銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

文化浴泉(東京・池尻大橋)(朝風呂)

2020-01-29 07:21:00 | 銭湯




#文化浴泉










✔洗練されたデザイン
✔狭くて混んでいる
✔独特の客層












#池尻大橋駅



▲東急田園都市線の池尻大橋駅。でるのは東口


▲東口


▲地図でみると、方向としては目黒川沿いに平行して北東に歩く


▲なのですぐ右にある道を歩く


▲ひたすら真っ直ぐ進むだけ


▲おしゃれで小さな店が並んでいる






▲歩いて3分ぐらいの距離で文化浴泉の建物がみえてくる


▲ここはマンションのテナントとして入る銭湯


▲左はピッツァ屋さん




▲到着


入り口左横には灰皿が置いてあり、そこでは終始誰かがタバコを吸っている。
煙をくぐりながら中へと入ると、下足箱のスペース。けっこう狭く、人の出入りにぶつかると少し脱ぎにくいかもしれない。そこから左側へと入っていくとロビーがある。
ロビーは小さいながら、手前には大きなテレビが設置してあり、フロントはその奥側にあった。50代後半か60代前半ほどの男女が立っていた。おそらく夫婦だろう。
手ぶらセットをお願いすると、下足箱の鍵を出すように言われる。男性の口調は少しぶっきりぼうで、帰りの時はスマートフォンを熱心に見ていた。


出典:東京銭湯ホームページ引用


男湯は右側にあって、その暖簾をくぐると、これまた狭い脱衣場である。客が多いためか足元は結構濡れていた。
周りをロッカーで覆い、真ん中にはハンガーが複数用意されていた。冬などかさばるアウターがある人は助かるだろう。
そのハンガーの裏側には棚があり、番号が振られてある。
トイレは少し広めで自動点灯だったりと、随所に工夫が見られた。


出典:東京銭湯ホームページ引用


浴室に入ると、浴室も最初は狭いなという印象。
まず目に飛び込んでくるのがカラン。
カランは島カランが一つと左右の壁にもあって、さらに奥左側の壁にもある。
手前右壁のカランは、ハンドシャワーで、あとはすべて固定。
細かいところを指摘すると、左奥側の固定シャワーは一つだけヘッドが違っていた。おそらく壊れたので変えたのだろうが、細いシャワーだった。
ほかの固定シャワーは、ヘッドがちょっと高めの位置で使いづらい。


出典:東京銭湯ホームページ引用


入り口に視点を戻すと、右手前にサウナ。一回の利用料金が300円と東京らしい強気の価格設定だ。
左は、水風呂と立ちシャワー。立ちシャワーは勢いがあって使い勝手が良いが、一つしかないのですぐ後ろで人に並ばれるとストレス。
水風呂は、2~3人ぐらい入れる大きさで、温度は温度計をみると17℃ぐらいを示していた。


そして肝心の浴槽であるが、浴室奥にあって、右の白湯と左の薬湯に分かれている。
白湯は軟水らしいのだが、解説をみるまで気が付かなかった(肌音痴)。
白湯内を見ると右奥からハイパージェット、真ん中がボディジェット、左が座湯。座湯の水まくらはしっかり機能していて、この辺はさすがだ。
その左隣にあるのが薬湯で、この日はスペアミントと呼ばれるものだった。Tパックのほうじ茶を何回も使ったあとのような薄茶色で、匂いはほとんどなかった。


出典:東京銭湯ホームページ引用


こんな感じで、基本的に全てが狭いのと、客数が多いので常に窮屈感を強いられる。
客の年代はけっこうバラけてて、若い人もいるが、高齢者もいるし中高年もいるといった感じである。
若い人はやたら刺青を入れてる人が多かった。
中高年だと変な人がいて、横向きになりながらずっと大股歩きで歩いていていたり、高齢者だと、「ウエー!オウワ!」と謎の声(存在主張?)で叫び続けるなど、なかなか個性ある人たちの集まる銭湯である。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 池尻大橋
経路 商店街を通る
周辺の環境 マンションや飲食店

●空間演出
建物外観 マンション
壁画・眺望 赤富士
統一感 あり
置物 なし
照明 ふつう

★設備
休憩所 フロント前のロビー
脱衣所 狭い
シャワーの出 ふつう
浴槽の種類 ジェット関連、薬湯、水風呂
サウナ あり
温度 41℃、43℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 ちょっと愛想が良くない
清潔さ ふつう
貸しタオル あり(セット料金で込み570円)
備え付け なし

◆人
受付 50代後半ぐらいの男女
客層 若い人がメイン


【案内】

住所
〒153-0043
目黒区東山3−6−8

電話番号
03-3792-4126

アクセス
東急田園都市線「池尻大橋」駅下車、徒歩5分

休日
不定休

営業時間
15:30−25:00
日曜は8時から12時も営業

※東京銭湯ホームページ転載

かまぶろ温泉(川崎・鈴木町)

2020-01-25 06:31:00 | 銭湯 温泉



#かまぶろ温泉













ゲルマニウムと天然温泉
✔小魚の水槽がある
✔新しくも昭和の雰囲気










#鈴木町駅





▲京急大師線の鈴木町駅

ここが鈴木町駅と呼ばれるのは、味の素の創業者、鈴木三郎助に由来する。元々の名前は、「味の素前駅」。
その名の通り、味の素工場が取り囲み、まさに味の素専用駅といった感じである。





▲工場見学もできるそうだ


▲改札口をでて左側に向いたところ




▲大通りを渡り










▲公園がみえてくる


▲そのちょっと先を行くと


▲一度止まり


▲左折する


▲曲がったところ




▲ここで再び止まり


▲右折


▲あとは真っ直ぐ行くだけ



















▲もうみえてくる










▲到着


外観を一瞥すると、一般の銭湯にしてはかなり大きなビル。しかも住宅地の中にあって、黄色とオレンジに縁取られた壁面はめちゃくちゃ目立つ。
スロープ状の坂をのぼって自動扉をあけると、目の前に下足箱。銭湯の大きさと比べて案外狭いが、なかなか意匠の凝った作りだ。それと全体的に昭和っぽい雰囲気を醸し出している。
下足箱の裏側奥には小さなロビーがあって、ビールの自販機もある。ビールジョッキで飲んでる人もいたので、生ビールも提供してるのだろう。


受付は、入り口右側にあるフロントで、その手前に券売機があった。
ここはマッサージサービスや有料サウナもあるので、メニューがかなり豊富。


受付に立つのは、60代後半から70代ぐらいの細身の女性。大きな声で「いらっしゃいませッ!」「ありがとうございますッ!」と元気ハツラツな声が響く。
チケットを出すと「お兄さん、靴箱の鍵をだして」と言われて貸しタオルと交換。ロッカーの鍵も手渡される。
受付の後ろには、若い女性ともう一人女性がいて、コーヒーカップ片手に三人で楽しそうに語らっていた。


男湯は左側にあって、のれんなどはなくダイレクトに入る。なので、女性たちの笑い声も脱衣場に直接響いていた。また脱衣場には音楽が流されており、その時はテレサテンの曲が流れていた。


脱衣場はそれなりに広く、入って左側の壁際と入り口付近に島ロッカーがある。
浴室入り口の左側には洗面台。綿棒やティッシュも置いてあり、ドライヤーは無料とスーパー銭湯並みのサービスである。
掃除もマメにしてるらしく、受付とは別の年配女性が脱衣場で掃除機を掛けていた。


出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ引用


浴室の扉を開けると、ビルの外観とは裏腹に、落ち着いた雰囲気。それと想像してたよりも新しかった。古くない時期にリニューアルしたのだろう。


浴室に入ると目に飛び込んでくるのが、2つの島カラン。
右手前には立ちシャワー。浴室入り口の真ん中には、足下を洗うためだけのプッシュ式カランが2つ用意されていた。


左側に目を転じるとさっそく天然温泉がある。
たぶん黒湯だろうなと思って近づいて見ると、たしかに黒湯なのだが、よくよく見ると見た目が泥水っぽい。


ちょうど目の前には三人が座っていて、右側のほうは誰も入っていなかった。
なんだ空いてるじゃんと思い、縁をまたいで足を入れたところ、なんと深浴槽だった。足が短いのですぐに底につかず、うっかりこけそうになった。
温度はぬるめで、40℃ほど。


入り口に視点を戻すと、左奥に主浴槽。右奥にも小さな浴槽があって、こちらは寝湯である。残念ながら水枕は冷たくなかった。
左の主浴槽には水槽があり、いろんな種類の小魚たちが泳いでいた。水槽自体もかなり大きく、つい見入ってしまう。
主浴槽自体は、左奥にジェットバスが3つ。右は深浴槽をかねた座湯が2つ。
温度は43℃ほどである。


出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ引用


浴室の真ん中にも設備が続く。
階段をあがると、小さなスペースになっていて、右壁側がハンドシャワーで3つのカラン。
左にはサウナと水風呂。水風呂は18℃を示していたが、もうちょい冷たかったかもしれない。


さらに奥側にはカーテンが引いてあったので、物置かな?と覗いてみると、マッサージの最中だった。
どうやら看板にあった中国式マッサージはここでやっていたようだ。


客層は中高年がほとんどだが、親子連れなどもおり、年齢層は幅広い。
駅から離れており、入浴客は主に地元の人たちだろうが、そうした立地にあってもサービスや設備は充実していて、かなり意欲的な銭湯である。
ただ、スーパー銭湯のような合理性を追求した洗練さはなく、どちらかというと経営者の感性が見事に反映された作り。それと川崎ならではの独特な雰囲気も醸し出していた。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 鈴木町(川崎大師駅からもほとんど距離は変わらない)
経路 南下する
周辺の環境 住宅地

●空間演出
建物外観 ビル
壁画・眺望 なし
統一感 あり
置物 なし
照明 明るい

★設備
休憩所 下足スペースの裏
脱衣所 きれい
シャワーの出 使い勝手がよい
浴槽の種類 天然温泉、ゲルマニウム温泉、ジェットバス、座湯、寝湯、水風呂
サウナ あり
温度 40℃前後
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 元気がある
清潔さ きれい
貸しタオル あり(40円)
備え付け あり

◆人
受付 60代後半から70代前半ぐらいの女性と愉快な仲間たち
客層 中高年


【案内】

住所
〒210-0804 
川崎市川崎区藤崎4-7-3

電話
044-211-2626

営業時間
6:00〜27:00

定休日
毎週金曜日

※神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ転載

理想の温度を考える

2020-01-22 07:23:00 | 銭湯考

銭湯に限らず家(うち)風呂でもそうなのですが、みんなが理想とする温度は何度だろうと考えることがあります。
お風呂というのは基本的に多くの人と共有するものなので、そうした基準が明確な方が好ましいのではないかと思うからです。


しかし、現実にはみんながそれぞれ違った好みを持っており、その日の体調によって求める温度も違ったりします。
一つの結論として申し上げるのは困難ではないかというのが個人的な見解なのですが、それを承知の上であえて断言するならば42℃が一つの目安となるのではないかと思っています。


その理由としてあげられるのが人の体温です。
日本人の平均は36.8℃ぐらいらしいのですが、世界的に見ても、だいたいそれぐらいの温度です。
それでは、なぜ人の平熱は37℃に維持されるのかというと実はハッキリした理由は分からないのですが、体内の酵素を活性化させる上で37℃はもっとも好ましい温度だと言われています。


人に限らずですが、生命を維持するためには代謝し続けなければなりません。その代謝する際に使われる酵素は温度が高いほど活発に動いてくれます。
ただ、高ければ高いほどいいのかというとそうではなく、42℃を境に鈍化し始めます。
脳も42℃を越えるとダメージを受け始めるのでこれも好ましくありません。
体温は上昇する過程は好ましいのですが、一定の温度を越えるとむしろ害になります。


人がエネルギーを生み出す75%ほどが体温維持のために使われているので、それだけ体温を保持するというのは生きるためのウエイトを占めてることを意味しています。
そうした熱を自ら作り出すのではなく、体外から熱を取り込むことで代謝を活性化させリラックスする。
それが本能的にお風呂を欲する理由ではないかと思うのです。


お風呂の歴史は日本に限っていえば平安時代から始まり、蒸し風呂から湯船に浸かるものへと進化し、現在はサウナや岩盤浴といった多様な形式が生まれましたが、何百年を振り返っても、その体を温めるという本質に変わりはありません。
やはり体を温めることがあらゆる時代を通して人々に多幸感をもたらしてくれたようです。
また銭湯を通して清潔になり、社交場として人々と交流する。
今はサブカルチャーの取り込みが潮流として見られますが、そのような発展は今後もみられるのではないかと思います。


理想とする温度。すでに結論として出していますが、42℃は科学的な知見から考えても、経験的にもこれぐらいが苦なく入れる温度かなと思います。
ただ、やはりもっと高い温度を求める気持ちも当然あります。
人間というのは限界以上を求める生き物で、もっと刺激がほしいと感じると、さらなる高みを目指します。
自分の限界は45℃なのですが、玄人の域に達すると47、8℃でも気持ちよさそうな表情で入ってる人もいます。
いつか自分もその領域に達することができたならと思いつつ、ぬる湯に浸かる日々を過ごしています。













日の出湯(東京・月島)

2020-01-22 07:22:00 | 銭湯



#日の出湯








✔お湯がめちゃくちゃ熱い
✔常連客でにぎわう
✔けっこう狭い












#月島駅

▲東京メトロ有楽町線の月島駅






▲地図でみると、右端にある佃という場所をめざす。名前のとおり佃煮が生まれた場所だ。
月島はもんじゃ焼きでも有名で、東京のソウルフード発祥の地と言えるだろう


▲月島自体は、東京駅から南東にある埋め立て地。すぐ上には築地がみえ、下は築地市場の移転先である豊洲である


▲改札口をでた現在地。赤の点線をたどって6番出口にむかう


▲写真左の階段をのぼってもいいが、今回はエレベーターを使った


▲ここから上がり、


▲出ると佃大橋の下に出る


▲目指す方向は右。横断歩道を渡る


▲左の横断歩道も渡り


▲渡ったところ


▲進んだ先にセブンイレブンがみえる


▲そのセブンイレブンを左折




▲突き当たり


▲右に進んでもいいが


▲左の小道を横切る。月島は、こうした狭い路地が編み目のように続いている




▲出たところ


▲右を向いて


▲先を進むと


▲赤い欄干(らんかん)の佃小橋がみえてくる。その後ろにあるのが日の出湯だ





▲佃小橋を渡る




▲右を見ると


▲江戸時代の遺構が残っているらしい


▲なんだかよく分からないけど


▲佃小橋を渡り


▲マンションの右をまわると


▲入り口がみえてくる。
奥にあるのが住吉神社だ


▲マンションの入り口もある


▲ここの正月は2日のみ休みだった


▲色々とやってるみたい


▲与党野党問わず、あらゆる政党のポスターが張ってある




▲到着


入り口は写真の通り男女に分かれていて、男湯は右側。扉を開けると、ちょうど高齢の男性が出てくるところだった。
下足箱はかなり狭く、入り口で出てくるところを待ってると男性から「すみません」と恐縮される。
下足箱に靴を預けて左側の扉を開けると、フロントタイプの番台。


出典:東京銭湯ホームページ引用


左側には券売機があるが止まったままで、受付で支払いをする。
座るのは白髪であるが50代半ばから後半ぐらいの男性。
ちょっと気の強そうな話し方にも聞こえるが、言葉は丁寧。
貸しタオルをお願いすると、貸しタオルはないが販売してるということで、そちらをいただくことに。
この日は3日ということで石鹸を頂いた。




▲開けると中はこんな感じ


▲完成したらこうなる(上手くいけば)


のれんをくぐって中に入ると、こちらもけっこう狭い脱衣場。左右にロッカーがあり、手前には冷蔵庫と扇風機。
真ん中に椅子が背中合わせでおいてあった。マッサージチェアもあり、奥左に体重計。右に洗面台。
狭いけど人が多かったので、着替えるのにひと苦労した。


出典:東京銭湯ホームページ引用


浴室の扉を開けると、間仕切り側に浴槽が並び、右にカラン。カランは横に並ぶもので、三列。ただ、奥はかなり短い。立ちシャワーはその前にあった。
天井も当然ながら低かった。


出典:東京銭湯ホームページ引用


出典:東京銭湯ホームページ引用


浴槽は、手前からぬる湯で電気風呂もあって43℃ぐらい
奥隣がジェットバスで水まくらは生きており、温度は45℃前後。
そしてさらに奥が少し広めで深浴槽。こちらはたぶん47℃。
一番奥は空っぽだったが、もしかすると稼働してるときは水風呂だったのかもしれない。


最初はなにも確認せずにとりあえず深浴槽に入ってみたのだが、めちゃくちゃ熱くて内心(アツい!!)と叫んだが、さり気なくみてくる常連客の目を気にして「これぐらいがちょうどいいわ」とハッタリかまして涼しい顔で我慢することに。
しかし、さすがにこの温度になるとすぐに皮膚が赤くなってヒリヒリする。
常連客たちはというと、躊躇なく肩まで浸かってあつ湯を堪能していた。さすが江戸っ子である。


客層は上述したように、高齢者ばかり。
ここらへんは高層マンションが林立するが、そうしたマンションの住民たちはこうした銭湯には来ないのだろう。
たしかになんとなく、一見さんを寄せ付けない独特の雰囲気もあり、自分のようなよそ者にはちょっと敷居の高い銭湯だった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 月島
経路 住吉神社を目指す
周辺の環境 川や公園、神社

●空間演出
建物外観 マンション
壁画・眺望 なし
統一感 あり
置物 なし
照明 ふつう

★設備
休憩所 脱衣場の真ん中
脱衣所 せまい
シャワーの出 ふつう
浴槽の種類 電気風呂、ジェットバス
サウナ なし
温度 43~47℃
棚 なし
男女入れ替え なし

■サービス
接客 ふつう
清潔さ ふつう
貸しタオル なし(購入140円)
備え付け あり

◆人
受付 50代半ばぐらいの男性
客層 高齢者


【案内】

住所
〒104-0051
中央区佃1−6−7

電話番号
03-3532-1629

アクセス
東京メトロ有楽町線「月島」駅下車、徒歩4分

休日
第2・第4木曜

営業時間
15:00−24:00

※東京銭湯ホームページ転載

白山湯(東京・豊洲)

2020-01-18 07:41:00 | 銭湯





#白山湯








✔都内初の炭酸泉導入
✔電子マネーも可
✔カランが使いやすい










#豊洲駅

▲東京メトロ有楽町線の豊洲駅




▲地図を見ると


▲現在地。向かうのは豊洲運河なので


▲3番出口を目指す




▲左手に見える


▲エスカレーターをのぼり


▲あがったところ


▲出たはいいが、まわりをビルで囲まれどこに向かえばいいのか全く分からず


▲とりあえず、みずほ銀行のATMがある横をあがってみることに






▲どうやら正解


▲まっすぐ進む


▲左側にホームセンターがあって






▲運河の橋を渡る




▲かなり広い運河



▲ちなみに帰りに撮った写真。夜景はとても綺麗だった


▲豊洲駅方面


▲昼に戻ると






▲ここで一度立ち止まり


▲右の横断歩道を渡る


▲渡ったところ


▲まっすぐ進む






▲ここらへんで左に白山湯がみえてくる




▲個性的な壁面


▲奥の横断歩道を渡る


▲渡ったところ。到着


▲白山湯は、東京ではじめて炭酸泉を導入したお店だ


▲1月の営業は、土曜日と元旦のみ




▲足つぼマッサージは女湯のみ




入り口の下足箱があるスペースに入ると、ここはちょっとせまい。一人が履き物を取り出してると出入り口で待ってる女性がいた。


靴を預けて中に入ると、目の前はこぢんまりとしたロビー。新しくもないし古くもない感じである(うまく表現できないけど)。


出典:東京銭湯ホームページ引用


受付はフロントで、座るのは80代ぐらいの女性。常連客らしき同年代の女性になにやら説得するような言葉を投げかけていた。
ロビーの奥にはアメニティや飲み物が置いてあり、テレビもある。


ここは決算に電子マネーも使える。このあたりも銭湯業界では先駆けの方だろう。


出典:東京銭湯ホームページ引用


貸しタオルは衛生上の理由で取りやめたとあって、必要な場合は110円で買う必要がある。


のれんをくぐって脱衣場に入ると、コの字の作りで、右側にロッカー。
左奥には常連用のロッカーがある。
真ん中には座るテーブル。
入ってすぐ右側にはテラスみたいなところがあって、そこでは「つばや痰を吐かないでください」とあった。
こんなところでも唾を吐く人がいるのかと呆れる。


出典:東京銭湯ホームページ引用


その注意書きのところに扉があり、トイレかな?と恐る恐る覗くと、コインランドリーだった。裸のまま飛び込んだら正月早々、通報されるところだった。
引き返すと、若い男性客が「トイレはこちらにあります」と優しい口調で教えてくれた。
お礼を言って脱衣場右奥にある扉を開けると、一度外に出る必要がある。
なんとも変わった場所で、まるで浄水装置みたいなものが横にあった。なにを目的としたものなのかよく分からなかったが、水が流れており、その右手にトイレがある。


用を足したあとで浴室の扉を開けると、一見するとよくある作り。
真ん中に島カラン。左右の壁にもカランがある。奥に浴槽。右手前に立ちシャワー。


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲こんな感じ


カランはなんら変哲もないものだが、シャワーの勢い、温度、拡散具合が素晴らしい。自分が理想とする使い勝手の良さである。

 
壁画はペンキ絵で、横壁まで折り返している。こちらは富士山ではなく、田舎の牧歌的な風景だった。自然に囲まれ、真ん中には小川。そのそばに水車と藁葺き家屋がみえる


それとここで刮目(かつもく)すべきは、なんと言っても炭酸泉だろう。
白山湯は、東京ではじめて炭酸泉を導入したところで、東京銭湯界のパイオニアである。
たぶん横浜の福美湯よりは少し遅かったかもしれないが(福美湯は全国で二番目)、初期の頃の炭酸泉はどんなものだったのだろうか?


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲それがこちら


炭酸泉はやはりどこ行っても人気なのだが、ここも例に漏れず人がいっぱい入っていた。少し余裕を考えたら4人ぐらいのスペースで、すでに4人が入っている。
しかし、なんとか自分も入れるスペースがあった(無理したら6人は入れそうだが、それだと全員が体育座りを余儀なくされる)。
作りは、浴槽をみる限りだと最近の炭酸泉とほとんど変わらない。
ほかと比べて濃度が低く、このへんが初期の炭酸泉なのかもしれない。


もう一つ隣に浴槽があって、こちらはふつうの白湯。それが泡系統で左奥がスクリュージェット。
その手前側にボディジェット。右奥が寝風呂。
温度は43℃ほどで炭酸泉に入ったあとだとかなり熱く感じた。


客層の年齢は偏った感じはなく、満遍なく分かれている。
あとは残念だったのが、カランの場所取りが結構みられたことだ。
空いてると思ったら、ほとんどが場所取りされてた。使えるのは一部のみ。


炭酸泉のパイオニアということで、先取的な取り組みとともに、清潔さ、使い勝手も素晴らしく、非常に人気のある銭湯だった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 豊洲
経路 運河を渡り、南下
周辺の環境 マンション

●空間演出
建物外観 古い建物だが、前面がモザイク柄の変わった作り
壁画・眺望 田舎の風景
統一感 あり
置物 なし
照明 ふつう

★設備
休憩所 フロント前
脱衣所 ふつう
シャワーの出 勢いがある
浴槽の種類 スクリュージェット、ボディジェット、寝風呂、炭酸泉
サウナ なし
温度 38~43℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 ふつう
清潔さ きれい
貸しタオル なし(販売110円)
備え付け あり

◆人
受付 80代の女性
客層 年代はバランスが取れている

【案内】

住所
〒135-0051
江東区枝川1−6−15

電話番号
03-3645-0862

アクセス
東京メトロ有楽町線「豊洲」駅下車、徒歩10分

休日
土曜

営業時間
15:00−24:00

※東京銭湯ホームページ転載