桑炭会 島根県伝統の炭焼き 

松江市八雲町で伝統的な八名窯を継承し炭焼き、販売をしています。
メインテーマは自然環境保全。

贅沢な悩み、大量の樫材に悲鳴

2022年03月12日 18時11分50秒 | 活動報告

今シーズンは自分たちで山に行き材料を調達する苦労から解放された、

その分のパワーは貰い物の大物樫との闘いに回されることになった。

山でこんなに大きな樫に出くわしても『これは手に合わん』と最初からパ

スしてしまうので後々の苦労もない分、山行きの回数は増える。

足し算、引き算をしてみ、どちらが得か損?。

3月も半ばになりボチボチ農作業の姿もよぎるようになったのに、未だ材料

の加工、整理に追われている。あと2窯を焼き上げる予定になっているがそ

の分は十分に確保されている。

そして材料が余れば練習炭焼きの話もある。

今日は半日のやっつけ作業、次回は19日に窯出し、立てが予定されてい

る。もうすぐ炭小屋でも鶯の声がするだろう。

      駐車場のスペースが少しだけ戻って来た

         


最終日の後日報告

2022年03月10日 17時53分45秒 | 活動報告

今日もいい天気に恵まれいい気持ちで炭窯の結末を見に行く。当たり

前のことながら煙のない炭小屋は寂し気だ。

昨夕は18時に356℃になった時点から通風孔の閉鎖、最終的には98

時間10分の炭焼きとなった。窯出しの度に2~3本の炭を持ち帰り炬燵

で使用し問題はないかチェックしているが、日常の使用であれば品質

に差は見られない。今季の最短は97時間5分、最長は今季初回の137

時間15分、この時間の違いにより結果にどのような影響を与えているの

かこれまたクエスチョン。

       


炭焼き最終日、途中経過

2022年03月09日 17時47分43秒 | 活動報告

3晩目は調節が上手くいき落ち着いた速度で温度は上がり今朝一番220℃に

なる。本日の内に窯籠めをするため温度上昇に向けて微調する(小枝1本除

去、通風孔の5mmの板除去)、こんな少しのことなのに効きが良く9時には

+20℃、以後も同じようなハイペースで15時の時点で煙突全開にして窯籠め

の準備をする。

これにより更にペースは速くなり16時30分に335℃で煙突内部は白くなり始め

てきた。最終段階でこのような急上昇は珍しい。

今回は炭焼き前に窯の内壁を簡単な補修、外部煙突のタール除去と条件の

変化が窯にどのような影響しているのか知る術はないがいい方向に向かって

いることだけは言える。

一番知りたいところだが本当の所は誰にも分からない?

本日のレポートはここまで、恐らく18時頃には決着?

                   9時頃

 

                    12時頃

                    15時頃

                 16時40分頃

        


急激に上昇後に抑え、炭焼き4日目

2022年03月08日 17時59分15秒 | 活動報告

昨日までは過去の流れに沿っていたので安心していたら2晩越しの朝一

で160度台になっており煙突、通風孔の調節をほぼ目一杯実施。その後

は高目ながら上昇幅を抑え込むに成功し

窯籠めを明日以降に持ち込むことになった。

昨日までは9日または10日の窯籠め、いずれにするのかなんて話もあった

がどうも明日になったようだと変わってきた。

昨夕、2晩目の煙突・通風孔は閉めすぎると怖いし、緩めると上がり過ぎ取

り返しがつかなくなる。本当の所、閉め過ぎても火は消えることはないだろ

うに度胸がないからきつく締められないなー・・・・と話したことを思い出す。

煙突の上に載せる小枝、通風孔を調節するレンガや板切れだけで火の温

度を調整する難しさの元、これからも何度も辛酸を舐めさせられ続けるのだ

ろう。

今日も材料の片付け、炭木づくりを晴天下で行う。屋内に居ると炬燵の中に

足を入れ暖をとるが屋外に出て身体を動かすと寒さどころか温かさを感じる。

大物の材料はチェーンソーでの断割り後に薪割機行きとなるが、大きな枝分

かれ、捻じれている所などはきれいに割れずあちこちから割れ目を入れると

バラバラになってしまうことがある。大物は苦労が報われず徒労に終わること

も多い。作業後、大分片付いたと思って見回すしてもまだまだ残っている。

                11時頃

                 一休み

                17時頃

         


炭焼き3日目は80℃台のキープ

2022年03月07日 18時07分19秒 | 活動報告

80℃台のキープのみに気を使いながらの一日、過去のデータからも3日

目は落ち着いた動きをする一日で、炭焼きの運命を左右するような動き

のない特異日?。

したがってブログの記事にはなりにくく面白みのない日でもある。

昨日までの風はやっと治まり比較的穏やかに過ごすことが出来た。炭焼き

の煙が上に昇る姿を久々に見た気がする。

朝昼夕と煙の透明度の変化がよく分る。明日は材料の加工、整頓の作業

がある。

             9時頃、煙はほぼ白色

                12時頃、少し透明になった

              17時頃