桑炭会 島根県伝統の炭焼き 

松江市八雲町で伝統的な八名窯を継承し炭焼き、販売をしています。
メインテーマは自然環境保全。

パイナップルの炭

2014年08月15日 15時38分38秒 | 活動報告

『遊び心と商品開発』

木炭を作る過程の副産物として木酢液がある。桑炭会でもこれを製品の一つとして扱

ている。詳しい事は別の機会に譲るとし、炭に関する商品を思い起こしてみると・・

床下に入れる乾燥剤、下駄箱の消臭剤、ご飯を炊く時に使う、飾り兼脱臭などが一般

だ。窯出しをした時、枝ぶりのいい炭が出ると『飾り物にしませんか?』と絵心のある

人が声を上げる。それなら何か目新しいものを炭にしてみようと竹細工を入れてみた。

竹細工の形はなくなるが竹炭はできた。これでは面白くないとパイナップルに挑戦。

直接陽に当てると燃え尽きてしまうのでパイナップルをアルミ箔でくるみステンレスの

筒に入れ、それを再びアルミでカバーする念の入れよう。

結果は上出来とまではいかないが、見事に原型を留めたので私が貰い受け玄関に飾

っている。以後、カボチャ、筍などをやってみた。出来ることは出来るが窯に入れたら

出すことは出来ないので、あなた任せになってしまい安定的な作品にはなりにくい。

木炭のように完全炭化しなくてもいいから、簡易炭焼き機のようなものが良いのでは

いかと思われる。何か面白素材はないかキョロキョロ。

         先輩の試験作品 パイナップル炭

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