エドノサムの趣味活動と些細な出来事       

* エドノサムの趣味活動・・の HP内容を引継ぎ、
 日頃 の 趣味活動を このブログに掲示しています。

★ 掛け軸作りの 再開

2023年06月22日 | 表装

* カルチャー教室で掛け軸作りを再開しました

2023年4月から地域のカルチャー教室に入会して

掛け軸づくりを実施しています。

昔 サークルで 掛け軸を 制作していましたが 

活動を止めて早や 7年経ち 作成手順どころか 

掛け軸の 部品名も忘れる状態でした。

よって、新たにカルチャー教室に入り 月2回、

1回 2時間の授業で勉強中です。

 

 

先生の指示の下 先ずは作りましょうと 先生が

準備された材料と道具で教室が始まり実施中です。

 

4月からの教室内容は・・

先ずは 裏打ち作業が掛け軸作りの基本と

言う事で布地の裏に和紙をのりと刷毛で

貼る作業から始まりました。

初回ですので今回は布地ではなく、先生が

準備された紙地を使っての 実施でした。

刷毛も3種類使用して対応しました。

 

現在までの流れ

1. 基本となる裏打ち作業の実施

  3種類の刷毛と作業要領

2.   紙地のカット 

 天、地、柱を本紙のタテ型&ヨコ型に対応して

3.  道具の使い方 

    襖板への張付け と 剥がし方

4.  天 地 柱 の継 立 

   部位の寸法確認と 紙地の模様 柄合わせ

5.  総裏作業 の実施

 

 

第5回目の授業で総裏の実施まで進んでいます。

毎回、毎回 作業中心の内容で進められてます。

作品を作りながら、と言う状況です。

皆さん自分の作品づくりに取り組んでます。

 

私もこれから総裏作業に入る所です

 

先生の総裏作業の実演を見て、

各人自分の作品の総裏作業に入ります。

軸の長さが長いので、糊付けは半分ずつ

和紙に糊付け作業を実施します

 

掛け軸全体に裏打ち出来たら襖板へ貼り付けます

この状態で次回まで乾燥させます。

 

私も総裏作業を終えて襖板へ張り付けしました

 

 

この私の作品も乾燥中に入りました

 

現在 教室開始から3ヶ月で次回の6回目

授業で最初の作品が完成の予定です。

 

やっと掛け軸らしくなり本紙 (絵)が表装

された作品となります。

 

 

 

* 今回の掛け軸作りのカルチャー教室は特別教室

として初めて開催された教室です。

1年間の教室ではなく、半年間の教室なのです。

私も過去通った会場とは違い 遠方の為 バスで

通ってます。

 

あと3ヶ月、布地で1本掛け軸を作成して、この

カルチャー教室は終わります。

 

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★ 懐かしき作品

2020年09月25日 | 表装

* 部屋を片付けていて懐かしい作品をチェック

ステイホームの時期に物置部屋を片付けていて、

箱に入っていた 掛け軸を 数本確認しました。

一本一本 軸を  広げて観て 昔を思い出しました。

 

表装( 掛け軸作り ) サークルを止めて 早や5年

まだ 掛け軸の材料 や  本紙となる 自作の水墨画 

等は 掛け軸 作り再開に備え保管しています。

掛け軸作りの再開(サークル入会)を検討しながら

以前作った  作品を懐かしく観ていました。

 

 

・表装サークルに入会は 2010年

 

先輩に指導を受けながら作った初期の作品

色紙 掛け

ハガキ 掛け

書道の展示会に展示した 書の掛け軸

当時 書道の展示会で  額に入れて展示していました。

 

作成時期は定かではありませんが 上記作品は2011年

に作った物です。

 

 

その後自分なりに考えて布などを購入し作って作品、

本紙(中央の作品)となる画や書は当然 自作の物です。

達磨の水墨画

鶴の墨彩画

水墨の風景画

色紙掛けに 水彩画

2012~13年頃の展示会に上記作品を展示して

いました。

掛け軸作りの活動は2015年頃まで実施して

おりました。

 

 

表装サークルを退会する頃の作品です。

短冊掛け

短冊の歌はお手本をメンバーの先生に書いて頂き、

お手本を参考に自作しました。

 

書初めを お軸に

当時 書道教室にも通ってました。

 

一部の作品は既に手元に無い 物があり、以前の写真で

今回展示してます。5年程の活動で大小交えて15本程

作品を作っておりました。

 

 

 

・表装サークルを退会した時期は、色々の活動で

表装サークル参加が厳しくなり、一時休部の

つもり退会しました。 

当時は2~3年で  又 再開するつもりで休部  

材料や道具は今も保管してあります。

 

あれから既に5年が過ぎ  先日、表装サークル

活動拠点のコミニティ会館に行き  事務所で

サークルの様子を確認した所、

表装サークルは解散したとの事・・びっくりし、

残念に想い、メンバーの方を思い浮かべました。

 

数名のメンバーの皆さんは  私以上に年配で

したからね・・

 

 

 

 

 

表装

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★ 二つの展覧会

2014年11月19日 | 表装

* この一週間で 大小 二つの展覧会を覗いて来ました。


11月は秋の祭りや、芸術の秋とかで あちこちで展示会や
展覧会が実施されます。

私も11月は毎年の様に国立新美術館で実施される 日展を
観に行きます。 今年も日展の日を確認して出かけました。

日展の日・・日展開催期間中 一日だけ日展の日と言って
          入場が無料になるのです。

よって日展の日を 確認してから予定を組んで行くのです。
いつもこの日は 混んでいますが ね・・

今年の日展の日は 11月12日(水曜) でした。



私は 日本橋で一つ用事を済ませてから六本木の国立新美術館へ・・

入り口では 日展の日を PR しているようです。



やはり日展はスケールが違います、 会場 や 作品の大きさや 数も
当然 作品のレベルも違います。

日本では トップクラスの展覧会でしょう。


私も混雑している中、急ぎ足で 1階から 3階まで観て回りました。



1階の入り口付近は 特に素晴らしい会員さんの作品が・・ 

写真撮影の許可を貰っていても・・入場者が多くて写真がなかなか
撮れる状況でないのです。


人影の少ない時に・・  時々 シャッターを





日本画と洋画 の部門別で展示されていますが・・私にはその違いが判りません。

その他、工芸美術部門、彫刻部門、書 部門 と 計 五つの部門があります。



工芸美術部門では・・

陶芸、染物、漆、彫金、など

今まで彫金など意識した事ありませんでしたが・・ 今年はじっくり

私も今年から彫金教室に通うようになり、彫金の作品を意識して

なるほど・・この彫金は大きな作品ですね

私の彫金教室では小さな装飾品を作る事でしたのでチョット様子が違うぞ・・


彫刻部門


彫刻は経験もなく作品について良くわかりません・・
会場の様子から 多くの マネキンのように見えますが(失礼)


書 部門


書も 描いてある内容が読めません、書体も分かりません・・

自分は書道教室に通っていますが楷書、行書の内容ではないようです。

内容は良く判らなくても1F~3Fまで一通り作品は見て廻り・・ 疲れたー です。


パンフレットを見ると  改組 新 第一回 日展 と書いてあります。

昨年 日展の審査結果で 問題を起して ニュースでも日展が話題になりました。

今年は審査委員や組織改革を行っての新たな展覧会である 事を

アピールしていました。





★ 先日の日曜日(16日)は、我が町のコミニュティ会館 でサークルフェアが
  実施されました。

 
こちらも規模やスケールは日展と違いますが 1年に一度の サークルの作品展示会です。

サークルの数は日展 以上に展示され、お祭りですから模擬店など出て賑やかです。

私も表装のサークルで一点 作品を展示しています・・


会館の入り口も・・  第29回ですか? 29年続いている事になります。


横の駐車場が模擬店の会場です・・


サークルの方達が飲み物から食べ物まで・・ 来場者やご近所の方達がお客様のようです。


サークルの作品展示会場は2F 4F です。 3Fでは小さなステージで歌や踊りも。

各サークルの展示作品は・・







こちらは着物のリホーム作品です。

リホーム作品を着て、3Fのステージでファションショーまで おばちゃん達は頑張ってます。


俳画サークル

作者の名前もありません・・

俳画の作品は、展示スペースが足りないほど 沢山の作品を ・・


爺さん婆さん達のサークルは 作品を沢山並べて自分たちの為の 展覧会です。


表装研究サークルも狭いスペースに・・ 同様です  



私の作品も取りあえず ここに吊るしてありました。
今年の6月に完成した、七福神 画の 軸です。

こちらの展示会は一日だけのお祭りでしたが それなりに賑わっていました。


先週 最大級の日展の展覧会を見て・・更に街の最弱小の展示会で趣味を楽しんでいます。




暇つぶして いろいろの習い事をやっています。

やはり実施して体験していると・・ 展覧会で見る目も変わり、

興味も 深まります。 


今年 彫金を始めました、今までの水墨画、書道、陶芸、表装なども
楽しみながら 教室で更に向上する 努力はしたいものです。







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★ 書初めがやっと掛け軸に

2014年11月11日 | 表装

* 今年の書初めが 約一年がかりでお軸となって完成しました


今年の1月初めの 書道教室で書初めの 練習が行われました。

お手本は書道の先生が持参し、コピーを全員に 配られました、
その時の 書初めが・・・今回の掛け軸になっています。


私の記録では 1月17日(金)の 今年第一回目の書道教室でした。
その時、書初めを軸装にしようと思い・・・制作の切っ掛けと
なった事を 覚えています。



書初めは 後日 お手本を元に 自宅で書き直しましたが ・・・
その後の 裏打ち作業が進まず、裏打ちができたのが4月でした。

自宅のお膳に 貼り付けて裏打ち作業を実施しました。


今年の4月13日  裏打ちが終わった 書初めです。


実は 3月は他のカルチャー教室などで多忙となり
表装サークルは 暫くお休み状態となりました。

結果的に 掛け軸の表装サークルは4月から8月まで
休んでおりました。 
自宅では 空いた時間に時々作業していましたが ・・


6月にも1本 やり残しの掛け軸を自宅で作業して、
七福神 画の 軸を完成させています。

6月5日のこのブログでも紹介しております。



9月に入り表装サークル通いを再開です。

早速 軸のデザインを考え、裏打ちした書初めを
手持ちの布地で 軸のイメージと合わせ形の制作に
入りました。
2本の軸を比較しなが作業は2本平行して取組ました。


10月に入り 2本の軸のイメージが形となり・・
 

ほぼ完成まじかの状態です。



11月 最後の大仕事で 軸の裏側全面に和紙を貼る、総裏作業を
先週実施しました、 一週間乾燥させて・・・  完成まじか。


今日 仕上げの作業で 軸棒の取り付けや、八双の取り付け
最後に紐を取り付けて完成です。

完成時の状態



2本の軸を平行して制作して来ましたが・・飾る時は それぞれ



休みがありましたが 11ヶ月かかって 今日 やっと完成です。 



完成品 1、

サイズ 118 X 26 Cm


完成品 2、

サイズ 107 X 28 Cm


今年の1月の構想がやっと 掛け軸として完成しましたが・・

やはり品質は まだまだです、  課題は沢山あります。

制作での品質課題は 又 機会がありましたら 記す事にします。




今年はいろいろの習い事を 教室通いして いて
火曜日は 2つの教室があり結果的に この表装は
4月~8月迄 お休みしてしまいました。

春や秋はいつもですが、発表会や展示会の時期で
慌ただしくなります。
今回の軸も 今週末の展示会に出展するかもしれません。







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★ 一本の掛け軸・完成

2014年06月05日 | 表装

* 表装サークルは4月から休部ですが 昨日完成しました


4月から表装サークルはお休みしていますが・・

昨年後半からサークルで手がけていた仕掛品の軸があり
何とかしなければと、先日自宅で最後の作業を行いました。




今回 手がけていた作品の本紙となる絵は・・

2009年2月の展示会に出展した時のこの絵です

七福神と回りに松竹梅を描いた絵です


5年前に水墨画サークルで描き 展示会に出展した作品が
保存されていました、今回この絵が掛け軸の本紙です。


昨年の11月以降から掛け軸作りがはじまり今年の3月の
時期に軸として作り終えていました。


本紙の上下に一文字を付け、周りに柄の布で柱と仲廻しを付けて

この状態で保管されていました。


額装と軸装では雰囲気も変わります。



仲廻しの上下に無地の天地を付けて 軸の形は出来ており、
先日自宅で 残りの風帯2本を作り 上からぶら下げました。


2本の風帯は一文字と同じ布で作ります。

風帯と紐を付けて完成しました


今日完成した軸を 居間の壁に吊るし・・飾りました。



完成まで時間が掛かった一本の軸

サイズ W 46 x H 137 Cm

吊るしてみると全体的に色合いが弱く感じます。

昨年9月に作って以来の作品でした。
軸作りも4年になり、やはりリフレッシュが必要かな・・




今回の作品は 色合いや貼り合わせのクオリティーが
よくないのが 自分としては 残念な作品となってしま
いました。
(品質は写真では良く判りませんが・・)

又 秋から新たな気持ちで表装サークルへ通います。





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★ 表装サークルの活動

2013年11月19日 | 表装

* 地域のサークルフェアで表装サークルも作品展示しました


地域のコミュニティ会館で年に1度のサークルフェアが
毎年11月に実施されます。

私は こちらのコミュニティ会館では 日頃表装サークルで
お世話になっております ・・

最近は軸作りの活動人数も少なくなり、表装作品展覧会も
サークルだけで実施できなくなりました。
よって・ このサークルフェアが作品発表の場になります。




外で模擬店も・・



会場は小さなビルの 2F~5F で実施され、
作品発表会場は2階と4階です。 
唄や踊りの舞台は3階 団体のリズム体操は5Fと
各フロアーで賑やかに実施されてました。


我がサークルの作品展示会場は4階です・・



私も2点 出展しました

鷹の画 の軸


山の風景画 の軸




毎年同じように展示していますが、
メンバーは一年で作った作品の中から数本展示しています。




4階の 他のサークルも・・





こちらのサークルは即売用にアレンジを展示しています。



毎年の事ですが各会場は 賑やかに込み入っていました。





毎週このコミュニティ会館で活動していますが
活動メンバーが少なくなり、更にメンバーは
年配者ばかりです。

近年は 独自で展覧会などは開催できない状況です、
このサークルフェアが唯一の発表の場となっています。

どんなサークルでもやはり発表の場が必要ですね・・
発表が活動の目標になります。




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★ 掛け軸 完成

2013年09月11日 | 表装

* 今年 初めての ・ 掛け軸がやっと完成しました。


確か昨年の末頃 年間4本目の掛け軸が完成し、
このブログで紹介させて貰いました。

その時のブログ内容では・・
3年前に表装を始め、自分が描いた水墨画を 掛け軸に
すると言う目的が達成しましたと 紹介した記憶です。


その後は 掛け軸の制作意欲は薄らぎ 又 この趣味活動も
3月までは 月に4回通っていたのが 今は月 2回と時間も
掛けず、少しづつ教室で継続しての 結果が ・・ 
この時期に今年初めての作品が完成となったのでしょう ?



完成した この軸の画も 3年前に描いて 展示会に
展示した画を  今回も本紙にして制作しました。

展示会時の写真です


この画を使用して、
先ずは 画の上下に帯状の布を貼り付ける 「 一文字 」裂地 部
2番目の作業は 画の両サイドに布を貼り付ける「 柱 」 裂地 部
3番目の作業は 画の 一文字部の上下に布を貼る「 中廻し 」裂地 部


以上が完成してから 更に「 天 と 地 」の上下に 裂地 部を
張り合わせます。
この天地の 裂地 部 の色合い等を検討して作り込みます
 

この辺りの作業で、今回時間が掛かりました。


天地 部の裂地を張り合わせ、 
次は掛け軸の裏側全面に和紙を糊で貼ります・・これを総裏張りと言い

こんな状態で一週間以上 乾燥させます


乾燥後 軸を剥がして周りの不要な和紙をカットします


この時点で軸の形が完成です



軸の上部に 八双と言う 半月棒を付け
軸の下部に 軸棒と言う 丸い木の棒を巻きつけます



更に天地部の 天に 一文字 部と同じ裂地で、「風帯」と言う
布を 2本 吊るします。

風帯の 幅や長さは 基本寸法に合わせ作りこみます。



風帯の先には「 露 」と言う白い糸の 飾りを付けます、
この 露の 糸の括り付け方 等は 本を見ながらの作業です。



最終工程として、最上層部に 金具(管) と 紐を取り付けて
完成です。


作業工程を簡単に紹介しましたが、実際は作業をやり直したり
年初めや8月は作業中止状態だったり 色々ありながらの制作でした。

よってこの軸は 完成まで半年以上掛かってしまいました。


先日完成した 掛け軸 です

サイズ W 41 x H 131 Cm

自宅の壁に吊るして 出来栄えの 確認です。




今回の作品も出来栄えは まだまだ ですが
今までの作品より 良く出来た気がします。

過去に描いた水墨画の絵を利用して現在は
作っていますが 近い将来には自分で書いた
書の掛け軸を作りたいです。


書の掛軸の為、書道教室に通っています。







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★ 今年最後の軸が完成

2012年12月22日 | 表装

* 年内4本目のこの軸は 時間が掛かって先日やっと完成しました


表装のサークルで 掛け軸作りをはじめて マル三年になります。
今年はこの軸で4本目、今迄に10本程の色々な軸を作りました、
制作本数と共に出来栄えも徐々に上がって来ていると思います。




今回の作品は、表装をはじめた3年前に水墨画も勉強していて・・
あえて掛け軸用に描いた水墨画を本紙(絵)にして作っています。

3年前に描いた画で 構想した掛け軸が やっと完成しました。




軸を作る為に描いた 水墨画は当時2010年4月に額に入れて
水墨画の展覧会に展示しています。

2010年4月に展示した時の写真です

展覧会には2点を出展しました




この内の1点は 先々掛け軸にしようと考えて描いた作品です、
自分なりに軸のイメージを持ち 絵の構図や描く紙も当時考えて
いた気がします。

その絵がこちらです

鷹の絵でしょうか・・





この鷹の画を自分で軸にしようと構想を持ちながら3年
表装サークルで 軸作りの勉強をして来ました。

そして今年2012年8月頃から具体的に鷹の軸作りを 少しずつ
始め・・考え 検討しながらイメージを具現化してやっと先日
完成したのです。


作り出して 約4ヶ月かかり完成した作品です

大きさや色合いなどは良いと自己評価しています



イメージに近い軸は完成しましたが やはり作品 品質的には・・

シワが残っていたり、糊のシミが付いていたり、軸に少し波があり
巻き付けて収納すると少し歪んだ状態となる・・ など
 
写真では判らないような小さな難点があり、まだまだ素人の作品 
と判るレベルです。

なかなか職人の作品の様には出来ませんね・・






制作過程状況は・・みなさんには関心ないと思いますが、製作者は
いろいろと考え、苦労しながら作りあげていますので・・
 
そんな様子を ・・・ 以下に掲示しています・



今年の8月頃から軸の専門店で裂地を購入し本紙(絵)に合わせながら
裁断して掛け軸の形を作り始めました。



はじめに準備した裂地は2枚、一文字用 と 中廻し用です

高価な金蘭の布は一文字用、シルバー系の布は中廻し用です



裂地に薄い和紙を裏に貼り、裏打ち済みの裂地を使います。
(和紙を布の裏に貼る作業を裏打ちと言います、作業も大変です)


裏打ち済みの布を寸法に合わせ裁断して、本紙(絵)に貼り
付けいきます。


はじめに金蘭の布で 一文字を本紙の上下に貼ります



次に柱と言う 両サイドの縦て部に 中廻し用の布を貼り、
その次に 一文字の上下に同じ中廻しの布を貼り付けます。

裂地の模様も両サイドと上下部の模様は同一方向でなければ
なりません、よって布の裁断の仕方が当然決まってきます。



ここまでの工程で中廻し部が完成です。




一文字の幅や中廻しの幅も基本的な寸法値がありますが
自分なりの寸法で裁断した布を貼って形を作り上げてます。



この頃、購入していた天地(上下)用の裂地が中廻し部と
照らし合わせると どうしても色合いが気に入りません・・



中廻しの上下に付ける裂地の色加減で・・再度検討です


・はじめは、肌色の裂地を購入し準備していたがどうしても気に入らず、

・仕方なく以前使用した手持ちの裂地で検討、薄いピンク系や他も気に入らず

・やむなく洋服雑貨店で色合いを考慮した茶系の裂地を新たに購入する


この茶系の裂地を使う事に決めました



天地の裂地を決めるのに悩んで 時間も掛かりました。

当然購入した布には 裏に和紙を貼る裏打ち作業が必要です。




この茶系の天地部を貼り付けると軸の大きさが決まります。

天地の寸法値は基準値を参考に裁断しています。

天地の完成後、軸の裏側全面に厚めの和紙を貼って形状は完成です。
(全面に和紙を貼る作業を総裏と言い、この作業も大変です)


次に天地の布の上部に八双(半月棒)を 下部には軸棒を巻き付けます。

その為に天地の裂地には各棒が巻きつけられるように事前に和紙袋を
付けて天地部を完成させておきます。



上部の半月棒と下部に付ける軸先と軸棒です

この取り付け作業が終ると掛け軸らしくなります


この時点で完成とさせる掛け軸もありますが、今回は最後に
風帯と言う布を 2本吊るす形式にしました。



風帯に使用する布は本来 一文字で使用した高価な布を使うのが
基本ですが、今回は色合い的に どうしても気に入らず やむなく
中廻しで使用した布を使う事にしました。




中廻し用の裂地を風帯に使用しています。



ぶら下げた2本の風帯の先に 露と言う白い糸を蝶のように付け
飾りつけています。

露と言う飾りは白色の糸を使いますが、カラーの糸で飾る場合も
あり、その場合は華と言います。
いろいろと仕来たりの様なものが制作工程にもあります。


最後に最上部に官と言う金具を付け、そこに紐を結べば完成です。




* 残念ながら今回の作品も・・
出来栄えと制作品質がよくなかったので 現在我が家の壁に吊るし
補正している状態です。 吊るして シワや軸の歪みが直るかな~ ? 



完成品は我が家の壁で現在補正中・・

サイズ W 45 X H 137 Cm

下部の軸棒に風鎮を付け 重りのように引っ張っています。
補正中で、このまま 正月まで 飾っておく事にしました。





詳細の作業工程では寸法など色々と悩んだりしています、
露の作り方などは図書館で本を借りて来て本を観ながら
作っています。 知識的にもまだまだです・・

3年掛けても現実は充分身に付いていません、これからも
作品 品質を上げる為には 修行が必要ですね ・・
今回で 3年前の構想が完成して 先ずは一区切りです。








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★ 地域のサークルフェア

2012年11月19日 | 表装

* 今月もコミニティ会館のサークルフェアで展示会


私の居住地域にあるコミュニティ会館で今年も
サークルフェアが実施されました。

日頃2ヶ所の地域でサークル活動を行っていますが
地元の会館では 表装サークルに入り 軸作りを
しています。



今日は地元のサークルフェアの様子を・・・


会館横で模擬店も出て賑やかに・・昨日は少し寒かったかな ?




展示会場は毎年同じようですが・・
覗くと、おばさん中心に見学者、展示者側、よく分かりません。


各フロアーの展示会場では・・

実演コーナーまで

水墨画サークル




私の活動サークル(表装研究サークル)です


私も作品2本を展示しました

鶴の墨彩画軸・・まだ初心者ですね !!


ハンカチを裁断して作った中央の色紙掛け・・邪道な形ですね

  
私達は・・
軸作りは当然ですが、水墨画や書道や色紙の画や字は本人の作品です。
サークルのメンバーは 水墨画や書道を勉強された人たちがこのように
自分で表装をしようと取り組んでいるサークルです。




別のフロアーでは歌や踊りのサークルも



会場にはお爺さん達はあまり見かけません・・
どのサークルも頑張っているのは小母さんやお婆ちゃんですね。




毎年の事ですが、とうとう自分もこの様な趣味を楽しむ生活に
入ってしまいました。

趣味のサークルで お婆さん達が頑張っているようですが、
世のお爺さん達は 日頃どこで何をしているのでしょうか・・





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★ サークルの慰安会がバスツアー

2012年10月02日 | 表装

* 表装サークルで ハトバスツアー観光の慰安会を実施


暑い夏が終りやっと出歩ける時季となりました。

毎週火曜日に活動している我々表装のお年寄りサークルも
10月2日火曜、慰安会を名目に10人で日帰りハトバスツアーで
出掛ける事となりました。


いつもは近場のレストランなどでお食事会なのですが
今日はこのハトバスでお出かけです・・

東京駅横のハトバス営業所よりスタートです


今日の予定
●AM 高速道路で横浜へ ランドマークタワーの展望台へ
●昼食は 横浜中華街で 四川料理の中華料理
●PM 八景島シーパラダイスの観光

以上を 2階立てハトバスに乗っての日帰りツアーです。




先ずは高層ビルの横浜ランドマークタワーの69階 展望台へ

展望台からの景色




この高さは275m との事



中華街のご指定のお店で昼食  その後中華街を散策





その後、三浦半島方面にツアーバスは向かう


八景島のシーパラダイスへ


ミュージアム内ではイルカやオットセイのショーを見学




シーパラダイス内の他の施設へも








我々もシーパラダイス内をアッチコッチと 歩き疲れて
ツアーバスに戻り、16時過ぎに八景島から帰路となりました。


ハトバスは予定の時間に東京駅に戻り、表装サークルの
慰安会は無事終わりました。



山歩きでもないのに足腰の疲れは登山の帰りと同じ様です。




東京駅に戻ると駅前は広くなり東京駅も奇麗に改修が
終っておりました。
長いこと覆われていた駅が お披露目されたようです・・
(昨日10月1日ニースにもなりました)



帰りのサラリーマンも大勢カメラ片手に夜景を取っていました。


東京駅の改修後を一部見て来ました

東京駅 南口構内の天井


今日の慰安会は東京駅と横浜方面の日帰りツアーでした。?





お年寄り同士で出かけると 余計な心配があり
付いて行くだけでも結構大変でした・・

先週も陶芸サークルの親睦会が居酒屋であったが
2時間程の宴会でこちらの方が気分的に楽でした。






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★ 4本目の掛け軸

2012年07月07日 | 表装

* 今年になって4本目の掛け軸が完成した !


3本目は確か5月のはじめに このブログにアップした。

あれから2ヶ月が経っての4本目である。



掛け軸を沢山作る事が目的ではないが やはり数多く作る事で
スキルアップに繋がり、作品のクオリティーも向上するでしょう。



軸の絵は数年前に水墨画の展示会に出展した画が残っていた
ものを今回も利用して作っている。



2ヶ月間 少しづつ作業を進め、工程を踏んでの制作です。


1. 本紙(絵)の上下に一文字と言う金蘭の裂地を貼る。


 一文字の上部と下部の寸法幅は、2 : 1 の幅が基本です。



2. 一文字を貼り付けた絵の周りに中廻しの裂地を貼り付ける。

 
 今回は黒い裂地を中廻しとして使用しました。

 以前に作った裂地の残りを 又使用しています。

一文字と中廻しの上と下の寸法幅は 2 : 1 が基本です。



3. 中廻しを貼った絵の上下に天 と 地の裂地を張ります。


 天と地の寸法は 2:1 のサイズが基本です。 
 ここで 軸の大きさが決まります。

 尚、中廻しと天地の裂地の色合いなどが軸のポイントにもなります。



4. 軸の形が出来たら裏に総裏張りの和紙を貼ります。


 和紙を軸裏に糊で貼る作業は、
 襖板にピーンと貼り付けて充分(一週間以上)乾かします。

 この写真は乾かして襖板から剥がした状態です。



5.総裏張りが終った軸の上部に八双棒と下部に軸棒を巻き付けます。


 軸棒の両側には色合いを考えた軸先カバーを取り付けます。



6.軸上部の八双部に2本の風帯を取り付けます。  


 風帯は一文字と同じ裂地で作るのが基本です。

 風帯 の寸法は 軸幅の4% が基本です。
 
 幅2Cm 前後の風帯を等間隔で2本吊します。

★風帯にも2、3のタイプがありますが、この吊るし風帯を
 着けたのは 初めてでした。


7.最後に八双部に金具(環)を打ち込み 紐を付ければ完成です。


 紐の長さは軸の大きさよって違いますが、
 この様な一般の軸では80Cmほどの長さが基本です。



8.この軸は大和表具(日本案式)の一般的な三段表装と言われるタイプです。

 
 完成するとこの状態です。 サイズ W 52 x H 118 Cm でした。


 軸が大きくなるにつれて制作が難しくなり、まだまだ
 納得できる作品は出来ません。
 
 しかし今回の作品は未だ納得は出来ませんが裂地の裏打ち作業や
 総裏張りなどは良く出来たかな・・と一人思う状態でした。





作製に当たり基本の寸法値などについて いくつか記しましたが
やはり基本の数値で作ると全体のバランスが良い軸となります。

今回は意図的に変えたサイズや間違えた寸法(ミリ単位)での制作が
2、3ヶ所ありましたが・・ 何とか形 良く出来ました。



現在 完成品は我が家の壁に この様に飾っています。

 





 
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★ 掛け軸

2012年05月01日 | 表装

* アップが遅れて 今になってしまった3本目の軸


今年になって3本目の軸ですが 先月完成しておりました。


昨年の末に 数本の軸を平行して 製作していました。

その1本が今年の1月に、2本目が3月に、このブログで既に
紹介しております。

やっと3本目が 先日の4月に完成致しました。




今回の この掛け軸は 3年前(2009年)書道教室で展示会に
出展した書を 本紙に使って 作った作品です。




4年ほど前の書道教室では展示会に出展するに当たり、書の作品を
掛け軸業者へ 掛け軸化依頼を (費用をかけて) してました・・

仲間の多くの方は 軸装作品として 書を 展示しておりました。



しかし私の書道レベルは初心者、お金をかけて掛け軸にする 程の
書ではなかったのです・・
私は作品を「額に入れて」 当時 展示しておりました。


・2009年10月の展示会に額装出展した時の 書の作品です

( 確か・・ この出展を最後に 書道教室は退会致しました。)


同じ書でも 額に入れると何とか観れるものです、しかし軸にすると
より 書の品格が あがる感じでした。






その頃から 自分で 掛け軸を作れるようになろうと思い ・・・
はじめた表装です。  

今やっと 昔の書の 作品を 自分で掛け軸にする事が出来ました。
そんな 書道 の はじめての掛け軸です。




一部 作製過程の様子を観て頂き ・・ ここに掲示致します。


書の上下に一文字の布地を貼り


本紙の左右と上下に布地を貼り、軸の大きさを決める


形が出来たら裏側全面に和紙を貼る。(余分な和紙はカットする)


最後に下に軸棒、上に八双棒を巻き付ける



軸棒にカバーと 八双棒に金具と紐を付ければ 完成です。





「 大巧若拙 」 たいこうじゃくせつ 3年前に描いた 書です。
 



今年3本目の作品でした。






振り返り・・

今年の作品 1本目( 墨彩画 )




2本目( 色紙掛け )




3本目( 書道 )

サイズ W 43 X H 110 Cm

この掛け軸が完成して・・ 昔の想いがやっと実現できました。






・自分で描いた 書 や 画 を自分で掛け軸にしたい と、
4年前に思い・・ 表装のサークルに入りました。

サークルで ハガキ掛け作りから勉強をはじめ 早や二年が経ち、
3年目にして 4年前に思った書の作品を 掛け軸に出来ました。

まだ 掛け軸の品質には 課題が沢山あります、これからも
掛け軸作りを継続して作品の品質改善に 努力する所存です。







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★ 色紙掛け

2012年03月17日 | 表装

今年 二本目の軸が完成です。


1月6日に完成した 掛け軸は すでにアップしましたが
その後の作品が この色紙掛け で 今日完成しました。

数を重ねる毎に 全体の大きさやバランス、布地の
選定なども慣れ 技術は向上していると思いたい・・


掛け軸作製は布地の選定が大きなポイントになります。
どんな色合いで 中廻しと天地の布を 選ぶかなどが
完成した時のキーになります。





今回は古着屋さんで見つけた一枚(42X42Cmサイズ)の ハンカチ
(150円で購入)を 使って色紙掛けを作りました。
面白い絵柄をみて作品をイメージし、作製にトライしたのです。



先ず、表に蝶の画がある布と、裏は無地で薄い布のハンカチを
切り剥がして表、裏を裏打ちしました。




裏打ちした布地を・・
蝶の画が入った表は、二つにカットして天と地に使用し 裏の布は
そのまま寸法取りして一面の 中廻しとして利用し、 三枚の布を
染斜子(リボンテープ) で繋げて色紙掛けの大きさに成形しました。

色紙掛けは 飾る本紙(絵、文字)が無いので 成形が簡単です・・





色紙掛けとしての大きさと形が決まれば、総裏張りをして完成です。

総裏貼りをして乾燥中です




今回は布地が大変薄い為 裏打ち作業に気遣いしました、
また布の裏に貼り付けた和紙が 透けて見える状態で
少し気になる色合いとなってしまったのがチョット残念・・




総裏を終えて・・ 軸の小物を取り付けます。



下部に付ける軸棒とカバー
上部に付ける半月の八双棒と金具と紐

取り付けて作業は完了





全ての小物を取り付けて完成です


サイズ W 34 X H 82 Cm




いつも・・完成した軸は我が家の壁に吊るして 暫く飾ります。




居間の壁で こんなふうに・・現在飾っています。








何故か 完成する時点で 問題点や不具合が発生しています
今回もまだまだ精進しなければと思いながら飾っています。


次の作品も平行して作業していますので近々完成予定です。
完成したら、又アップ致します。







コメント (2)
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★ 久々に掛け軸が完成

2012年01月06日 | 表装

* 昨年の6月以来、 掛け軸作品を Up します。


表装のサークルには毎週のように顔をだしていましたが
何故か作品の完成が半年間ありませんでした。



半年振りに昨年末にやっと完成しましたので、今年の正月は
マンションの自宅居間に 完成した軸を 吊るしました。



完成した軸の品質は正直な所 あまり良くありません、
出来栄えには満足していませんが・・
本紙の画が 正月に合う内容でしたので自宅に飾り
その写真を このブログにアップしています。


製作工程にあわせ写真を掲示しています。





今回使用した布地と小物です

金具(官)と軸棒とカバーと半月棒など


作業工程として、この布地に裏打ち作業を行います。


薄い和紙を貼ってから、一週間ほど板に貼り付け乾かします。

乾燥後の布地に問題が発生していた。


今回この裏打ち作業が上手く出来ず、3回もやり直しを
行っています。

はじめの失敗は、裏打ち後 布地に糊のシミが発生して
使用に耐えられない 布地になってしまった。

2度目の失敗は、裏打ちした薄い和紙を水中で剥がし、
布を洗い乾かして、再度裏打ち作業を行うが 今度は
布地に細いシワが多発した。

結果的に この薄い和紙を剥がしては、又新しい和紙を
張り替える作業 (裏打ち作業) を3回も行った事で時間と
和紙(紙代)を 3倍 費やしてしまった。



言い訳・・今回使用した布地が、扱いにくい布であったようです。
本音・・ 作業者が まだまだ未熟です。




本紙については数年前に書いた 鶴の墨彩画を準備しました。


作業工程より、本紙(絵)の上下に一文字の布を貼る



本紙の回りに裏打ちした布地をカットして張り合わせます



今回は「文人表具」と言う形の表装形態で作りました。


この状態で軸の形が決まります。



形が出来たら裏全面に少し厚目の和紙を貼ります、
この作業を 総裏 作業と言ってます。


総裏作業後は この様に又一週間ほど乾かします




総裏が乾いた後、軸の上下部に小物(金具、軸棒等)を取り付けます。




下部に丸い棒の 軸棒を巻きつけ貼り付けます



上部に半月棒の 八双を巻きつけ貼り付けます


上下に棒が固定されます。


最後に小物の金具と紐を上部に付けて完成です。



完成した軸は このような状態で保管されます。







今年の正月は居間の壁に 鶴の軸をこの様に飾りました。



写真では分からない部分で・・出来栄えには不満あり。





表装サークルで軸を作り初めて早 2年、まだまだ未熟者です
これからも多くの軸作りを通して スキルアップを図ります。










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★ 障子の張替え

2011年11月23日 | 表装

* 半年前から考えていた障子紙を今日張替えた


考えれば1年ほど前の事、掃除をしていて掃除機を障子の
一番下の所にぶつけて 紙に少し穴を開けてしまったのだ。


月日と共に障子の穴は大きくなり、 数ヶ月前に障子紙
を購入し 障子紙の張替えは考えていた・・・

先月 頃からは、一角が剥れてしまい外のベランダが見える
状態だった。
 
今日、その穴から朝日が射してるのを観て、やっと障子紙の
張替えに腰を上げた。
ブログ内容はそんな今日の 出来事です・・・




・趣味の表装で、掛け軸作成時 総裏張り作業が あるが
 今日はそんな感じかな・・ と取り組んだ。




天気の良い午前中 ベランダでの作業・・


古い障子紙を剥がし、サンの部分に残った糊や紙は陶芸で
使っている赤と白のヘラで全て剥がした。


障子枠を水で洗いながら紙を全て剥がし 骨組みだけに


ここまでは順調に作業は進んだ・・



ここからが表装でやっているような作業が始まる。




ベランダにテーブルを拡げ、以前購入していた 明るい障子紙と
糊と 刷毛を準備する。

当然 掛け軸作りで使っている糊(アミノール)と刷毛を使用する。


障子のサンに、刷毛で糊をつけ大きな障子紙を
かぶせる様に貼っていく、思ったより障子紙が大きく
貼るのに苦労した。


貼っている時は・・
紙にシワや波が出て、上手く貼れず 
剥がして やり直そうかとも思った・・





出来栄えは こんな状態である。



この時点で白い紙に一部汚れを付けたり、
シワもひどいので諦めて 剥がそうかと思っていた。





ここまでの作業で 疲れて一休み、お茶にしようと・・・

お茶の前に、シワの障子紙全体に霧吹きで水を掛けた。

水を掛けた状態で部屋に戻り お茶にした。





30~40分後ベランダに戻ったら、シワだらけの障子が結構奇麗に !!
チョット驚き・・

ここまでピーンと張れていた。





思いがけず 奇麗になって、汚れも目立たなくなったので・・
この障子は このまま使用することにした。





一枚の障子で時間も掛かり、疲れたので2枚目の障子張替えは
止める事にした。   

また 天気の良い日にやりまーす。




障子を部屋に戻し 取り付けたら・・こんな状態


新しいのと、古いのでは 色がこんなに違う。

暫くこの状態で我慢、我慢 ・・  お疲れさんでした。




   
・障子紙の張替えは 初めての経験でした。

本当はもっと簡単に出来ると思っておりました、
掛け軸作りで経験していたので甘く見ていました。

あと一枚は後日頑張ります。








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