで19年間の営業を行ってきたが、老朽化や安全性を考慮して大規模な改修工事に踏み切ったようだ。
2025年7月1日(火)午前9:00より休館し、リニューアルオープンは2026年1月を予定している。半年しかないので、構造そのものが変わることはおそらくないだろう。
千葉にあるということで遠いイメージをもっていたが、舞浜駅までは東京駅からだと15分。ディズニーランドが千葉にありながら東京を名乗っているが、たしかにほぼ東京の立地である。
アクセスの良さ(駅から歩くけれども)、豪華な建物、意外と今の時代にしては比較的安い値段と、そしてディズニーランドが見えるなどポテンシャルの高さを感じさせるスパ施設だった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 舞浜
経路 南方向へと歩く
周辺の環境 ディズニーランド

●空間演出
建物外観 ビル
壁画・眺望 海、ディズニーランド
統一感 あり
置物 観葉植物
照明 明るい

★設備
休憩所 上階のロビー
脱衣所 広い
シャワーの出 ふつう
浴槽の種類 温泉、不感の湯、ジェット関連、露天風呂、水風呂
サウナ あり
温度 34~42℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 丁寧
清潔さ きれい
貸しタオル あり(料金込み)
備え付け あり

◆人
受付 20代~30代の男女
客層 若い人がメイン


【案内】

料金

一般料金
[平 日] 大人2,200円
     小人1,100円(小学生以下)
[土日祝] 大人2,700円
     小人1,600円(小学生以下)

会員
[平 日] 大人1,400円
[土日祝] 大人1,900円
※大人のみの料金です。
※年会費500円かかります。

朝風呂
[平 日] 大人1,050円
     小人 600円(小学生以下)
[土日祝] 大人1,200円
     小人 600円(小学生以下)
※5:00-9:00(最終受付8:00)までの料金です。
※タオルのみ貸し出しあり。館内着は有料。

簡易宿泊 (AM2:00以降の深夜滞在)
 大人+1,700円
※深夜2:00以降、在館の追加料金です。

岩盤浴
[平 日] 一般1,050円
     会員 350円
[土日祝] 一般1,050円
     会員 350円
※11:30-22:20(受付時間11:00-21:20)
※上記入館料金等は、年末年始およびお盆期間を含め
 当館の定める特定日につきましては、
 特別料金となりますので、予めご了承ください。

駐車料金
スパ利用の方6時間まで無料。以降30分毎に+150円

電子決済

不可

営業時間・営業期間

◆11:00~翌9:00(最終受付8:00)
※2:00-5:00は入浴不可
◆朝風呂
5:00-9:00(最終受付8:00)

電話

047-351-4126

住所

千葉県浦安市千鳥13-20

交通アクセス

首都高速湾岸線 浦安ランプ、葛西ランプより約6分
JR京葉線 舞浜駅より徒歩20分(舞浜駅南口「C-3」乗り場よりシャトルバスで5分)
詳しくはHPをご確認ください。

※ニフティ温泉ホームページ転載

炭の湯(名古屋・名古屋)

2024-09-21 08:54:00 | ホテル
#炭の湯





東海道新幹線
#名古屋駅
▲名古屋駅

▲三連休初日ということで朝から混雑していた


▲改札口。新幹線の改札口は、銀の時計があるところだ

▲南口の改札口を抜けたら

▲左の太閤通口にむかう(新幹線の北口の場合は右に進む)

▲外に出たら

▲右に進む

▲エスカ地下街の入り口を通り過ぎて

▲そのまま道なりに歩く


▲左の幹線道路は椿町線と呼ばれる

▲そのまま直進する


▲岐阜方面に向かう新幹線がみえる




▲目の前の横断歩道を渡り

▲左折する

▲デイリーヤマザキがあるので

▲デイリーヤマザキを横切り

▲その先に駐車場があるが、その端っこで止まり

▲右折すると

▲炭の湯&ホテルの看板がみえる

▲入り口は2階にある


▲銭湯であるが、入墨、タトゥーの人は入浴禁止とあった


扉をあけると低い上がり框になっていて、右側にフロント、左側に券売機があった。奥に靴箱がある。
靴箱はかなり小さくて、靴を斜めにしてもはみ出すほどだった。


▲靴箱のところから玄関を撮影


▲靴は普通サイズだが、斜めにしてこの状態。どう考えても小さすぎる


▲浴室には備え付けがないのでシャンプーやリンス(それぞれ150円)なども売っている


ここは土日限定ながら6:30~9:30まで朝風呂をやっている。旅行で朝から汗を流したい客などにとってはありがたいところだ。自分も名古屋駅に到着すると、直行でこちらに向かった。


フロントの受付に立つのは、長い黒髪の少しウェーブがかかったナチュラルメイクの50代ぐらいの女性。笑顔こそないが積極的に挨拶をしていた。
入浴料は500円で、貸しタオルはバスタオルのみ300円。フェイスタオルは160円で購入する。タオルだけの客は珍しいのか、「タオルだけで大丈夫ですか?」と聞かれた。
フロント前の右通路へと進むと、小さな休憩所がある。覗いてみたが若い女性たちがたむろしていたので使うのは遠慮した。通路の端っこにはスーツケースが沢山置かれ、銭湯の利用客も預けてるものだろうか。
男湯は左側で、女湯は右側。


出典:あいち銭湯ホームページ引用
▲左の見切れたところが玄関で、背後に休憩所がある


のれんをくぐると、すぐ目の前に引き戸があり、かなり重たい。
扉を抜けると脱衣場になっているが、一般的な脱衣場とは異なり、床がラバータイプのもので白い斑点などがついていた。そのためにあまり清潔な感じはしなかった。
ロッカーは左右に分かれ、洗面台は右側のロッカーのところにある。ドライヤーは有料。
ロッカーの容量はすこし小さめなので、大きな荷物がある人は先ほどの通路に置くのも手かもしれない(受付の人に相談してみてください)。


左側にあるトイレを使ったところ、電気を消そうとしてもボタンの反応がまったくない。なんでだろうかと何度も押してると、見かねた年配の男性が「それ壊れてるんだよ。なかなかつかないんだよ」と親切に教えてくれた。なので付けっぱなしで放置した。
この時点で銭湯のメンテナンスに一抹の不安を覚えた。


浴室の入り口は細長い通路になっており、右手前にサウナがある。この時は真っ暗で朝風呂のときはやってないのかもしれない。中をのぞくとやや狭く、6人ぐらいでいっぱいになりそうなサイズ。左側には学校のプールにありそうな洗面台が設置され、その奥に一人用の水風呂があった。
手を入れてみたところ、水というよりもほぼお湯に近い温度だ。おそらくチラーを使わず水道水をそのまま入れてるだけなのだろう。暑い時期はあまり期待しないほうがいいかもしれない。


通路の奥にある引き戸をあけると、一般的な銭湯より若干大きめの浴室。ただ天井は低く、少しばかり閉塞感はある。やはり銭湯というよりもホテルの大浴場という感じだ。


出典:あいち銭湯ホームページ引用


カランは浴室全体の壁に沿って並ぶが、途切れとぎれで配置されてる。
シャワーもそれぞれ場所によってヘッドや操作が違い、出る勢いも微妙に異なっていた。立ちシャワーはないが、柱に設置されたハンドシャワーが立ちシャワー代わりになっている。


浴槽は、手前右側とやや奥側に配置されていた。
右にあるのは、小さな浴槽と中規模の浴槽が隣接している。小さい深浴槽は電気風呂で、手すりに捕まった瞬間に手が痺れた。足を入れると、電気の刺激はかなり強い。
左側にあるのは座湯で、2つ並ぶ。
ともに温度は40℃ぐらいと適温だったので、熱さに慣れるならこちらから入るのがおすすめ。


出典:あいち銭湯ホームページ引用


奥にあるのは主浴槽で、横長で6人前後が入れる広さ。黒いタイルで作られていて、縁にそって座れるように檜の長椅子がある。湧出口も檜だったものの、実体はタイルの浴槽なのでこれで檜風呂と言い切るのはどうなんだろかと思ったが、それでもなにかしらの檜の効果はあるかもしれない。
こちらの温度は42℃ほどで少し熱め。朝の目覚めにシャキッとしたいときはこの主浴槽に入るのがいいだろう。 


ビル銭湯の2階にありながら露天風呂もあり、一番奥の左右に出入り口がある。といっても、広いわけではなくバルコニーに取り付けたような感じの小規模な作りで、左側はかなり浅い浴槽となっていた。座って足を伸ばすと、短足の自分でも壁に届きそうな奥行きしかない。
頭上にはステンレスレールが通っていて、そこからお湯のカーテンが下に流れてくる。打たせ湯のようなものだが、打たせ湯と違ってこちらは静かなのでこの作りは素晴らしいと思った。


出典:あいち銭湯ホームページ引用
▲左の出入り口から見た露天風呂。かなり浅く、ここで斜めになって寝てる人がいた。左端には足つぼがある。うっかり踏んで痛い思いをした


右の露天風呂は少し深くなっていて、2人ほどが入れるスペース。
天井は曇りガラスなので、周囲からは見られないようになっている。壁にあるガラスブロックの下には炭が細かく壁に張り付けられ、露天風呂は炭の湯と命名されていた。ただ炭が風呂に入ってるわけではない。
温度はかなり低く、37~38前後ぐらいだろうか。のんびり長湯するのには最適な温度だった。
自分が入浴してるときは、一緒に入っていた高齢者がチューハイらしきものを持ち込んでいて、缶の説明をまじまじと眺めながら蓋を開けると、独り言をつぶやきながら美味しそうに飲んでいた。なかなか自由な銭湯だ。


出典:あいち銭湯ホームページ引用
▲右の出入り口側からみた露天風呂


浴室内は一昔前に流行ったコンクリートの打ちっ放しで、天井を見ると間仕切り壁のとのころは丸くくりぬかれ、真ん中あたりは三角形で段差をつけられていた。奥は斜めになっているなど複雑に作れている。かなりこだわった建物という印象だ。全体的に照明は薄暗く、落ち着いた雰囲気。


設備はそこそこ古くて部分的に壊れているのも散見されるなど決してメンテナンスがしっかりしたところではなかったが、名古屋駅から徒歩8分ぐらいと近く、旅行者が気軽に汗を流すにはとても重宝する銭湯だった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 名古屋
経路 北へ進む
周辺の環境 ホテルや駐車場

●空間演出
建物外観 ホテル
壁画・眺望 なし
統一感 あり
置物 カエルの陶器
照明 薄暗い

★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 少し広め
シャワーの出 微妙
浴槽の種類 水風呂、電気風呂、座湯、檜風呂、露天風呂
サウナ あり(朝風呂のときはやっていなかった)
温度 38~42℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 ふつう
清潔さ ふつう
貸しタオル あり(バスタオル300円)
備え付け なし

◆人
受付 50代の女性
客層 幅広い年齢層


【案内】

営業時間
16:00~23:00・【土日祝のみ朝営業】6:30~9:30

定休日
無休

電話番号
052-462-8311

住所
〒453-0013
愛知県名古屋市中村区亀島2-11-8

※あいち銭湯ホームページ転載

Smart Stay SHIZUKU 上野駅前 (東京・上野)

2021-10-26 06:46:00 | ホテル
#Smart Stay
SHIZUKU
上野駅前







JR山手線
#上野駅

▲不忍口方面の改札口


▲出口に向かい






▲出たら右側


▲横断歩道を渡り




▲公園を横切る


▲京成上野駅を通って




▲ここでもう目的の建物がみえる


▲横断歩道を渡ったら右


▲すぐに左


▲Smart Stay SHIZUKU がみてくる




▲到着


▲サウナイキタイのタイアップもやってる


▲中に入ったところ


下駄箱に靴を入れて右に進むとフロントがある。
受付に立つのは20代ぐらいの女性。
「ここははじめてなのですが…」とたずねると、案内用紙を示して丁寧に説明してくれた。
時間制によって金額がかわり、1時間コースが700円で、3時間が1500円。6時間になると2500円だ。延長すると15分ごとに200円が追加される。
下駄箱の鍵を受付に渡して、ロッカーの鍵を受け取る。支払いは前払いで、今回は1時間コースを選んだ。機械のところに鍵のポッチを置くと精算が始まる。
使えるのはクレジットカード類と現金。電子マネーは使えなかった。
帰りのときも同じように機械に鍵のポッチを置いて、追加注文や延長がなかったらそのまま0円で精算される。最後に下駄箱の鍵と交換する。


前払いが終わったら、フロントの先に進むと、左が休憩所で右の地下1階が大浴場になる。階段の手前には室内着があり、長居する人なら使ったほうがいいだろう。1時間コースなら使う必要はないはずだ。


地下を降りると、手前が男湯(青)で奥が女湯(赤)だった。
入り口のところにタッチと書いてある表示があったので、鍵のポッチをかざすとピッと鳴って扉が開く。
中に入るとご丁寧にのれんがあり、その先に脱衣場が広がっている。
脱衣場は大浴場という割には決して広くなく、どちらかというと狭い。
最初の手前左側には鏡台があって、いくつかのアメニティが並んでいた。化粧水や綿棒にティッシュ等々。 


ロッカーは手前と奥に分かれてて、渡された鍵にナンバーが振ってあるので、それと同じ番号のロッカーを探す。
扉をあけるとロッカーの中にはフェイスタオルとバスタオルが置いてある。ハンガーが2つ掛けてあり、残念ながらロッカーの中はやや狭い。ロッカーだけでなく通路も狭いので、脱いでる最中は少しストレスを感じる。
入り口横には給水器が置いてあって、個人的にはありがたい。ところが、ボタンを押してコップを出そうとするとストックケースが傾いて焦った。些細なことだが、ちゃんと取り付けてほしい。
それとオロポのポスターを発見。
オロポとは、オロナミンCとポカリスエットを合わせた飲み物で、このオロポを知ったのは横浜にある「いやさか湯」だった。なので、てっきりいやさか湯のオリジナル商品だと思っていたが、そうではなかったようだ。
サウナー御用達の神ドリンクらしいが、作り方は簡単で、ポカリスエットを半分飲んで、残りにオロナミンCを入れるだけ。どうやら、味はそんなに美味しくないらしい。


扉をあけて中に入ると、照明がすこし薄暗い感じになっている。最初に目に入ってくるのが主浴槽だ。浅浴槽の作りで、右側に二つジェットがついているが、それだけ。温度は41℃ほどと適温。
浴槽の右側をみると、スーパー銭湯同様にパーテーションで区切られたカランが並ぶ。数えてみると左右あわせて9つ。
カランはシャンプー、コンディショナー、ボディソープと洗顔用まである。
入り口そばにはナイロンタオルが用意されていて、嬉しい配慮だ。


出典:Smart Stay SHIZUKUホームページ引用


入り口に戻って左側をみるとサウナと水風呂が並ぶ。
サウナは入る瞬間からかなり熱く、そして暗い。スペースは狭く、詰めれば6~7人が入れるほどか。
サウナの横には水風呂があって、キンキンに冷えている。水温は14~16℃ぐらいの間と思われる。
主浴槽の前には椅子が三つほど点在し、サウナ→水風呂→休憩とコンパクトなスペースでルーティンが完結できる。


出典:Smart Stay SHIZUKUホームページ引用


出典:Smart Stay SHIZUKUホームページ引用


浴室は地下にあるということで天井は低く、やはり窮屈感は否めない。
新しくできた施設であるが、扉のところは水垢で白く浮かんでいたりと、若干汚れは目立つが、基本的に清潔感に徹して、とても綺麗なところだ。


客層は、若者や中年が中心で、少し高齢者が混じる程度。むしろこうした場所に高齢者がいることに驚いた。
11時に入店したときは自分しかいなくて、こんなに少なくて経営が成り立つのかと余計な心配をしたが、しばらくすると徐々に人が増えてきてほぼカランが埋まるほどだった。空いてるときに利用したいなら早い時間帯がいいだろう。


全体的にやはりホテルの浴場ということで格別広くもなく、設備に関しては最低限といった感じだが、1時間コースに限定して考えると、コストパフォーマンスはめちゃくちゃ高い。
サウナがあって貸しタオルはバスタオルまでついて全部で700円である。しかも駅からすぐそば。仕事帰りとかに立ち寄るのに最高のロケーションだ。
ただ、3時間コースで考えるとスーパー銭湯と同じ値段なのに時間制限があって設備は見劣りして、逆にコスパの悪さが目立つ。
なので、1時間コースで済む利用ならかなりオススメであるが、滞在時間が長く、いろんな設備を楽しみたいならスーパー銭湯に行ったほうが断然いいだろう。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 上野
経路 公園沿い
周辺の環境 商業ビル

●空間演出
建物外観 ビル
壁画・眺望 とくになし
統一感 あり
置物 各種色々
照明 浴室は薄暗い

★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 きれい
シャワーの出 勢いがある
浴槽の種類 ジェットバス
サウナ あり
温度 41℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 素晴らしい
清潔さ きれい
貸しタオル あり(0円)
備え付け あり

◆人
受付 20代の女性
客層 若者が中心


【案内】
ショートステイ

【 ご利用時間 】24時間受付【 ご利用料金 】朝コース(5:00~10:00):¥1500
1時間コース:¥700
3時間コース:¥1500
6時間コース:¥2500

※延長15分:¥200
※カプセル利用:+¥500【 お支払方法 】お支払いは現金または各種クレジットカードをご利用いただけます。

大浴場・サウナ

【 ご利用時間 】大浴場 5:00 ~ 26:00

Smart Stay SHIZUKUホームページ転載

マンデー豊洲の湯(東京・豊洲)

2021-10-09 07:42:00 | ホテル
#マンデー
豊洲の湯


・ホテルの大浴場
・新しくて綺麗
・入浴客が少ない




東京メトロ有楽町線
#豊洲駅

▲豊洲駅。こちらは有楽町線のほぼ終点に近い駅でオリンピックの拠点にもなったところだ




▲場所としてはこんな感じ


▲今回めざす場所は、6aをでる


▲エスカレーターでのぼり


▲ここは改札口がいくつかあるが、左にまわる




▲案内通りに進んで


▲改札口


▲案内が示すとおり右にまがる


▲階段をのぼって


▲今度はひだり


▲左に曲がったところ


▲地上がみえてくる


▲あとはまっすぐ行くだけ














▲東雲橋(しののべばし)をわたる


▲けっこう広い運河だ


▲橋をわたって




▲そのまま道なりに歩く




▲すると右手にマンデーがみえてくる




▲到着


入り口に入ると、ロビーの右側にフロントがある。
スタッフは何人もいたが、一番近くにいた右端の女性に声を掛けて「すみません。大浴場に入りたいのですが」と訊ねると、「最初に体調のアンケートに答えていただけますか?」と言われた。
用紙には、氏名、住所、連絡先、体調の有無、PCR検査を受けたか等々、多くの項目だ。最後に署名まで書いて提出。さすがホテルだけに徹底している。
書いたあとに、「タオルはお持ちですか?」と聞かれたので「ないです」と答えると、レンタルセットを勧められたので、そちらをかりることに。
レンタルセットは500円で、入浴料と同じ値段だ。ちょっと高めに感じたが、ホテルらしいサービス(ホスピタリティ)も含めて考えれば納得できる範疇だろう。公衆浴場の中では、最高ランクの接客対応だった。
銭湯のような距離感が近い対応もいいけど、ホテルの場合はそれとは別にプロとしての対応をしてくれる。
お金を支払うと、浴場に入る際は必要となるカードキーが渡される。帰りはフロントに返し、タオルは脱衣場にあったバスケットに入れて戻した。


▲エレベーターからロビーを眺める


▲エレベーター


▲2階に到着。右側が食堂


▲ひだりが大浴場への入り口


エレベーターに乗って2階に到着すると、すぐ左側に大浴場の扉がある。
touchと書いてあったのでカードキーをかざしてみたら開いた。
右側にコインランドリーの入り口。左の廊下を進むと手前(右)が男湯、奥(左)が女湯である。




ここの扉もカードキーをかざすと自動扉が開く。
中に入れば下足箱(学校にあるような棚になってるもの)が目の前にあり、ここで靴を脱いでくださいと注意書きがあった。
奥に進むと脱衣場が広がってるが、気持ちやや狭いかなと感じた。
右側には洗面台を兼ねた鏡台があり、アメニティとしては化粧水や使い切りのひげ剃り、シェービングジェルがある。残念ながら綿棒は見あたらなかった。


左側のスペースにはロッカーがなくて、カゴが並び、そのカゴに脱いだ服を入れてくださいと書いてある。なんとホテルなのに古い銭湯スタイルだ。
貴重品入れのロッカーはあるので、そこに財布やスマホなどを預けた。ただかなり小さいので、できれば貴重品は最低限にしたほうが無難だろう。


浴室の自動扉を開けると、最初に感じたのは無音の世界である。入浴客は自分ひとりだけでジェットバスのような音を立てる設備もないので、本当に静か
一般の銭湯だとなにかしら音が伝わってくるが、ホテルの場合は壁の防音性が高く、耳をすませても外部の音が聞こえてこない。照明は薄暗く、なんだかとても寂しい雰囲気だった。


出典:とよすとホームページ引用


室内のレイアウトはシンプルで、右手前にカランと、その右奥側が浴槽。左側は手前が立ちシャワーで、奥がカランだ。
全体的に統一感があり、シックでシンプルな作り。
意匠が感じられるのは、右壁のところに飾られた絵だろう。これは富士山に星座が描かれた壁絵になっていている。


出典:とよすとホームページ引用


カランは実際に使ってみると、自分のタイミングで止められるのでストレスを感じず。ただ勢いは微妙だった。
立ちシャワーもハンドシャワー仕様で、こちらは自然と止まる仕組みだが、勢いはやはり微妙。
カランにある備え付けはシャンプー、トリートメント、ボディソープの3つ。メーカーはPOLAで、おそらくホテル専用のアメニティだろう。


浴槽は大浴場と書いてあるとおり広め。ただし、スーパー銭湯と比較すると若干小さく感じる。
長方形の湯船で、バイブラとかジェットバスは一切なし。ホテルゆえにそこまでお金は掛けられなかったのかもしれない。
入ってみると思った以上にぬるく、41℃ぐらいか。あるいは40℃に近いように感じた。
ここのお湯は塩化物泉らしく、熱海の湯と命名されており、しばらくすると思った以上に体が温まってきたので気持ち良かった。長湯するにはもってこいだ。


客層は自分のほかに途中で中高年の男性が入ってきたが、カラスの行水よろしく10分もしないで出ていってしまったので、ほとんど独り占め状態。
一方でお湯からあがって廊下に出ると数人の客とすれ違ったので、夕方頃には客足が増えはじめるのかもしれない。
自分が訪れたのは15時だったから、ゆっくりしたいならこの時間をおすすめする。


はじめから最後まですごく綺麗で、浴室は無音に近い空間だったので、とても新鮮な体験だった。
湯船の設備はほぼないに等しかったけれども、心の落ち着く空間だった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 豊洲
経路 新豊洲方面
周辺の環境 イオンやビル

●空間演出
建物外観 ホテル
壁画・眺望 富士山と星座
統一感 あり
置物 なし
照明 薄暗い

★設備
休憩所 廊下
脱衣所 やや狭いがとても綺麗
シャワーの出 ふつう
浴槽の種類 主浴槽
サウナ なし
温度 41℃
棚 なし
男女入れ替え なし

■サービス
接客 すごくいい
清潔さ きれい
貸しタオル あり(500円)
備え付け あり

◆人
受付 20代後半ぐらいの女性
客層 中高年


【案内】
■料金

大人:500円

小学生以下:250円

レンタルタオル:500円(バスタオル・フェイスタオル)

■利用時間
15:00〜22:00(最終入場)

※子連れで混浴可能なのは7歳まで

※とよすとホームページ転載

準天然光明石温泉(人工)天空の湯(東京・浜松町)(リニューアル)

2020-02-22 06:44:00 | ホテル

#準天然光明石温泉
天空の湯(陸側)
アジュール竹芝









✔2019年7月リニューアル
✔基本的な部分は変わらず
✔色々ツッコミどころも









#浜松町駅


▲JR山手線の浜松町駅


▲北口は階段をのぼらずそのまま進む


▲左に貿易センタービル。再開発の関係で2021年には取り壊されるらしい。一時は日本一の高さを誇ったビルであるが…


▲北口への階段




▲改札口




▲浜松町駅の北口


▲海側にむけて出発




▲歩いてすぐのところに浜離宮


▲一年前から相変わらず工事ばかりしている。いつ終わるのか…






▲首都高下の横断歩道を渡り




▲ひたすらまっすぐ












▲左を向くと白い建物がアジュール竹芝


▲横断歩道を渡り


▲左に進む













▲奥には、スカイツリーがみえる




▲見上げる


▲進むと


▲天空の湯のポスター






▲入り口


▲中に入って


▲右に進むと


▲エレベーターがみえる


▲エレベーターに乗って18階を押す


▲上昇中


▲18階に到着


▲右に行ったところにフロントがある


スロープをあがれば目の前にはフロント。タオルが山積みになっており、左には靴箱が並ぶ。
鍵がないので一瞬戸惑うと、受付の女性から「鍵がないんですよ~」と申し訳なさそうに言われた。
脱衣場のロッカーも鍵がなく、ここはとにかく鍵が嫌いなホテルのようだ。
空いてるところをみつけて靴を入れると、どこに入れたか忘れないように一応覚えておく。絵のシールなんかも貼ってあると覚えやすいと思った。
フロントに座るのは50代前半ぐらいの女性。
とても愛想がよく、どんな時も笑顔を見せてくれる。素晴らしい対応だ。


1050円を支払うとフェイスタオルとバスタオルを手渡され、今回はすぐ目の前が男湯の入り口だった。
ここは月曜から週ごとに男女(海側と陸側)を入れ替えしているらしく、今回は男湯が陸側。
のれんをくぐって中に入ると、左手に使用済みタオルを回収するボックスがあり、奥がリクライニングルーム。右奥に脱衣場がある。



▲リクライニングルームはこんな感じ。照明を落として落ち着いた雰囲気だ

▲日除けが降りていたのでゲーム機の映像みたくなってしまったが


▲眼下にモノレール


▲東京タワーが目の前に見える


▲高層ビルに挟まれ東京タワーが小さくみえてしまう



出典:アジュール竹芝ホームページ引用
▲ホームページは海側だった


ついでに海側に降りた時の写真。


▲左側は月島方面




▲スカイツリーもみえる


▲右に向くとレインボーブリッジ




▲その奥にフジテレビの社屋


▲船が出発するところだった


▲赤い可愛らしい船も


▲意外と混雑していた


天空の湯に戻ると、脱衣場は若干小ぶりなスペース。
ロッカーが左右に分かれていて、こちらはダイヤル式である。
ロッカーの番号+暗証番号も覚えないといけないので正直言うと面倒くさい。少なくとも暗証番号は絶対に忘れないようにしよう。
ロッカー自体もそんなに広くないので、荷物が多い人はどうしてるのだろうか?


鏡台はスーパー銭湯のように各種アメニティが取り揃えられており、他と比べても充実している。鏡の周りにも照明が取り付けられていて、女性を意識した作りだろう。
全体的に綺麗で無駄がなく、地味であるが洗練された感じである。


出典:アジュール竹芝ホームページ引用


ところで、入った直後だったが初老の男性が浴室から出てくると内線の受話器を手にとって、「サウナが暖まってないのですが」みたいなことを口にしていた。強い口調ではなく紳士的な話しぶりだったが、明らかにクレームのようだった。
サウナの調子が悪いのだろうか?
この時点でいきなり不安をおぼえた。


扉は重厚な感じの金属製で、開けるとリニューアルしたとあって、以前と比べてシックな印象。
すぐ手前右にここの看板となっている準天然温泉の浴槽。


出典:アジュール竹芝ホームページ引用


手前左にサウナ。サウナは小さいながら7~8人ぐらいは入れそうなスペースである。


出典:アジュール竹芝ホームページ引用
▲サウナはそこそこの広さだが…


そのサウナの真横には水風呂があるが、めちゃくちゃ小さい。
自分が知る限り世界最小サイズである。これ以上小さくしたら大人は入れないだろう。
まず体育座りが前提となるという時点でどうなの?と思ってしまう。
なぜこれほど小さくしたのか理解に苦しむ。


さらに水風呂の奥側には打たせ湯があるが、故障中だった。リニューアルして半年で故障は早すぎるだろ!と思うのだが、よくよく見るとだいぶ古いものだった。こちらはリニューアルの時に手を加えなかったのだろう。
水風呂の右はす向かい(入り口から見たら左奥)にジャグジー。そこそこ大きさがあって、大人でも2~3人は入れそうなサイズだ。手すりに掴まって階段をのぼると、大きな間口になっている。温度は40℃ほどと控え目。


出典:アジュール竹芝ホームページ引用


出典:アジュール竹芝ホームページ引用


カランは入り口から見て右奥にあって、6つしかない。自分のときは待つことはなかったが、やはり混雑時になると使えない時もあるのではないか。
カランそのものはスーパー銭湯と一緒でハンドシャワーの温度調節ができて勢いがかなりある。
備え付けは、シャンプー、コンディショナー、ボディシャンプーと見た感じは高級そうなボトルに入ってる(中身が高級かどうかは分からない)
立ちシャワーも当然あって、最新式のヘッドでこちらも勢いのあるものだった。


準天然温泉の浴槽は詰めれば10人近くが入れそうな広さがあり、各すみっこにステンレスの箱が置かれてある。箱の中には光明石というのが入っていて、説明文には効果が色々と書かれてあるが(割愛)、どこまで本当かは未知数。
温度は41.3℃を示していて、子どもでも入れる温度だろう。
水風呂は割と冷たく温度計をみると10℃。さすがにそこまで冷たくなかったが、14℃前後ぐらいかなと思う。なのでサウナ好きはとりあえず納得する温度か。
しかし、である。
先ほども書いたようにサウナのクレームがあった後で入ってみたが、ありえないほどヌルい!
もはやエアコンレベルだった。たぶん暖めなおした直後だったからだろうけど、よくこんな低い状態でみんな入っていられるなと感心した。さすがにこれだと文句も言いたくなる。
おそらくイレギュラーな時に入ってしまったのだろうけど、たまたまだったのか? それともしょっちゅうある話なのか。
リニューアルしたといっても抜本的に改築したわけではないので、本質的には古い設備のままなのだろう。


ついでになるが、ここは私物やタオルを置く棚がないのも問題だった。
タオルを持って中に入ると棚がなくて、仕方ないなと思い、窓際の縁に置いたら濡れてしまった。ハンドタオルだから特に問題はないが、それでも置く場所がないのはどうなんだろうと思う。


自分が入ったあとに親子連れが何組か入ってきたが、お父さん達全員がタオルの置き場所に困っていた。
さすがに一人のお父さんはなぜ、バスタオルまで持ち込んだ?とは思ったけど、中にはそういう人もいるし、私物を持ってくる人も困るはずだ。
左奥のスペースはなにもないのだから、スペースの使い方が勿体ない。出来れば入り口前と浴室に一つずつあったらベストである。


もう一つ、ここの売りであるスカイビューであるが、18階から東京タワーが眺められるということで期待して入ってみたものの、陸側ということで曇りガラスの部分がかなりを占め、しかも上部はブラインドが降りていたのでまったく外がみえず!
これだと窓のない部屋と同じである。
仕方なくブラインドに頭を突っ込んで結露を手でぬぐってみたが、基本的にリクライニングルームの景色と変わらない。
浴室の眺めはまったく期待しない方がいいだろう。


こんな感じで、かなり突っ込みどころ満載であったが、リニューアルしたせいかお客さんは前回と比べて増えているような印象を覚えた。
また客層も高齢者ばかりでなく親子連れが何組かいたことにも驚いた。
前からそうだったのか、たまたまだったのか分からないけど、偶然にしてはずいぶんと多いので、元々親子連れが来やすいエリアなのだろう。
それだけにランナー向けに力を入れるだけでなく親子連れを意識した企画も考えた方がいいのではないか。
駅からもそんなに遠くないし、工夫次第ではもっとお客さんを呼び込める可能性をもった施設だろう。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 浜松町
経路 海に向かう
周辺の環境 海やビル

●空間演出
建物外観 ホテル
壁画・眺望 スカイビュー
統一感 あり
置物 なし
照明 ふつう

★設備
休憩所 リクライニングルーム
脱衣所 きれい
シャワーの出 勢いがある
浴槽の種類 準天然温泉、ジャグジー、水風呂
サウナ あり
温度 40~41℃
棚 あり
男女入れ替え あり(月曜週毎)

■サービス
接客 素晴らしい
清潔さ きれい
貸しタオル あり(料金に含まれる)
備え付け あり

◆人
受付 50代女性
客層 中高年メインながら親子連れが多い


【案内】

バスタオル・フェイスタオル貸し出し無料。
〈利用料金〉
一般1,050円(宿泊者は550円)
子供(小学生)550円
子供(小学生未満)無料


★浴場は陸側と海側を週替わり(月曜日)で入れ替えをしております。


準天然光明石温泉(人工)天空の湯に関するお問い合わせは
TEL 03-3437-2011


□営業時間15:00~23:00(受付終了 22:30)
□年中無休(6月28日は法定点検日のためお休みいたします。)
□シャンプー・リンス・ボディーソープ備え付け
※大きさに関わらず、タトゥー(シール・ペイント含む)、刺青の入っている方、暴力関係者、泥酔の方のご入館はお断りさせていただきます。


※アジュール竹芝ホームページ転載