銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

タカラ湯(東京・北千住)

2019-08-31 06:32:29 | 銭湯





JR常磐線もしくは東京メトロ千代田線の北千住駅を降りると、商店街を抜けて荒川方面へと歩いた住宅街のところに、タカラ湯がある。
江戸時代の銭湯文化を今も継承する風情ある銭湯だった。


【タカラ湯】をザックリいうと
◎水風呂、縁側あり
・江戸時代の文化を受け継ぐ
・王様的な縁側
・かなり熱めのお湯





▲北千住駅西口


▲振り返ったところ


▲駅前は商業ビルが立ち並んでいる


▲北千住西口美観商店街に向けて出発


▲とにかくひたすら真っ直ぐ


















▲横断歩道を渡り














▲ここでストップ


▲右の横断歩道を渡る


▲横断歩道を渡ったところ


▲あとは荒川方面へと真っ直ぐ行くだけ








▲ここらへんは、いかにも東京の下町らしい路地






▲すると、ようやく見えてくる




▲到着。開店10分前に着いてしまった


▲敷地が広い。庭があるためだろう


▲右に回ると煙突


▲年季が入ってる


▲立派な宮(破風)造り


開店前に着いたので、近くの荒川に向かってみることに


▲荒ぶる川というだけあって、土手の広さは随一である


▲ここから右(写真の方向にまっすぐ)に進めば、かつて昭和のドラマを飾った「3年B組金八先生」のロケ地がある




▲振り返るとタカラ湯の煙突と遠くには、スカイツリーが見える


▲少しぼやけてる


▲実はこの日は到着した途端に厚い雲に覆われて小雨が降ってきた


めちゃくちゃ暑くて汗だくな上に雨にも降られたので、気分はぐちゃぐちゃ。
駅からここまで歩くのに20分も掛かるので、汗だくになるのは必至だ。
真夏に来るのは厳しいだろう(皮肉なことに縁側の風景は夏がもっとも似合ってるのだが…)



▲そして開店したときの写真。入り口右に「わ」の文字が見えるが、板(いた)と「わ」を組み合わせて「沸いた」である。
これも江戸の風流を模したものだ


入り口に入ると、ちょっと狭い下足箱になっている。サンダルを入れて中に入ると、右側にフロント。その奥側に小さなロビーが先細りする形で続いていた。奥には猫の額ほどの縁側があって、椅子も置いてある。


出典:タカラ湯ホームページ引用


フロントに座るのは、50代後半ぐらいの男性。真面目な対応で好感がもてる。
メディアに取り上げられる銭湯だと横柄な店主が多いものだが(個人的な偏見)、ここはそんなことがなかった。


男湯は左側にあって、のれんをくぐるとなんともいえない風情ある空間が広がっている。
ほの暗い空間には手入れの行き届いた日本庭園が覆っており、懐かしさと静ひつ感が入り交じる心穏やかな空間だ。


出典:タカラ湯ホームページ引用


ほかに天井は格天井、時計は柱時計など細かいところまでレトロ感が満載。ただ、トイレは自動点灯するのと、ロッカーの上には液晶テレビが設置してあったりと、この辺はさすがに現代的だった。


出典:タカラ湯ホームページ引用


それと浴室入り口部分には、ケロリンミュージアムとあって、なにか特別仕様なのかと思ったら、なんにもなかった。入り口の広告だけか。


さっそく浴室に入ると、思ったよりも広い空間になっている。
島カランが2つあって、左右の壁にもある。それとカランは背が低いのがここの特徴で、床、天井がピンク色。カラン部分が橙色など、このへんもほかにない色彩感覚である。


壁絵はペンキ絵であるが、額縁のような線が引かれていて、その枠に富士山が描かれている。女湯も同様。
なので一般の銭湯のような地続きの絵にはなっていない。それぞれの中心部に富士山が鎮座してる。


出典:Find my Tokyoホームページ引用
▲こちらは新幹線が描かれている


浴槽も少し変わった作りをしていて、奥の浴槽スペースだけ左側が横長になっている。そこに薬湯や水風呂がある。
正面の奥にあるのが主浴槽で、右の狭い方が深浴槽の座湯でジェットバス。
左の広い方が浅浴槽ですみっこに電気風呂。その近くに湧出口があって、ステンレスの格子が前方を覆っている。


出典:タカラ湯ホームページ引用

さっそく足を入れてみると、めちゃくちゃ熱い!
何度だろうと思って温度計を確認すると、47℃ジャスト。どうりで熱いわけである。いきなり47℃は厳しかった。
しかし常連客の試すような視線を感じたのでここでひるんでは男がすたると、何食わぬ顔して入ってみたが、心の中では半べそかいていた。


結局すぐに上がると、隣の深浴槽も入ってみたが、こちらは少し温度が低いかもしれない。それでも単独で入ったら熱い方だろう(44℃前後か)。


出典:タカラ湯ホームページ引用


それと左側にあるのが、先ほども触れた薬湯と水風呂。その背景には、地獄絵図を写真にしたパネルが飾られてあった。なぜまた地獄絵図なのか分からないが…。


出典:タカラ湯ホームページ引用


薬湯は長湯してる人がいたので、たぶん低温かなと思ったら、やはり41℃ほどとぬるめ。これなら熱湯が苦手な人も入れるだろう。
水風呂(ゲルマニウム鉱石)もサウナ用でないせいか、マイルドな温度だった。温度計を見ると30℃以上で、体感的にはもう少し冷たかった気もするが、47℃のお湯に浸かったあとに入ったので、実際はそれぐらいだったかもしれない。


それと薬湯、水風呂の前に腰掛け椅子があるが、向きが浴槽に向くため、庭を眺めるには体勢がちょっとキツい。


出典:タカラ湯ホームページ引用


客層は見事なまでに高齢者ばかりで、途中で若い人も入ってきたが、開店直後はほとんど常連客ばかりだろう。


ここは東京メトロが展開をしている「Find my Tokyo」で紹介された銭湯で、マニアにはかなり有名なところのようだ(自分は無知なので最近まで知らなかった)。
その名を知らしめてるのは、もちろん庭と縁側。縁側は自他ともに「キングオブ縁側」と呼ぶが、そう言われるだけあって、感嘆する素晴らしさだ。
庭の規模からすると、松の湯(中延)やバーデンハウス(川崎)も負けてないと思うのだが、とにかくここが凄いのは、その世界観を徹底的に積み上げていることである。こうした完成度は、なかなかみられるものではない。
ちなみに、縁側は男湯側にあるが、毎週水曜日は、男女入れ替えがあるらしい。女性で縁側を眺めたい方は、水曜日に訪れるといいだろう。
それとFind my Tokyoのイメージキャラクターをつとめる石原さとみさんも、この夏オススメの場所としてこの縁側を指名していた。


出典:Find my Tokyoホームページ引用


出典:cinra.netホームページ引用
▲実際は灰皿があるのだが、CM用なのか、この画像では撤去されている


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 北千住
経路 商店街を抜けて荒川方面へ
周辺の環境 住宅と川

●空間演出
建物外観 宮造り
壁画・眺望 富士山
統一感 あり
置物 特になし
照明 ふつう

★設備
休憩所 ロビー、キングオブ縁側
脱衣所 きれいで風情がある
シャワーの出 使い勝手がよい
浴槽の種類 バイブラ、電気風呂、ジェットバス、座湯、薬湯、水風呂
サウナ なし
温度 41℃、47℃
棚 なし
男女入れ替え なし

■サービス
接客 真面目
清潔さ きれいな方
貸しタオル あり(0円)
備え付け あり

◆人
受付 50代後半ぐらいの男性
客層 高齢者がメイン


【案内】

■浴場名 タカラ湯

■住所 〒120-0041 東京都足立区千住元町27-1

■最寄り駅 北千住駅(所要時間:徒歩約20分 )
(JR常磐線・千代田線・日比谷線・東武伊勢崎線・東武線直通半蔵門線・つくばエクスプレス線)

■電話番号 03-3881-2660 

■営業時間 15:00〜23:30

■定休日 金曜日

■入浴料金

大 人: 460円(18才以上)

中学生,高校生: 300円(12才以上)

小学生: 180円(6才以上12才未満)

乳幼児: 80円(6才未満)

☆入浴券10枚 ¥4,300で販売しております。

■設備 フロント、ペンギン風呂*、気泡風呂、赤外線風呂、超音波風呂、電気風呂、座風呂、バスクリン風呂、ハーブ湯、薬湯、ぬる湯、バイブラ装置、ゲルマニューム温泉、立ちシャワー、ボディシャワー*、サウナ*、マッサージ機、飲食サービス(*は女湯のみ)

■入浴用品 石鹸、シャンプー、リンス、カミソリ、タオル、スキンクリーム&化粧品、その他

■飲食料品 ビール、チューハイ、栄養ドリンク、ジュース、牛乳、ヨーグルト、おつまみ、その他

■建物造り 破風造り

■駐車場 あり

※タカラ湯ホームページ転載

給田湯(東京・千歳烏山)

2019-08-27 06:46:12 | 銭湯





京王線の千歳烏山駅を下車すると、線路沿いに沿って芦花公園方面へと歩けば7分ほどで給田湯に到着する。
とても古い銭湯ではあるが、優しい温度の銭湯だった。


【給田湯】をザックリいうと
◎ミストサウナあり
・気さくに語りかける店主
・温度が優しい
・緩やかな空気が流れている




▲京王線の千歳烏山駅


▲改札口を出て左にむかう




▲とりあえず線路沿いをまっすぐ


















▲ここを右折






▲煙突


▲アップで見ると古さがより分かる




▲到着

入り口に立つと、下足箱が男女に分かれているので、受付は番台。
サンダルを入れて扉の前に立つと、なにやら賑やかな話し声が聞こえてくる。
そう思って扉を開けると、テレビの音だった(ちょっと音が大きい)。それと入った瞬間にヒンヤリした感覚が肌に触れ、かなりクーラーを利かせた銭湯である。


左を向くと囲いのある番台なので、少しまわると、座るのは60代ぐらいの女性。
「貸しタオルありますか?」と訊ねると、グイッと前に向く感じで「貸しタオル…やってないんですよ」と言われた。
(ないのかぁ)と思うと、「こちらと」と上にかざしてあったピンクのタオル220円を示したのと、なにやら扉を開けて足下にあるタオルを引っ張り出すと、「こういうのもありますけど」と白いタオルにひげ剃り付きのセットタイプを見せてくれた。
ひげ剃りは拘りがあるので(その時は無精ひげを生やしてた)いいやと思い、安い方を頂くことに。
それとちょうど、スタンプラリーのスタンプが貯まるゴールだったので、「あら、全部揃った」と言われると番台から降りてロッカーの鍵を開け、ストックしてあったTシャツを頂いた。お願いしたのは白のLサイズだったのだが、「少なくなってきたけど、まだあった」ということで、どうやら間に合ったようだ。キャンペーン開始から6週目ぐらいだったので、来年も参加するときは参考にしようと思う。


それと「どこから来たんですか?」と聞かれたので「(小声で)横浜です」と答えると「電車賃がたいへーん」と言われ(まあ、横浜からわざわざ来る変人は少ないだろうな)と思ってたら、「この前、千葉から来た人がいて」と言われて驚いた。
上には上がいるものである。
仕事で立ち寄ったらしいのだが、それでも帰りはここに来ようと決めて訪ねたのだろう。
そういえば周りを見渡すと若い人も多く、意外と有名なところなのかもしれない。


脱衣場は建物の外見同様に古く、昔ながらの作りだ。ただ小さいながらテラスがあって、外に出れば煙草を吸うこともできる。坪庭自体はいい意味で自然に任せた感じ。トイレもテラス側にあって、和式。水洗で紐を引っ張るものだった。


浴室の扉をあけて中に入ると、すぐ左手にサウナ。こちはらミストサウナである。右手前は立ちシャワー。
あと真ん中に島カラン。左右の壁にもカランが並び、奥に浴槽。と関東では古典的な作りだ。
ただ、壁にはイラストが描かれていて、この辺はほかと違うところか。


出典:せたがや銭湯ガイドホームページ引用


湯船は2つに分かれてて、右がバイブラ。左が座湯。
入ると意外とぬるいことに驚いた。古い銭湯はガッツリ熱いところがほとんどだが、ここは40℃前後か。なのですんなり入れるし、いつまでも入ってられる気分である。
座湯も水まくらがしっかり機能してて、ジェットの圧力も適切だし、とても気持ちいい。


出典:せたがや銭湯ガイドホームページ引用
▲こっちは女湯


それとミストサウナにも入ってみたのだが、ミストサウナも超低温。サウナというよりエアコンの暖房?レベルの感覚だ。
サウナが苦手な人もここなら問題なく入れるだろう。
座るところにはマットが敷いてあり、全体にお湯がチョロチョロと出ていた。


客層は、脱衣場でもみたように若い人がチラホラ見られ、全体的には高齢者がメインであるが一部の年齢層に偏った感じではなかった。
店主の女性も気さくな人で、入浴客と色々と話していて、とても感じのいい銭湯だった。


出典:せたがや銭湯ガイドホームページ引用


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 千歳烏山
経路 線路沿い
周辺の環境 住宅

●空間演出
建物外観 アパート銭湯
壁画・眺望 富士山
統一感 あり
置物 特になし
照明 ふつう

★設備
休憩所 脱衣場
脱衣所 昔ながら
シャワーの出 勢いがある
浴槽の種類 バイブラ、座湯
サウナ あり
温度 40℃
棚 なし
男女入れ替え なし

■サービス
接客 気さく
清潔さ ふつう
貸しタオル なし(円)
備え付け なし

◆人
受付 60代ぐらいの女性
客層 高齢者、若者

【案内】

住所
〒157-0064
世田谷区給田3-1-28

電話番号
03-3300-2871

アクセス
京王線「千歳烏山」駅下車、徒歩3分

定休日
水曜、第2、第4木曜

*第2、第4は水〜木曜連休営業時間16:00~22:00

※東京銭湯ホームページ転載

山崎湯(東京・世田谷)

2019-08-24 08:37:09 | 銭湯





東急世田谷線の世田谷駅を降りると、北にまっすぐ歩いた住宅街の中に山崎湯がある。
常連客でにぎわってる銭湯だった。

【山崎湯】をザックリいうと
◎赤外線、バイブラあり
・住宅地のど真ん中にある銭湯
・老朽化が目立つ
・客同士仲良し




▲世田谷駅


▲東急世田谷線は、住宅街をかいくぐって走る江ノ電のような路線である


▲ポップなラッピングにちっちゃくて可愛い電車




▲ホームの真後ろに家がある


▲分かりづらいと思うが、次の駅が肉眼で確認できる距離




▲そんな世田谷駅を降りて


▲北に向かう






















▲右手に国士舘大学がみえてくる




▲ここの先にみえる道を右折する


▲その先には煙突がみえる


▲右に向いたところ




▲この空き地を左


▲すぐに右


▲左




▲そして右に行くと


▲煙突が近くにみえてくる







▲入り口は、この右に行ったところ




▲到着。なぜかシャッターを開けきっていない




下足箱に足を踏み入れると、下足箱とロビーの間にある入り口に段差がある。
またいで入ると、左側にフロント。
80代ぐらいの男性だろうか。小柄で痩せており、ちょっと気むずかしそうな雰囲気だ。
貸しタオルをかりて、7月1日から始まった「せたがや銭湯スタンプラリー」のスタンプを押してもらおうと「スタンプを押して頂いてもいいですか?」とたずねると、「はい」と言ってもらえたのだが、一向に押してもらえる気配がない。あれ?と思っていると、「押すんじゃないの?」と逆に聞かれて(えっ??)と思ってたら、どうやら台紙は脱衣場にあるらしく(その時は最初だったので)、脱衣場に取りに行ってスタンプを押してもらった。
お店によっては、すでにスタンプを押してフロントに置いてある店もあれば、ここのようにあまり欲しがる人がいないのか脱衣場に置いてあるところもあるようだ。


男湯は右側で、のれんをくぐると普通の脱衣場である。中央に座るテーブルがあって、右側にロッカー。左側は空調と洗面台。
変わった点といえば、時計が柱時計でトイレの窓から貯水槽が眼下にみえることぐらいか。


出典:せたがや銭湯ガイド路線ホームページ引用


浴室に入ると、すでに先客が5、6人ほど入っており、自分以外は全員高齢者。入った瞬間にじっーと見る人もいて、どうやら一見さんは珍しいようだ。
こういう時に気を付けたいのは、一般的なマナーもそうだが、扉の開け閉めである。基本的に半自動扉がほとんどだが、そうでないところもある。それが踏み絵のように試されることがある。
出入りの際にきちんと閉めてないと、「コラ、閉めろ!」と常連客になじられる。自分も怒られた経験があるし、他人が怒られてるところも見たことがある。とにかく常連客というのは開け閉めにウルサいのだ。
なので視線を感じたら、扉の開け閉めには気を付けよう。


さて、脱衣場を眺めると、基本的によくある作りの銭湯だ。
真ん中に島カランがあり、左右の壁にもカラン。
立ちシャワーは、手前左右に2つある。
奥に浴槽で、浴槽も右が広い方で赤外線とバイブラ。左が狭い方の座湯でジェットバス。温度は45℃ぐらいと昭和のエッセンスが詰まった銭湯である。



出典:せたがや銭湯ガイド路線ホームページ引用
▲こっちが男湯


出典:せたがや銭湯ガイド路線ホームページ引用
▲こっちが女湯


出典:せたがや銭湯ガイド路線ホームページ引用


先ほども述べたように、常連客らしい人ばかりで、全員高齢者。みんな仲がよく、挨拶しあったり近況を報告しあっていた。
なので、自分みたいな一見さんはやはり浮く感じがした。
間近には国士舘大学がそばにあるものの、こういう古い銭湯だとあまり若い人は近寄らないのか。それとも早い時間帯だから居なかっただけなのか分からなかったが、若い人は一人も見かけなかった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 世田谷
経路 国士舘大学のそば
周辺の環境 住宅と大学

●空間演出
建物外観 満州
壁画・眺望 現代美術的なタイル
統一感 あり
置物 なし
照明 ふつう

★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 ふつう
シャワーの出 ちょっと熱い
浴槽の種類 バイブラ、座湯、赤外線
サウナ なし
温度 45℃
棚 なし
男女入れ替え なし

■サービス
接客 ふつう
清潔さ ふつう
貸しタオル あり(0円)
備え付け なし

◆人
受付 80代ぐらいの男性
客層 高齢者ばかり


【案内】

住所〒154-0022
世田谷区梅丘2-14-15

電話番号
03-3427-1856

アクセス小田急線「梅ヶ丘」駅下車、徒歩10分
東急世田谷線「世田谷」駅下車、徒歩12分

定休日
土曜

営業時間
15:00~23:50

※せたがや銭湯ガイドホームページ転載


せたがや銭湯スタンプラリー(イベント)

2019-08-24 08:10:17 | キャンペーン


昨年に続き、今年もスタンプラリーが始まりました。
世田谷浴場組合が開催しているイベントで、スタンプを規定数集めるとTシャツがもらえるというイベントです。
概要を引用すると

ーーーーーーーーーーーーーーーーー
<開催概要>

期間>>>
2019/7/1(月)〜2019/9/30(月)まで

 

内容>>>
世田谷区内のスタンプ取扱い銭湯6軒を巡ってスタンプを集めると、オリジナルTシャツ(ブラック/ホワイトの2色展開)を先着4,600名さまにプレゼントいたします(各色2,300枚)。

今年は下記のいずれのパターンでもTシャツがもらえます!
○すべて異なる店舗の場合:スタンプ6個
○同一店舗、重複する店舗がある場合:スタンプ18個

☆中学生以上の方が対象となります。
※Tシャツのサイズには限りがございます。
※いずれの景品もなくなり次第終了となりますのでご了承ください。

 

開催について>>>
主催:世田谷浴場組合
後援:世田谷区

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

という感じです。



スタンプは、このように集めます(北沢湯さんのベンチで撮影しました)


ほかの地域でも暑いこの時期になると雨後の竹の子のごとくイベントが開催されるのですが、スタンプを6つ集めてTシャツがもらえるのは、ここ世田谷だけ。
しかもデザインもセンスある絵柄なので一番人気のイベントかもしれません。


ちなみに、いろんな人のブログや紹介するサイトを読んでみたのですが、肝心のサイズ感が分からない。
MサイズやLサイズと一口に言っても、同じメーカーですら種類に応じて微妙に違ったりしますよね。


しかも今回のイベントでは、メンズとかウィメンズとか明記されてないので、Mサイズ? 男女どっちのMサイズ?
ということで分かりにくくて困りました。


なので、今回は分かりやすいように試着した写真を掲載しています。
比較参考にさせてもらったのは国民服と呼ばれるユニクロさんです。
今回、試着室を使わせて頂いたことをお礼申し上げます。











▲今回、スタンプラリーで貰ったのは、白のLサイズ。
千歳烏山の給田湯で頂きました


▲比較として試着したのが、UT(グラフィック)。
サイズはこちらはMサイズ


▲もう一つが、Uniqlo UのクルーネックTと呼ばれるTシャツ。
これはLサイズです。こっちは若干、湯屋巡りTシャツよりも少し大きめで、おそらくクルーネックTシャツだとMサイズが湯屋巡りのLサイズに近いかもしれません。
(湯屋巡りTシャツのLサイズ=Uniqlo UクルーネックTのMサイズ)


こうやって比較してみると、やはりメンズサイズとほぼ同じであることが分かりますね。
それとユニクロのサイズとほとんど変わらないので、メンズでユニクロのTシャツをイメージすると、間違いないのではないかと思います。


じつは世田谷の銭湯巡りをしてる時に駒の湯さんも訪れたのですが、銭湯から出てくると、ちょうど目の前に湯屋巡りのTシャツを着た年配者がいて、さっそく着てるな(赤色だったので、たぶん昨年度あたりのものか?)と思ったら、もう一人現れた人も湯屋巡りTシャツを着てて(!)、その人は白だったのですが、痩せ形の体型でタイトな着こなしだったため、交換してもらうときにLにしようかXLにしようか迷ってたのですが、今回はLサイズで正解でした。
自分の身長や体重は日本人の平均とほとんど変わらないので、標準的な体型の方なら男性はたぶんLサイズで大丈夫だと思います!

RAKU SPA 1010 神田(東京・御茶ノ水)

2019-08-20 06:47:29 | スーパー銭湯





かつて江戸遊という名称だった施設を極楽湯がRAKU SPA 1010 神田に改名し2019年3月にリニューアルオープン。
若者やランナーでにぎわうイマドキらしいスーパー銭湯だった。


【RAKU SPA 1010 神田】をザックリいうと
◎高濃度炭酸泉、サウナ、水風呂あり
・基本設計は江戸遊と変わらず
・若者が多い
・高齢客から不満の声も








▲御茶ノ水駅


▲御茶ノ水駅から周りをみる




▲向かうはこっち側




▲横断歩道を渡り


▲そのまま真っ直ぐ










▲先の道を右折


▲曲がったところ






▲ここを左折






▲御茶ノ水駅から5分で到着


入り口に入ると、右側に下足箱。以前と比べるとさらにきれいになったが、内装はシンプル過ぎるわけでもなく、ややポップな色調。
下足箱に靴を入れると、まず券売機を探したのだが、みつからない。


挙動不審を見とがめられたのか、すぐに声を掛けられた。
声を掛けてきたのは、20代半ばか後半ぐらいの女性。
「以前利用されたことはありますか?」と聞かれたので、「(江戸遊のときとシステムが変わってるだろうから)いえ、ないです」とこたえると一から説明してくれた。
下足箱の鍵がフロントで精算するときのキーになるらしく、コースはいくつかあるが、最安値の銭湯コースは3時間制限で浴室とレストランが利用できる。
このへんは江戸遊と変わりないルールだろう。
下足箱のキーを返されると、上階へあがれば途中2階が食事処。洗練されたデザイン空間で、自分にはちょっと敷居の高さを感じてしまう。
そのさらに上の3階が浴室。男湯の扉を開けると、以前と比べてロッカーがおしゃれな形へと変貌していた。


まえの時は無機質なロッカーが並んでいるだけだったが、現在は日本の伝統的なデザインがあしらわれており見た目も楽しませてくれる。
ただ、数を増やすためなのかサイズが小振りになり、以前のようにハンガーに掛けることはできない。


脱衣場の右奥には洗面台が3つほど並び、綿棒やティッシュが置かれてあった。
左はトイレ。トイレは一つしかないので、混むと並ぶかも。


浴室の扉は二重扉になっているものの、奥側の扉はあえて開放していた。
浴室に入ると、やはり以前と同様に浴室全体は狭い。ただ、主浴槽となる高濃度炭酸泉は一般的なスーパー銭湯並みの大きさで、10人前後は入れるものと思われる。


出典:RAKU SPA 1010 神田ホームページ引用


手前左には、サウナ。このサウナは別料金で、サウナコースかさらに上位のコースを選ぶ必要がある。今回は銭湯コースだったので、サウナは入れない。
そのサウナの奥横に水風呂。温度表示は15℃を示していた。やはり手を入れるとキンキンの冷たさだ。
スーパー銭湯形態にしてはかなり攻めた温度設定だろう。いま流行のサウナーを念頭にしたものかもしれない。自分みたいな脆弱体質では指をくわえて眺めるしかない。



出典:RAKU SPA 1010 神田ホームページ引用
▲この引用した画像だと、12.9℃になっている…


浴室真ん中右寄りには、柱。ビル銭湯でよくある障害物だが、その柱横に立ちシャワーがあり、奥に小さなベンチが取り付けられている。
カランはその柱手前の壁沿いをL字に並ぶ。
一つひとつに仕切があるので、プライベート空間を確保した作りだ。また横幅がとりわけ広いので快適である。よくこんな狭い浴室にほかのスーパー銭湯より広いカランを設けたと思う。
一方、それゆえに数が少なく、8つしかない。このあたりは混雑状況によって上がり待ちが発生するだろう。


それと右奥に薬湯。日替わり湯と命名されているが、この日はクールミントだった。
温度は高めで41.6℃ほど。これぐらい熱いと、もはやクールミントの意味をなしてないと思うのだが…。


出典:RAKU SPA 1010 神田ホームページ引用


天井は低く、平面の空間が狭いので窮屈感は否めない。一方で、自分のときはそんなに入浴客がいなかったので、ストレスは感じなかった。
しいていえば、若いグループがやってきたときに大声をあげてたことぐらいか。


それと演出面に関しては、壁絵などはないものの、それに代わるものとしてステンドガラス風にプリントされた浮世絵が窓ガラスにあしらわれていた。
説明板は、ここでは暖簾に変わり、紺の下地に白字で解説されている。
こうしたアイデアはさすがは大手と感心した。和風を全面に打ち出した統一感も素晴らしい。
ただ、なぜか浴室に流れているBGMはイタリアの民衆音楽だった。


全体を見渡すと、基本的に江戸遊を踏襲しており、構造的な変化はなかった。


それと帰り際に階段を降りていると下から怒鳴り声が響いており、なんだろう?とみると、年配客が「ここに3回ほど来てるけど、全然わからないよ!」とルールの難しさを嘆いていた。
たしかにコースの選択肢が増えたことでルール(システム)が煩雑化し、すぐには飲み込めない高齢者も多いのだろう。
これも時代の流れといえば流れなのだろうが、銭湯を支えてきた高齢者にとって今は不遇の時代といえるのかもしれない。



【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 お茶の水、もしくは小川町、淡路町
経路 川沿い
周辺の環境 ビル

●空間演出
建物外観 ビル
壁画・眺望 あり
統一感 あり
置物 色々
照明 ふつう

★設備
休憩所 充実(料金別)
脱衣所 きれい
シャワーの出 勢いがある
浴槽の種類 高濃度炭酸泉、薬湯、水風呂
サウナ あり
温度 41℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 よい
清潔さ きれい
貸しタオル なし(フェイスタオルは購入のみで150円)
備え付け あり

◆人
受付 20代の女性と50代ぐらいの女性
客層 若者中心


【案内】

RAKU SPA 1010 神田
〒101-0063 東京都千代田区神田淡路町2-9-9

営業時間:11:00~翌8:00(最終受付 翌7:00)※

電話番号:03-5207-2683

※コースにより受付時間は異なりますので、ご利用料金ページをご確認ください。

※RAKU SPA 1010 神田ホームページ転載