この週末は、おとなしく家から一歩も出ませんでした。
土曜の夜に出かける予定だったコンサートは無観客web配信ということになり、自宅で鑑賞しました。
もちろん生で聴けるのに越したことはないけれど、これはこれでとてもよかったです。
素晴らしい演奏で、映像を通してたくさんパワーをもらいました。
日曜は本当は大阪へ行く予定で新幹線のチケットまで用意していたのですが、
数日であれよあれよという間に外出自粛要請ということで、急きょwebミーティングになりました。なんて便利な世の中なんでしょう。
この状況の中、トウリーダーの友人すーちゃんが映画「ファンディングジョー」がこの土日に無料配信されるとFBでシェアしてくれたのをたまたま見かけ、
その無料配信の「ファインディングジョー」を最後まで観てみました。
ほんの冒頭の部分だけトウリーディングの授業で観たことがありました。
神話学者のジョゼフ・キャンベルは、世界中の神話を研究し、神話のストーリーにはある決まった型があることを発見したそうです。
その神話のストーリーの型は「ヒーローズジャーニー(英雄の旅)」と呼ばれコーチングやビジネスにも応用されています。
英雄の旅の始まり(calling)は突然なんです。
日頃自分自身に向き合っている人なら薄々気づくこともあるけれど、全く注意を払わない人ならまさに青天の霹靂。
ドロシーも、浦島太郎も、ハリー・ポッターも、そして私たちも。
大きな病気になる、災害に見舞われる、失業する、離婚するetc. これまで日常と認識していた世界から否が応でも引き離されて異世界へ行かなければならなくなります。
それが旅の始まり。
その後のお決まりの流れは、拒絶→導き→越境→援助→力を得る→試練→さらなる試練→認められる→変容→帰還
と、神話も映画も小説もゲームも、ある意味普遍的な筋書きなのだそうです。
結局、人間の人生も同じということで、
このヒーローの旅を螺旋階段のように何度も何度も繰り返しているだけなんだそうです。
試練の始まりは旅の始まり。
日常の世界にいられなくなったことを嘆くのではなくて、与えられた旅を始めていくようにできているのかもしれないですね。
そしてちなみに、「試練」のあとの「さらなる試練」は最大のモンスターと戦う試練なのだそう。そのモンスターとは自分自身。
なんですって。
Amazonにはなくて、vimeoてレンタルできるみたい。よろしければ。
ジョセフ・キャンベルの本は『千の顔をもつ英雄』平田武靖他訳(人文書院)が私の積読リストに入ってて
買ってからまだ本棚に入ったままです😏