銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

大黒湯(東京・茗荷谷)

2021-01-30 07:14:00 | 銭湯
東京・茗荷谷
#大黒湯







東京メトロ丸ノ内線
#茗荷谷

▲茗荷谷駅。“みょうがたに”と読む




▲後楽園と池袋に挟まれた場所で、起伏の多い地形。とにかく学校が多い


▲階段をのぼり




▲改札口

▲改札口を出て右に進むと


▲春日通りにでる


▲大黒湯は、この春日通りを左に真っ直ぐ進むだけ


▲左にあるのは中央大学の建設現場。いまは少子化で大学間の競争が激しいので、都心回帰が起きているらしい(中央大学は元々八王子にあった)

▲とにかく直進








▲この坂道の底(写真左)にあるのがお茶の水大学。茗荷谷駅前には筑波大学(放送大学も併設)もあって、拓殖大学や跡見学園(「はいからさんが通る」という漫画のヒロインが通った学校)など有名な大学が集中する場所のようだ


▲今度は登り坂に変わる




▲するとゆるやかな登り坂の頂点付近に大黒湯がみえてくる


出典:東京銭湯ホームページ引用

▲お茶の水大学のところで右に渡れば良かったがすでに遅し

▲仕方なく奥まで進んで


▲横断歩道を渡り


▲右に曲がると




▲先ほどみえた大黒湯に到着






▲朝風呂の案内。銭湯の習わしで、元旦(もしくは2日)は朝風呂をやって、そのあとはしばらくお正月休みをとって、その後に通常営業に戻るパターンが多い。ここもそんな感じだ




▲右手裏側にまわると駐輪場をそなえていた


▲八角形の湯気抜きが面白い


▲到着


開店5分前ぐらいになると、入り口前には数人が集まり始める。定刻になると女性が中から鍵を開け、一気に客が押し寄せた。下足箱は完全に密状態に。


出典:東京銭湯ホームページ引用


そんな様子を眺めながらある程度空いてくると、下足箱に靴をしまい、受付の列に並ぶ(いつもなら一番風呂を目指して常連客と競争するのだが、最近は負けてばかりなのでやめた)。
受付に座るのは、60代ぐらいの女性。
言葉使いはとても快活で丁寧。脱衣所にいたときも「いらっしゃいませ」「かしこまりました」「ありがとうございます」という言葉がよく響いていた。とても感じの良い対応だ。
ようやく順番がまわってくると、「貸しタオルありますか?」と訊ねたら、「貸しタオルは100円になりますが」と言われ、右を見るとガラスケースに青のフェイスタオルと白のバスタオルがあって、両方使えるという。
普通ならバスタオルだけで100円ぐらいはするので、両方で100円はかなりお得である。
それをお願いして、ガラスケースから自分で取り出す。返すときは脱衣所の自動ドア横にある箱(ゴミ箱のような形をしている)に入れてほしいと言われる。


男湯は右側で、中に入ると当然ながら脱衣所も混雑していたが、そもそも脱衣所自体が狭いので、なかなかロッカーを確保するのが難しい。
頭上を見上げると、今は廃業した富士見湯の絵が飾られてあった。おそらく同じ文京区同士ということで廃業を機に譲り受けたのだろう。ほかの銭湯の絵が飾ってあるのは不思議な感じがする。


▲文京区の冊子を写真撮影したもの。上に飾ってあったものが大黒湯に


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲こちらは女湯


とにかく人でごった返しているので、ロッカーを確保する前に脱衣場のデッドスペースで脱ぎ始める人もいるほどだ。なんとか着替え終えて自動扉を開ければ、中は通常の銭湯の広さという感じである。
真ん中には島カランがひとつあって、左右の壁にもカラン、手前左側には立ちシャワーが2つあった。


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲こっちも女湯


この立ちシャワーはめずらしい作りで、中に洗面台がある。
歯磨きを想定したものなのか分からないが、正直言って実用性はないと思うし、若干邪魔だなと思ったけど、こういう試みは嫌いじゃない。 
立ちシャワーの手前にミストサウナ。こちらは、100円の有料だった。
ミストサウナで有料は珍しいなと思ったが、それなりに人が入っていたので需要はあるようだ。


出典:東京銭湯ホームページ引用


浴槽は奥にあって、最初に目を引くのが右手前にある、オマケみたいな水風呂。
完全に1人用で、手を入れてみたら、若干冷たい。16℃かそれ以下かも。
その水風呂の奥(浴槽の右側)がバイブラで湧出口が背中にある。
ジェットもあるのだが、左の壁(横)から噴出してるので、なんでまたこんな設計なのか理解に苦しむ。かなり窮屈な姿勢にならないと使えない。
温度は43℃ぐらいで適温。

出典:東京銭湯ホームページ引用


出典:東京銭湯ホームページ引用



出典:東京銭湯ホームページ引用
▲ここは薪で沸かしてるようだ


左の浴槽が薬湯で、この日は玉露の湯と案内されていた。お茶をイメージしたものなのだろうが、たしかにそれっぽい臭いがするので驚いた。
こちらはほぼ2人用で、温度は若干低めの42℃ほどか。


ここは外から眺めて分かるように、湯気抜きが八角形になっており、これは北陸(富山)地方の文化をそのまま持ち込んだようだ。なので関東では滅多に見られない形状である。


出典:東京銭湯ホームページ引用


出典:東京銭湯ホームページ引用


出典:東京銭湯ホームページ引用


出典:東京銭湯ホームページ引用


壁絵は、タイル絵なのだが、どこか海外の港湾を描いており、最初はベニスっぽいなと思ったけど、それも違うらしく、東京銭湯の記事によると、ラ・ロシェルというフランスの西部にある港らしい。


出典:東京銭湯ホームページ引用


客層は見事なまでに高齢者で、一番コロナを気にする年齢だと思うのだが、密になったりおしゃべりを控えてる様子はまったく感じなかった。どこの銭湯もそうであるが、客として来る人はほとんどコロナを気にしてないように感じる。春先はコロナについて語り合ってる姿があったが、いまや年末に聞こえてきたのは競馬(有馬記念)の話ばかり。
是非はともかくとして、大半の人はコロナと共存する形で日常を取り戻しつつあるのかもしれない。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 茗荷谷
経路 春日通りを歩く
周辺の環境 春日通り前

●空間演出
建物外観 八角形の湯気抜き
壁画・眺望 海外を描いた絵
統一感 あり
置物 なし
照明 ふつう

★設備
休憩所 脱衣所
脱衣所 やや狭い
シャワーの出 勢いがある
浴槽の種類 水風呂、バイブラ、ジェット、薬湯
サウナ ミストサウナ
温度 43℃
棚 なし
男女入れ替え なし

■サービス
接客 とても良い
清潔さ ふつう
貸しタオル あり(100円)
備え付け なし

◆人
受付 60代の男女
客層 高齢者

【案内】
住所
〒112-0012
文京区大塚3−8−6

電話番号
03-3941-5826

アクセス
東京メトロ丸ノ内線「茗荷谷」駅下車、徒歩7分

休日
月曜

営業時間
15:30−23:30

※東京銭湯ホームページ転載

異常なアクセス増加のなぞについて

2021-01-28 06:54:00 | 銭湯考





1/22の夕方頃、何気なくアクセスを確認してみたところ、日頃は一桁から数十アクセスで推移しているグラフが、突出して数百に跳ね上がっていました。


以前も似たような状況があったので、またしてもgooブログのバグかな?と思い、それでも念のため翌日のアクセスを確認したのですが、


25位?

今までだと伸びても500位がせいぜいだったので、異例の上位ランクインです。


特に伸びていたのが


羽衣湯でした。


出典:東京銭湯ホームページ引用


羽衣湯のアクセスが多いのは、実はずっと前からで、ただこの銭湯は特殊な事情を抱えたところなのです。
自分のブログでアクセスが多い銭湯だと、その銭湯の名前をGoogleで検索すれば、多くがトップページあたりに自分のブログを見つけることができるのですが、ただ羽衣湯だけはいくら検索しても一向に出てきませんでした。
記事をアップしない日は、ほぼ上位に羽衣湯があったにも関わらずです。
どんな検索をすれば自分のブログが出てくるのかサジェスト(関連キーワード)で調べてみたところ、「羽衣湯 危険」が出てきました。


ここの羽衣湯は、同性愛者の溜まり場として有名で、そのあたりに関して率直にそのまま書いたのですが、それが危険という言葉と紐付けされた理由だったのかもしれません。


そして、1/22にアクセスが急増した理由なのですが、同性愛者同士で性行為に及んでいたことが発覚し、書類送検されたというニュースが報道されました。どうやらそれが原因だったようです。


ニュースの影響は、3日ほど続きました



TBSのニュースによると、羽衣湯の店主は4~5年で40件ほど警察に通報しているということで、年間にすると約10件ほど。
発覚しなかったことを含めれば、相当数に及んでいたのかもしれません。
30代の男性同士が露天風呂で淫らな行為をしていたそうですが、浴室には入浴客が15人ほどがいたということなので、ちょっと凄い話です。


ここは同性愛者同士のローカルルールも存在するらしく、ロッカーの鍵を足につけていたら相手を求めてるメッセージということなっていて、日頃から足につける習慣がある自分からしたら、そんなの初めから教えてくれよ!と思ったのですが、それを知ったのはずいぶん後で、入浴中にもしかして誘惑してるのかも?と思うようなジェスチャーを示されたこともありました。
同性愛者自体を非難したり差別するつもりは毛頭ないのですが、自分はいわゆる異性愛者(恋愛対象は女性)なので、正直戸惑いがありました。


羽衣湯は実際に足を運ぶと分かるのですが、玄関では性行為(いわゆるハッテン行為)に対する厳しい警告文が示されている一方で、中に入ると同性愛者に対する差別に断固反対すると同性愛者擁護の立場を鮮明にしています。
なので、そうした同性愛者を支援する銭湯を失望させた2人に関しては、真摯に反省してもらいたいなと思います。


たしかに高ぶる感情を抑えられなかったことに関しては同情の気持ちもあります。誰しも状況によっては抑えられなくなることはあり得るので(女性の揺れる胸につい目がいっちゃうとか)、自分もまったく偉そうなことは言えないのですが、ほかの同性愛者に対する偏見を助長することにもなりかねない今回の行為は、単に銭湯に迷惑を掛けただけでなく、ほかの同性愛者にも迷惑を掛けた行為と言わざるを得ません。
人が人である限り、人を求めるのは健全な感情だと思います。相手を求めること自体は非難されるべきことではありません。
是非とも適切な場所で出会いを見つけてほしいですね。

湯けむりの里すすき野(横浜・あざみ野)

2021-01-26 06:51:00 | スーパー銭湯
横浜・あざみ野
#湯けむりの里
すすき野





東急・田園都市線
#あざみ野駅
▲田園都市線のあざみ野駅。このあたりは横浜のマダム達が住む地域である




▲路線図をみると、こんな感じ


▲階段を降りよう




▲降りた先に改札口


▲改札口を抜けて


▲左の東口にでる




▲目の前に大通り


▲右に向くと、ちょうど左奥に地下鉄出入り口が見えるが、そこまで行く


▲横断歩道を渡り


▲また横断歩道を渡れば


▲横浜市営地下鉄の出入り口。あざみ野駅は、横浜市営地下鉄だと終点駅になる


▲ここの目の前に、送迎バスというか車がやってくる


出典:湯けむりの里ホームページ引用
▲この黒い車


送迎車は運転手を含めて8人乗りで、あまり人が乗れない。今回はたまたま自分も含めて4人だったが、それ以上いたらどうなっていたのか?(30分毎に送迎しているので30分待ち?)
当然ながら乗車したらシートベルトを締めなきゃいけないのだが、後ろ端っこに座ったらシートベルトが全然ハマらない。席を移動して付けることができたが、ほかの人たちを待たせたのでだいぶ焦った。


出発すると、住宅街へと車は走るのが、ひたすら住宅街が続く。たまに突如としてスタバが出現するが、とにかく住宅ばかり。暮らしてる人たちは車がないとかなり不便な所だろう。
車に揺られること10分ぐらい。

▲湯けむりの里に到着

▲そこそこ広い駐車場




▲高濃度炭酸泉の元(液体炭酸)


▲ここは昨年度にリニューアルしたようだ


▲中に入ると、ここから靴を脱ぐ

▲入り口横にはゲーム機。ここはやたらとゲーム機が多い


下足箱は、スーパー銭湯でお馴染みのコインリターン式(100円を投入するもの。帰りは返ってくる)。
可能な限り小銭を持たない派としてはあまり嬉しくないのだが、両替機があるからいいかと思って1000札を投入すると、弾かれる。てっきり入れ方が悪いのかと思ってお札を変えても変化なし。調子が悪いのか入れ方が下手くそなのかよく分からないけど、両替機はまったく使えなかった。
仕方なく外に出て自販機で崩した。上階にある券売機の存在を知ってれば、先にそこでチケットを購入して崩しただろうが、それが分からなかったので無駄な出費となった。


▲階段をあがると、券売機が右に2つ並ぶ。奥に進むとフロント


フロントでは30代ぐらいの女性が立っていて、チケットを渡すとタオル(200円だった)を渡してくれる。
奥に進むと、最初に目に飛び込んでくるのは、広い食事処。
ここは全体的に設計がほかとちょっと変わっている。
手前右にはマッサージチェア機が並び、床屋さんもその奥側にあった。
左には、飲料の自販機と小さな子ども向けのゲーム機が並ぶ。
浴室はその右側通路奥にあって、ちょっと進むと正面が女湯で、右が男湯。
その前にはレトロゲーム機があった。

▲ストリートファイターⅡターボとかかなり古い。100円で2playできる


のれんをくぐって中に入ると、脱衣場は普通の広さながら、ロッカーが若干古い印象をもった。ここまでリニューアルはしなかったようだ。
ここも勿論コインリターン式で、荷物を預けて浴室扉(自動扉)を開けると、浴室もほかのスーパー銭湯と比べると若干変わった作りである。
まず、カランが一番奥にあった。ほかのスーパー銭湯で一番奥はあまり記憶にない。
基本的に、最初はカランで体を洗って湯船に入ると思うのだが、ここだと最初に湯船があって奥がカランだから、わざわざ往復しなくてはならない。動線的にどうなの?と思ってしまう。
もうひとつ言及しなければいけないのは、室内なのにめちゃくちゃ寒いことだ。
上の窓が全部開いてるものだから、容赦なく外気が流れこんでくる。これが夏なら問題ないけど、冬はつらい。


一度入り口に視点を戻すと、右手前に立ちシャワーが2つ。
目の前の左右に炭酸泉の湯船がある。
右の炭酸泉は温度がなんと35℃。知ってる限り、これほど低温の炭酸泉は初めてだ。
入ってみると、炭酸効果なのか意外と寒くない。が、さすがに温まるとまではいかなかった。
左は、通常の温度だが、やはり38℃ほど。こちらのほうが人気があった。

出典:湯けむりの里ホームページ引用


出典:湯けむりの里ホームページ引用


通路を挟んで、右奥には、水風呂とジェットバスが並ぶ。
水風呂は17℃とスーパー銭湯にしては冷たい。
上段に作られたジェットバスの湯船は、手前が座湯で、奥がハイパージェットなのだが、座湯が故障中。
リニューアルして一年でこれはどうなんだと思ってしまう。
温度は39℃だった。

出典:湯けむりの里ホームページ引用


左奥にあるのは、寝湯。これもジェットバスで、さすがにこれはちゃんと機能していた。
その左側にカランが縦方向に並ぶ。数はスーパー銭湯にしては普通だろう。
寝湯の奥側にサウナ。こちらは扉が一つなので、人の出入りがあるたびに浴室の冷たい空気が吹き込んでくる。
サウナはやはり人気で常に混雑していた。


出典:湯けむりの里ホームページ引用


出典:湯けむりの里ホームページ引用

ここまでが室内で、露天風呂があるのだが、ここが面白いのは屋上に露天風呂あることだ。
先ほどの右にあった炭酸泉の横に大きな階段があって、屋上までのぼる。


屋上だから出た瞬間に冷たい風が吹きつけてきて体の芯まで凍えるような寒さ。(訪れたのは、12月下旬頃)
スペースはそんなに広くなくて、左に壺湯が2つ。正面には、ひょうたんを縦に半分切ったような湾曲した湯船があるが、浅浴槽なので上半身が出て寒い。しかも温度は低温の40℃。


出典:湯けむりの里ホームページ引用
▲壁からお湯が流れてくる演出


出典:湯けむりの里ホームページ引用


出入り口横には小さな中庭があって、その中に墓石みたいな四角の構造物にテレビがはめ込まれていた。
出入り口からみて右奥に進むと、その右側にシルク風呂があるが、これがまた半分壊れてるような状態で、微細泡が全部まで流れてこないのでマダラ状態。こちらは温度が41℃ぐらい。


出典:湯けむりの里ホームページ引用
▲合成ぽい写真に見えるのは気のせいか…


最後は、一番奥に寝転び湯がある。
お湯はそんなに厚みがなく、温度も低めなのでやはり寒い。どうりで自分以外は誰も使っていなかったわけである。


出典:湯けむりの里ホームページ引用


こんな感じで、とにかくお湯の温度が全部低いのに、室内も外もめちゃくちゃ寒いので体が温まらず、一瞬にして湯冷めしてしまう。いくらコロナ対策とはいえ、これは再考してもらいたい(寒いと免疫が下がる!)。


客層は多彩であるが、親子連れが非常に多く、やはりそうしたこともあってか子ども用の椅子も用意されていた。子どもがハシャいだり、泣き叫んだり、結構にぎやかである。


ここは一応天然温泉らしく、わざわざ専門家の顔写真まで掲載して温泉の効能を掲示してあったが、そうした解説をみなければ温泉と気がつかなかっただろう。
無色透明で無臭。なんのクセもないので、天然温泉というか地下水なんじゃないかと思った。
値段はほかのスーパー銭湯と比べると安く、同じ系列店と比べてもここは廉価である。
ただ駅からかなり遠く、色々と故障も多く、かつ動線も奇妙で、浴室は寒く、色々と突っ込み所満載のスーパー銭湯だった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 あざみ野
経路 住宅街のど真ん中
周辺の環境 永遠に広がる住宅街

●空間演出
建物外観 最新の建物
壁画・眺望 なし
統一感 あり
置物 なし
照明 ふつう

★設備
休憩所 小さなロビー
脱衣所 ふつう
シャワーの出 良かった
浴槽の種類 高濃度炭酸泉、ハイパージェット、壊れた座湯、水風呂、寝湯、壺湯、浅湯、シルク風呂、寝転び湯
サウナ あり
温度 35~41℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 ふつう
清潔さ きれい
貸しタオル あり(円)
備え付け あり

◆人
受付 30代の女性
客層 親子連れが多い


【案内】

住所
〒225-0021
神奈川県横浜市青葉区すすき野3-2-7

営業時間
7:00~22:00(最終受付 21:30)

入館料金
平日
大人720円
小人420円

土日祝
大人850円
小人470円

※タオル・バスタオルはご持参いただくか、有料にて貸し出しいたします。(タオル・バスタオルセット350円)
※大人は中学生以上、小人は3歳〜小学生までとなります。
0歳児から入浴可、3歳の方から入館料が必要となります。
異性のお風呂へのご入浴は未就学児までとなります。
※10名以上の団体利用のお客様は事前にご連絡をお願いいたします。

お食事処営業時間
11:30〜21:00
(軽食メニュー 10:00〜)
【ラストオーダー】20:30

※お食事処のみご利用いただくことも可能です。
ご入館時に1,000円を預かり金として頂戴し、お帰りの際に返金いたします。


※湯けむりの里ホームページ転載

殿上湯(東京・駒込)(朝風呂)

2021-01-23 07:09:00 | 銭湯
東京・駒込
#殿上湯





JR山手線
#駒込駅


▲駒込駅




▲階段を降りて




▲改札口。出て左のところに地図がある

▲目的地は、ちょうど地図の右側。歩いて10分ほどのところである。旧古河庭園の近くだ


▲左方面を歩く


▲左に向いたところ


▲この通りを進み








▲横断歩道を渡り


▲おせんべい屋がみえてくるので


▲そのおせんべい屋さんのところを右折する


▲まっすぐ歩いて


▲西中里公園も横切り




▲突き当たりのところに聖学院小学校がある

▲そこを左


▲まっすぐ進み




▲学校の敷地に沿って右側



▲大きな木を通り過ぎて








▲ここを左折






▲次にここを右折する


▲あとは真っ直ぐ進めば、左側に殿上湯が見えてくる











▲到着


中に入ると、やや狭い下足箱のスペースである。目の前にはアルコールが置いてあり、それを手につけて擦りあわせると、木札の下足箱に靴を預ければ扉を開けた先にフロントがある。


出典:殿上湯ホームページ引用


手前両側には休憩用の長いすが並び、マンガ本が置いてあった。手塚治虫のブラックジャックがあったりと、なかなかチョイスが渋い。
受付に座るのは、70代ぐらいの男性。
「おはようございます」と張りのある声で最初に挨拶をしてくれる。
頼れる男性という雰囲気だ。
「貸しタオルありますか?」と訊ねると、「はい、あります」と茶色のタオルを出してくれる。
「木札ありますか?」と聞かれて、ロッカーの鍵と交換する。 
帰りは10代後半から20代前半ぐらいの若い女性が座っていた。


出典:殿上湯ホームページ引用


男湯は左側で、のれんをくぐろうとすると、なんとその左奥にはBARが設置してある。小さなスペースであるが、建物の外観とはおよそ似つかわしくない斬新な空間。ずいぶんと思い切ったサービスを始めたなと思った。
立っていたのは、ここの若旦那さんだろうか。ストリートファッションに身を包み、それもまた従来の銭湯とは異なる印象を与えた。


脱衣場に入ると、銭湯の規模としてはふつうの広さ。
頭上からはダンスミュージックのような洋楽が流れている。
黄色を基調としたロッカーが左右に並び、真ん中には座るテーブル。
入った直後は若い三人組が座っておしゃべりをしていた。若年層にも支持されたところのようだ。
ロッカーはかなり古く、一つひとつが小さい。大きな荷物があると厳しいかも。
天井は折り上げ格(ごう)天井で、その歴史的デザインと重厚感には目を見張るものがある。
トイレは多目的トイレ風になっていて、スペースが広い。ドアを開けると便器の蓋が自動で開くので驚いた。


出典:殿上湯ホームページ引用


出典:殿上湯ホームページ引用


浴室に入ると、真ん中に島カランがあり、右手前には立ちシャワーが一つ。左右にもカランがあるが、左側は短く、右側はすべてハンド(ホース)シャワーである。
最初にハンドシャワーを使ってみたとこら、ひどい拡散具合で、正直使えなかった。使うなら、真ん中か左の固定シャワーをオススメする。 
カランの部分にはステンレスの支柱が立っていた。耐震補強なのか分からないが、古い建物ゆえの処置だろう。


浴槽はL字型をしており、左側が手前に突き出ている。
右から見ると、深浴槽で、バイブラ仕様の熱湯。だいたい45℃前後か。ちょっと浸かっただけでも肌がだいぶ赤くなったのでもうちょっと高いかも。
左が浅浴槽で、ジェットバスが2つ。右端をみると、備長炭の入ったステンレスの箱が下に沈んでいた。
備長炭はお湯の肌触りが柔らかくする効果があるので、入ると気持ちいい。また地下水を利用してるということで(BARの飲み物も地下水を利用)、見た目は普通の白湯であるが、なかなか泉質の優れたところである。
その左側はさらに浅く作られており、完全に半身浴用。


出典:東京銭湯ホームページ引用


最後は左手前が水風呂だ。温度は16℃ぐらいだろうか。
こんな感じで浴槽はそんなにバリエーションはないので昔ながらの銭湯と言えばそれまでだが、洗練されたシンプルさと質の高さが素晴らしい。


出典:殿上湯ホームページ引用


壁絵は古典的な富士山(けっこうリアル)の絵で、部分的に剥げてるところがあり、だいぶくたびれている。壁絵に限らず全体に言えることだが、随所にペンキが剥がれたり、中には木材がえぐれてるところもあった。
これを味わいレトロと見るか、たんに補修を怠った老朽化と見るかは人それぞれだろう。


先ほどのBARにいた男性は定期的に浴室を見回っていて、椅子や桶を整理したり、お湯を管理したりと、このあたりのホスピタリーは高いと感じる。


日曜日ということで朝風呂に入ることができたが、朝から熱いお湯に浸かってサッパリすると、とても気持ちいい1日の始まりを迎えることができる。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 駒込
経路 北へジグザグに歩く
周辺の環境 住宅

●空間演出
建物外観 古い建物
壁画・眺望 富士山
統一感 なし(BARが奇抜)
置物 なし
照明 ふつう

★設備
休憩所 フロント前の長椅子
脱衣所 きれい
シャワーの出 ふつう
浴槽の種類 バイブラ、ジェットバス、水風呂 あり
サウナ なし
温度 44℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 とても良かった
清潔さ きれい
貸しタオル あり(0円)
備え付け なし

◆人
受付 70代の男性と20代の女性
客層 高齢者


【案内】

住所
〒114-0024
北区西ケ原1−20−12

電話番号
03-3910-6426

アクセス
山手線「駒込」駅下車、徒歩8分

休日
金曜

営業時間
16:00−23:00
日曜は8:00−12:00も営業

※東京銭湯ホームページ転載

大和湯(東京・北千住)

2021-01-19 07:53:00 | 銭湯
東京・北千住
#大和湯






東京メトロ日比谷線
#北千住駅

▲東武とも繋がっている北千住駅






▲階段を降りる


▲中央改札にむかう




▲奥に改札口


▲改札口を抜けたところを右に進む


▲でるのは東口


▲階段かエスカレーターで降りる


▲降りたら


▲左に向いてまっすぐ進む




▲いまやどこにでもみつけることができる横浜家系ラーメン






▲奥に突き当たりがみえてきたら


▲右に進む




▲すぐに左


▲しばらくまっすぐ歩いて










▲道なりに歩けば




▲大和湯がみえてくる












▲到着


入り口に入ると、古い建物の割には内装はとても新しくて驚いた。
最近リニューアルしたのだろうか。デザインも今風である。
下足箱に靴を入れて、左の半自動扉をあけると、目の前がフロント。
座るのは、50代前半ぐらいの男性だ。
「貸しタオルありますか?」と尋ねると、「うん…あぁ」と少し戸惑った感じの声をあげて内心ドキッとしたが、タオルはふつうに出してもらえた。
対応も問題なし。先ほどの反応はなんだったのだろうか…。
右に向くとロビーになっており、こちらも綺麗でおしゃれな雰囲気。  


男湯は左側で、のれんをくぐって中に入ると、やはり予想通り無駄なものが一切なく、真ん中に座るテーブル。左にロッカーがあり、手前側にマッサージチェアがあった。浴室側はほかに洗面台と体重計があったぐらいか。


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲ロッカーはそれぞれサイズが異なっているので使い分けができて便利


さっそく浴室の扉を開けると、浴室もシックな装いである。
真ん中に島カラン。右手前に立ちシャワーがある。右壁にもカランがあり、左側は手前の壁に沿って3つほど。
中も綺麗であるが、水回りはほとんど改修しなかったのか古いタイプだった。
そのためシャワーを出すと、ボタボタ落ちてくるので、ちょっと使いづらい。椅子や桶はスーパー銭湯といっしょでそのまま配置されてある。


出典:東京銭湯ホームページ引用


浴槽は、東京では珍しく左側に配置されている。緩やかなL字型というべき形状で大きく分けて左と右に分かれるが、実質一つ。バイブラが左右に一つずつと、右の端っこに強力なハイパージェットバスと両脇から吹き出してくるボディージェットの座湯がある。
温度は42℃ほどと、まあまあの温度。


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲こっちが男湯。左に浴槽が並ぶ


そして室内にとどまらず、露天風呂まであった。
浴室の左側に扉があり、あけるとこちらは3~4人は入れそうな湯船。
実体は室内ではあるが、露天風呂らしさを感じさせる工夫が施されていた。
外気浴用の椅子も2つ用意されており、その横には足つぼもある。
露天風呂の温度は40℃ほどと、ぬるい。この日は緑色の薬湯でもあった。


出典:東京銭湯ホームページ引用


客層は入った直後は年輩者ばかりだったが、途中で若い集団が入ってくると騒がしくなった。近くに東京電機大学があるので、その学生たちかもしれない。
喧噪が苛立たしかったのか、一人の高齢者が若者たちをずっと睨んでいた。


全体的に清潔感があってシンプルだが、穏やかな雰囲気。ゆったり過ごすに最適な銭湯だった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 北千住駅
経路 住宅街の中へ
周辺の環境 下町

●空間演出
建物外観 昔ながらの銭湯
壁画・眺望 なし
統一感 あり
置物 なし
照明 ふつう

★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 ふつうの広さ
シャワーの出 弱いかボタボタ
浴槽の種類 バイブラ、座湯、露天風呂
サウナ なし
温度 40~42℃
棚 なし
男女入れ替え なし

■サービス
接客 ふつう
清潔さ きれい
貸しタオル あり(0円)
備え付け あり

◆人
受付 50代男性
客層 高齢者と若者


【案内】

住所
120-0022
足立区柳原2−43−1

電話番号
03-3881-6029

アクセス
東京メトロ日比谷線「北千住」駅下車、徒歩10分

休日
水曜

営業時間
15:30−24:00
日曜は14:00から営業

※東京銭湯ホームページ転載