炭小屋の棟は11mほどの長さになる。旧小屋の材料をそのまま全てを流用できるのでは
ないから新たに調達する必要がある。使う材料は所謂、小屋組み的なもので丸太を使用
している。この種のものは規格品で販売されているものではない自前の調達が原則にな
る。いくらいいものがあっても、自力で運搬出来ないものは無用の長物。
そんな条件に合った材料の提供を受けて運搬に当たった。
山の中から引っ張り出した最長のものは約11m、人力で持ち上げることは出来ないから
ウィンチで少しずつ移動させたり、ずらしたり四苦八苦しながらのこと。これを手押し
車に乗せて軽トラと人力のコラボで炭窯の場所まで運び込んだ。小物でもその半分の大
きさのものだったが何とか午前中で終えることが出来、午後は柱の水平、垂直手直し、
薪づくりなどの準備作業。