銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

曙湯(東京・五反野)

2024-01-27 07:54:00 | 銭湯
#曙湯
 





東武スカイツリーライン
#五反野駅
▲五反野駅




▲改札口を抜けたら

▲そのまま真っ直ぐすすみ

▲目の前の横断歩道をわたる

▲奥にある交番の方に歩き


▲コミュニティーバス停を横切り

▲そのまま真っ直ぐ歩き


▲大通りにでる。奥にあるのはおそらくかつてファミレスだったところか

▲左折して大通りを歩き



▲ここでストップ

▲右折する

▲細い路地をすすみ

▲通りにでるので

▲ここを左折

▲すると左側に銭湯がみえてくる

▲立派な煙突がある


▲江戸時代から続く弓矢(弓を射る→ゆいる→湯入る)



▲到着


外観は昭和の銭湯らしく立派な宮造りである。入り口から古いけれどもとてもきれいに整えられている。
入り口から男女に分かれ、右が男湯で、左が女湯だった。 


扉をあけて中に入ると、左側のところにフロントの受付がある。高い台から見下ろす構造ではなく、今風のフロント形式。
座るのは30代前半ぐらいの男性だった。「こんにちは」と挨拶するも目を向けてもらえず無言(もしくは小声で返してくれたかもしれない)。
終始無表情かつ反応がないことに困惑した。
受付の横にあるガラスケースには無数のフィギュアがびっしりと並んでいた。


脱衣場はやや広くてシンプルな作りをしており、無駄なものは一切なく、すごく清潔感がある。
真ん中にテーブルがあり、そのまわりを病院にありそうな長いすが取り囲む。


浴室の扉を開けて洗い場の中へと進むと、しっかりと清掃に力を入れていることが分かる。
カランは島カランが二つと、左右の壁にも並び、左側の手前に一つだけ立ちシャワーがあった。
カランは東京の古い銭湯では珍しくプッシュ式。短い間隔しか出ないが、ちょうど座ると膝に当たる場所にあるので、足で押しながら浴びることができる。
シャワーの出も申し分なく良い。


浴室の手前すぐ左側にはサウナがあった。やはり銭湯のサウナということで小さいがサウナブームということか人がビッシリ入っていた。


浴槽は奥にあって、L字型をしている。
左にあるのは深浴槽で、スーパージェットと座湯。ともに勢いがあった。
こちらは43℃ほどで、一般の銭湯では通常の温度だ。


右隣にあるのは、主浴槽となる浅浴槽。座湯の隣にボディジェットが連なる。真ん中はかつて赤外線があったのか丸い透明の窓がついていたが、なにも灯っておらず。その右側に寝湯があった。
こちらは水枕付きでバイブラ仕様でもある。頭をあずけるとちょうどいい案配で水枕もしっかり冷たかった。
温度はおなじく43℃ほど。
最後の右手前にあるのは薬湯で、この日は松の香りが楽しめるものだった。
松の香りってこんなんだっけ?という匂いだったが個人的には好きな匂いなので心地よかった。温度は若干低くて40℃ぐらいか。これは二人用だった。


さらに露天風呂もある。
浴室の右手前にあるのだが、その扉の前に水風呂があり、蛇口から水がでっぱなし。二人しか入れない狭い浴槽だが、これだけ色々と用意するとなるとこのスペースが限界だろう。


二重扉をあけると、円形をした岩風呂の露天風呂が目に飛び込んでくる。
詰めれば4人ぐらいが入れる広さで、こちらも温度は43℃ぐらいか。外気が寒い時期だったので、ちょうどよかった。
さらに入り口のすぐ横のところに細長い池(水路?)があり、鯉が泳いでいた。
奥には高いところから滝のように勢いよく水が落ちていて風情ときめ細かい演出が素晴らしい。
灯籠があったり木々の手入れはしっかりしており、非常に趣のある空間だった。
裏側には、脱衣場から出入りできる東屋風の休憩所にもなっていて、微に入り細を穿って気配りがあり、設備に関しては古い銭湯の部類だと屈指のところではないかと思う。


出典:東京銭湯ホームページ引用


出典:東京銭湯ホームページ引用


壁はこちらはペンキ絵ではなく、タイル絵。湖畔から眺めた富士山で、麓には雲海をたたえ、間仕切り壁と右隅のところには満開の桜が描かれている。


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲こちらは男湯


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲女湯はお城だった


客層はほぼ高齢者ながら、一部中年といった感じ。もう少し若い人がいても良さそうだが、駅から微妙に遠いのと古い銭湯だと敬遠されてしまうのか。あるいはたまたま自分が伺った時間がそうだっただけか。


建物も設備も立派で清潔感もしっかりと保たれており、こういうところがまだまだあるところに東京のすそ野の広さを実感させられた。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 五反野
経路 東西方面に歩く
周辺の環境 住宅

●空間演出
建物外観 宮造り
壁画・眺望 タイル絵
統一感 あり
置物 フィギュア
照明 ふつう

★設備
休憩所 脱衣場
脱衣所 広めできれい
シャワーの出 勢いがある
浴槽の種類 スーパージェット、座湯、ボディジェット、寝湯、薬湯、水風呂、露天風呂
サウナ あり
温度 40~43℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 反応が悪い
清潔さ きれい
貸しタオル あり(0円)
備え付け あり

◆人
受付 30代の男性
客層 高齢者


【案内】

住所
〒120-0015
足立区足立4−22−3

電話番号
03-3886-0706

アクセス
東武伊勢崎線「五反野」駅下車、徒歩5分

休日
木曜

営業時間
15:00−24:00

※東京銭湯ホームページ転載

マジック銭湯 昭和浴場(東京・東高円寺)

2024-01-20 06:28:00 | 銭湯
#マジック銭湯
昭和浴場




東京メトロ丸ノ内線
#東高円寺駅
▲東高円寺駅

▲目の前に改札口があった

▲2番出口にむかい


▲2番出口を出たら左にむかう

▲青梅街道を新宿方面へと歩く

▲しばらく真っ直ぐ歩き


▲日本科学技術連盟のビルが見えてきたらストップ

▲左折する

▲再び直進


▲ここで立ち止まり

▲右にむくと昭和銭湯がみえてくる





▲到着


中にはいると、さっそくタジマジックさんの誕生日祝いが所狭しと並んでいた。
日本中探してもマジシャンが経営してる銭湯はここだけだろう。ただ、タジマジックさんいわく、あくまでもマジックは人を呼び寄せる為の手段であり、本業は銭湯のようだ。
にも関わらずこれだけの賞をもらえるのはすごい。年末のカウントダウンマジックショーのほかに、ご本人がいるとマジックも披露してくれるらしい。


出典:東京銭湯ホームページ引用


▲広い交友関係が伺われる。一昨年あたりに脳梗塞になったが、懸命なリハビリにより、みごと復活したそうだ


左に進めば休憩所のロビーがあり、その右手に受付のフロントがある。座るのは40代ぐらいの男性で、いたって普通の対応だった。
貸しタオルをお願いすると、大きいのが100円で小さいのが50円と案内される。小さいのをお願いして合計で570円。
タオルと同時に30円の物販値引きカードが渡された。


▲このようなカードは銭湯ではじめて渡された。マジックを見せたり値引きしたり、隙のない経営である


サウナには入らなかったが、追加料金が100円。東京でこの価格はおそらく最安値に違いない。しかも次回の無料券も渡してもらえるので、実質50円?
帰りのときは50代ぐらいの感じがよい女性が座っていた。最初にもらった割引券を返すと「期限がないので、また来た時に使ってくださいね」とすてきな笑顔で言ってくれた。
平日になればシンガーソングライターの汐川ほたてさんという女性が受付にいるそうだ。色々と凄いところである。


ロビーは奥にあるテレビを取り囲むようにソファーが並び、隅っこにあるアイスケースの上にはびっしりとトロフィーが飾られてあった。壁際には無数の漫画本。色々とサービス精神の行き届いた銭湯だと分かる。
男湯は左側で女湯は右側だった。


出典:東京銭湯ホームページ引用


のれんをくぐると、入ってすぐのところにも椅子と漫画本があった。
ロッカーは左右にあり、左側は通常のサイズで右側は縦長だった。
コートなど冬物を着てる人は右側のほうがいいかもしれない。ただ使い勝手でいえば通常の左側のほうが良かった。
脱衣場全体はとても広くて、無駄なものもなく快適な空間。
ちなみに女湯からはにぎやかな声が絶えず響き、「もお~なにやってるのよ~」という艶めかしいおばちゃんの声が聞こえてきたと思ったら、「増えた、増えた!」となにが増えたのか分からないけど興奮した声が聞こえたりした。


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲女湯の脱衣場


浴室に入ると、昭和浴場との名前のとおり昔ながらの銭湯という雰囲気で充満し、天井は高く、奥の壁には富士山の絵が飾られてある。
洗い場は真ん中に島カランがあり、右側にもカランが並んでいた。
カランのシャワーは古いけれどもみんな勢いがあってメンテナンスが行き届いていることが伺える。
面白いのはカランの鏡で、ハートマークの形をしていた。
サウナの入り口は左側にあり、それなりの大きさを誇っていた。ちなみにサウナ自体は脱衣場にせり出しているので、サウナに入っている人たちを小窓から覗くことができる。
サウナの前には、立ちシャワーがあった。こちらも問題なく勢いよくシャワーが出てくる。


浴槽はL字型をしていて、左手前から右奥の隅まで並んでいる。


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲こちらは女湯


最初の手前は水風呂になっており、蛇口からは水がだしっぱなしだった。訪れたのは正月明けだったので、かなり冷たい。広さもあって横に4人ぐらいは余裕で入れそうな規模だった。


その奥隣は電気風呂で、完全に1人用だ。そこから右隣が主浴槽となる湯船で泡風呂と書いてあり、かつ薬湯でもあった。この日は備長炭の湯であったが、薄緑色をしている。温度は43℃ほどでやや熱めだったが、壁には「ややゆるめ」と書いてある。
そこから奥の壁沿いに連なり、寝湯が続く。こちらは45℃ほどで「標準」と書いてあった。個人的には熱い部類だが…。
最後の一番右が座湯で、「ややあつめ」。おおよそ46℃ぐらいか。慣れてない人はちょっとキツいだろう。
こんな感じで温度は高めの傾向で、バリエーションは豊富だった。

出典:東京銭湯ホームページ引用
▲右が主浴槽の泡風呂と薬湯


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲左隅が座湯で、右隣が寝湯


先述したとおり壁絵は富士山で、チップタイル絵で描かれている。一見するとふつうの浮世絵の装いだが、絵柄のタッチや構図が現代風。このあたりは面白い。


出典:東京銭湯ホームページ引用


天井は高くて白をベースにしているが、縁の部分が紫だったり珍しい配色だった。ゴミ箱がバスケのネットを模していたり、古い銭湯ながら最初から最後まで創意工夫と遊び心にあふれる銭湯だった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 東高円寺
経路 大通りを通り住宅街へ
周辺の環境 住宅街

●空間演出
建物外観 宮造り
壁画・眺望 富士山のチップタイル絵
統一感 あり
置物 特になし
照明 明るい

★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 ひろい
シャワーの出 勢いがある
浴槽の種類 水風呂、電気風呂、泡風呂、寝湯、座湯
サウナ あり
温度 43~46℃
棚 なし
男女入れ替え なし

■サービス
接客 ふつう
清潔さ きれい
貸しタオル あり(50円)
備え付け あり

◆人
受付 40代の男性と50代の女性
客層 若者から高齢者


【案内】

住所
〒164-0011
中野区中央5−21−12

電話番号
03-3382-2414

アクセス
東京メトロ丸ノ内線「東高円寺」駅下車、徒歩5分

休日
水曜

営業時間
15:30−25:30
金曜は翌3時まで営業

※東京銭湯ホームページ転載

松の湯(東京・落合)(リニューアル)

2024-01-13 09:09:00 | 銭湯
#松の湯

2023年12月23日
リニューアル




東京メトロ東西線
#落合駅
▲東西線の落合駅

▲高田馬場と中野に挟まれた駅だ。下には新宿。ちょっと足をのばせば高円寺。イベントが盛んで野心と夢を追いかける若者たちが集まる地域である

▲階段をのぼり

▲改札口

▲地図をみると出口2aをめざす


▲地上にでたところ

▲外に出たら右に曲がる

▲茶色のマンションをグルッと回る

▲そのまま右にすすみ

▲茶色マンションの裏手に来たところ

▲そのまま進むと

▲ひだりに松の湯がみえてくる

▲デジタルサイネージまで備えてある


▲到着


中に入るとリニューアルする前とちがってずいぶんとスッキリしたというか洗練された空間に様変わりしていた。かつての面影は一切みられない。


▲リニューアル前の松の湯。街にとけ込んだ情報量の多すぎる風景はいずこへ…


玄関に立つと、左壁沿いに下足箱が並び、右側に受付がある。
受付の前に立つと「いらっしゃいませ」と声を掛けてくれたのは70代ぐらいの女性。けっして愛想のいい対応ではないけど自然体で親しみがもてる対応だった。こうしてリニューアルをすると人も変わってしまうことが多いのだが、ここはそのままのようだ。
帰りの時は年配の常連さんたちと井戸端会議に大盛り上がりだった。
貸しタオルがあるか訊ねると、貸しタオルは50円だったので、入浴料とあわせて合計で570円だった。
「シャンプーとかあります?」と聞かれたので「あ、結構です」と答えようと思ったら「暗くて分からないから、左がシャンプーで右がボディーシャンプーなんで」という説明を受けた。
見えないぐらい暗いというのはどういうこと??と思いつつ、脱衣場ののれんをくぐる。男湯は右側で女湯は左側。


脱衣場はシックな装いで無駄な装飾を完全に排除していた。いかにも今風のデザイナーズ銭湯を教科書通りに踏襲した空間。設計したのは、やはりデザイナーズ銭湯の旗振り役である今井健太郎設計事務所だった。こちらはほぼリニューアルする銭湯を手がけているところで、時代の感性を汲み取る名手である。
ロッカーは手前と左側にあって一つひとつが大きい。こういうリニューアルした銭湯は計算されたところなので快適に過ごすことができる。


出典:東京銭湯ホームページ引用


浴室の扉をあけると、受付の女性に言われたとおり、やや薄暗かった。ただ、見えないほどではなく想像してたよりは明るいかなと思った。
間接照明だけに照らされているとはいえ、重要な箇所はさすがにちゃんと見えている。
しかしカランに座ると、受付の女性に言われたことがすぐにガッテン承知の助だった。シャンプーやボディーシャンプーは壁に取り付けられた黒い容器に入れられてあるのだが、その視認性がきわめて悪かった。文字が同色系の灰色で書かれてるものだから、すぐに見分けがつかない。
言うなればええカッコしいを優先したデザインだった。統一性を細かく求める気持ちは分かるが、弱者に配慮したユニバーサルデザインとは真逆で、これはどうなの?と思ってしまった。受付の女性も初見さんに逐一説明しなければならないのは大変である。


カランは島カランと右壁に並ぶ。
スーパー銭湯同様に時間の経過で止まるもので温度調節もできるが、シャワーのヘッドが大きいので使い勝手は良好。このあたりは特に進化を感じる。
立ちシャワーは手前の左側にひとつ。これもヘッドが広いタイプだった。


出典:東京銭湯ホームページ引用


浴槽は左側に並び、手前が水風呂になっている。広くて詰めれば6人ぐらいは入れるだろう。外気温のせいかかなり冷たく感じたが、それでも16℃前後か。


出典:東京銭湯ホームページ引用


奥に続いて、こちらは主浴槽。
浅浴槽はかなり広く、8人ぐらいは入っても余裕ぐらいの広さだ。温度は41℃ぐらいと絶妙な温度だった。入れば肌がちょっとピリッとする程度の感覚。
この主浴槽にお湯を流しているのが一段上にそびえ立つ奥の深浴槽で、こちらも温度は41℃ぐらいで快適温度だった。

出典:東京銭湯ホームページ引用
▲左が浅浴槽で右が一段あがった深浴槽。写真だとミラーボールのように光ってるが、実際は薄暗い


これで終わりかと思ったら、ガラス張りの壁の奥に露天風呂があった。扉を明けて外に出ると室内露天風呂というか外気浴ができる空間になっており、屋根だけ外と通じている。左側には深浴槽とハイパージェットが2つあって、ボタン式だった。温度は高くて45℃近く。外気浴ができる場所だから熱めにしたと思われる。外気浴できる椅子がふたつあり、そこでまったりと過ごすことができる。


壁絵などの装飾性は一切皆無。と思ったら、あとで富士山の絵が紹介した画像に気がついた。とはいえ、あった記憶がまったくなし。ほとんどはシンプルに徹した空間になっていた。かつてリニューアル前の雑多感満載で物にあふれるのが正義という昭和の精神を継承した姿を知ってる身としては、やや寂しく感じるほどだった。


出典:東京銭湯ホームページ引用


客層は若い人もいなくはないけど、ほぼ高齢者だった。この手のリニューアルで期待するのは新しい客層の獲得だと思うが、これは想定外だった。一方で相変わらず常連客はしっかりとついてきてくれてるようである。そのためリニューアルしたことで常連客はどう思ってるんだろうと思った。とてもキレイになったけど、薄暗いせいで味気ないとなれば少し寂しく感じてるのではないか(と勝手に想像した。実際はどうかは知りません)。
立地は駅前で超好物件であるが、今のところサウナがないためか客層は相変わらず昔のまんまの銭湯だった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 落合
経路 裏手
周辺の環境 飲食店

●空間演出
建物外観 テナントマンション
壁画・眺望 富士山の絵?
統一感 あり
置物 なし
照明 地球に優しい節電

★設備
休憩所 脱衣場
脱衣所 きれい
シャワーの出 勢いがある
浴槽の種類 ハイパージェット
サウナ なし
温度 41~45℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 気取らず自然体
清潔さ きれい
貸しタオル あり(50円)
備え付け あり

◆人
受付 70代の女性
客層 高齢者がメインに若い人や外国人が一部いた


【案内】

住所
〒161-0034
新宿区上落合3−9−10

電話番号
03-3368-2352

アクセス
東京メトロ東西線「落合」駅下車、徒歩1分

休日
土曜

営業時間
15:30−24:00(最終入場23:30)

※東京銭湯ホームページ転載

春の湯(東京・東大島)

2024-01-06 08:30:00 | 銭湯
#春の湯
 





都営新宿線
#東大島駅
▲東大島駅


▲この駅は珍しい駅で、川の上に立っており、江東区と江戸川区の区境を跨いでいる

▲こっちが江戸川区側。ホームがかなり長くカーブを描いている


▲こっちが江東区


▲左の大島口(江東区側)にむかう


▲改札口

▲おおざっぱにはダイエーの裏手になるのでそちらに向かう

▲右の階段を降りて

▲左にむかう


▲横断歩道を渡ったら

▲右の横断歩道も渡る

▲左折する


▲するとダイエーがみえてくる。イオンの傘下になったが、いまだダイエーの名でやってるのはなぜだろう

▲ダイエーを通り過ぎて

▲分かれ道がでてくるので右(左でもたいして変わらないが)

▲ここでストップして

▲右折する


▲すると右手に公園がみえてきて

▲左に春の湯がみえてくる



▲立派な宮造りだ


▲到着


中に入ると入り口から男女に分かれている。ということで番台のところだ。

▲入り口のところには、気象条件とお客様の状況で閉店を早めることもあると書かれてあった


入り口の扉をあけると、番台は左手にあり、座るのは70代か80代ぐらいの女性。
物静かな感じの人だった。「貸しタオルありますか?」と尋ねると、「ないんですよ」と言われ、「売ってるのはありますか?」と聞き返すと、島カランのところのガラスケースにタオルがあるので、「上が250円で下が150円です」と言われた。ちょうど先客がたまたまガラスケースの扉を開いているところで、そこに手を入れたら閉めるタイミングだったらしく挟まれた。いてっ。
ちなみに250円はふつうのタオルで、150円はゆっポくんのタオル。イベントとかで配られるものだ。厚みは薄いけどこっちのほうが貴重かもしれない。
店主の女性は値段を計算する時に、横幅を小さくしたソロバンを使っていた。どこまでも昔のやり方を踏襲する銭湯のようだ。


脱衣場はよくある昭和の銭湯という感じで、特に珍しいところはなかった。島ロッカーと右壁にロッカーが並び、手前側には坪庭と縁側がある。
トイレはその縁側の端っこにあり、扉を開けると今は珍しくなった和式トイレ。水を流す時は上のタンクに繋がった紐を引っ張るものだ。


出典:spa-tokyo.netホームページ引用
▲湯上がりに涼むのにちょうどいい場所だった


浴室の扉をあけると浴室もまた東京の銭湯の古典的な作りで、島カランがあり、両壁際にもカランが並び、そのカランは常連客でビッシリ。
カランは左壁が6に島カランが5ずつ。右壁は5なので、合計で21だった。客の数をザッとかぞえると16ぐらいいた。
しかも浴槽につかってるのは3人ほどだけなので、カランはほぼ空いてない状況。場所取りをする人間もいるので、洗い場を確保するのに困った。唯一空いてるところに座ると、右に座る常連客の人からあからさまにジロジロみられた。一見さんがかなり珍しいのだろう。都心にありながら村社会である。
浴室の右端にひとつだけ立ちシャワーがあるので、混んでる時はそちらを利用するのも手である。


浴槽は奥にあって三つに分かれている。左は深浴槽の見た目は白湯。ただ、半分に切られた複数のレモンが袋に入れられて浮かんでいた。
温度は45℃ぐらいと熱いので慣れるのにだいぶ時間を要した。
真ん中は微細泡で白く濁るシルク風呂みたいなもので、座湯が二つ並ぶ。勢いはかなり圧があって、こちらも温度は45℃ぐらい。
そして最後の右端にある湯船は浅浴槽で、こちらも45℃。
ようするに全部熱かった。


出典:spa-tokyo.netホームページ引用
▲この写真は女湯


壁絵はかつてはあったかもしれないけど、今は青に塗りつぶされている。おそらく塗り直すと休業しなければならずお金も掛かるし、客足に影響しないとなればいいかとなったのかもしれない。


客層はほぼ高齢者。一人だけ50代ぐらいの人がいたけど、それが自分を除く一番若い人だった。隣の女湯からはたえず話し声が聞こえていた。


特にここにしかないものはなかったけれども、かなり人気の銭湯という印象を受けた。
人気の理由はよく分からないが、入浴客同士の会話が活発だったので社交場としての機能を担っているのかもしれない。そういえば脱衣場にはアイスケースがあった。湯上がりにみんなでアイスを食べながら和気あいあいとおしゃべりを楽しんでいるのかもしれない。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 東大島
経路 ダイエーを横切る
周辺の環境 公園

●空間演出
建物外観 宮造りの建物
壁画・眺望 なし
統一感 あり
置物 なし
照明 ふつう

★設備
休憩所 脱衣場
脱衣所 古典的な作り
シャワーの出 当たり外れがある
浴槽の種類 薬湯、シルク風呂、座湯
サウナ なし
温度 45℃
棚 なし
男女入れ替え なし

■サービス
接客 物静か
清潔さ きれい
貸しタオル なし
備え付け あり

◆人
受付 70代の女性
客層 高齢者


【案内】

住所
〒136-0072
江東区大島7−25−14

電話番号
03-5626-1830

アクセス
都営新宿線「東大島」駅下車、徒歩7分

休日
月曜

営業時間
15:20−23:00


※東京銭湯ホームページ転載