銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

吉の湯(川崎・川崎)

2018-11-24 06:55:23 | 銭湯




川崎駅から歩いて15分ほどのところに吉の湯がある。周囲は閑静な住宅街で、駅前の喧噪が嘘のような静まり返っている。そんな街を象徴するように佇むのが吉の湯だった。



▲今回は、京急川崎駅から出発


▲今回のルートは、銀座街→銀柳街→駅前大通りを通る


▲十字路の右側が銀座街の入り口になる


▲銀座街の入り口に入ったところ。
この日は、10月27日で、ハロウィンのキッズパレードが催されていた


▲翌日28日が本番なので、アーケード内でのミニパレードとなっている




▲とはいえ、大人たちもコスプレに力が入っている




▲パレードを先導する車。川崎のハロウィンパレードは日本最大級なのだとか


▲横断歩道




▲ここから銀柳街




▲すごい人集りだ










▲ようやく脱出


▲横断歩道を渡る。目の前にシネチッタがある。太陽がまぶしい


▲左にまがる


▲あとはしばらく真っ直ぐ












▲ここらへんからようやくまばらになってくる




▲横断歩道を渡り




▲この道を右に進む


▲曲がったところ


▲すぐ左


▲あとは、直進した先に銭湯がある








▲吉の湯がみえてくる








▲右に曲がる


▲するとコインランドリーがみえてきて


▲奥まったところに銭湯の入り口


▲到着


外観は、見るからに古い昔の銭湯といった感じだ。右側が男湯で、靴を脱いでいると、店主が入り口にでてきて「いらっしゃいませ」と挨拶をしてくれた。70代ぐらいの女性だろうか。
半自動扉をあけて中に入ると、当然ながら番台。
貸しタオルを借りてお金を支払い、脱衣場を見渡す。
外見同様、中も典型的な昔の銭湯である。間仕切りのところに大きな鏡。浴室入り口の横には洗面台。島ロッカーが真ん中に2つあって、右側壁際にもロッカーがある。
あとは、手前右側には坪庭。縁側には灰皿がある。坪庭はほとんど手入れがされてない様子だが、自生した雑草がいい味を出している。


それとここの特徴としては、脱衣場の右側に洗濯機があって、その横に立ち小便器があることだ。立ち小便用を銭湯でみるのは初めて。
隣の扉は座椅子のトイレだろうが、覗かなかったのでどんな感じかは分からなかった。


そして服を脱いで浴室に入ろうとするとビックリしたのが、なんと浴室に入る扉が自動扉なのである。
脱衣場への入り口が自動扉なのはしょっちゅう見ているが、浴室の扉が自動扉なのは初体験だ。
ということで古い銭湯ながら、一部で初見が多い。
しかもこの自動扉、めちゃくちゃ古くて、モーターが丸見えである。それにスイッチが赤外線とか近代的なものではなく、下の踏み台を踏むというもの。
そして開くのを待っているといつまでも開いてくれない。鈍い音を立てながらモーターだけが動いている。
手で添えて力を入れてあげると、なんとか開いてくれる。なので半自動扉ならぬ九割自動扉といったところか(人の手で開かせる時点で自動扉の意味がないのだが…)。


浴室に入ると、本当に昔ながらの銭湯といった感じだ。たぶん開店当初からほとんど変わってないのだろう。
カランは島カランが一つと、左右の壁にもカランがある。島カランはシャワーがついていない。


そして浴槽は奥にあって、右が浅浴槽で、7割ほど。左が深浴槽で、3割ほど。薬湯だとかジャグジーなど気の利いたものは一切ない。ただ、そこにお湯があるだけである。
そしてこのお湯がめちゃくちゃ熱い。足を入れると、久しぶりにビリビリする感覚におそわれ、何℃なのか確認しようとしたが、針はそれなりの位置にありながら数字がかすれてしまってまったく読めない。なので推測になるが、47℃前後か。


壁絵は、これまた典型的な富士山。それと隅っこには、石川県の見附島とサインをしてあった。おそらく店主が石川県出身なのだろう。


客層は、全員高齢者。といっても、自分が入ったときは2人しかおらず、しかもその1人はちょうど出る頃だった。
開店からまもなくだったが、ずいぶん寂しい客数である。くわえてもう1人もすぐに出て行ってしまい、結局自分1人だけの貸し切り状態に。
女湯も音が聞こえてこず、店主の見ているテレビの音だけが響いていた。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 川崎駅
経路 駅前大通りから住宅街の中へ
周辺の環境 住宅

●空間演出
建物外観 昔の銭湯
壁画・眺望 富士山
統一感 あり
置物 特になし
照明 ふつう

★設備
休憩所 脱衣場兼
脱衣所 古い。立ち小便がある
シャワーの出 勢いがある
浴槽の種類 浅浴槽、深浴槽
サウナ なし
温度 47℃
棚 なし
男女入れ替え なし

■サービス
接客 ふつう
清潔さ ちょっと汚い
貸しタオル あり(20円)
備え付け なし

◆人
受付 70代ぐらいの女性
客層 高齢者


【案内】

住所

〒210-0014 
川崎市川崎区貝塚2-5-8

電話
044-233-1098

営業時間
14:40〜23:00

定休日
不定休

※神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ転載

三越湯(東京・恵比寿)

2018-11-17 07:25:23 | 銭湯


住所は白銀。名前は、三越。
これだけでずいぶん敷居の高そうなイメージであるが、白銀自体は歩いてみると庶民的なお店の多い街でもある。
ただ、それに混じって感度の高いお店も軒を連ねており、統一感に欠けた風変わりな街だ。
そんな街の一角にあるのが三越湯である。



▲出発に選んだのは恵比寿


▲むかって右


▲むかって左


▲白銀に向かって出発だ




▲あくまでも個人的な主観であるが、恵比寿を訪れる人たちのファッションセンスはどこよりも高く感じる




▲ファミマを曲がって






▲今度は右




▲お洒落なお店が並ぶ




▲分岐する道。左にあるみずほ銀行沿いに進む。auの方にはいかない


▲あとは、ひたすら真っ直ぐ行くだけ






▲緩やかな坂道がずっと続く












▲東京はとにかく坂道が多い










▲ここらへんから下り




▲高速道路がみえてくる


▲高速をくぐると、もう近い




▲とても古い建物には、いくつかのお店が入っている




▲左の道に移り




▲そろそろなハズだがと思っていると…


▲忽然とあらわれた三越湯


▲開店前の写真


▲全景


▲右横から撮影。上はマンションだろう


▲道路を隔てた先は、お豆腐屋さんとぜんざい屋さん。いかにも昭和初期に作られたお店といった感じだ


入り口はちょっとした和食屋さんのような雰囲気のある玄関。なので多少戸惑いを感じるが、自動扉を開けて中に入ると、まず最初に出くわすのはお約束の下足箱。
ここまでは他の銭湯と変わらないが、靴を預けてフロントに進むと、純和風のたたずまいと打って変わり、なぜか廊下の右側にはお酒を飲めるBARがある。そのときは開いておらず、いつやってるのか分からないが、バーが併設された銭湯は初めてだ。しかも和風を全面に押し出した銭湯なのにバーというチョイスは店主の趣味全開である。


そしてその廊下の奥にあるのがフロント。受付に座るのは、70代ぐらいの女性。品もあるが、華やかさもあって、まさしくシロガネーゼのマダムそのものである(ちなみに住所の白銀はシロカネと読む)。
とりあえず「貸しタオルありますか?」と訊ねると
「ございます」との返事。
そして、
「100円になります」と言われる。
貸しタオルで100円は高い!と心の中で叫ぶが、ここは白銀だからなとすぐに納得してしまった。


男女日替わりなのか分からなかったが、それぞれの浴室に名前がつけられており、この日は男湯が右側。
小さなのれんをくぐって中に入ると、脱衣場はとても綺麗だが、マンション銭湯の宿命か、かなり狭い。入ってすぐ右側に体重計とサウナ用のロッカー。
左壁には普通のロッカーが並ぶ(100円投入のリターン式)。真ん中にはベンチ。これがロッカーの近くにあるため、足をひっかけてしまう。
あとは、奥左にトイレと右側入り口近くに洗面台。
とても清潔感があり、三越に名の恥じない(三越伊勢丹グループとは無関係だと思うけど)高級感がある。


入り口に入ると、すぐ右手に立ちシャワーが2つ。それと、左は、横に並ぶ島カランが縦に二列設置してある。
奥に進むと、まず目に付くのが足湯だ。
足湯といっても、足に浸かるだけでなく、背中の部分もお湯が壁面に沿って流れている。こういう設備はなかなか普通の銭湯ではお目に掛かれない代物だろう。


さらに奥には、右側にサウナの入り口と、水風呂が隣に併設されてある。水風呂は、かなり冷たくて14℃ほど。
足を入れただけでもすぐ耐えられず出てしまった。


それと左側にあるのが主浴槽だ。主浴槽は、1つのお湯を共有する形で、奥が電気風呂、手前が浅浴槽、そして手前側が深浴槽となっている。
深浴槽の構成は、向かって右からボディジェット、ハイパージェット、座湯と仕切られている。もちろん狭いので、1人ずつしか入れない。


さらに驚きなのがマンション銭湯なのに露天風呂があることだ。
しっかり二重扉にもなっており、中に入ると、立派な露天風呂が広がる。単に露天風呂があるだけでなく、浴槽のまわりは庭石が配置されており、趣のある雰囲気だ。
 

ただやはり住宅街にあるためか、厳密には室内風呂(半露天)である。一部で屋根のところから外気が入るようにはなってはいるものの、扉はほとんど締め切られており、雰囲気を味わうにとどまる。
中の主浴槽の温度が43℃に対して、露天風呂は41℃ほど。長湯にはもってこいだろう。


その露天風呂だが、中に入ると突然、「マージャンやるの?」と声が聞こえてきた。
どうやら先客の2人が会話してるところだったみたいだと思ったら、再び「マージャンやるの?」とこっちを見ながら聞かれたので、えっ?と思いながら(もちろん相手は見知らぬ人)「いいえ」と応えたのだが、そこからなぜか身の上話が始まり、かなり長々と話し込むことに…。
ほとんど一方的な聞き役だったが、会社勤めをしていたときや孫の話などが主な内容だった。


さて浴室に話を戻すと、壁画などはないが清潔感があり、建物全体が機能美に満ちている。とてもこだわりをもって建てられたという印象を抱いた。


客層はほぼ高齢者でそこに中高年が少し混ざる感じか。最初の頃はほとんど空いていたが、途中からものすごく混み始めて、出る頃はカランがほとんど埋まっていた。
清潔感があり、設備も充実しており接客も素晴らしいとなると、それだけ人気なのも当然だろう。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 恵比寿
経路 高速道路を目指して歩く
周辺の環境 住宅や飲食店

●空間演出
建物外観 マンション銭湯
壁画・眺望 なし
統一感 あり
置物 なし
照明 ふつう

★設備
休憩所 きれい
脱衣所 狭いがきれい
シャワーの出 ふつう
浴槽の種類 電気風呂、ボディジェット、ハイパージェット、座湯、足湯、露天風呂
サウナ あり
温度 41℃、43℃
棚 なし
男女入れ替え 不明

■サービス
接客 とても品がある
清潔さ きれい
貸しタオル あり(100円)
備え付け なし

◆人
受付 70代ぐらいの女性
客層 高齢者と中高年


【案内】

住所
〒108-0072
港区白金5−12−16

電話番号
03-3473-4126

アクセス
山手線「渋谷」駅よりバス。「北里研究所」下車、徒歩0分

休日
毎金曜日、第3木曜日

営業時間
15:30−22:00

※東京銭湯ホームページ転載

入船湯(東京・穴守稲荷)

2018-11-10 07:01:09 | 銭湯



羽田空港の隣にある京急線の穴守稲荷駅を降りて住宅地に向かい、海のある付近まで歩くと入船湯がある。
文字通り近くには船乗り場もあり、地域の特徴をあらわした屋号だ。
古風な雰囲気を持ちつつ、清潔さを保たれた地域密着型の銭湯だった。



▲穴守稲荷駅。隣は天空橋駅。海沿いまで出れば羽田空港を見ることができる


▲駅前のマスコットキャラクターのコンちゃん


▲駅名にちなんで鳥居がある




▲出て右側のところ。踏切をわたる


▲しばらくまっすぐ




▲ここを左折


▲また真っ直ぐ









▲暗い住宅街の中へと右折


▲東京とは思えない暗さ






▲広い道路がみえてきて


▲左に向かう


▲穴守稲荷神社ののぼりがみえる


▲また右折。ここから帰り道を思い出せるか不安になってくる




▲また左折


▲一応、ここらへんは明るい






▲ここの駐車場を右折


▲あとは真っ直ぐ行けばみてくる












▲到着








ちなみに…









▲入船湯の先に行くと…










▲土手


▲そして海。船が係留してある


▲左側を向くと写真ではまったく分からないと思うのだが、羽田空港


▲目の前の対岸は川崎である


ちいさな玄関口に入ると、目の前に下足箱。さりげなくハロウィンのシールが張ってあった。右側の自動扉をあければロビー。この規模の銭湯にしては珍しく券売機がある。
券売機でチケットを購入すると、後ろから「いらっしゃいませ」と大きな声を掛けられる。
貸しタオルは10円。無料のところもあるが、有料で10円は破格である。そういえば玄関横にあった自販機は500mlのペットボトルで130円。中にある常連客用のロッカーは月200円。かなり良心的な価格設定である。


チケットを購入すると、フロントの受付に渡す。座るのは、見た感じ40代前半ぐらいの女性だろうか。この業界では若い方である。そして満面の笑顔。元気な声。理想的な接客だ。
「貸しタオルはあちらからお取りください」と言われるが、どこにあるのか分からない。
「これですか?」
とトンチンカンなところを指差すと、少し困った様子ながらガラス戸から取り出してくれた。
貸しタオルをガラス戸に入れるところは他に見たことがない。そのため初めて来るお客さんは少し戸惑うかもしれない。


貸しタオルを渡されると、左にある男湯ののれんをくぐる。最初の印象は、とても綺麗な脱衣場だ。入ってすぐ右にカゴがあって、ロッカーは左と手前の壁側にもある。それと真ん中にも島ロッカーがあって、その上には観葉植物が飾られてあった。
手前左側には、マッサージチェアと扇風機。右側には、洗面台とトイレ。
所々にベンチが置いてある。


浴室に入ると、薬湯のいい匂いがしてきた。
浴室も若干古いのだが、とても綺麗である。
真ん中に島カランがあって、右の壁際にもカランがある。
左側には最初に乾式サウナ(無料)。そのサウナの入り口には尻敷きマットが置いてあった。
サウナの横に立シャワーが2つ。その横にもカランが並ぶが、2つしか蛇口がない。


奥には浴槽。緩やかなL字型というのか、中の仕切が真四角ではなく斜めに入っているので、一見すると複雑な形にみえる。マンネリを避けたちょっとした工夫だろう。


右側が手前に電気風呂、奥がミクロバイブラ。そこから隣は斜めに仕切られてジェットバスが2つ。
そして一番左にあるのが薬湯で深浴槽である。これは真四角。
白湯のところが42℃ほど。薬湯のところが44℃ほどか。
あと、ほかにも特徴として右にある白湯のところには金魚の泳ぐ浴槽があった。ただ、一匹だけ金魚じゃないのが混ざっており、見た目は黒い魚で種類はまったく分からなかったのだが、終始ガラス戸に張り付いて口をパクパクと動かしながら吸い付いていた。
見た目のグロテスクさと奇妙な動きからつい見入ってしまった。


壁絵は、日本とも西洋とも区別のつかないアルプスの風景。その絵にマッチしない形で、溶岩のオブジェが真ん中に取り付いていた。
大掛かりではないけど、いろいろと目を楽しませてくれる銭湯だ。


客層は高齢者が多いものの、ここはちびっ子たちも多い。ロビーにもいたし、浴室にもいた。
男湯は3人組がいて、しきりにサウナに入ったり出たり入ったり…。
薬湯にもチャレンジしてたが、やはり44℃だと無理のようだ。
それと隣の女湯からは女の子たちの呼び声もあって、このあたりに住む友達同士で来ていたのだろう。


全体的にとても綺麗で店主の挨拶もしっかりしており、当たり前のことを当たり前にやり切る(それが意外と難しいのだが)とても好印象な銭湯だった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 穴守稲荷
経路 海をめざして住宅街の中へ
周辺の環境 住宅、海

●空間演出
建物外観 自宅兼銭湯
壁画・眺望 アルプスの風景
統一感 あり
置物 観葉植物
照明 ふつう

★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 きれい
シャワーの出 ふつう
浴槽の種類 電気風呂、ミクロバイブラ、ジェットバス、薬湯
サウナ あり
温度 42℃、44℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 素晴らしい
清潔さ きれい
貸しタオル あり(10円)
備え付け あり

◆人
受付 40代ぐらいの女性
客層 高齢者、小学生


【案内】

住所
〒144-0043
大田区羽田6−15−15

電話番号
03‐6423‐6887

アクセス
京浜急行線「天空橋」駅下車、徒歩6分

休日
無休

営業時間
15:00−26:00、土・日・祝日は8:00−13:00も営業

※東京銭湯ホームページ転載

観音湯(東京・幡ヶ谷)

2018-11-03 07:21:29 | 銭湯


地理的には、渋谷と新宿の間に挟まった幡ヶ谷。その京王線幡ヶ谷駅を降りて、北方面に歩くこと3分。住宅街の中に観音湯が忽然とあらわれる。
建物はやや古いながらも露天風呂を備えたコンパクトな銭湯だった。





▲幡ヶ谷駅


▲横断歩道を渡る





▲渡って、ちょっと右


▲ここの角を曲がる


▲あとはまっすぐ行くだけ










▲かなり狭い道を通ると


▲急にひらけてくる


▲その突き当たりにあるのが観音湯


▲到着


玄関に入って下足箱に靴を入れ、右に進むと、最初に出るのがそこそこ広めの休憩室。横にソファーが並び、テレビが設置してある。
その左手にあるのがフロントで、受付に座るのは険しい顔つきの60代ぐらいの男性。台の横には「病気で手術して声が出せません」といった主旨の紙が置いてある。
「貸しタオルはありますか?」と訊ねると、主人は電卓をタンタタン!と勢いよく打って「490」の数字を目の前に示す。貸しタオル込みの料金だから、タオルは30円なのか。
お金を支払い、貸しタオルとロッカーの鍵を受け取って右側の男湯に入る。最初の通路にあるのが常連用のロッカー。
そこを曲がると、脱衣場にでる。脱衣場は真四角で休憩室とは反対にやや狭い。
右と手前側にロッカーがあって、左側には体重計、自販機、洗面台と並ぶ。
飾りは一切なく、シンプルで無駄がない。
ただ、まわりを見渡すとちょっと汚い。特に窓ガラスのところは埃が堆積しており、まったく掃除してないことが伺える。


浴室に入ると、右側がカランで、左が浴槽と分かれていた。
それと手前左側に立ちシャワーが一つ。カランは固定シャワーの勢いがあって、使い勝手が良い。


浴槽は、手前側からミクロバイブラで3人ほどのスペース。その隣が電気風呂で、1人用。それから仕切壁があって、座湯が2つ。
さらに隣が水風呂。


お湯の温度は43℃と一般的な温度だろう。水風呂は正確には分からなかったが、14℃あたりか。その水風呂の前にサウナがあって、そのサウナの横には露天風呂の入り口がある。


露天風呂は、入るとほとんど浴槽で占められており、外気浴のできるスペースはなかった。この辺は残念である。
浴槽の広さもさほどなくて、3人入ればいっぱいになる。みんな横に座るものだから、あがる時は足を引っ込めてもらう必要がある。こちらの温度も43℃ほどで室内と同じだ。


客層は、ほとんど高齢者だが、一部若い人がいた。だいたい、常時5、6人ほどで、それなりににぎやかだった。
しかし脱衣場がそうだったように、浴室もだいぶ汚かった。
奥側の壁はなぜか黄ばんでおり、かなり汚い印象を強める。
駅から近く好立地の場所であるので、掃除の手抜きはすごくもったいない気がした。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 幡ヶ谷駅
経路 駅から住宅街に向かう
周辺の環境 住宅街

●空間演出
建物外観 自宅?
壁画・眺望 特になし
統一感 あり
置物 特になし
照明 ふつう

★設備
休憩所 フロント前
脱衣所 やや狭くちょっと汚い
シャワーの出 勢いがある
浴槽の種類 ミクロバイブラ、電気風呂、座湯、露天風呂
サウナ あり
温度 43℃
棚 なし
男女入れ替え なし

■サービス
接客 ふつう
清潔さ けっこう汚い
貸しタオル あり(30円)
備え付け なし

◆人
受付 60代ぐらいの男性。帰りは女性
客層 ほぼ高齢者


【案内】

住所
〒151-0072
渋谷区幡ケ谷2−46−7

電話番号
03-3377-5349

アクセス
京王新線「幡ヶ谷」駅下車、徒歩3分

休日
不定休

営業時間
13:30−24:00

※東京銭湯ホームページ転載