うまい人ほど

　昔、体育の先生にこう言われました。「うまい人ほど練習するし、道具もいいものを持っている。」勉強に置き換えると、「成績の良い人ほど勉強するし、教材も自分に合ったものを使っている。勉強方法も自分に合ったもので行っている。」と言えると思います。
　成績がなかなか上がらない生徒は、塾を休みがちであったり、何かと理由をつけて課題を進められなかったりすることが多いです。しっかりと正面から物事をとらえ、正直に取り組んでいる生徒はたとえすぐに結果に結び付けられなくとも確実に前進しています。勉強のやり方が良くなければ、試行錯誤をしながら、最適な方法を見つけられます。それだけの時間をかけることができるからです。
　一方、言い訳をしたり他人のせいにすることが多い生徒の場合には、成果が出ない原因を特定することが難しいことがあります。原因を特定できなければ改善につながらず、また十分な時間をかけることができなければいつまでも成果を出すことができなくなることもあります。
　試験対策中の生徒たちを見ていると、やはり成績の良い生徒は家庭学習を含めしっかりと時間をかけていると実感できます。私たちの指示をきちんと守り、正直に取り組んでいる生徒がやはり延びていることをあらためて感じています。