#舞浜
ユーラシア
2025年6月30日休業



JR京葉線
#舞浜駅

▲舞浜駅

▲いわずとしれた東京ディズニーランドの最寄り駅である

▲ディズニーランド側は南口




▲でも今回の出発点は北口。この落差はあまりに寂しい。南口がJR渋谷駅なら、北口は小田急の南新宿駅である

▲めざす舞浜ユーラシアは、右下にみえる運動公園のすぐ横だ。歩いて20分。シャトルバスなら5分の距離

▲光が強いほど陰は濃くなるというゲーテの格言通り、北口はディズニーランドの最寄り駅とは思えない閑散ぶり

▲とりあえず北口を出て右側にあるすぐ近くの道に進む

▲右に舞浜駅がみえる。そのまま進むとディズニーランドに沿って歩く

▲こういう田舎の風景が好きだ

▲浦安市道幹線6号と合流


▲真上にみえるのが京葉線で、右にみえるのがディズニーリゾートライン

▲ひたすら直進するのみ

▲横断歩道があり

▲浦安市運動公園がみえてくる

▲これがすごく広い敷地と巨大な建物で驚いた。ディズニーランドの税収で建てたものだろうか


▲そのまま進んで野球場を横切ると

▲奥に巨大な舞浜ユーラシアホテルがみえてくる

▲ここまで大きな建物のスパははじめてかもしれない(スパはその一部にすぎないけれども)

▲直進した先に入り口がある

▲めちゃくちゃ風の強い日だったので、椰子の木がモヒカンになってた


▲風にあおられてブレずに撮るのに苦労した

▲中に入ってホッと一息ついたところ

▲とりあえずなにも考えずに上にのぼってみた

▲左が入り口になってる

▲右にお土産屋さん

▲左にロビー
入り口に入ると、案内板には大浴場が4階と表記されてある。
さっそくエスカレーターに乗るといきなり3階に到着。2階は階段かエレベーターを使うしかない。3階にもエレベーターがあるが、下りボタンしかなく、強制的に3階の受付を経由しなければこれ以上の上階には行けない構造のようだ。
左側に道が続き、その手前に案内が表示されている。
奥へと進むと、右にお土産コーナーと左にロビーがあって、奥の右側にフロントの受付がある。
受付は、宿泊向けとスパとに並ぶ場所が分かれているが、どれがスパの列なのか一見ではわかりくい。
とりあえずよく分からないから、適当にフロントの受付が空いたところを見計らって前に立った。対応してくれたのは30代前半ぐらいの男性。笑顔でこたえてくれて、ネームプレートをみるとなんと自分とおなじ名字。スタッフは相手をしてる客が自分と同じ名前とは想像もしてなかっただろう。
とはいえ、意外と普段は気が付いていないだけで、こういう遭遇は身近にあったかもしれない。たとえば、電車の横に座った人の飼い猫と自分の飼い猫の名前が同じだったりとか。日常の大半は可視化されていないだけで、奇跡とか遭遇とかは知らずにいつも起きていたものなのかもしれない。
それはともかく、最初に値引きの特典やカードがないか聞かれるが、なにもないですと答える。
入浴料は先払いになりますと言われ、この時は日曜日だったので、2700円を支払う(平日は2200円)。一般のスーパー銭湯にしては高めだけど、近年のラグジュアリータイプと比べると比較的安いという、中途半端な値段だ。
受付を済ませると、フロント横の通路の奥には青い絨毯が敷かれ、ここから土足禁止とある。そこで靴をぬぐと、右側に下駄箱が並ぶ。ほとんどが空いておらず、かなり混雑してることが伺えた。
正面の左壁沿いには自販機が並らび、フロントで渡されたキーをかざすと購入することができる。その使った料金は最後に精算する。だったら、はじめからすべて合算で支払う仕組みにすればいいだろうと思ってしまった。
ちなみに舞浜ユーラシアという名前を冠しているように、室内の作りはホテルとエキゾチックさを組み合わせた雰囲気だ。色使いは淡い色の乳白色が主体なので、落ち着いた印象を受ける。
エレベーターか螺旋階段で上階にのぼり、4階の入り口へと進む。途中では休憩の椅子や自販機、ガチャポンなどが並ぶが、奥の左側にタオルの受け渡し窓口があった。立っていたのは丸いメガネをかけた小柄で素朴な顔立ちのほんの少しにきびが残った若い女性。
ここで、受付で渡されたカードを渡して館内着とタオルを受け取る。この時は長居するつもりはなかったので、館内着は断った。
女湯は左側で、男湯は右側。


▲エレベーターか螺旋階段で上る
のれんをくぐると、最初に入ったときは、想像よりも広いなという印象。だいだい色のロッカーが横に並び、その一群が左右の縦列に並べられてある。
渡されたタグの番号を探して自分のロッカーをみつけるが、ここのロッカーは縦長ながら変わった作りで、隣接するロッカーの下側が袈裟懸けのように食い込んでいる。なのでスペースが狭い。
夏服で手ぶらだったから自分は問題なかったけど、荷物が多い人はけっこう困るに違いない。冬服だけでも溢れそうだ。改修の際は善処されることを願う。
ドレッサーは脱衣場が広いゆえに前後に用意され、トイレは左側に設置されている。珍しく浴室にもトイレがあった。
その浴室の入り口はというと脱衣場の右奥にあって、比較的広めの干渉スペースを抜ければ横長の空間になっていた。
カランは2つに分かれ、左側が仕切り板のあるカランで、左隅の一画を占めている。もう一つは右の半円の円柱に沿ってカランが並ぶ。
カランは通常のスーパー銭湯と変わらないが、シャンプー類が少し安っぽい。特にシャンプーとボディシャンプー、リンスを兼ねたオールインワンだったのが衝撃的。たしかに手間は省けるけど、この手のなんでも洗える洗剤がまさかこうしたホテルのスパに並ぶとは…。
あとは暑くなってきたので冷やしシャンプーなんかも置いてあった。カランの一部は剥離が目立ち、全体的に色もくすんでいる。20年近く営業していると、老朽化はたしかに進んでると感じた。
浴槽は室内だと入り口からはいって奥の目の前にある。
主浴槽である温泉は塩化物泉で茶黄色をしており、太陽の光があたると黄金色にもみえる。浴室の入り口のところには、源泉は2万年前に降った雨水だったという調査結果の解説があった。太古の地球からの贈り物である。
温度は42℃ぐらいで意外と熱く、8~9人が入れるぐらいの広さだ。
そこに隣接してるのが不感の湯で、こちらは若干狭くなり5~6人が入れるぐらいのスペース。
温度は34℃だったので、最初に入ったときはぬるい水風呂かと勘違いした。

出典:舞浜ユーラシアホームページ引用
右手前のところにアトラクション風呂と命名されたジェット関連の湯船がある。
趣向を凝らした白い湯船で、階段をのぼり中に入ると、奥には寝湯が4つ並ぶ。その周りを座湯やジェットが取り囲む。かなり数があるが、それもほとんど埋まっていた。温度は37~38℃ほどでぬるく、人気の設備である。

出典:舞浜ユーラシアホームページ引用
そして右端のところには、サウナ室がまとまって集約されている。
そのサウナが密集してる入り口の手前に深い水風呂がある。
6人が入れればいっぱいになる微妙な広さで、水温はかなりぬるく20℃半ば近くぐらいではないかというほどだ。

出典:舞浜ユーラシアホームページ引用
その対面の奥には、真ん中にかけ湯が置かれ、その周りをぐるっといくつもの扉があった。
あまりに扉が多くて全部サウナなのかと驚いたが、よくよくみるとスタッフ専用の扉とアカスリの場所もあって、結局サウナは3つ。なので標準的な数といえる。(スーパー銭湯だと2~3が標準。大規模になると4以上ある)
右端から見ていくと、最初のサウナは100℃サウナ。中に入ると思った以上に人がびっしり入っていて、ここが一番人気だったかもしれない。
当然ながら熱いので、肌が焦げるような熱気で汗が吹き出てくるが、座っているとけっこう気持ちいい。たださすがに長居はできなかった。

出典:舞浜ユーラシアホームページ引用
▲感染予防のために人数制限が設けられているが、ほとんど無視されて満員御礼だった
その隣にあるのが、ちょうど真ん中に位置するスチームサウナ。入ってみると全然暑くなく、むしろ涼しいぐらい。サウナで涼しいなんてありえるのかと思い、扉の解説を見ると、やはり壊れてる最中とあった。当然、スチームも出てない。
石作りのイスが円に沿って配置され、真ん中に塩が置かれている
もう休業間近なので営業最終日まで直る見込みはないだろう。単なる休憩室になっていた。

出典:舞浜ユーラシアホームページ引用
そして左隅にあるのが通常のサウナ。こちらは一番広くて、なおかつベーシックだった。温度もそれなりに高く90℃近くはあったかも。隣でずっと唸っているおじさんがいた。

出典:舞浜ユーラシアホームページ引用
それと特筆すべきなのが、サウナに隣接するシャワーである。
サウナの入り口横に設置されているが、4つあり、全部タイプが違う。
ハンドシャワーと、板!?(頭上の板から水が溢れ落ちるやつ)、固定ヘッド、そしてホースである。単に短いホースが蛇口についているだけで、なにこれ?と思ったがかえって新鮮だったし、意外と使いやすい。
露天風呂もなかなか充実している。ただし、ホテルのバルコニーにあるためスペースは当然ながら狭い。
露天スペースの右側にあるのが、ふちが木製の湯船で、深浴槽と浅浴槽が一体化したもの。形は複雑である。
泉質は室内とおなじく塩化物泉で茶黄色をしている。温度は42℃ぐらいか。少し熱めなので、縁に座って足だけ入れて談笑している若い人たちで一杯だった。

出典:舞浜ユーラシアホームページ引用
そのまわりを外気浴のイスや寝イスなども並び、その右端のところにはドーム場の物体がある。これは水曜日のみに入れる温泉施設らしく、訪れたのは日曜日だったので、外観をみるだけだった。

出典:舞浜ユーラシアホームページ引用
▲中はこんな感じらしい
左側はまた違った温泉の浴槽が並び、ここは白濁した茶色をしていてなんの温泉なのかは確認できなかった。黄金の湯と命名されているが見た目は泥のお湯だ。
小さな横長の湯船で、温度は38℃ぐらいとかなりぬるめ。左端には寝湯が4つ並ぶが、厚みがまったくなくて温度もぬるく、これが真冬だったら凍えるなと思った。さすがに冬は加温してると思うけれども。

出典:舞浜ユーラシアホームページ引用
▲ここでも若い人たちのグループが女の子の話題で談笑していた

出典:舞浜ユーラシアホームページ引用
こんな感じで、一通りのラインナップは充実しているスーパー銭湯だった。
ただ、一つひとつの設備はやはり大手のスーパー銭湯と比べると小粒感は否めず。それとせっかく唯一ディズニーランドを眺めながら入れるスパなのに、まったく眺めは良くなく、このへんの立地の利点が生かされてない気がした。
今回訪れたときは休業前近くということなのか、かなり混雑しており、ほとんどの湯船は満員状態。
それもあってか落ち着かないところもあった。客層はかなり若い人に占められていて、話し声がずっと聞こえていた。外国人もちらほらいて、意外にも国際的な場所であった。
舞浜ユーラシアは、2006年に開業。2025年まで19年間の営業を行ってきたが、老朽化や安全性を考慮して大規模な改修工事に踏み切ったようだ。
2025年7月1日(火)午前9:00より休館し、リニューアルオープンは2026年1月を予定している。半年しかないので、構造そのものが変わることはおそらくないだろう。
千葉にあるということで遠いイメージをもっていたが、舞浜駅までは東京駅からだと15分。ディズニーランドが千葉にありながら東京を名乗っているが、たしかにほぼ東京の立地である。
アクセスの良さ(駅から歩くけれども)、豪華な建物、意外と今の時代にしては比較的安い値段と、そしてディズニーランドが見えるなどポテンシャルの高さを感じさせるスパ施設だった。
【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 舞浜
経路 南方向へと歩く
周辺の環境 ディズニーランド
●空間演出
建物外観 ビル
壁画・眺望 海、ディズニーランド
統一感 あり
置物 観葉植物
照明 明るい
★設備
休憩所 上階のロビー
脱衣所 広い
シャワーの出 ふつう
浴槽の種類 温泉、不感の湯、ジェット関連、露天風呂、水風呂
サウナ あり
温度 34~42℃
棚 あり
男女入れ替え なし
■サービス
接客 丁寧
清潔さ きれい
貸しタオル あり(料金込み)
備え付け あり
◆人
受付 20代~30代の男女
客層 若い人がメイン
【案内】
料金
一般料金
[平 日] 大人2,200円
小人1,100円(小学生以下)
[土日祝] 大人2,700円
小人1,600円(小学生以下)
会員
[平 日] 大人1,400円
[土日祝] 大人1,900円
※大人のみの料金です。
※年会費500円かかります。
朝風呂
[平 日] 大人1,050円
小人 600円(小学生以下)
[土日祝] 大人1,200円
小人 600円(小学生以下)
※5:00-9:00(最終受付8:00)までの料金です。
※タオルのみ貸し出しあり。館内着は有料。
簡易宿泊 (AM2:00以降の深夜滞在)
大人+1,700円
※深夜2:00以降、在館の追加料金です。
岩盤浴
[平 日] 一般1,050円
会員 350円
[土日祝] 一般1,050円
会員 350円
※11:30-22:20(受付時間11:00-21:20)
※上記入館料金等は、年末年始およびお盆期間を含め
当館の定める特定日につきましては、
特別料金となりますので、予めご了承ください。
駐車料金
スパ利用の方6時間まで無料。以降30分毎に+150円
電子決済
不可
営業時間・営業期間
◆11:00~翌9:00(最終受付8:00)
※2:00-5:00は入浴不可
◆朝風呂
5:00-9:00(最終受付8:00)
電話
047-351-4126
住所
千葉県浦安市千鳥13-20
交通アクセス
首都高速湾岸線 浦安ランプ、葛西ランプより約6分
JR京葉線 舞浜駅より徒歩20分(舞浜駅南口「C-3」乗り場よりシャトルバスで5分)
詳しくはHPをご確認ください。
※ニフティ温泉ホームページ転載